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平成13年3月2日大臣会見の概要

平成13年3月2日
8時53分〜8時58分
衆議院議員食堂前

◎一般案件
☆インドネシア国駐箚特命全権大使竹内行夫外1名に交付すべき信任状及び前任特命全権大使川上隆朗外1名の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)(外務省)

◎国会提出案件
☆衆議院議員伴野豊君(民主)提出国務大臣の私的発言に関する質問に対する答弁書について(内閣官房)

◎法律案
☆宮内庁法の一部を改正する法律案(決定)(宮内庁)
☆道路交通法の一部を改正する法律案(決定)(警察庁)
☆自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律案(決定)(警察庁・国土交通省)
☆刑法の一部を改正する法律案(決定)(法務省)
☆商工会法の一部を改正する法律案(決定)(経済産業省)
☆自動車損害賠償保障法及び自動車損害賠償責任再保険特別会計法の一部を改正する法律案(決定)(国土交通省・警察・金融庁・財務省)
☆土地収用法の一部を改正する法律案(決定)(国土交通省)
☆測量法及び水路業務法の一部を改正する法律案(決定)(国土交通省)
☆倉庫業法の一部を改正する法律案(決定)(同上)
☆気象業務法の一部を改正する法律案(決定)(同上)
☆水防法の一部を改正する法律案(決定)(同上)

◎政令
☆踏切道改良促進法施行令の一部を改正する政令(決定)(国土交通・財務省)

◎人事

◎配付
☆労働力調査報告(総務省)
☆消費者物価指数(同上)
☆家計調査報告(同上)

大臣)
 今日の閣議は、私どもの案件はございませんが、私の方から大阪オリンピックに関する評価委員会のことについて各閣僚に、7月のモスクワ総会に向けてご協力いただきたいと。特に外務省在外公館にご協力をいただきたいという話をしました。総理から今日は重要な一日だからがんばろう、併せて、昨日の村上前議員逮捕ということで、内閣にすれば痛手ではあるけれども、この厳しい状況をみんなで結束して乗り切っていこうということで、今日の閣議は終わりました。

記者)
 村上氏の逮捕についてと森政権への影響については。

大臣)
 今申し上げた通りです。

記者)
 今日、衆議院の予算通過の見通しですが、野党が通過後に内閣不信任案を提出するという動きがありますが、これについてのご所見をお願いします。

大臣)
 予算は衆議院で通過をすれば自動的に成立ということもありますが、しかしそういう性格ではないでしょう。参議院は参議院で真剣なご議論があるわけですから、参議院の予算審議にしっかりと臨んでいくということが必要になります。従いまして、不信任案がいつどういう形で出されても、与党としては一致結束をして、粛々と否決をするという選択肢以外はありえないと私は考えます。

記者)

 教科書問題についてですが、報道で「新しい歴史教科書をつくる会」の申請している教科書が大幅に修正した上で合格の見通しというものもありますが、その件についてお願いします。

大臣)
 月末頃に最終的な結論が出てくるわけでありますけれども、現状はこれから審議会の審議が始まる段階で、合格云々ということが事前に分かるはずがありません。ただ、皆さんご関心を持っておられる教科書について、相当大幅な修正が行われているという報告は受けております。合否のほどは分かりません。合否の判定と同時、あるいはそれより後になりましょうか、できるだけ早いタイミングを見て、原本と検定意見、最終的な合格した本の中身については、情報公開ということもございますので、従前は7月ごろに公表していたのですが、今回はそう時間を置かずに併せて公開をしようと思っております。
 一点、海外青年協力隊の現職教員の特別参加制度を作ります。平成14年度から派遣しますが、13年度募集でJICA(ジャイカ)と一緒になりまして、教育委員会を通じて全国の現職教員を派遣します。毎年50〜60人は派遣したのですが、中には教員を辞めていくという人がいました。今回は現職のままで行ける枠を100人程度に増やすということで、新しい制度を作る。そして13年度に決定が100人程度。それからさらに増やしていこうと。これは教員にとっても大変意味のあることだし、国際理解等々貴重な経験をする。また、現地の方からもそういう要請が大変強い。毎年、500件程度の要請があるそうですからそれに応えることにもなることであります。(了)


(大臣官房総務課広報室)

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