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平成15年1月21日大臣会見の概要

平成15年1月21日
10時40分〜10時47分
文部科学省記者会見室

◎一般案件

円借款の供与に関する日本国政府とインドネシア共和国政府との間の書簡の交換について(決定)
(外務省)
債務救済措置に関する日本国政府とインドネシア共和国政府との間の3の書簡の交換について(決定)
(同上)
ジンバブエ国特命全権大使スチュアート・ハロルド・コンババッハ外1名の接受について(決定)
(同上)

◎国会提出案件

衆議院議員阿部知子(社民)提出情報公開の促進に関する質問に対する答弁書について
(総務省)
衆議院議員金田誠一(民主)提出情報公開法第5条第3号の解釈に関する質問に対する答弁書について
(同上)
衆議院議員川田悦子(無)提出土地区画整理事業に関する質問に対する答弁書について
(国土交通省)

◎人事

◎配付

☆月例経済報告
(内閣府本府)

大臣)
 今日の閣議の案件に関しては、特に御報告することはございません。
 閣議に引き続きまして構造改革特別区域推進本部が開催されまして、特区の第二次提案の状況について数量的な概要が説明されました。地方公共団体からは、教育分野64構想、まちづくり・都市再生分野80構想、農業分野63構想などが提案されているといった説明がありました。その後、「構造改革特別区域基本方針」の案が示されまして、説明の後、了解された次第です。今後、この基本方針が閣議決定されれば、これに沿ってそれぞれの省で検討するとことになります。

記者)
 貴乃花が引退したことについての率直な感想をお伺いします。また、国民栄誉賞を贈ってはどうかという意見もあるようですが、その検討はされているのでしょうか。

大臣)
 貴乃花引退ということを聞きまして、大変寂しくなるというのが率直な感想でございます。非常に強くて美しい相撲界の大樹と呼べるような人が引退されたということで、これから相撲界は次のスター力士をしっかり育てていかなくてはならない時期に入ったのではないかと思います。日本の国技ですから、やはり貴乃花に続く、華のある強い横綱が是非とも続々と出てきて欲しいと思います。国民栄誉賞についての御質問でございますけれども、国民栄誉賞については総理が御判断されることでございまして、官邸の方でそういった方向で行こうということになりましたら、我が省としては喜んで御協力をしたいと思いますが、今の段階ではまだそういったお話は伺っておりません。

記者)
 特区について、株式会社参入の方向を認めたこともあって、二次申請において株式会社を念頭に置いたような申請がかなり目立っているようですが、このことについてどう受け止めておられますでしょうか。

大臣)
 今、担当の者が一所懸命精査しております。様々に工夫された提案が出てきているのではないかと思います。私としては、その中身をしっかり拝見して、できるだけ柔軟に対応したいと考えているところです。今の段階ではまだ中身をよく見ておりませんので、それ以上コメントすることは差し控えたいと思います。

記者)
 スイスに本拠を置く宗教団体が、次に誕生するクローン人間は日本人だと発表しているのですが、それについての大臣のお考えと、文部科学省としての対応を伺いたいのですが。

大臣)
 そのような報道がありましたけれども、クローン人間だという科学的な根拠が示されていないなど、事実関係は不明です。したがって、本件についてコメントすることはできません。前回の御質問の時にも申し上げましたけれども、クローン人間の生成は人間の尊厳に関わる大変重大な問題でありまして、絶対に許せないという姿勢で臨むべきだと思っています。我が国ではクローン人間の生成を法律で禁止しておりますし、国際的にも、国連においてクローン人間禁止条約の策定について検討が始まっているところであり、早期に条約を策定して、世界的にもクローン人間の生成を禁止するということについて明確にすべきだと思います。クローン人間の生成は、人間の尊厳を侵すというだけではなく、社会秩序の混乱、生まれてくる子どもへの影響の観点からも、これは決して許さないという姿勢の下に、今後とも対処していきたいと思います。

(了)


(大臣官房総務課広報室)

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