コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)

実践研究の概要 東京都足立区立五反野小学校

 学校名:東京都足立区立五反野小学校

  実践研究の内容 成果(○)と課題(●)
学校と地域との連携 ○学校情報を、保護者・地域に積極的に公開し、説明責任を果たすともに、透明性のある信頼される学校づくりを進める。

○学校・地域の共通目標により、「地域の子どもは地域で育てる」といった風土を醸成する。
○一週間の学校公開期間中に、保護者だけではなく、協議会や地域の方が来校できる体制をつくった。また、授業診断・学校評価も定着した。

○理事会、協議会、PTAの広報紙を一体化したほか、地域行事との合同開催をおこなった。

○児童の来客に対するあいさつが改善された。加えて、学習意欲が高まり、学力テストの数値が高くなった。

○家庭・学校・地域の協働による「あいさつ運動」が定着し、児童の育成に対する地域の関心が高まった。学校週5日制の活動が、地域の方々の参加で定着した。

●地域からの来校者をさらに増やし、「地域立」の学校に対する理解を深める必要がある。
学校の裁量権の拡大に関する取り組み ○弾力的な予算執行を可能とする予算編成等の学校裁量権の拡大措置を講じる。

○特別講師等の活用により、児童の基礎的・基本的な内容を確実に定着させる。
○学校予算の効率的な執行等の削減努力に対して、翌年度、学校予算の追加配分を行いインセンティブをもたせる。

○校長が応募者の書類・面接選考を行い、特別講師を採用した。

●人事に関しては、東京都教育委員会に対して、教職員の採用や異動に関して裁量権拡大を要望していく。
その他の取組み ○開かれた学校づくり協議会が行う授業診断、学校評価と学校の自己評価と連携を図りながら、評価システムを構築する。

○学校評価の結果を教育計画に反映させ、数値目標を設定して、説明責任を果たす。

○学校理事会の機能が十分発揮されるよう組織マネジメントなどの理事対象の研修体系を整備・実施する。

○地域等の要望調査を実施し、地域要望の把握に努める。
○外部講師を招いて、学校評価のスキルアップのための研修会を行い、評価方法等の見直しを行いより制度を高めた。

○授業診断の結果をもとに、教員との交流会を実施し、改善のポイントを明らかにして、授業に生かした。

●保護者・地域に学校評価の意義・必要性を幅広く広報するとともに、評価力を高めていく。

○理事研修を行い、理事会の機能・役割、学校評価の研修を通して、資質向上を図った。

○地域調査によって、「五反野の子どもたちのよりよい未来」を実現するための行動計画を策定した。

●手引きの作成等、多様な方法で理事に対する情報提供を行う。

 

-- 登録:平成23年11月 --