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平成18年2月28日大臣会見概要

平成18年2月28日
8時55分〜9時5分
参議院議員食堂

◎一般案件

環境物品等の調達の推進に関する基本方針の一部変更について(決定)(環境省)

マラウイ共和国大統領ビング・ワ・ムタリカ閣下の公式実務訪問賓客待遇について(了解)(外務省)

ギニアビサウ国駐箚特命全権大使中島 明に交付すべき更新信任状及び前任特命全権大使古屋 昭彦の更新解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)(同上)

◎国会提出案件

衆議院議員鈴木宗男(無)提出外務省職員の殉職扱いに関する質問に対する答弁書について(決定)(外務省)

衆議院議員鈴木宗男(無)提出外務省におけるタクシー使用状況などに関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無)提出外務省ワイン貯蔵庫取材に関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無)提出外務省が所有するワインに関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無)提出対北朝鮮交渉におけるミスターXの役割等に関する第3回質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無)提出外務省の「国会議員への対応マニュアル」に関する第3回質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無)提出外務省顧問に関する再質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無)提出外務省在外職員に対する国内民間企業からの優遇措置に関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無)提出外務省職員に対する懲戒処分に関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

参議院議員喜納昌吉(民主)提出在沖米軍基地へのMV22オスプレイの配備に関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

参議院議員大久保勉(民主)提出日本銀行の自主性に関する質問に対する答弁書について(決定)(財務省)

参議院議員小池晃(共)提出介護報酬の改定に関する質問に対する答弁書について(決定)(厚生労働省)

参議院議員小池晃(共)提出診療報酬の改定に関する質問に対する答弁書について(決定)(同上)

参議院議員柳澤光美(民主)提出まちづくりに関連する交付金等に関する質問に対する答弁書について(決定)(経済産業省)

衆議院議員赤嶺政賢(共)提出米軍嘉手納基地の進入管制(嘉手納ラプコン)の返還に関する質問に対する答弁書について(決定)(国土交通・外務省)

◎法律案

高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律案(決定)(国土交通省・警察庁・総務・財務省)

海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案(決定)(国土交通・財務・環境省)

◎政令

国家公務員退職手当法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令(決定)(総務・財務省)

国家公務員退職手当法の一部を改正する法律の施行に伴う経過措置に関する政令(決定)(同上)

◎人事

◎配付

「桜を見る会」開催要領(内閣官房・内閣府本府)



大臣)
 本日の閣議においては、文部科学省の案件はございませんでした。閣僚懇談会におきまして、私の方から、枚方のタウンミーティングの報告と、トリノオリンピックでの日本選手の成績が、最終的に荒川選手の金メダルのほか、4位入賞が5種目4名1団体、また8位以内の入賞者が17種目13名7団体ということの報告を申し上げ、選手の育成環境について、今後、関係閣僚の皆様それぞれのお力添えをいただきたいというお話を申し上げました。その後、総理からご質問等がありまして、それに若干お答えをしております。

記者)
 今もお話にございましたが、トリノオリンピックで日本はメダル1個という、ややさびしい結果に終わりましたが、今後の選手の育成策、強化策にあたる教訓なども含めて、大臣の総括的な評価をもう一度お聞かせください。

大臣)
 本日、選手団が帰国されます。荒川選手には、厳しい環境、逆境の中で大変なご努力、ご精進をされて、すばらしい完璧な試合振りで金メダルを獲得されました。荒川選手の活躍ぶりには、国民みんなが大きな勇気をもらったように思います。私からも心から感謝をしたいし、帰っていらっしゃったら、激励を申し上げたいと思っております。また今後、その活躍ぶりには、何らかの形で報いて、後進の選手たちの目標になっていただきたい。また、4位ということで、あと一歩でメダルに届かなかった皆さんもいらっしゃいました。また、8位以内の入賞者は、今申し上げたように13名7団体ございます。それぞれ全力を尽くして戦われて多くの感激を作っていただいたことに感謝をしたいと思いますが、育成環境ということに関して、今日の閣僚懇談会でも話をさせていただきました。やはり地元の自治体と、それからオリンピックの基金等でまかなっている現状では、やはり徐々に施設を閉鎖せざるを得ないような環境に追い込まれております。やはり国の力、国民全員の応援というものをいただいて、選手を育成していく環境作りが、やはり必要だと思っております。外国のような底辺を広げる国の支援、そしてスポーツ団体の募金を充実できるような税制も含めた枠組みづくり、また国の支援体制を構築して、国民みんなでメダルを獲りに行くというオリンピックにしたいという思いがございます。やはりオリンピックでメダルを獲っていただくことや、今回のカーリングのような活躍ぶりで、みんなが、スポーツはおもしろい、がんばれ、がんばれという情熱を燃やしていくエネルギーが出てまいります。ぜひともスポーツが国民のエネルギーをさらに高めることができるよう注目を集める競技をたくさん作ること、そして、それを通じて国民皆スポーツの中で健康を作っていく。そしてみんなが勇気をもって、いろいろなものにチャレンジする。そういう精神を養うことが必要だと思っています。これからの育成環境の充実に、私なりに努力をしたいと思いますが、国民の皆さんのご理解と、また国の支援を得るためにどういうことをすべきかを閣僚の中で十分に議論をしていきたいと思っております。

記者)
 閣僚懇談会では、総理からはどういった御発言があったのでしょうか。

大臣)
 総理からは、今の維持体制はどうなっているんだというお話がございまして、私からは、例えば長野のボブスレー、リュージュの会場は、年間1億8千万円の経費がかかっておりますが、長野市の基金と98年の長野オリンピックの基金でこれを維持しております。あと2年ぐらいしますと基金が枯渇しますので、閉鎖やむなきに至るという環境にあります。また、400メートルのM−WAVE(エム−ウェイブ)というリンクも、夏場にいろいろな会場として活用してもらわないと、冬に氷を張るだけのお金が出てこないということから、通年リンクを使える体制にありながら氷を張れないという環境です。選手育成ということを考えますと、北海道や国内の各地に整備されている環境があるわけですから、それをみんなで使えるようにする。荒川選手がおっしゃってたように、自分がトレーニングをしたスケートリンクはもうすでになくなってしまった。この5年間で40のスケートリンクが閉鎖を余儀なくされている。そういう中でこれからの後進の育成には、やはり環境の整備が必要だということを荒川選手も言っています。やはり国民の皆さんにも、ご理解を頂く中で、政府として支援を考える時期に来ていると私は思っております。そういうことを総理にもお話をしたわけでございます。

記者)
 それについて総理の方からは何かお話がありましたか。

大臣)
 やはり選手に活躍してもらえるような環境を作ることが必要だなとおっしゃっていました。

記者)
 荒川選手には、今後、文部科学省として何か表彰のようなものは検討されていかれるのでしょうか。

大臣)
 アテネの金メダリストには、紫綬褒章が授与されております。そういった環境の中で、どういう賞を差し上げることができるか、今、内閣府において検討していただいております。

記者)
 五輪の関係で、他の閣僚の方からも何か御発言がありましたら、お聞かせください。

大臣)
 中川大臣から、北海道も同じような環境にあり、やはり維持体制が大変だという御発言、麻生大臣からは、もっとスポーツ育成環境を整える必要があるという御発言がありました。

記者)
 道州制の関係でお尋ねをします。今日、地方制度調査会が道州制の関係で答申を出す見込みですが、地方制度調査会はこれまでも国の事務の道州への移管についても意見を出しております。文部科学省については国の事務の移管は今のところないようですが、道州制あるいは国の事務の移管について、大臣の見解をお聞かせください。

大臣)
 今、道州制でどのような事務移管をするのかという、一つのイメージとして21項目あげられておりますが、これはあくまでもイメージでございますので、具体的にどのような行政組織とするかということもまだ分かっておりません。文部科学省が今まで所管していた事務の中で、多くのものはすでに都道府県に移管されておりますから、そういう意味では都道府県から道州に対して、どのような事務を移管するかということがむしろ多いかと思います。そういう意味では、移管はもうかなり進んでいるというのが文部科学省の現状だということが背景にありますが、いずれにいたしましても道州でどのような行政委員会を設置するとか、行政組織はどのようにするかが固まりましたら、さらに検討を進めてまいりたいと思います。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

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