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平成13年1月30日大臣会見の概要

平成13年1月30日
11時45分〜11時54分
文部科学省記者会見室

◎一般案件
☆社会保障に関する日本国とグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国との間の協定の効力発生のための外交上の公文の交換について(決定)(外務省)
1.平成11年度一般会計歳入歳出決算を国会に提出すること
1.平成11年度特別会計歳入歳出決算を国会に提出すること
1.平成11年度国税収納金整理資金受払計算書を国会に提出すること
1.平成11年度政府関係機関決算書を国会に提出すること
1.平成11年度国の債権の現在額総報告を国会に報告すること
1.平成11年度物品増減及び現在額総報告を国会に報告すること
1.平成11年度国有財産増減及び現在額総計算書を国会に報告すること
1.平成11年度国有財産無償貸付状況総計算書を国会に報告すること
について(決定)(財務省)
☆メキシコ国駐箚特命全権大使堀村隆彦外1名に交付すべき信任状及び前任特命全権大使田中克之外1名の解任状につき認証を仰ぐことについて(決定)(外務省)

◎国会提出案件
☆衆議院議員伴野豊(民主)提出河川管理に関する質問に対する答弁書について(国土交通省・内閣府本府)
☆参議院議員櫻井充(民主)提出代用心膜使用症例における遅発性皮下膿症及び縦隔炎の発生に関する質問に対する答弁書について(決定)(厚生労働省)

◎公布(条約)
☆社会保障に関する日本国とグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国との間の協定(決定)

◎政令
☆農地法の一部を改正する法律の施行期日を定める政令(決定)(農林水産省)
☆農地法施行令の一部を改正する政令(決定)(同上)
☆漁業法施行令及び農林中央金庫法施行令の一部を改正する政令(決定)(農林水産省・金融庁)

◎人事

◎配付
☆労働力調査報告(総務省)
☆家計調査報告(同上)
☆山形県知事選挙結果調(同上)
☆岐阜県知事選挙結果調(同上)

大臣)
 今日の閣議でございますれども、本国会に内閣提出法案95件、うち予算関連35件、条約が十何件あるそうです。そのうち文部科学省関係は予算関連2件、予算関連以外4件、計6件の法案を今国会へ提出を予定をしております。
 叙勲の関係で、韓国人の留学生の方と日本のカメラマンの方に対して、木杯一組を差し上げる。併せて昨日総理大臣から弔意を表わす賞状、警視総監の方から感謝状等が出されているということがありました。私も昨日、弔意を表わしに日暮里の葬儀会場まで行ってまいりました。弔意をご両親に表わしてきたところです。
 閣僚懇では、橋本行政改革担当大臣から、国の所管する公益法人に対する総点検ということで様々な観点から総点検をしてほしい。全ての所管法人について、年度内を目標に総点検をして、行革大臣の方に報告をするようにというご指示がございました。
 それから科学技術・学術審議会の委員の予定者でございます。それぞれの分野の専門の方、高い識見を有する方々から幅広く選任をするようにしたところであります。平均年齢は60.8歳。女性の比率はちょうど3割でございまして、第1回総会は2月16日(金曜日)16時半から開催をすることにしております。これは従来の航空・電子等技術審議会、海洋開発審議会、資源調査会、技術士審議会、学術審議会、測地学審議会の六つの審議会を一つに統合することで、これが統合の一つの成果とも言えると思っております。審議事項としては、科学技術の振興方策に関する基本とあわせまして、個別の分野別研究開発計画の審議ですとか、研究費の配分方針についてご審議をいただくことにしております。全体としての高い立場からのご議論は内閣府に置かれた総合科学技術会議で審議されることは当然でございますが、それを受けた形でより具体化していくことが審議会の役割と期待をしております。

記者)
 昨日、日暮里へ行かれたときのご感想は。

大臣)
 ご両親の大変悲痛な表情、姿を拝見しておりまして、本当に胸が詰まる思いでございましたが、心からのお悔やみを申し上げてまいりました。昨今、自分のことしか考えない人が多い中にあって、自分の命を顧みず人のために捧げる、人を助けようと思って尊い行為をされるということは、最近滅多にないことでございますから、私ども日本人が最近忘れてしまってきたことをあの二人の方が改めて思い出させてくれました。奉仕活動というととんでもないと言う方々もいらっしゃいますけれども、まさに人のために尽くす行動だったのではないのかという思いを強くした次第でございます。いずれにしても、特に韓国からの留学生の方は大変立派な大学を休学して日本で勉強しておられて、将来日韓の間に立って重要な役割を果たしていただけたであろう、有為な人材であったという推測ができるわけでありまして、大変残念な方を亡くされたと思っております。もちろん、日本人の関根さんというカメラマンの方も大変立派な方だったのだろうと思っておりまして、心からのお悔やみを申し上げる次第でございます。

記者)
 施政方針演説の関係ですが、教育改革国会という形で今回打ち出していくわけですけれども、施政方針演説の中には十分盛り込めたのでしょうか。

大臣)
 4つの柱のうち一つが教育と、特に社会保障の関係であったと思っております。「人間の世紀」の中で人間を大切にするということで教育と社会保障という柱書きがあったと思っております。科学技術関係も「希望の世紀」の中にしっかりと盛り込まれていたと記憶をしております。(了)

(大臣官房総務課広報室)

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