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平成18年2月14日大臣会見概要

平成18年2月14日
9時10分〜9時17分
参議院議員食堂

◎国会提出案件
参議院議員松井孝治(民主)提出政府の情報システム関連経費に関する質問に対する答弁書について(決定)
(内閣官房)

参議院議員柳田稔(民主)提出財団法人交通遺児育英会に関する質問に対する答弁書について(決定)
(内閣府本府)

衆議院議員鈴木宗男(無)提出国家公務員の飲酒対人交通事故に関する質問に対する答弁書について(決定)
(警察庁)

衆議院議員鈴木宗男(無)提出在上海総領事館員自殺事件に関する再質問に対する答弁書について(決定)
(外務省)

衆議院議員鈴木宗男(無)提出外務省船橋分室の業務内容に関する再質問に対する答弁書について(決定)
(同上)

衆議院議員鈴木宗男(無)提出外務省顧問に関する質問に対する答弁書について(決定)
(同上)

衆議院議員照屋寛徳(社民)提出嘉手納基地、普天間基地からの電波障害に関する質問に対する答弁書について(決定)
(防衛庁)

衆議院議員江田憲司(無)提出国会議員互助年金法を廃止する法律案(宮路和明君外6名提出)に関する質問に対する答弁書について(決定)
(総務・財務省)

参議院議員喜納昌吉(民主)提出在上海総領事館領事の自殺に関する質問に対する答弁書について(決定)
(外務省)

衆議院議員鈴木克昌(民主)提出特別会計の改革及び積立金・剰余金の活用に関する質問に対する答弁書について(決定)
(財務省)

◎公布(法律)
平成17年度の水田農業構造改革交付金等についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律(決定)

◎法律案
法の適用に関する通則法案(決定)
(法務省)

◎政令
平成17年度の水田農業構造改革交付金等についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律施行令(決定)
(財務省)

◎人事

大臣)
 ご報告する閣議案件は特にございませんが、何かご質問があればお答えいたします。

記者)
 中央教育審議会の教育課程部会が、昨日、国語や理数教育の充実のために、授業時間数の増加を検討すべきだという内容の審議経過報告をまとめましたが、これについての今後の対応も含めて大臣のお考えをお伺いしたいと思います。

大臣)
 中央教育審議会には、昨年の4月から学習指導要領見直しについての審議をお願いしているわけでございますが、その審議経過報告をまとめていただいているわけでございます。私といたしましては、「言葉」というものを重視していきたいというふうに考えております。そういう中で、国語というものの読解力が最近低くなったというご意見もあるところでございますし、国語というのは全ての教科の基本になります。また、理数というものは、科学技術の基礎になるものでございますから、これらを充実させていくという方向性は良いのではないかと思っております。充実するというからには、時間を減らすということにはならない。そういう意味では時間が増えるということが出てくるのは当然であろうと思っております。ただ、児童生徒の負担にならないように配慮しながら、学力の充実のために検討していただきたいと思います。どの学校段階でどの位の時間というのは、今後の審議でさらに検討を進めていただくことを期待しています。

記者)
 小泉総理が、皇室典範の改正法案に続いて、防衛庁の「省」昇格法案についても、今国会の提出を見送る可能性を示唆する発言をされまして、見送りの方向が固まったというような報道がされておりますけれども、この問題についての大臣の所感と、残る懸案は教育基本法の改正だけということになるのですが、基本法提出の見通しに与える影響についてお考えをお聞かせください。

大臣)
 皇室典範については、もうすでに何度も私の考え方、つまり固まっているものではないという視点からの見解を述べております。また、防衛庁の「省」昇格につきましては、これもまだ議論されている段階で、法案提出の見送りが決まったということは何も聞いておりませんので、それがどうなりそうだということについて、特に私の立場でコメント申し上げるものではないと思っております。そういう中で教育基本法改正につきましては、昭和22年以来ずっと改正されていない、そして平成15年3月20日に答申をいただいてから、もうすぐ3年を経過することになることから、スピード感をもって取り組むことが必要な時期に来ていると思います。そういうことからすれば、18年度内に進めていくという、そういう方向性があるといいのかなと思っております。

記者)
 中央教育審議会の審議経過報告の件ですけれども、先ほど授業時間数は減らすという方向にはならない、増やすという方向だろうというお話がありましたけれども、学校週5日制など大枠は変えない中で増やすということがどこまで可能なのかという疑問が、一般的にあると思うのですが、この点についてはいかがでしょうか。

大臣)
 全体を見直していけば可能だと思いますし、学校週5日制を見直すというのは朝令暮改というか、混乱をきたすと思いますし、土曜日の活用方法について、良い事例等を参考にしていただく中で充実させて、これを進めていくということでいいのではないかと思っております。

記者)
 その中でも総合学習の時間を減少させたり、内容を見直して、そういう時間を作っていくというお考えはありますか。

大臣)
 総合的な学習の時間そのものは、伝統文化に触れたり、いろいろな形の学習もありますし、各教科を補完してくれるものもあるので、基本的には、具体的に良い事例を参考にしていただいて、そういう中で有効に活用していくということで進めていきたいと思っております。また、全体のカリキュラムを見直していただく中で、時間の割り振りをどのようにするかという、一つの方向性がまた出てくると思っております。

(了)

(大臣官房総務課広報室)

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