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平成18年6月16日大臣会見概要

平成18年6月16日
9時15分〜9時25分
参議院議員食堂

◎一般案件

簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律の施行に伴う既往の閣議決定の整理について(決定)(内閣官房)

モンテネグロ共和国の承認について(決定)(外務省)

国際民間航空条約第56条の改正に関する1989年10月6日にモントリオールで署名された議定書の批准について(決定)(同上)

◎国会提出案件

「防災に関してとった措置の概況」及び「平成18年度の防災に関する計画」について(決定)(内閣府本府)

衆議院議員鈴木宗男(無所属)提出北方四島交流の際に根室でとられた検疫手続きに関する再質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無所属)提出「外務省員手帳」の取り扱いに関する質問に対する答弁書について(決定)(外務省)

衆議院議員鈴木宗男(無所属)提出竹島における韓国による我が国の主権侵害行為に関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無所属)提出中華民国と中華人民共和国の継承関係に関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無所属)提出竹島問題についての元駐日韓国大使の論文に関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無所属)提出台湾の実効支配に関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無所属)提出外務省幹部による政治家の信用失墜を図る行動に関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無所属)提出外務省幹部による国会質問の依頼に関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無所属)提出「平和に対する罪」に関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無所属)提出朝鮮民主主義人民共和国を巡る国家承認,政府承認に関する再質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無所属)提出北方四島交流で用いられる船舶内で販売される酒類に対する課税に関する再質問に対する答弁書について(決定)(財務省)

衆議院議員赤嶺政賢(共産)提出沖縄県那覇市における小中学校未買収借用校地買い上げに関する質問に対する答弁書について(決定)(内閣府本府)

衆議院議員前田雄吉(民主)提出不良債権処理に関する質問に対する答弁書について(決定)(金融庁)

衆議院議員照屋寛徳(社民)提出米兵受刑者の処遇に関する質問に対する答弁書について(決定)(法務省)

参議院議員福島みずほ(社民)提出難民不認定等取消訴訟における出身国政府への原告個人情報照会に関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員野田佳彦(民主)提出サンフランシスコ平和条約第11条の解釈ならびに「A級戦犯」への追悼行為に関する質問に対する答弁書について(決定)(外務・厚生労働省)

参議院議員喜納昌吉(民主)提出ベネズエラでの商談への日本大使の同席に関する質問に対する答弁書について(決定)(外務省)

参議院議員喜納昌吉(民主)提出武力紛争予防のためのグローバル・パートナーシップへの我が国の取組に関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

参議院議員喜納昌吉(民主)提出ドミニカ共和国移民国家賠償請求訴訟の判決に関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員逢坂誠二(民主)提出障害者自立支援法の評価に関する質問に対する答弁書について(決定)(厚生労働省)

衆議院議員辻元清美(社民)提出中曽根康弘元総理大臣の国鉄労働組合についての発言に関する質問に対する答弁書について(決定)(厚生労働・国土交通省)

衆議院議員市村浩一郎(民主)提出地方財政と下水道整備事業に関する質問に対する答弁書について(決定)(国土交通・総務省)

◎公布(条約)

国際民間航空条約第56条の改正に関する1989年10月6日にモントリオールで署名された議定書(決定)(外務省)

◎公布(法律)

職業能力開発促進法及び中小企業における労働力の確保及び良好な雇用の機会の創出のための雇用管理の改善の促進に関する法律の一部を改正する法律(決定)

組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律(決定)

犯罪被害財産等による被害回復給付金の支給に関する法律(決定)

建築物の安全性の確保を図るための建築基準法等の一部を改正する法律(決定)

農業の担い手に対する経営安定のための交付金の交付に関する法律(決定)

砂糖の価格調整に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構法の一部を改正する等の法律(決定)

主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律の一部を改正する法律(決定)

国と民間企業との間の人事交流に関する法律の一部を改正する法律(決定)

健康保険法等の一部を改正する法律(決定)

良質な医療を提供する体制の確立を図るための医療法等の一部を改正する法律(決定)

学校教育法等の一部を改正する法律(決定)

法の適用に関する通則法(決定)

高齢者,障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(決定)

雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律及び労働基準法の一部を改正する法律(決定)

自殺対策基本法(決定)

◎政令

簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律の一部の施行期日を定める政令(決定)(内閣官房)

行政改革推進本部令(決定)(同上)

研究交流促進法及び特定放射光施設の共用の促進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令(決定)(文部科学・財務省)

国民健康保険法施行令及び国民健康保険の国庫負担金及び被用者保険等保険者拠出金等の算定等に関する政令の一部を改正する政令(決定)(厚生労働・財務省)

農業の担い手に対する経営安定のための交付金の交付に関する法律施行令(決定)(農林水産・財務省)

◎人事

◎報告

平成17年度人事院年次報告書について(内閣官房)

◎配付

月例経済報告(内閣府本府)

歳出・歳入一体改革に向けた基本的考え方についての財政制度等審議会の建議(財務省)

大臣)
 本日の閣議では、文部科学省関連の案件として、研究交流促進法及び特定放射光施設の共用の促進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令が決定されました。

記者)
 昨夜、高松塚古墳に関する調査委員会(高松塚古墳取合部天井の崩落止め工事及び石室西壁の損傷事故に関する調査委員会)が開かれ、最終報告書のまとめに向けて検討が行われましたが、それについての所感と、これからの処分も含めた見通しをお願いします。

大臣)
 高松塚古墳に関する調査委員会が昨日開催されました。そこでは報告書の案が提示されたところでございます。正式には19日月曜日に再度調査委員会を開きまして、この報告書を提出していただくことになっております。内容は昨日の調査委員会で報告書案という形で示されていますが、その中で、文化庁の組織的な縦割り行政の弊害というものについて、厳しくご指摘をいただいております。私は今回の事件を、ある意味では大きな反省のチャンスとして、これを機会に抜本的に組織の見直しを行う必要があると考えております。国民の皆さんから、プロとして文化庁が文化財の保護について負託を受けている、それに応えて、しっかりと国民の財産を守れるということを皆さんに信じていただけるような組織に改変していくことが必要だと考えておりまして、私は文化庁長官に、その意味を込めてお願いをしているところでございます。今回の報告書をひとつの契機として、真摯に反省をして、大胆な組織的な変革を含めて今後国民の皆さんからしっかりと信頼していただける文化庁に変わってほしい、今回のピンチをチャンスにしていただきたいとお願いしております。また、それに伴いまして、やはり責任体制はしっかり明確にとっていかなければいけない。当時の責任者、そして組織的な意味での責任、これを明らかにしていきたいと思っております。その意味で、私もしっかり覚悟を決めて取り組んでいきたいと考えております。

記者)
 橋本聖子さんが、財団法人日本スケート連盟の会長就任の要請を受諾したとというふうに聞いてますが、その件について所感をお願いします。

大臣)
 日本スケート連盟の不祥事で連盟自身が大変なピンチに陥っております。スポーツの明るいイメージが、このような不祥事によって傷つくことは、スポーツを担当する私としても堪えられないことでありまして、これを契機に日本スケート連盟には、ぜひともしっかりと組織の建て直しを行っていただき、国民の皆さんの期待を担える選手育成機関としての役割を果たしていただきたいと考えております。橋本聖子参議院議員が、苦境に立った日本スケート連盟の会長就任の要請を受諾されるというニュースが流れました。私は大変に期待しております。橋本聖子議員は、スケートで育った方でいらっしゃって、スケートに深い愛情を持っていらっしゃいます。その愛情をもとに、日本スケート連盟をしっかり再生させてくださることと期待しております。私としては、橋本聖子新会長が選出されましたら、全面的な支援をして、この連盟の新たなスタートを確実なものにしてまいりたいと考えております。

記者)
 教育基本法改正案について、継続審議となることが決まりましたが、ご所感と、歴代の文部大臣、文部科学大臣が質疑に立たれた、その率直なご感想をお伺いします。

大臣)
 教育基本法改正案については、衆議院の教育基本法に関する特別委員会において、参考人質疑を含めまして49時間という長時間にわたる審議を、短期間に行っていただきました。私も誠心誠意答弁をさせていただいたつもりでございます。その中で、歴代の文部大臣、文部科学大臣の皆さんからもご質問を賜り、また野党の皆さんからも、現在の教育基本法の制定の経緯、そのときの制定に携わられた皆さんの言葉、今日までの社会の変化にこの基本法がどのように対応してきたか、そして今教育基本法の改正がなぜ必要かということなどについてご質問いただき、十分なご審議を賜ったと思っております。歴代の大臣からは、大変示唆に富んだ、それぞれの教育基本法改正案にかける思いを述べていただきました。今日の教育について、この際しっかりと根本的な理念から定めて、法体系の整備をしてもらいたいというご期待を示されたと思っております。今国会は閉会になりますが、野党の皆さんに対しては、与党の特別委員会理事から閉会中審査の働きかけもあったと聞いております。また、野党で協議をしていただくような機会を設けることも提案していただいていると聞いております。私といたしましては、提出者として、速やかな成立に向けて何か私どもにできることがあれば全力を尽くしたいという思いで、閉会を迎えたいと思っております。

記者)
 芸術選奨文部科学大臣賞が取り消しとなった和田氏の件で、スーギさんに文化庁長官と連名で謝罪の手紙を出されたということですが、これはどういう書簡なのでしょうか。

大臣)
 私は今回、芸術選奨の取り消しに関わる経過の中で、一方の作者であられるイタリアのスーギ氏に対して、一連の報道の中で、大変なご迷惑をおかけしたという認識がございます。やはり日本の国から外国の方にご迷惑をかけたのであれば、率直に事実関係をご報告をするとともに、遺憾の意を表すべきであり、また迅速に対処すべきだと思いました。従いまして、芸術選奨が取り消されたという事実をまずスーギ氏にお伝えし、それを機会に多大なご迷惑をおかけしたことについて、遺憾の意を表させていただきました。また私だけではなく、やはり実際の担当であります文化庁長官にも、遺憾の意を表していただきたいと思いまして、連名の手紙を差し上げたところでございます。イタリアの日本大使館員から、手紙をお届けして、その後、スーギ氏が表明されたことについてこの機会に若干ご報告しておきたいと思います。「今回の問題に関し、小坂文部科学大臣が芸術選奨大臣賞の取り消し等について、公的な形で迅速かつ公正な判断を下されたことを、大変うれしく思う。賞の取り消しに関する大臣の決断は大変重い意味を持つものと認識している。書簡をいただいたことを含め、非常に高く評価しており、大臣に深謝の意をお伝えいただきたい。」このように大使館員に述べられたそうでございます。また併せて、日本の方々に自分の作品を直接見ていただきたいという希望も表明されたと聞いております。

記者)
 高松塚古墳の問題について、先ほど、責任について言及されましたが、関係者の処分についてどのようなお考えをお持ちですか。

大臣)
 最終的な報告書を来週月曜日にいただきますので、その後に会見をさせていただきたいと思っております。

記者)
 責任については、文化庁長官まで含めて考えるということですか。

大臣)
 私は、今後の文化庁の態勢をしっかり整える、そして国民の皆さんに信じていただけるような文化庁を作っていく、こういう観点で責任問題も全体的に見てまいりたいと考えております。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

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