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平成16年6月8日大臣会見の概要

平成16年6月8日
9時43分〜9時57分
文部科学省記者会見室

一般案件

1. 無形文化遺産の保護に関する条約の受諾
1. たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約の受諾
について(決定)
(外務省)

1. 全国森林計画の変更
1. 森林整備保全事業計画
について(決定)
(農林水産省)


国会提出案件

1. 平成15年度高齢化の状況及び高齢社会対策の実施の状況に関する年次報告
1. 平成16年度において講じようとする高齢社会対策
について(決定)

(内閣府本府)

平成15年度首都圏整備に関する年次報告について(決定)
(国土交通省)

衆議院議員小林憲司(民主)提出新生銀行と株式会社イ・アイ・イーインターナショナル破産管財人及びEIEI関係者との和解金合意に伴う預金保険機構の補償に関する質問に対する答弁書について
(金融庁)

衆議院議員内山晃(民主)提出老齢基礎年金の受給資格に関する再質問に対する答弁書について
(厚生労働省)

☆衆議院議員内山晃(民主)提出小泉純一郎首相の厚生年金加入に関する質問に対する答弁書について
(同上)


公布(法律)

国民年金法等の一部を改正する法律(決定)

年金積立金管理運用独立行政法人法(決定)

高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律(決定)


政令

検察審査員等の旅費、日当及び宿泊料を定める政令の一部を改正する政令(決定)
(法務・財務省)

中央更生保護審査会又は地方更生保護委員会に呼び出された関係人に支給する旅費、日当及び宿泊料の額を定める政令の一部を改正する政令(決定)
(同上)



人事

大臣)
 本日の閣議では、文部科学省関係の案件等はありませんでした。閣僚懇談会では、総理から、サミットにおいて大きな課題がいろいろとあるということや、国会の日程が残り少なくなってきたが重要法案もあるので、各閣僚は発言にも十分気をつけるようにというお話がありました。それから高齢社会対策に関する年次報告書について、官房長官から御発言がありました。

記者)
 大阪教育大学附属池田小学校の事件から3年経って、その事件の後も同様の事件が続いておりますが、この事件について改めて所感をお聞かせください。

大臣)
 大変衝撃的な事件でありました。本日、大阪教育大学附属池田小学校等において関係行事が行われていると聞いております。改めてお亡くなりになった子どもたちの御冥福をお祈りし、哀悼の意を表したいと思います。学校が一番安心で安全なところであるという神話が崩れ、これに対してきちんと対応しなければいけないということで、学校安全緊急アピール等を行い、全国的にいろいろな取組が進んできているところであります。ただ、御指摘のように類似の事件はその後も起きておりますから、さらに徹底する必要があると思っております。保護者にとって安心して子どもたちを送りだす、一番安心で安全な場所になることが大原則だと思います。事件から三年経ちましたが改めて周知徹底をしなければいけないと思っております。

記者)
 長崎県佐世保市の大久保小学校の事件について、先週の閣議後の記者会見で、井上防災担当大臣が、女性の方が元気がよくなったなどの発言し、不適切だという批判がありましたけれども、こうした発言について大臣の所見をお伺いいたします。

大臣)
 この事件について、いろいろな閣僚から御発言があったようですが、それだけ衝撃的な事件であったということだと思います。私は、井上防災担当大臣の発言についてコメントする立場にありません。ただ、一言だけ私から申し上げたいのは、井上防災担当大臣の発言の関連で、細田官房長官が記者会見で、「河村文部科学大臣が『従来の常識では男子生徒がやるのが多いのではないか。女性同士とは驚きだ』といったことが印象を与えたのではないか」という発言がありました。私は、閣僚懇談会の席でそういう発言は一切しておりません。そのことだけは訂正しておきたいと思います。事件は、そういうこととは関係がない問題だと思っております。

記者)
 今朝の朝刊各紙に被害者のお父さんの手記が掲載されておりましたが、率直な感想と一週間経った中でいろいろな事が報道されておりますけれども、そうしたことも踏まえて大臣の見解を改めてお聞かせください。

大臣)
 被害者のお父さんの気持ちは私もよくわかります。わが子が急にいなくなったことそのものが、おそらく信じがたい気持ちだろうと思います。奥さんを亡くされて、一生懸命子どもと一緒に生活しておられたわけで、まったく予期せぬことですから、そのショックは当事者でないと計り知れない痛みがあるだろうと思います。

記者)
 先生は、一人ひとり子どもを詳細に把握するのは大変であり、忙しくて限界があるという意見もあります。例えばスクールカウンセラーは中学校に導入していますけれども、小学校にも配置するなど、子どもの心をとらえていくための体制については、何かお考えですか。

大臣)
 スクールカウンセラーを全中学校に配置するという方向で今進めてます。これを小学校に配置するかどうかは、不登校が多い、あるいはいじめが特に顕著な学校に対して、まず、教育委員会が中心になってスクールカウンセラーあるいは臨床心理士を派遣する体制がとられていると思います。常駐できるかどうかは、これから研究してみなければいけない課題だと思います。今、特に小学校5・6年の上級生の成熟度も高く、今回の事件のようにインターネット上の、なかなか表にでてこない問題等もありますので、総合的に考えていく必要があると思います。各都道府県教育委員会でも、いろいろ研究していただければと思っています。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

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