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平成14年6月11日大臣会見の概要

平成14年6月11日
9時22分〜9時32分
参議院議員食堂

一般案件
国際労働基準の実施を促進するための三者の間の協議に関する条約(第144号)の批准について(決定)
(外務省)
テロリズムに対する資金供与の防止に関する国際条約の受諾について(決定)
(同上)
国際電気通信衛星機構(インテルサット)に関する協定の改正の受諾について(決定)
(同上)
世界保健機関憲章第24条及び第25条の改正の受諾について(決定)
(同上)
債務救済措置に関する日本国政府とカボン共和国政府との間の2の書簡の交換について(決定)
(同上)
国会提出案件
1.平成13年度交通事故の状況及び交通安全施策の現況
1.平成14年度において実施すべき交通安全施策に関する計画について(決定)
(内閣府本府)
自衛隊員倫理規程の一部改正を国会に報告することについて(決定)
(防衛庁)
国家公務員倫理規程及び職員の職務に係る倫理に関する訓令を国会に報告することについて(決定)
(総務省)
平成13年度ものづくり基盤技術振興基本法第8条に基づく年次報告について(決定)
(経済産業・文部科学・厚生労働省)
衆議院議員長妻昭(民主)提出政府の大陸間弾道弾(ICBM)の憲法解釈等に関する質問に対する答弁書について
(内閣官房)
衆議院議員大石尚子(民主)提出池子住宅地区及び海軍補助施設の一部返還等に関する質問に対する答弁書について
(防衛庁・財務省)
衆議院議員長妻昭(民主)提出防衛庁の開示請求者に対する身元調査に関する質問に対する答弁書について
(防衛庁)
衆議院議員田中慶秋(民主)提出BIS規制の検査マニュアルに関する質問に対する答弁書について
(金融庁)
衆議院議員金田誠一(民主)提出レジオネラ症防止対策に関する質問に対する答弁書について
(厚生労働省)
第153回国会の衆議院及び参議院において採択された「元日赤救護看護婦に対する慰労給付金増額に関する請願」外1,095件の処理について  (決定)
(内閣官房)
公布(条約)
国際労働基準の実施を促進するための三者の間の協議に関する条約(第144号)(決定)
テロリズムに対する資金供与の防止に関する国際条約(決定)
公布(法律)
道路関係四公団民営化推進委員会設置法(決定)
農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律(決定)
エネルギー政策基本法(決定)
牛海綿状脳症対策特別措置法(決定)
政令
道路関係四公団民営化推進委員会設置法の施行期日を定める政令(決定)
(内閣官房・内閣府本府)
道路関係四公団民営化推進委員会設置法施行令(決定)
(同上)
特定商取引に関する法律の一部を改正する法律の施行期日をを定める政令(決定)
(経済産業省)
外国為替令及び輸出貿易管理令の一部を改正する政令(決定)
(経済産業・財務省)

大臣)
 今日の閣議で我が省に関連するのは、平成13年度ものづくり基盤技術振興基本法第8条に基づく年次報告、これは「ものづくり白書」と言われてますが、これは2回目でございます。これは経済産業省、厚生労働省、それから文部科学省の3省で作り上げているものであり、各大臣からお話がございました。経済産業大臣からは、産業力を守り抜くという観点からしっかりしなくてはというお話でした。厚生労働大臣からは、労働力を確保、ものづくりの技術をもっときっちり確保していく必要があるというお話がございました。私からは、基盤技術の研究開発、ものづくりに係る人材の育成が重要であるので、大学等、公的研究機関における質の高い基礎研究や、産学連携を推進するとともに、創造性に富んだ人材育成のため、学校教育における実践的な教育等の充実、ものづくりにかかる生涯学習の振興等の施策を積極的に展開していく事を申し述べたところでございます。
 その他では交通安全白書の閣議決定がありました。これは長い歴史を持つものでございますが、官房長官発言の中に、平成13年度の道路交通事故の状況については死者が8,747人で、昭和56年以来、20年ぶりに9,000人を下回りました。その一方で死傷者数119万人、交通事故件数95万件で、ともに過去最悪です。そういったことで注意喚起がございました。
 後は我が省の事では特にございませんで、外務大臣からはパレスチナ、それからイスラエル首脳との会談の結果。環境大臣からは、ヨハネスブルグの環境サミットに向けての準備対応の話などがございました。

記者)
 ワールドカップですが、この間のロシア戦を観戦されての御感想と今後の見通し、そしてチケット問題のその後、何か新しい措置などあれば教えていただきたいのですが。

大臣)
 まず感想というのは、まだ勝利の余韻覚めやらぬという感じでございます。皆さんも同じかと思います。本当に良かったですね。激戦だったと思いますが、国民の大きな期待を担って良くやってくれたと思います。あの勢いでチュニジア戦も勝利し、決勝トーナメントに是非出てもらいたいと思っています。私も会場に行きましたが、担当大臣でございますから、ただ楽しむために行くのではなくて、まず空席の問題がとても気になっていました。幸いにして、あの夜ほとんど空席の部分は見あたりませんでした。この問題について集中し努力をしてきたJAWOC、当省もサポートしてきましたが、そういう努力が少しづつ実ってきたと思います。
 貴賓室でブラッター会長にお目にかかり向こうの方から、むしろ手紙を頂いて大変申し訳ないという趣旨のお話がございました。多分ですね、明日決勝トーナメントの際における空席の扱いについて議論が行われると思いますが、私から手紙を出したことも含め、この問題についてはFIFAとしてはしっかりとした対応をしてくれるものと思っております。空席チケットの問題はございますけれども、順調にこのワールドカップサッカー大会が、我が国において国民の大きな支持を集めながら進んでいるという事について、私としては最後までこの調子で行きたいものだと思っております。

記者)
 座散乱木遺跡で考古学協会の調査委員会が、捏造であるとほぼ断定をしたわけですが、今後文化審議会に史跡指定の解除について諮問がなされるかと思いますが、あらためて御感想と今後の対応についてお伺いしたいのですが。

大臣)
 9日日曜日に、この遺跡が前・中期旧石器時代の遺跡とは認められないと、日本考古学会を中心とする専門家の再発掘調査により明らかになりまして、その事を聞き大変遺憾に思っています。学問の世界において、あってはならない事が起きたわけでございます。誠に研究者としては恥ずべき事をされたと思っておりますし、このような結果を我が省としても重く受け止めて、一つはこの史跡の価値付け、それからそれを踏まえた指定解除の可否について行政的な検討を、近く開始することに致しました。検討の結果、史跡の指定を解除する場合には、文化審議会の文化財分科会の諮問を行うこととなっております。もう一つは学問と行政のあり方などについて考える必要があると言うことと、学会におきましても、こういった事についての今後の在り方を十分検討していただいて、再びこのような事が起きないように十分関係者として配慮してもらいたいというのが私どもの感想でございます。

記者)
 ブラッター会長とはその場で偶然、お会いになったのですか。

大臣)
 貴賓席には皇族の方、それから総理、元総理の方々などがおいでになりましたけど、FIFAの方からもブラッター会長、副会長などが来られてまして、その席で私の方から声を掛けましたところ、この度は大変申し訳ない事をしたというお話がございました。向こうも大変よく事情をわかっているという実感を持ちました。

記者)
 池田小の事件ですけれども、一部の遺族が国に賠償を求めるような考えを持っているという報道もありましたけれども、大臣はどのようにお考えになられていますか。

大臣)
 あの問題は私どもにとっても忘れられませんし、いわんや御遺族にとっては大変忘れる事のできない事柄だと思います。事件以来私どもも誠心誠意やってまいりました。学校長、それから大学側もできることはやってまいったと思っています。既に御遺族に対しましては、災害共済給付と致しまして、決められた相当な額を支給したところでございますが、更に何かお話があるという事でございましたら、御遺族の具体的な御意向を聞きながら、本当にどんな事ができるか、私の方にとりましてはなかなか、今のところそのことについて見通しは立ちにくいわけでございますけれども、お話を伺って検討していくという事になるのでしょうか。(了)


(大臣官房総務課広報室)

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