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平成13年2月6日大臣会見の概要

平成13年2月6日
9時20分〜9時30分
参議院議員食堂

◎一般案件
☆ベリーズ国駐箚特命全権大使堀村隆彦に交付すべき信任状及び前任特命全権大使田中克之の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)(外務省)
☆恩赦について(決定)(内閣官房)

◎法律案
☆恩給法等の一部を改正する法律案(決定)(総務・財務省)
☆法人税法等の一部を改正する法律案(決定)(財務省)
☆租税特別措置法等の一部を改正する法律案(決定)(同上)
☆石油の安定的な供給の確保のための石油備蓄法等の一部を改正する等の法律案(決定)(経済産業・財務省)
☆伝統的工芸品産業の振興に関する法律の一部を改正する法律案(決定)(同上)
☆踏切道改良促進法の一部を改正する法律案(決定)(国土交通・財務省)
☆新産業都市建設促進法等を廃止する法律案(決定)(国土交通・総務・財務省)
☆住宅金融公庫法等の一部を改正する法律案(決定)(国土交通・財務省)
☆高齢者の居住の安全確保に関する法律案(決定)(同上)
☆航空事故調査委員会設置法等の一部を改正する法律案(決定)(国土交通省)
☆環境省設置法の一部を改正する法律案(決定)(環境・総務・財務省)

◎政令
☆預金保険法施行令等の一部を改正する政令(決定)(金融庁・財務省)

◎人事

大臣)
 今朝の閣議ですが、案件の中では直接私どもに関係するものはございませんでしたが、暴走族対策がありまして、国家公安委員長から閣議で、最近の暴走族は大変凶暴化し、色々な事件を起こしているということで、さらに取り締まりばかりではなく、日頃の青少年に対する指導の面も含めしっかりやりたい。関係省庁の協力をお願いするということでした。昨日、担当課長レベルの会議があったようでございます。総理の方からも、初日の出暴走対策について昨年総理からご指示があったようでございますが、各省協力してしっかりやってもらいたいときついご指示がありました。文部科学省としても教育委員会などを通じまして、家庭に対する支援とか中学・高等学校、最近は高校ばかりでなく中学校にも相当暴走族の関係があるようでございますから、警察と協力をして暴走族加入阻止教室を学校で開催する等いたしまして、事前の防止に努める。また、高等学校などで二輪車を利用している生徒に運転の実技を含む安全運転の指導を図る等を行っていきたい。大変、重要なことだと思いますので、関係方面のご協力を文部科学省からもお願いしようと思っているところでございます。
 ITER(イーター)の問題につきまして、昨年来からずっとITER(イーター)計画懇談会でITER(イーター)の日本誘致について前向きの議論が行われてきたわけですけれども、核融合研究者の中には誘致に関しまして、大学の核融合研究への資金的な圧迫とか、ITER(イーター)推進のための体制の問題・疑問といいましょうか、あるいはITER(イーター)そのものに対する技術的な疑問等が各方面から出されているということで、専門家の間でも意見が分かれてしまっていては困ると思っていたのですが、担当局長が関係方面と色々調整をした結果、核融合研究者による議論を2月10日(土曜日)、11日(日曜日)の2日間、大学の研究者などを含めITER(イーター)問題について、科学的・技術的見地から検討を行う会合を開くことが決まり、大手町のサンケイプラザで2日間みっちりご議論をしていただけることが決まったようでございます。こういう場でしっかりと専門家同士の議論が煮詰まることが、今後のITER(イーター)計画をどうするかという際の極めて重要な判断材料になると思っておりますので、是非この場の議論が有意義であることを期待をしておりますし、そうした議論を踏まえて今後ITER(イーター)計画懇談会、その他の場でも色々な議論をしていただいて、最終的には私どもの手元で判断をしたいと考えているところであります。

記者)
 今日で再編後1ヶ月ということで、評価やご感想はありますか。

大臣)
 瞬く間に1ヶ月が過ぎ、取りたてて再編後1ヶ月という大きな感想というものはないのですが、順調な滑り出しではないかと思っております。2つの家が結婚したわけですから。けれども、相当事前の融合努力も行ってまいりましたし、かなりスムーズに走り始めたという印象を持っておりますので、両省庁とも再編・統合で何か大きな問題があるとは考えておりません。

記者)
 ITER(イーター)の問題ですが、最終的には大臣の手元の判断したいということですが、それはいつ頃どのような段階でしょうか。

大臣)
 政府全体としては、総合科学技術会議で大きな資金配分を決めたり、科学技術政策全般に関わることでありますから、そこでの当然議論もいただかなくてはならないと思っております。タイミングにつきましては、国際的な動きということもあるわけですから、そうしたことを念頭に置きながらしかるべきタイミングでと思っております。

記者)
 そうしますと、現在言われているように7月くらいまでに何とか出したいということでしょうか。

大臣)
 できればですね。

記者)
 それは、3ヶ所が誘致の声をあげているところのうち、一つに絞った状態で大臣のところで判断できればということでしょうか。

大臣)
 3ヶ所に関する所要の手続き、調査については、それはそれで別途行わなければならないと思っております。

記者)
 場合によっては、日本への誘致の議論を進めるのと並行して3ヶ所の選定もということになるのでしょうか。

大臣)
 そういうこともあり得るかと思います。

記者)
 副大臣・政務官制度が誕生して、こういった新しい制度についてのご感想は。

大臣)
 副大臣・政務官の皆さんとは極めて密接な意思疎通を行っておりますし、副大臣・政務官の5人の会議、通称「町村5人会議」を2週間に1回くらい開くことしておりますし、随時色々な会合、あるいは個別で副大臣・政務官とはかなり密接な意思疎通が図られていると思っております。そこの面も非常にうまく機能しているのではないかと思っております。

記者)
 暴走族対策なのですが、関係方面に働きかけるというお話ですが、具体的に何かお考えとかあれば。

大臣)
 教育委員会にその内容をしっかり連絡するとともに、担当者会議を開いてしっかりと説明して、周知徹底を図りたいと思っております。生徒指導を担当する人たちの会議が定例的に開かれていますが、そういったものを活用していきたいと思っております。(了)

(大臣官房総務課広報室)

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