平成15年7月15日
◎国会提出案件
◎公布(法律)
◎政令
◎人事 ◎配付
大臣) 本日の閣議は、当省関係で御報告することはございません。防災担当大臣と外務大臣から、国連防災世界会議(仮称)の本邦開催について御発言がありました。同会議は、21世紀における新たな世界的防災戦略を議論し、策定することを目的とするもので、同会議を阪神・淡路大震災から10年目に当たる2005年1月に兵庫で開催できるよう政府が一体となって取り組むことを了解するものです。農林水産大臣からは、米国及びカナダ訪問についての報告がありました。閣僚懇談会では、鴻池大臣から先週金曜日の閣議後の会見において不適切な発言があったことへのお詫びと、今後はそういうことがないようにしますという御発言があり、その後、少年犯罪についての対策会議を今日にも立ち上げたいというお話もありました。私からは、一連の子どもたちに関わる問題は本当に深刻であり、子どもだけに問題があるのではなく、家庭が崩壊していたり、親自体の生き方・考え方や社会のいろいろな問題に遠因があると考えられるので、少年犯罪対策のみに矮小化しないでいただきたいということを申し述べておきました。総理からも、少年犯罪という視点からだけではなく、家庭の問題、教育の問題、大人の在り方の問題等々についても議論をするようにという御指示がございました。私は、政府として犯罪を許さない社会の構築をしっかり行うべきだと思っています。内閣府に設置される少年非行対策検討会にも積極的に協力しつつ、学校教育の在り方や学校・地域・家庭との連携の問題など当省でやるべきことはしっかりとやっていきたいと思います。問題は、そこに終わらせないで、より広く社会の問題として何ができるのか、どういうメッセージを発するべきなのか、どういう形で国民の皆様に意識を持っていただくのかという観点からもこの問題に対処していくことが必要ではないかと思っているところです。 記者) 昨日の衆議院決算行政監視委員会で、最近問題になっている過激な性教育の質問があり、総理が「小学生にこんなことまで教えることに対し疑問を感じる。行き過ぎであり、考え直す必要があると思う」と答弁し、過激な性教育を是正すべきだという見識を示されましたが、それについて大臣のお考えをお伺いしたいのですが。 大臣) 総理が委員会の質疑においてはっきりとしたお考えを表明されたとおり、このような事柄は、発達段階に応じて適切に教育されるべきであって、必要以上に学校教育の場で取り扱うのは不適切だと思っています。総理の御指摘は、まさにそのとおりだと思います。それぞれの学校の校長、あるいはその地域の教育委員会がしっかりと、必要以上の教育が行われていないかを確認して、指導すべきものは指導していただきたいと思います。 (了) (大臣官房総務課広報室)
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