GIGAスクールお困り相談フォーム活用事例

現地での研修支援の実施

 「GIGAスクールお困り相談フォーム」を活用してくださった静岡県焼津市教育委員会の担当者に、今回実施した研修会についてお話を伺いました。(令和4年10月27日掲載)

【焼津市の概要】
・人口:137,298人(令和4年9月30日現在)
・面積:70.31㎢
・学校数:22校(小学校13校・中学校9校)

 

     

1.「GIGAスクールお困り相談フォーム」を使おうと思ったきっかけは何ですか。

 毎年実施している情報教育に関する研修会を企画するにあたり、今年度の研修では、GIGAスクール構想に伴う1人1台端末の利活用推進に関する研修を行いたいと考えていました。情報を集める中で、StuDX Styleのホームページを見たときに「GIGAスクールお困り相談フォーム」を見つけ、研修講師をお願いするとともに、研修内容についての相談にものってもらいたいと思い投稿しました。
 また、焼津市の方向性が文部科学省のねらいと合致しているか、他の自治体の事例からさらに学べるところはないかなど、GIGAスクール構想を推進する中で抱えていた不安や悩みを解決するためにも、「GIGAスクールお困り相談フォーム」が有効だと考えました。

 
     

2.「GIGAスクールお困り相談フォーム」を使ったメリットはどんなところにありましたか。

 研修内容についてオンラインで打ち合わせを行う中で、「さまざまなノウハウは現場にある」という観点から、研修会が講義形式ではなく教員による実践発表形式になったことが大きな成果でした。その実践発表に対して、GIGA StuDX推進チームから客観的な価値づけをしてもらうことになり、大変ありがたかったです。
 1人1台端末の利活用を推進するために、試行錯誤しながら取組を進めていますが、教育委員会としても文部科学省の方から意見をもらえたり価値づけてもらえたりすることはありがたく、あらためて方針が明確になる機会だと感じました。

 
 

     

3.研修会での先生方の様子はいかがでしたか。

 実践発表を聞いて終わり、ではなく、各グループでミニ実践発表会のような形になり、話合いがいつも以上に盛り上がっていました。つまり、全体の場で発表してくれた先生だけでなく、受講者全員が主体的に参加できた研修になったというわけです。また、その取組をGIGA StuDX推進チームから価値づけてもらったことで、先生方も自信を持てた様子でした。
 次は管理職向けの研修会等でお話ししていただくのはどうかな、と今後のアイディアも膨らみました。GIGA StuDX推進チームと協力して取り組んだ今回の研修会の形は、全国の自治体でも実施可能だと思います。私たちと同じようにGIGAスクール関係の研修等で悩まれている教育委員会の方は、ぜひ「GIGAスクールお困り相談フォーム」を活用してみてください。
 
 
 
【研修の概要】
○日時:令和4年10月21日(金)14:00~16:30
○研修の流れ
・実践発表1「社会科の授業実践より」
・協議1,指導助言1
・実践発表2「校内の利活用推進について」
・協議2,指導助言2
・実践発表3「これまでのICT利活用と今後の授業」
・協議3,指導助言3
・指導助言(全体)

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(文責:GIGA StuDX推進チーム)