地域コミュニティの衰退が懸念される中、各自治体で地域活性化・地方創生の実現に向けた取組が進められている。各学校では地域課題をテーマとした教育が行われているが、大学進学等で地元を離れる若者にとって、高校で地域への理解を深める学びの充実は重要である。この際、様々な知見や人材育成機能をもつ大学が、地域づくりから人材育成まで、地域とともに考え行動するパートナーとしてサポートすることで、高校と地域との対話の場づくりが円滑に進むことが期待される。このことから新たなコミュニティ創造に向けて、大学関係者を中心に先進事例から、高校と地域との対話の場づくりに対する理解を深め、関係者間のネットワークを構築し、次のアクションに繋げるため「高校における地域人材育成×大学等との連携サミット」を開催する。
国公私立大学の関係者(連携する高校や自治体等の担当者を含む)
平成30年7月7日(土曜日)14時~16時
大正大学531号室(定員:100~150人程度)
(東京都豊島区西巣鴨3-20-1)
(1)挨拶・趣旨説明[10分]
木村 直人 文部科学省初等中等教育局参事官(学校運営支援担当)
(2)事例紹介[20分×3]
○ 「地域と大学の新たな地域連携2.0」(仮)
藤岡 慎二 北陸大学 地域連携センター長・教授
○ 「CBLを支える教育コーディネート」(仮)
吉川 幸 岡山大学 地域総合研究センター 実践型教育プランナー
○ 「SCHの取組」(仮)
岡崎エミ 東北芸術工科大学 コミュニティデザイン学科長
(3)パネルディスカッション-「対話の場」を創る大学の役割[40分]
※会場からの質疑応答あり
(司会)浦崎 太郎 大正大学地域構想研究所 教授
(パネリスト)岩本 悠 一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム 共同代表
地域協働を進める高校出身の大学生
コミュニティデザイナーを目指す大学生
ほか事例紹介のメンバーを予定
(4)まとめ(各地域における今後の「対話の場」の発表など)[20分]
※周囲の方との対話を含む
主催:文部科学省
協力:大正大学
全国から約200名の方にお集まりいただきました。
時代が複雑化・多様化する中で、これからの高校における地域人材の育成や、地域を創る実践者を育てるために大学等との連携をどのように進めるべきなのか、北陸大学、岡山大学、東北芸術工科大学の実践事例や、全国の実践者や大学生・地域おこし協力隊員等から貴重なお話を伺う機会となりました。
社会的な課題や問題解決に向けては、1つの組織が単独でやるものではなく、あらゆる分野の人々と「一緒に」やっていくべきこと。地域活性化・地方創生はまさしく“学問”の総力戦。だからこそ、様々な分野のスペシャリストを持つ大学の役割や、大学につながる高校の役割は非常に大きく、今こそ改革の時であることを確認する時間となりました。
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