学校名:京都府京都市立御所南小学校
実践研究の内容 | 成果(○)と課題(●) | |
学校と地域との連携 | ○地域学校協議会「御所南コミュニティ」の効果的な運営,委員の公募,ボランティアの募集など ○月に1度程度の定例会を開き,活動を中心とした12のコミュニティ部会と3つの委員会をもつ。 ○地域学校協議会「御所南コミュニティ」が,学校のカリキュラムに沿って,教職員とともに授業や事業の計画を立てる。 ○地域学校協議会「御所南コミュニティ」の理事会が,校長や教員代表とともに,公募した教員・講師の面接及び予算の検討・執行の評価を行う。 ○地域学校協議会「御所南コミュニティ」と学校の共同授業 ○地域学校協議会「御所南コミュニティ」と学校の共同事業 |
○小グループでの運営なので,毎回の出席率が非常に高い。 ○カリキュラムの編成は学校が責任をもち,年間計画は御所南コミュニティと共同で行うという分担が明確になった。 ○コミュニティごとに多くのボランティアが集まり,学校運営を支えてもらえるようになった。 ○コミュニティ委員に公募教員・非常勤講師の面接者として参加いただいたが,学校への理解・責任感が深まり,学校の一員としての自覚を感じさせるものだった。 ○共同授業を実施することにより,これまでにはできなかったような幅広い授業を行うことができた。 ○共同事業を実施することにより,地域・保護者の方の,学校教育に対する理解が深まり,学校教育への参画の意識が高まった。 ○地域学校協議会「御所南コミュニティ」の活動を通して,地域の方と教職員とのかかわりが多くなった。 ○PTAの専門部と「御所南コミュニティ」とのかかわりを明らかにしたので,それぞれの働きが有機的に関連するようになった。 ○地域学校協議会「御所南コミュニティ」による学校評価を,教職員とともに行うワークショップ形式にし,評価を通して,子どものことを考えるきっかけにすることができた。 ●地域学校協議会「御所南コミュニティ」理事会を「学校運営協議会」とし,「御所南コミュニティ」と学校運営協議会の関係を明らかにしていく。 ●地域学校協議会「御所南コミュニティ」の継続と更新の在り方を明確にし,活動がさらに発展していくようにする。 |
学校の裁量権の拡大に関する取り組み | ○教員公募の実施 ○講師公募の実施 ○教員版FA制(希望転任制度)の実施 ○非常勤講師の弾力的な活用 ○副教頭制を十分に生かした学校教育力の向上 ○2期制の実施(平成15年度より) ○校長の裁量予算の拡充(合算執行範囲および校長専決権限の拡大)と予算執行の評価 |
○地域学校協議会の代表が選考の際,面接に関わるなど地域学校協議会の参画を得て,教員公募等を実施したことにより,意欲をもった教員等を迎えることができた。 ○教員・講師公募の取組が充実し,積極的に教育活動を行う教師が力を発揮したので,子どもに対する成果が見えてきた。 ○教員版FA制が定着し,学校の力となる教員異動が実現してきた。 ○副教頭制を活かして学校の教育力を向上させ,研究体制を充実・発展させることができた。 ○学校裁量予算や専決権限の拡大を生かした特色ある学校づくりが推進できた。 ●教員公募・教員版FA制度の充実のため,応募条件の見直しなどを行っていく。 |
その他の取組み | ○新教科「コミュニティ創造科」の設置 ○高学年での一部教科担任制の実施 ○少人数指導の実施 ○二期制の実施(再掲) ○小中連携の推進 |
○「コミュニティ創造科」の設置により,つけたい力を明確にした学習を行うことができた。 ○「コミュニティ創造科」の構成を見直し,「コミュニティ創造科」と基礎・基本とのかかわりを明らかにすることができた。 ○中・高学年で一部教科担任制を実施し,教材準備や評価等が充実した。 ○少人数指導など,指導者の連携を考え,指導の効果が上げられるようにした。 ○二期制の実施により,学校の取組全体を見直すきっかけとなり,結果として,授業時数が確保できた。 ○同じ中学校区の小中3校での教務主任会の月例での開催などにより,小中合同の清掃活動や,隣接小との合同プールなど,共同活動を行うことができるようになった。 ○「小中合同研修会」を定例で行い,9年間を見据えた教育活動を行うため,9つの部会に分かれて,小中学校のカリキュラム連携を進めることができた。 ●指導者の連携の在り方を,常に見直すことが必要である。 |
-- 登録:平成23年11月 --