平成15年6月17日
◎国会提出案件
◎政令
◎人事 大臣) 本日の閣議では、我が省に関係する案件はありません。閣僚懇談会で総理大臣から、昨日の与党三党首会談で国会の期間を40日延長することで合意をし、延長に向けて手続中であるとのお話がありました。40日はそれほど長い期間ではないので、イラク人道・復興支援活動特別措置法案などの重要法案や他の法律についても各閣僚はしっかり取り組むよう御指示がございました。 記者) 与党三党首合意において、教育基本法の改正については、「与党教育基本法に関する協議会」における結論を踏まえて措置するという内容が盛り込まれたのですが、大臣はどのように受け止めていらっしゃいますか。 大臣) 昨日の与党三党首合意の中に、「教育基本法改正については、『与党教育基本法に関する協議会』における結論を踏まえて措置する。」との項目が盛り込まれたことは、教育基本法の改正が非常に重要な問題と位置づけられたものと認識しております。これまで「与党教育基本法に関する協議会」が2度開催され、本日11時からは、この協議会の下に設置された「検討会」の初会合が開催される予定と聞いております。我が省といたしましては、協議会及び検討会の議論の方向性を十分に踏まえて対処してまいりたいと思っています。 記者) 海洋技術センターの無人探査機「かいこう」のビークル(子機)が未だに発見されていないようですが、今後の見通しをお聞かせください。 大臣) ビークルにつきましては、黒潮に乗って漂流していることを想定して捜索してまいりましたが、未だ発見されず大変残念です。現在、黒潮の海流に乗らない場合を想定して静岡県御前崎沖で捜索を進めるとともに、海底に沈んだことも視野に入れ調査も行っております。ビークルは大切な装置ですので、既に事故調査委員会を立ち上げておりますけれども、それとは別に捜索について外部の方のアドバイスをいただくための委員会を設け、しっかり戦略を立てて、なんとか見つけ出したいと思ってます。 記者) 宇宙科学研究所の火星探査機「のぞみ」が、火星の軌道に入るのが困難な状況になっているようですが、これについてはどのようにお考えでしょうか。 大臣) 火星探査機「のぞみ」は、平成10年7月に打ち上げて以来、困難を乗り越えて来ています。燃料系や電源系のトラブルが発生しながらも、19日には地球の重力を利用して加速し方向を変えて火星への軌道に入る予定です。電源の問題が残っていますが、これについては近々時期を見て宇宙科学研究所の専門家が解説します。 記者) 「かいこう」も「のぞみ」も相当な巨額な費用を投じているわけですが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。 大臣) 「かいこう」のビークル部分については、今後も全力を挙げて捜索に取組んでまいりたいと考えております。また、「のぞみ」の場合は、前例のない困難なプロジェクトであり、科学者、技術者が力を結集して、何とか火星に近づこうと取り組んでおり、所期の目的が達成されることを期待しております。 (了) (大臣官房総務課広報室)
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