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平成18年10月3日大臣会見概要

平成18年10月3日
9時16分〜9時26分
参議院議員食堂

大臣)
 閣議のご報告をいたします。当省関係案件はありません。特に申し上げる政令、あるいは人事についての案件もありません。それから、閣議後の閣僚懇談会において、塩崎官房長官から、国民への安倍内閣としての説明責任を十分に果たすために、メールマガジンやタウンミーティングの充実に加え、新たに政府インターネットテレビを通じ、安倍総理が自らの考えを直接語りかける、ライブトーク官邸を始めることになりました、という報告がありました。各閣僚においても、メールマガジンへの寄稿や、政府インターネットテレビのインタビュー番組への出演等に格段のご協力をお願いいたします、という要請がありました。それから閣議に先立って、危機管理の申し合わせの打ち合わせ会がありました。緊急事態に至った場合には、内閣危機管理官、官房長官の連絡によって、すぐに参集できるようにしておいてもらいたい。また、その連絡を取れるようにしておいてもらいたい、という話がありました。以上です。

記者)
 一部報道にもありますが、教育再生会議の関連で、人選とか設置時期とか、大臣どうお考えでしょうか。

大臣)
 教育再生会議は基本的に内閣に置く会議ですけれども、文部科学省がカバーする範囲の多くを担わねばならないので、当然、こちらにもいろいろ連絡があると思います。また非公式には、色々な話を直接・間接には聞いていますけれども、総理のご意向としては、できるだけ早く立ち上げて、やる気を示したいという気持ちがあるのではないかと思います。人選等については、内閣においてやっておりますから、人事のことなので、私から申し上げるのは差し控えたいと思いますけれども、あらかじめ候補になっているような方にご意向をお尋ねになるということは当然あるのではないのでしょうか。今日は一部報道に若干の人の名前が出ていたようですが、どういう経路で出たのか、僕はまったく知りません。

記者)
 今朝の新聞各紙で、警視庁が、久永日本スケート連盟元会長を事情聴取し始めたということで、今日にも逮捕かという記事が流れているのですが、所管大臣として考えをお聞かせください。

大臣)
 スポーツの団体ですから、基本的にはフェアプレーというものがスポーツの一番の基本です。事実、報道されているようなことが、文部科学省も既に調査をしたり、指導しているようですから、ある程度のことは知っておりますけれども、何分、捜査当局が手を入れていることですので、この捜査の行方を見守られねばならないと思います。国民の皆さんからお預かりしている税金を、スポーツ団体にも、行政を通じて直接・間接に助成しており、また、長野で行われた第92回世界フィギュアスケート選手権大会の際には、長野県や長野市が若干の助成をしておるように聞いていますので、公金を預かるということについては、よほど慎重でなければならないと思います。捜査当局が捜査をしていますから、予断を与えてもいけないし、いま少し、事態の流れを見極めていきたいと思っています。

記者)
 北海道滝川市で、小学校六年生が自殺した事件ですけれども、その事件の受け止めと、子どもがいじめを受けていたことを遺書で示唆していたことを滝川市教育委員会が公表しなかったことについては、どうお考えでしょうか。

大臣)
 いじめを受けたか受けないかというのは、その子どもの受け止め方もあるし、客観的に見てどうかということもあるでしょう。しかし、子どもがそういうことを訴えていたということを公表せずに、握りつぶすようなことはあってはならないことです。臨床心理士を含めて子どもの精神的なケアを、できるだけ充実させてやっていくと。いじめられたか、いじめられてないかというのは、昔から非常に難しいことですけれども、幼い子どもが精神的に非常に動揺してるなどという事態は、できるだけ早く見抜いて、家庭あるいは学校現場で、しっかりと対応してもらわないといけないと思いますので、そのためにも握りつぶして公表しないなどということは、あってはならないことだと思います。

記者)
 教育再生会議の話に戻りますが、内閣で進めるということですが、大臣としてはどのような人が望ましいとか、お考えはありますでしょうか。

大臣)
 基本的に安倍総理が、自分の強い決意でおやりになることだから、私の考えは日々総理とも十年以上色々な場面で会ったり話したり、お互いの教育に対する考え方は、すりあわせているわけですから、ここでどういうタイプの人ということを僕が申し上げることは、差し控えたいと思います。よく私の考えていることを、安倍総理も山谷首相補佐官も理解しておられると思います。教育再生の分野においては、各メディア等が既存の役所(文部科学省)と内閣との間に、お互いに牽制があったりというような報道があるけれども、僕は少なくともこの分野においては、それはあまりないように思えます。文部科学省の諸君も、良い教育を最終的に現場において行えるためには、あらゆる考えを受け止めて、やっていきたいという気持ちをもってくれているから。

(了)

(大臣官房総務課広報室)

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