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平成15年4月22日大臣会見の概要

平成15年4月22日
9時30分〜9時38分
文部科学省記者会見室

◎一般案件
平成15年度一般会計予備費使用について(決定)
(財務省)
バングラデシュ国駐箚特命全権大使堀口松城外1名に交付すべき信任状及び前任特命全権大使小林二郎外1名の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)
(外務省)

◎国会提出案件
1. 平成14年度水産の動向に関する年次報告
1. 平成15年度において講じようとする水産施策

について(決定)
 
(農林水産省)
衆議院議員長妻昭(民主)提出国家公務員のコネ採用に関する質問に対する答弁書について
(内閣官房)
衆議院議員長妻昭(民主)提出武力攻撃事態対処法案に関する質問に対する答弁書について
(同上)
衆議院議員長妻昭(民主)提出大臣等も知らずに大臣等の印が押されるケースもある専決に関する質問に対する答弁書について
(総務省)

◎公布(法律)
駐留軍関係離職者等臨時措置法及び国際協定の締結等に伴う漁業離職者に関する臨時措置法の一部を改正する法律(決定)

◎政令
特許法等の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令(決定)
(経済産業省)
特許法等関係手数料令等の一部を改正する政令(決定)
(同上)

◎人事

大臣)
 本日の閣議では、亀井農林水産大臣から、「平成14年度水産白書」及び「緑の募金運動に対する協力依頼」について御発言がありました。
 閣僚懇談会では、私から、「日米科学技術協力協定に基づく第9回合同高級委員会の開催結果」について発言をいたしました。細田科学技術政策担当大臣からも同旨の御発言がありました。

記者)
 昨日の第9回日米科学技術合同高級委員会の件ですけれども、かなり幅広い議論がなされたようですが、共同コミュニケの意義、日本として最もアピールしたい点などについてお伺いします。

大臣)
 幅広い分野についてお互い率直に情報交換を行いました。私は、マーバーガー議長とは昨年5月に米国のブルックヘブン国立研究所でお会いした時に大変気が合いましたので、今回の会議も円滑に進めることができました。
 印象としては、今回はかなり日本がリードしたのではないかと思っています。例えば、海洋科学技術センターにおける地球シミュレータ、これによって世界最速で地球規模の気候変動の解明や予測などを進めているわけですが、米国から言葉を尽くしての称賛がございまして、共同で研究をしたいというお話もありました。マーバーガー議長は、会議の前に高エネルギー加速器研究機構とスーパーカミオカンデを訪問されたとのことで、本当に素晴らしいという感想を述べておられました。また、統合国際深海掘削計画(IODP)を進めるための探査船「ちきゅう」は、進水が終わり整備をしているところですが、これについても、米国としては、是非共同で研究していきたいという発言がございました。巨大なプロジェクトを一国で進めるのは難しいことですが、日本は、しっかりした計画のもとに魅力的な設備や装置を整備しておりますので、米国側は、日本は非常に頑張っているという印象を持ったのではないかと思います。
 さらに、大学改革、特に国立大学の法人化について、私が紹介いたしましたところ、米国側は大変注目され、非常に難しい問題に対して大きな決断であるが是非成功させて欲しい、というエールをいただきました。3年ぶりの会議であり、米国は、日本の科学技術、研究、大学の在り方等の変化に対して強い印象を受けたのではないかと思っています。
 米国は、9・11後のテロ対策に国家全体として取り組んでいまして、国土安全保障省を創設し、各省庁と連携しながらテロ対策を始めており、その中で科学技術の果たす役割は非常に大きいという紹介もありました。日本でテロの脅威には注意を払う必要がありますから、米国の動向も見ながら、安全・安心な社会の構築という観点から、科学技術分野による貢献や関連する事項について、科学技術の研究の対象にしていくことの必要性などを感じたところです。

記者)
 松浪議員の件です。暴力団組員が実質的に経営している会社に秘書給与を肩代わりさせていたということで、議員辞職を求める声も強くなっているようです。松浪議員の場合、スポーツ振興や学問の関係で文部科学省とも関わりがあるのではないかと思いますが、大臣として、この進退問題についてどうとらえているかお伺いします。

大臣)
 松浪議員は、非常にしっかりした信念をお持ちの方ですし、自らの意見を明確に表明できる素晴らしい議員だと思います。文部科学委員会の主要メンバーでもございまして、私としては大変立派な方だと思っております。この度のことが発覚した後の松浪議員の動きをメディアを通じて見ておりますけれども、この問題に真摯に対処していきたいという意志が感じられます。今後どうされるかは、本人御自身のお考え、あるいは国会との関係等ということであるかと思いますが、そこはまさに御自身でよくお考えいただくことだと思います。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

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