ここからサイトの主なメニューです
平成18年1月27日大臣会見概要

平成18年1月27日
8時44分〜8時52分
参議院議員食堂

◎一般案件
ゴラン高原国際平和協力業務実施計画の変更について(決定)
(内閣府本府・防衛庁・外務省)

天皇皇后両陛下のシンガポール国及びタイ国御訪問について(決定)
(宮内庁・外務省)

内閣総理大臣談話(決定)
(内閣官房)

スイス国及びリヒテンシュタイン国駐箚特命全権大使阿部信泰に交付すべき信任状及び前任特命全権大使中村雄二の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)
(外務省)

◎国会提出案件
ゴラン高原国際平和協力業務の実施の状況について(決定)
(内閣府本府・防衛庁・外務省)

◎政令
ゴラン高原国際平和協力隊の設置等に関する政令の一部を改正する政令 (決定)
(内閣府本府・防衛庁・外務・財務省)

一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係政令の整備に関する政令(決定)
(総務省)

特別職の職員の給与に関する法律施行令の一部を改正する政令(決定)
(同上)

◎人事

◎配付
消費者物価指数
(総務省)

大臣)
 本日の閣議では、私のほうからH−ツーAロケット8号機の打上げの成功について報告をいたしましたほかは、文部科学省関連の案件はございませんでした。次に、この機会に、科学技術振興機構がクロアチアで行います地雷探知機の実証試験についてお知らせいたします。文部科学省が平成14年度から支援して、科学技術振興機構(JST)において研究開発を行ってまいりました地雷探知機の研究について、来月からクロアチアで実証実験を行うことになりました。クロアチアはカンボジア等と並んで、地雷が埋められている国であると同時に、地雷探査、探知について除去技術の開発に積極的に取り組んでいる国でもございます。日本の探知技術にも関心が高いために、このような機会を得ることになりました。JSTの開発した技術はレーダーを応用したものでありまして、これまで金属探知機を利用したもの、あるいはそれぞれのレーダーを利用したものもありましたけれども、今回の実験では、地中の深さや形状が明らかになるような、そういう形での機器が開発されたということもありまして、今後は現場での評価結果を受けまして、改良を加えて、日本の技術が国際的に、また地雷探知の上で役立つように進めていきたいと考えております。詳細は、研究開発の実施機関であるJSTから本日発表されることと思っております。今後ともご支援のほどをお願い申し上げたいと思います。

記者)
 与党の教育基本法に関する協議会が25日に開かれまして、1日から検討会で実質的な議論を行うということになりましたが、それについて大臣の御所見をお伺いします。

大臣)
 協議会並びに検討会は、選挙で中断をいたしておりましたけれども、あらたに大島理森座長を選出して、今後検討会が開かれると聞いております。さらに与党内での論議が深まるものと期待をいたしております。そういった与党内の議論を踏まえまして、また中央教育審議会の答申も踏まえる中で、できるだけ速やかに教育基本法の国会提出を果たしていきたい。できれば本国会中ということも視野に入れながら頑張っていきたいと思っております。

記者)
 26日の構造改革特区推進本部の評価委員会で、学習指導要領によらない授業ができる特区研究開発成果、特区研究開発学校設置事業について、全国拡大すべきだということが、評価意見としてまとまりました。それについて大臣のご所見をお伺いいたします。

大臣)
 現在、特区として認められていますが、学習指導要領等の基準に拠らない教育課程の編成、この特区研究開発学校については、今後とも教育課程全体の見直しとの整合性を保ちながら、全国展開を図っていきたいと考えているところでございます。ただし、その際には、すべてを各地域の判断に委ねるのではなくて、学校教育法などを踏まえた上で、国としても、最小限、弊害予防のための措置が講じられるように、最小限の関与は保っていきたいと考えております。こういった各地域の実情に応じてカリキュラムの編成ができるようになりますと、教育の活性化になることが期待されることがひとつです。また実施時期でございますけれども、教育課程の基準の見直しの進捗状況等を見守りつつという状況ではありますけれども、基本的には、平成19年度中に制度改正を行って、平成20年度の当初から実施をしたい。このような目標を定めているところでございます。

記者)
 ODAの関係で、今度新しく閣僚会議が新設されることになりまして、文部科学省は外れており、そのことについての評価と、今後の文部科学省のODA事業についての影響をお伺いできますでしょうか。

大臣)
 私はこれからのODAは教育の支援が、開発途上国の支援の上ではもっと重きをなしてくるのだろうと考えております。そういう意味で、メンバーから外れるという事実が私どもの期待と反することのないように、しっかりと外務省と、または関係の省庁との連絡を密にして、今後ともODAの中での教育の役割というものを担って行きたい、このように思っております。今はそういう考え方をしてます。

記者)
 閣議でH−ツーAロケットの関係の説明をされたということですけれども、それについて他の閣僚から何か発言がありましたか。

大臣)
 今日は特にございません。打上げ当日と翌日に各閣僚の皆さんから、「いやよかったね、おめでとう」という話がありましたので、今日は特になかったものと思います。

記者)
 紹介していただける範囲で結構ですが、閣議閣僚懇の中で、総理や他の閣僚の方から、どういった発言が今日はありましたか。

大臣)
 今日は、出張をされた閣僚の発言もあったかもしれませんが、特にはございません。予算委員会がありますので、速やかに散会をいたしました。

記者)
 センター試験のことで、基本的なことではあると思いますが、ICプレイヤーを受験生が持ち帰って、一部の高校生は廃棄してしまっているということで、ある程度の費用を使って作ったものなのにもったいないのでは、という指摘もありますが、大臣の感想をお願いします。

大臣)
 廃棄されてしまうということであれば、もったいないということにもなるかもしれませんが、実際には次回に向けて、それぞれ慣れというものも含めて、それからまた試験を自分で確認するというための資料としても、ICプレーヤーを導入するために、2,000円の受験料の上積みをしております。そういう費用でカバーされているものですから、それを提供したということだと思っております。それぞれの裁量によって、学校に持ち帰って他の人たちに見せたりして、広めるということにもつながってくると思います。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ