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平成14年4月12日大臣会見の概要

平成14年4月12日
9時2分〜9時11分
文部科学省記者会室

◎一般案件
☆恩赦について(決定)(内閣官房)

◎国会提出案件
☆衆議院議員山田敏雅(民主)提出平成14年度診療報酬改定における歯科往診車内での治療の規制に関する質問に対する答弁書について
(厚生労働省)

☆参議院議員大脇雅子(社民)提出労働分野における規制改革に関する質問に対する答弁書について
(厚生労働省・内閣府本府)


◎公布(法律)

☆特許法等の一部を改正する法律(決定)
☆弁理士法の一部を改正する法律(決定)
☆特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(決定)
◎法律案
☆使用済自動車の再資源化等に関する法律案(決定)
(経済産業・国土交通・環境省)
◎政令

☆商法及び株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律の一部を改正する法律の施行期日を定める政令(決定)(法務省)

◎人事
◎配付
☆月例経済報告(内閣府本府)

大臣)
 今日の閣議について特に御報告する事はございません。閣僚懇では主としてみずほファイナンシャルグループの話がでました。私の方からはワールドカップを契機とした文化等の情報発信につきまして御説明しておきました。国公立の文化的な施設については、パスポートを示せば入館料をその期間減免とする。画期的な事ではないかと思います。
 都の方はいち早くそういう措置をする施設について決めてくれましたし、その他の地方公共団体におきましても前向きに検討してもらっております。主としてワールドカップの開催地を中心として、そういう動きが今進んでおります。あと日本文化の紹介として文部科学省のホームページを作ったり、日本文化等の紹介パンフレットを数多く作ってお配りしようと思っております。
 私の方からもう一つみなさんにお知らせしたい事がございます。
文部科学省はアフガニスタン暫定行政機構のアミン教育大臣の訪日希望を受けまして、大臣を今月16日から19日まで我が国に招聘する事と致しました。日本滞在中、私との面談のほか、総理大臣への表敬、あるいは遠隔教育施設それから女子大学、教員養成校、それから小学校の視察が予定されております。アフガニスタンに対する教育支援の重要性というのはいち早くわが省としても重点としてとりあげたところでございまして、日本政府としてもこの重要性につきましては一致した意見がございます。その支援が効果的に進められますように、アミン教育大臣がおいでになる機会に教育分野における両国に対する今後の協力について意見を交換して、文部科学省として外務省等と連携しながら、アフガニスタンへの教育協力を進めていきたいと考えております。アミン教育大臣の滞在中の日程、それから履歴書につきましては、後ほど配付をさせていただきます。
記者)
 来年度から使用する高校教科書について、検定が終了したわけですが全体を振り返っての御感想などを聞かせていただけますか。
大臣)
 今回の教科書検定は丁度、制度の変わり目でありますし、また高等学校は特に選択教科に関するものも多いわけで、それなりに大変難しい作業であったと思います。私としてはそれぞれの教科、あるいはそれぞれの教科書について、きちんとした考えをもって検定してくれたと思っておりますが、いろいろな御指摘があることも事実で、御指摘の中には、なかなか耳を傾けるべきものもございます。私どもとしましては、教科書検定の在り方について、基本的な方向を審議していただいているわけでございますので、その場においてもよく議論し、夏ぐらいまでに結論をいただいて、来年の検定結果には是非間に合わせたいと思っているところです。
記者)
 ワールドカップの確認なんですけれども、入館料の減免はいつからいつになるのでしょうか。
大臣)
 これは開催日だからではなく早めにこられる人、少し残って見てまわる人もありますから、開催期間を中心にしながら前後ある程度の期間を設けて、国立の場合はわかりやすく一斉にする方向で、できるだけ早くお知らせしたいと思ってます。
記者)
 アミン教育大臣の話ですが、政府の国際教育の支援として、今回会談されるにあたって、特にどういうような支援を考えていらっしゃいますか。
大臣)
 具体的な支援策につきましては、これまでアフガニスタン復興のための教育支援プロジェクトチームを省内に設置し、教育分野における支援を中心に幅広く検討してきました。これをベースにしながら、先方のニーズも十分聴取した上で、教育専門家の派遣、あるいは女性教員を受け入れて研修をする等について提案する予定でございます。それからユネスコを通じました識字教育支援などについても提案する事を考えているところでございますが、今の段階でどういう所が決まるかと言うことまで申し上げる段階にないものですから、少なくとも今申しあげたような事はテーマになると思います。
記者)
 教科書の件ですが、先ほどの発言の中で、批判の中にも耳を傾けるべきとありましたが、具体的にはどのようなことについてでしょうか。
大臣)
 すべてを読んでるわけではございませんので、個別の事をとりあげるのは控えさせていただきたいと思いますが、議論においては、幅広い視野で議論していただきたいと思っております。抽象的に言えば、教科書の中に発展的な学習内容というのを記述する事をもう少し緩やかにしていくということについての御意見でありますとか、あるいは御指摘の中で特にあったというわけではなく、元々ですね、公正でバランスのとれた記述の在り方について議論していただいているというところでございます。(了)

(大臣官房総務課広報室)

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