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平成13年2月27日大臣会見の概要

平成13年2月27日
9時15分〜9時26分
参議院議員食堂

◎一般案件
☆ウルグァイ国特命全権大使カルロス・クルロウ・レプレトレ外1名の接受について(決定)  (外務省)

☆スーダン国駐箚特命全権大使星彰に交付すべき信任状及び前任特命全権大使鹿毛純之助の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)(同上)

◎国会提出案件
☆衆議院議員平岡秀夫(民主)提出国家公務員等の旅費に関する法律の規定に違反した国費の支出に関する質問に対する答弁書について(内閣官房)
☆衆議院議員岩國哲人(民主)提出西暦の使用に関する質問に対する答弁書について(内閣府本府)
☆衆議院議員金田誠一(民主)提出行政内部の電子化と国会議員の国政調査活動への活用に関する質問に対する答弁書について(総務省)
☆衆議院議員阿部知子(社民)提出助産婦資格のない者の助産業務従事に関する質問に対する答弁書について(厚生労働省)
☆参議院議員櫻井充(民主)提出出版前記事の事前入手に関する再質問に対する答弁書について(内閣官房・法務省)
☆参議院議員照屋寛徳(社民)提出森喜朗首相のゴルフ会員権疑惑に関する質問に対する答弁書について(内閣官房・財務省)
☆参議院議員照屋寛徳(社民)提出米軍普天間飛行場における高出力電磁波事故に関する質問に対する答弁書について(防衛庁・厚生労働省)

◎法律案
☆下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案(決定)  (法務省)
☆地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案(決定)  (文部科学省)
☆個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律案(決定)  (厚生労働・財務・国土交通省)
☆土地改良法の一部を改正する法律案(決定)  (農林水産・財務省)
☆計量法の一部を改正する法律案(決定)  (経済産業省)
☆農住組合法の一部を改正する法律案(決定)  (国土交通・農林水産省)
☆都市緑地保全法の一部を改正する法律案(決定)  (国土交通・財務省)

◎政令
☆建築基準法施行令の一部を改正する政令(決定)  (国土交通省)

◎人事

大臣)
 閣議でございますが、我が方に関係するものは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案を閣議で決定いただきました。内容は、教育委員会の活性化あるいは指導力不足等々で不適切な教員を教員以外の職にもつけるようにする、公立高等学校の通学区域を撤廃するということです。
 閣僚懇では、農林水産大臣から有明海の海苔対策についてご発言がありました。官房長官から官邸に「えひめ丸」事故対策官邸調整室を本日付けで設置をする。官房長官をヘッドにして、文部科学省、外務省、国土交通省、防衛庁、農林水産省、経済産業省、それに内閣官房が加わりましてスタートします。

記者)
 本日閣議決定されました地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案ですが、指導力不足の教員を教員以外に配属ができるということで、注目されているのですが、改めて閣議決定を受けて一言いただきたいのですが。

大臣)
 より良い先生、教えるプロとしての教師を育成したいという願望が大変に強いという実状があります。そういう意味でより良い先生を育成・採用するために色々な措置をこれまでも講じているわけでありまして、今回はその一環として、指導が不適切な教員の配置転換ということであります。もちろんこういうことは少なければ少ないほど良いわけですが、実際生徒とコミュニケーションがうまく取れないとかいくら研修してもなかなか指導力が高まらないという人は、ご本人もいつまでも教職に立っていなければならないことは不幸なことだと思いますし、また生徒にとっても不幸なことです。先生本人にとっても生徒にとってもより良い方法ではないだろうかと思っておりまして、少しでも教育の質を高めるという意味からこの制度が適切に運営されると期待をしているわけです。

記者)
 本日の各紙にも、森内閣の支持率低迷と言うことが出ていますが、それについて一言伺いたいのですが。

大臣)
 ある意味では、これだけ色々な、村上議員の辞職でありますとか昨日の政治倫理審査会など一連の報道なり事件なりがある中で、内閣支持率が厳しい状態に置かれているということは、大変厳しい状態だとは受けてとめております。こういう時こそ私は森総理を中心として、それぞれの省庁、それぞれの大臣がしっかりと仕事をしていくことで国民の信頼を少しでも高めることができるように努力をすることが大切だと思います。特に文部科学省は、教育改革ということで省をあげて取り組んでいるところでありますので、教育改革に全力をあげて取り組む。総理も教育改革を熱心に引き続きやろうという意欲を強く示しておられましたから、総理の考えに対して我々も一生懸命やっていくと思っているところであります。

記者)
 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の件なのですが、指導力不足の教員の配置転換ということですが、今回法律の改正によってこういう制度を導入することで、学校現場のどういった改善をイメージされているのですか。

大臣)
 この措置だけによって、学校現場が目覚しく変わることではないと思います。色々な手立てを講じて、要は児童・生徒が良い教育が受けられるように、良い環境で学び体を鍛え、色々な学校活動ができるようにするということですから。ただ、これも一つの方法として学校現場をより良く変えていくこと。特に先生の権威が低まったと言われていますが、やはり先生と生徒の関係は現実に存在するわけです。その先生が尊敬に値しない人であるとか、まったく教えることが事実上できないとか、今回のケースではありませんが、先生から生徒に対する暴力とか、さらにはセクハラなどが報道されるわけですが、それによって傷ついてしまう生徒たちがいるわけです。そう考えると先生の存在は子どもの人間形成過程においては大変重要な役割を果たす存在だと思っております。そういう意味から、今回の措置によってより良い先生が増えていくことが期待されるし、ぜひそうあって欲しいと思います。

記者)
 IOCのメンバーが来日していますが、大阪の知名度が低いなど言われていますが、これからどのように大阪誘致にもっていかれるのでしょうか。

大臣)
 昨日の朝、9時から歓迎式典があって私もトップバッターでご挨拶をさせていただきました。もちろん主役は大阪市長でございますが、柔道の田辺選手などがご挨拶しておられました。現状、他の都市と比べてどうかということについては分かりません。どこが有利であるとか不利であるとかは、全部の評価が終わった後の話でしょうから、特に大阪が不利だとか、一部にはもう大阪は選外だという報道がありましたが、何の根拠もない話だと思っております。これからまさにこの4日間を通じて、大阪の現状を良く見ていただいて、きちんとした評価が出れば、大阪は十二分に可能性があると思っております。なんと言っても都市基盤インフラとかスポーツ環境とか、他の都市全てを知っているわけではありませんから正確ではないかも知れませんが、大阪が見劣りすることは絶対ないと思っておりますので、この4日間は大切な4日間だと思います。明日、レセプションパーティーが夜あるのですが、私と多分麻生大臣も行かれると思いますし、今日程調整をしておられるそうですが、総理も大阪に行かれることも前向きに検討中だと聞いております。私どもの熱意を大いに披瀝したいと思います。(了)


(大臣官房総務課広報室)

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