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平成13年4月13日大臣会見の概要

平成13年4月13日
9時33分〜9時43分
文部科学省記者会見室

◎一般案件
☆相互承認に関する日本国と欧州共同体との間の協定の締結について国会の承認を求めるの件(決定)(外務省)
☆カーボ・ヴェルデ国駐箚特命全権大使古屋昭彦外1名に交付すべき信任状及び前任特命全権大使河村悦孝外1名の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)(同上)

◎国会提出案件
☆無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律の施行状況に関する報告を国会に提出することについて(決定)(法務省・警察庁)
☆平成12年団体規制状況を国会に報告することについて(決定)(法務省)
☆1.平成12年度林業の動向に関する年次報告
☆1.平成13年度において講じようとする林業施策
について(決定)(農林水産省)
☆衆議院議員金田誠一(民主)提出自衛隊における私的サークルの刊行物及び部内資料の国政調査活動における活用に関する質問に対する答弁書について(防衛庁)
☆衆議院議員原陽子(社民)提出京都議定書への米国の態度急変に関する質問に対する答弁書について(外務・経済産業・環境省)
☆衆議院議員金田誠一(民主)提出「公金」の定義に関する質問に対する答弁書について(財務省・内閣官房)
☆衆議院議員佐藤謙一郎(民主)提出ブラックバス等外来魚に関する質問に対する答弁書について(農林水産・環境省)
☆参議院議員福島瑞穂(社民)提出高レベル放射性廃棄物地層処分の研究開発に関する質問に対する答弁書について(経済産業省)

◎公布(法律)
☆宮内庁法の一部を改正する法律(決定)
☆伝統的工芸品産業の振興に関する法律の一部を改正する法律(決定)

◎政令
☆農業改良資金助成法施行令の一部を改正する政令(決定)(農林水産・財務省)
☆野菜生産出荷安定法施行令の一部を改正する政令(決定)(農林水産省)
☆伝統的工芸品産業の振興に関する法律施行令の一部を改正する政令(決定)(経済産業省)

◎人事

◎配付
☆月例経済報告(内閣府本府)
☆海外経済報告(四半期報)(同上)

大臣)
 今日は閣議に先立ちまして、公益法人等の指導監督等に関する関係閣僚会議がございまして、国が所管する公益法人の総点検の結果報告、行政委託型公益法人等の改革、公益法人の指導監督体制の整備の3点が議題になりました。それぞれ文部科学省にも関係があるので、しっかりとこの公益法人の総点検の結果を踏まえながら対処をしていきたいと思います。
 閣議では直接文部科学省に関係するものはございませんでした。
 国家公安委員長、法務大臣から無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律の施行状況ということで、オウム真理教のその後の動き、対応についてご発言がございました。
 最後に総理から候補者お二人がんばってくださいと激励の言葉がありました。

記者)
 総裁選挙について、4人の方の主張で政権の枠組みについてですが、麻生さん、橋本さん、亀井さんは今の三党の枠組みについて、信頼を大切にしていきたいとおしゃっておりました。一方、小泉さんは三党にとらわれず政策協力できるところとは積極的にやっていきたいというお考えを出しているようですが、現在の三党連立の対処についてお考えを伺いたいのですが。

大臣)

 昨日の朝刊に、小泉候補が自公保解消と、極端に言えばそんなニュアンスの見出しがついていたものでしたから、どういう趣旨で発言されたのか朝一番に小泉さんに確認をいたしました。小泉候補からは、連立の一般論として連立というものは同じ志、同じ政策を持ったものが集まって連立を組むことは当然である。あくまで連立の原理原則論を言ったに過ぎない。現実の今の日本の政治状況の中で自公保の連立の重み、特に参議院が過半数割れをしている状況下で、自公保が重要であることは自明の理であって、自分も長年国会議員をやっていてそれは分かりきっているからあえて言わなかっただけである。別に自公保を解消するであるとか自公保に意味が無いとか言ったわけでは全く無い。もし連立を組んでいる他の二党に誤解が生じたとすれば、それは本意ではない。こういうことを言っておられましたので、それぞれの関係者に私の方から、小泉さんの真意を正確にお伝えしたところであります。選挙になると仕方が無いのですが、違いを際立たせようということで、若干無理をして際立たせ過ぎているのではないか。特にこの枠組みについては、ことさらに他の陣営が意図的に小泉は自公保解消論者なんだと言って党員あるいは議員に不安心理をかき立てる作戦にいくつかのマスコミが乗せられているではと言わざるを得ないような感じすら与えられる報道振りではなかったかと思います。今の現実政治の中で、仮に自公保を解消して、それではどういう政治状況を作れるか。現実的にはこの三党でやっていく。選挙もそれでやっていくことははっきりしているのですから、仮に小泉さんが総理になったからといって、「はい、さようなら」と言えるはずが無いことは小泉さんがちゃんとご承知をしております。

記者)
 教科書問題についてなのですが、昨日も韓国議員から再修正を求める要望が出されまして、大臣は再修正をする考えはないとお示しになりました。韓国の方ではまた再修正を要求する動きも出てくる感じがしますが、今後の対応としてどのようにお考えかをお伺いしたいのですが。

大臣)
 再三申し上げているように再修正の考えはありません。ただ、そのことと大局的にみて日韓関係をより良いものに発展させていきたいということは当然あるわけですから、再修正以外の何らかの対応があり得るかどうかは、日韓両国間でよく話し合って、より理性的でより建設的な答えがあればいいと思っております。今、何かすぐあるかと言えば私の頭の中にはございません。いずれにしても、再修正を考える状況には全く無いということは、昨日韓国の議員団の方々にも申し上げましたし、国内の皆さん方にも同じことを言っております。私は自信を持って検定の判断を下したと思います。それを覆す状況材料は何も無いと思っております。

記者)
 昨日、総裁選の4項目の中に教科書問題についてがあり、それぞれ答えていましたが、もし覚えておられるなら、それぞれについてどうお考えかお伺いしたいのですが。

大臣)
 私はその会見なりを見ていないものですから、それぞれにコメントするだけの情報がありません。朝新聞を読んだだけですが、そんなに違いは無かったと思います。(了)


(大臣官房総務課広報室)

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