コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)

平成28年度「地域とともにある学校づくり」推進フォーラム(東京会場)実施報告

1.趣旨

   学校が地域と一体となって子供たちを育む、「地域とともにある学校づくり」の充実方策について、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の効果的な取組事例の発表等を通じて、各地域における円滑かつ効果的な導入や取組の充実に資することを目的とする。

2.主催

   文部科学省

3.開催日時

   平成28年12月9日(金曜日)     13時00分~16時30分(受付:12時00分~13時00分)
 ※プレ・フォーラム参加希望者は10時30分~16時30分(受付:10時15分~10時30分)

4.会場

   文部科学省 東館3階講堂(東京都千代田区霞が関3-2-2)

5.内容

10時30分~12時00分   【プレ・フォーラム】  ※希望者のみ

   【プチ熟議】(熟議未経験者・熟議経験者)

画像に含まれている可能性があるもの:11人



自動代替テキストはありません。 画像に含まれている可能性があるもの:5人、座ってる(複数の人)
  「プチ熟議」では、学校・地域住民・保護者が目標やビジョンを共有する上で「熟議」が大きな役割を果たすということを実感していただきたいと考えプログラムを組みました。熟議未経験者を中心に約60名の参加、約80名の参観者が熱心に意見交換を行いました。参加された皆様には、ぜひ、地元で、地域住民・保護者・教職員が一つのテーブルにつき「子供たちのために何ができるか」について、熟慮と議論を重ねて欲しいと考えています。

 
  【CSマイスター相談会】


  新たな試みとして「CSマイスター相談会」を実施しました。
  コミュニティ・スクールの未導入地域への支援のために、文部科学省では、今年度もこれまで130カ所以上にCSマイスターを派遣していますが、今回、多くの文科省CSマイスターが参集することもあり、この機会を利用して自治体や学校からの個別の相談に応じることにしました。
   各自治体・学校それぞれの実情や課題等に対して、文科省CSマイスターからは、御自身の見識や経験を踏まえた解決策や、CSの推進に向けた具体的なアドバイスが示されました。
  それぞれの自治体・学校で実行に移すために、まずは関係者で「熟議」することが不可欠です。


13時00分~13時15分     【開会行事】
     ・主催者挨拶(文部科学省初等中等教育局 参事官)

13時15分~15時00分     【リレートーク】
     「これからのコミュニティ・スクール ~持続可能な学校と地域、その先へ~ 」
     ・文科省CSマイスター 四柳千夏子 氏
     ・文科省CSマイスター 皆川 雅仁 氏
     ・文科省CSマイスター 森  保之 氏
    <コーディネーター>
      文部科学省初等中等教育局参事官付 参事官補佐 廣田 貢

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、座ってる(複数の人)、室内


  画像に含まれている可能性があるもの:3人、大勢の人、室内 画像に含まれている可能性があるもの:12人、大勢の人
  リレートークでは、3人の文科省CSマイスターが「持続可能な学校と地域、その先へ」をテーマに、これからのコミュニティ・スクールの姿について話し合いました。
  10年近く続いているコミュニティ・スクールでは、持続可能性をどう確保していくか、悩みや課題を抱えています。モヤモヤ感をぶつけながらも、どんな一歩を踏み出していくか、参加者同士の対話やインタビューも交えながら、参加者全員で考えました。
   「今できること、素晴らしいことに目を向けながら、できることを広げていこう」という共感の輪が広がりました。


15時15分~16時25分      【対談】
      「コミュニティ・スクールの全貌 ~志とデータから見えてくる持続可能性~ 」
         NPO法人まちと学校のみらい  代表  竹原  和泉  氏
                       日本大学文理学部  教授  佐藤  晴雄  氏


  対談では、佐藤晴雄教授と竹原和泉さんのお二人が、「志とデータから見えてくる持続可能性」というテーマでリレートークからのバトンを引き継ぎました。
   対談の中で佐藤先生は、「校長先生の成果認識」や「軌道に乗っているCSに共通する特徴」などを明らかにし、竹原さんは、教職員や地域住民の意識(志)や行動に変化が現れた具体例等について御紹介されました。
   日頃からの風通しの良い「学校と地域の関係」と、私たち「大人の学び」こそが、持続可能性の鍵であるとまとめられました。


16時25分      【閉会行事】

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上  自動代替テキストはありません。

  フォーラムの最後に、アンカー(最終走者)である木村参事官にバトンが渡されました。
  四つ葉のクローバーをモチーフに、メッセージを発信しました。
  持続可能な未来を作るために、学校と地域の協働において大切にしたい視点は、「分かち合う」「育て合う」「積み重ねる」そして「つなぐ」こと。そのために、「学校・地域・保護者・行政が一つになって取り組んでいこう。全ては子供たちのために。」とまとめました。
  「Vision」、「Mission」、「Passion」、「Innovation」の4つの思いを持ち続けることが、持続可能なコミュニティ・スクールづくりにつながると思いを共有することができました。


6.参加者

   教職員、保護者、地域住民、学校運営協議会委員、教育委員会関係者、その他

7.リレートーク資料


お問合せ先

初等中等教育局参事官(学校運営支援担当)付

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(初等中等教育局参事官(学校運営支援担当)付)

-- 登録:平成29年01月 --