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専門的・技術的な質問の詳細と回答(屋内運動場関係)

1.屋内運動場等の耐震性能診断基準に関する質問

(4.じん性指標Fの算定)

No.6

質問

「屋内運動場等の耐震性能診断基準(平成8年度版)」11ページには鉄筋コンクリート部材の靭性指標F(曲げ、せん断)が記載されているが、平成18年版からは除外されています。
鉄筋コンクリート部材で決定した場合は、平成8年版のF値を採用して宜しいのでしょうか。採用できない場合は、どの値を採用すればよいのか教えてください。

回答

「靭性指標F」は、RC造に関する事項である為、「屋内運動場等の耐震性能診断基準(平成18年版)」11ページからは除外しています。尚、架構・部材がRC造の場合に関しては、「屋内運動場等の耐震性診断基準(平成18年版)」1ページ【解説】に記述してあります。

No.7

質問

「屋内運動場等の耐震性能診断基準(平成18年度版)」の内容について。この基準は鉄骨系の他基準、指針との整合性を図ったものであると明記されていますが、鉄骨軸組筋かい部材の靭性指標Fが「耐震改修促進法のための既存鉄骨造建築物の耐震診断および耐震改修指針・同解説(日本建築防災協会)」のものと大きく異なっています。ブレースとして採用されていることが多い山形鋼、丸鋼は、「耐震改修促進法のための~」では、F=3.3であるのに対して、「屋内運動場等の耐震性能診断基準」ではF=2.2と3分の2の値になっていますが、これはどうしてですか。「3分の2」という比率に基準作成者の意図を感じるのですが。

回答

「耐震改修促進法のための既存鉄骨造建築物の耐震診断および耐震改修指針・同解説(1996)」は、一般的なラーメン架構の建物を対象としていますが、 「屋内運動場等の耐震性能診断基準(平成18年版)」では、屋内運動場における建物の特性、過去の被害調査の結果などを踏まえ、一般の建物よりやや安全側に設定しています。

No.8

質問

鉄骨造屋内運動場では、「屋内運動場等の耐震性能診断基準」によって、ブレースの接合部が非保有耐力接合の場合はF=1.3、保有耐力接合の場合はF=2.2となっている。一方、鉄骨造校舎の場合は、文部科学省の耐震診断基準がないため、日本建築防災協会の「耐震改修促進法のための既存鉄骨造建築物の耐震診断および耐震改修指針・同解説」によることになると思われるが、山形鋼等の開断面ブレースの場合は、接合部が非保有耐力接合の場合はF=1.0または2.0、保有耐力接合の場合はF=3.3 となる。従って、例えば保有耐力接合の場合、屋内運動場ではF=2.2、校舎ではF=3.3 と、同じ学校施設において大きく差のある2種類のF値が混在することになる。通常、校舎は2から4層あり、柱軸力は屋内運動場とは比較にならない程高いので、ブレースで補強した場合にF=3.3を許容するというのは、かなり大きな層間変形を生じ、かつPδ効果による保有水平耐力の低下もある状態であり、多くの児童生徒が屋内運動場よりもはるかに多くの時間を過ごす建物であり、また住民の避難施設として使用されることを考えると問題があるのではないか。また、同じ敷地内にある学校施設で、屋内運動場と校舎とでブレースのF値に1.5倍もの差があるという状況にあり、整合性に欠けるが問題ないか。以上より、学校という公共性を考慮すれば、校舎についてもブレースのF値は屋内運動場と同じ2.2に統一すべきと考える。ご検討いただきたい。

回答

ご質問中にあるとおり、鉄骨造屋内運動場の診断は「屋内運動場等の耐震性能診断基準」によって行い、鉄骨造校舎は日本建築防災協会の「耐震改修促進法のための既存鉄骨造建築物の耐震診断および耐震改修指針・同解説」により行う場合が多いと思います。それぞれのF値の推奨値は異なりますが、基準の対象にしている建築物に対する考え方の違い等から、F値が異なることは致し方ないことと思われます。(基準の発行団体、作成時期が異なることもその一因かもしれません。)そもそもF値は建物の用途、当該部位の重要性、詳細設計の 良し悪し、施工の程度などを現地調査結果で判断し、診断者が設定すればよいものなので、同じ学校施設であることをもって推奨値が同じであるべきであるともいいきれず、基準の値はその目安と考えればよいのではないでしょうか。ご指摘のとおり、学校校舎におけるF値=3.3は大きすぎる場合もあることと思います。F値=3.3が大きすぎるとのご判断をされるのであれば、この値より小さな値を設定すれば安全側の診断となります。

No.9

質問

「屋内運動場等の耐震性能診断基準」の筋かいのF指標について、教えてください。26ページにて、Bタイプ(純筋かい構造)F=2.2 ただし、筋かい接合部の耐力、周辺柱の座屈・基礎の浮き上がりで耐力が限界付けられる場合はF=1.3とする。となっていますが、枠梁にて座屈降伏した場合のF指標はF=1.3と考えてよろしいのでしょうか。

回答

F=1.3としてください。
枠梁が座屈する場合も、周辺柱が座屈する場合や基礎が浮き上がる場合と同様に、その時点で筋かいは機能しなくなります。

お問合せ先

大臣官房文教施設企画部施設企画課防災推進室

(大臣官房文教施設企画部施設企画課防災推進室)

-- 登録:平成22年10月 --