コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)

実践研究の概要 和歌山県新宮市立光洋中学校

学校名:和歌山県新宮市立光洋中学校

  実践研究の内容 成果(○)と課題(●)
学校と地域との連携 ○地域の清掃活動に生徒がボランティアで参加

○図書ボランティアによる図書室を地域に開放(市立図書館との連携)

○読書サークルの発足(「児童文学を読む会」)

○地域の行事と学校の行事の協力体制(スタンプラリーを実施)

○地域に学校の広報を発行

○カルチャー講座の開設(「ふれあい講座」)

○体育祭・文化祭を地域に開放 (参加者増加)

○地域の学校等との交流を推進 (養護学校・幼稚園)

○地域交流の「交流綱引大会」を学校運営協議会が中心となり開催し、4000名以上が集う

○学校運営協議会が教育講演会や劇団を招聘しての観劇会を主催

○学校の授業に補助として、地域からボランティアが参加

○学校施設を地域に貸し出す(音楽室・体育館)

○地域の行事や祭りに、生徒達が参加
○清掃を通しての地元住民とのふれあいがあった。

○図書室が平日は午前9時から午後4時半まで開いている。

○読書に興味を持つ生徒が増えた。(まだ数が少ない)

○地域の文化に興味を示す生徒が増え、地元の保存会に入る生徒もいた。

○地域や保護者の方々のアンケートでは99%が生徒のボランティア活動に賛成。

○地域の人たちの学校への関心が増した。

○学校への来校者増加

●授業のボランティアの育成

●持続的な活動に向け、地域の理解者・協力者の増加を図る。

○教職員の地域への交流・参加と意識の変化

○ボランティアの方々の受け入れ対応は改善した。

○公的機関からの協力体制が構築できてきた。

●PTA活動に積極的に参加してくれる保護者数が年々減少している。
学校の裁量権の拡大に関する取り組み ○民間人校長の登用

○和歌山・三重・奈良の三県から本校を希望する教員を募集

○地域人材を非常勤講師として採用

○学校協議会の基金活動を許可(Tシャツ販売、自動販売機の設置)

○2学期制を実施することを許可

○研究費の一部で図書運営委員を雇用

○学校配分予算の「目」の中での流用を緩和

○「地域学」の授業を設定
●教員の公募は継続的に行ってほしい。

○営利事業的なことは学校になじまないが、学校協議会が行うということで、活 動資金確保の取組みが可能になった。

○予算における使用の自由度が増した。
その他の取組み ○いろいろな公的機関と協力して、学校教育に生かす  (生涯教育課・市立図書館・地元 駅・近隣学校・NPO・地域町内会等)

○保護者の学校アンケートや学校評価

○生徒の学習意識調査と県の学力試験との相関関係調査

○2学期制の導入

○保護者が学校に来る回数を増やす(終業式・毎月の学校開放日等)

○海外の学校との交流
○よく話し合えば、協力し合えることが多い。

○学校アンケートで、いじめ・授業・行事等に関する情報を得た。

●評価の目的をよく検討し、適切な評価方法を実施する必要がある。又、回数より、評価の質を高めることに力を入れる。

○生活習慣と実力試験の相関関係の分析は、参考になる示唆がいろいろあった

-- 登録:平成23年11月 --