学習指導要領における部活動・地域クラブ活動の取扱いに関する検討ワーキンググループ(第2回)議事録

1.日時

令和8年3月3日(火曜日)15時30分から17時30分

2.場所

文部科学省 東館15階特別会議室(東京都千代田区霞が関3-2-2)

3.議題

  1. 学習指導要領における部活動・地域クラブ活動の取扱いについて
  2. その他

4.出席者

委員

友添主査・北山主査代理・青海委員・市川委員・内田委員・太田委員・金﨑委員・木村委員・齊藤委員・貞広委員

文部科学省

浅野スポーツ庁次長・鈴木地域スポーツ課長・小野参事官(芸術文化担当)・堀内参事官(芸術文化担当)付学校芸術教育室長・赤間企画調整室長・大野地域スポーツ課課長補佐・竹河地域スポーツ課課長補佐・大石地域スポーツ課専門官

5.議事録

[友添主査]
 それでは定刻になりましたので、ただ今から第2回「学習指導要領における部活動・地域クラブ活動の取り扱いに関する検討ワーキンググループ」を開催いたします。お足元の悪い中、また寒い中今日はありがとうございます。今日は前回に引き続き、継続審議であります学習指導要領における部活動・地域クラブ活動の取扱いについて、およびその他ということでご議論いただければと思います。本日の会議は冒頭より公開しており、 YouTubeでのライブ配信を行っておりますので、この点ご承知おきいただければと思います。それではまず、事務局から委員の出席状況と配布資料の確認をお願いいたします。
 
[大野補佐]
 事務局でございます。本日は10名の委員の皆様、全員がご出席ということでございます。配布資料につきましては、お手元の議事次第の2番のところに一覧を記載しております。資料2点、参考資料7点をお配りしております。参考資料につきましては、参考資料1を除きまして、前回のワーキンググループの配布資料を改めて配布しているというものとなっております。大部になっておりますので、不足などございましたら事務局までお知らせいただければと思います。なお、これらの資料につきましては、既に文部科学省のウェブサイトにも掲載しております。以上です。
 
[友添主査]
 ありがとうございます。それでは議事に入ります。前回の議論を踏まえまして、学習指導要領における部活動・地域クラブ活動の取扱いにつきまして、本ワーキンググループの取りまとめ文書のたたき台を事務局にて作成いただいていますので、事務局の方からご説明をお願いいたします。
 
[大野補佐]
 ありがとうございます。事務局でございます。お手元の資料1ー1をご覧いただければと思います。学習指導要領における部活動・地域クラブ活動の取扱いにつきましては、本ワーキンググループで取りまとめをいただき、その後、中央教育審議会に報告するという流れとなっております。この資料は、前回の議論を踏まえまして、本ワーキンググループとしての取りまとめ文書について、事務局としてのたたき台を作成したものでございます。後ほどご意見等をいただければと思います。この文書につきましては、全体で1番から4番まで4つのパートで構成をしております。1番のところで部活動改革を巡る状況を簡単に確認・整理をした上で、2番で基本的な考え方を整理しております。その上で、3番のところで具体的な記載内容について記載し、最後に4番で留意事項を記載するという、このような流れで作成をさせていただいております。順次内容についてご説明を申し上げます。
 まず、1番の部活動改革を巡る状況でございます。1つ目の丸はご承知のとおりでございますが、急激な少子化が進む中でも、子どもたちの活動機会を確保・充実するために、公立中学校等を中心に部活動の地域展開等を推進していること、また、令和7年のスポーツ基本法改正において根拠規定も創設されている旨を記載しております。また、 2つ目の丸では、令和7年12月に策定された新たなガイドラインで示された方針を要約して記載をしております。具体的には令和8年度から新たに改革実行期間がスタートし、休日については改革実行期間内、すなわち令和13年度までに原則すべて地域展開の実現を目指すこと、平日についても各種課題を解決しつつ、さらなる改革を推進することとされていることを書かせていただいております。3つ目の丸は今後の見通しでございます。部活動の地域展開により実施される地域クラブ活動が広がっていくことが見込まれる一方で、平日を中心に部活動が存続する学校もあるとしております。このため、当面、部活動と地域クラブ活動が併存することから、学習指導要領の改訂においては、こうした実態を踏まえた見直しを検討する必要があるとしております。全体としては、地域展開等をしっかり進めていくという方向性ではありますけれども、こうした実態も十分に踏まえながら検討する必要があろうかと考えております。
 続いて 2番、基本的な考え方でございます。ここでは、指導要領の改訂にあたっての基本的な枠組みについて整理をさせていただいております。まず、1つ目の丸では、地域クラブ活動の位置づけ、役割などについて簡潔にまとめております。前段は位置づけでございまして、こちらに記載のとおり、学校以外の団体等が主体となる活動ではありますが、市区町村等が責任主体となって企画・調整を行い、部活動の教育的意義を継承・発展させたものとして実施される活動であるとしております。いわゆる民間のクラブとは異なり、公的な性質を有する活動であるということを端的に記載しております。後段の部分は役割・意義でございます。部活動と同様。というところから始まりまして、子供たちが生涯にわたって豊かなスポーツ、文化芸術活動を継続するための基盤となる重要な活動であるとともに、責任感・連帯感の涵養など、学校教育が目指す資質・能力の育成に資するものであると、このような形で整理をさせていただいております。その上で2ページに参りまして、 1つ目の丸と 2つ目の丸で、中学校と高校それぞれについての記載の枠組みについて簡潔にまとめております。まず、 1つ目の丸が中学校等についてです。部活動の地域展開を推進している中学校等については、学習指導要領の改訂において、学校が主体となる部活動に加え、学校以外の団体等が主体となる地域クラブ活動に関しても併せて記載を行う必要があるとしております。高等学校等につきましては、現時点で部活動の地域展開を推進しているという状況にはありませんので、現行学習指導要領と同様、学校が主体となる部活動についての記載を行うことが適当であるとしております。このように、中学校と高校では改革の方針や実態などが大きく異なりますので、それを踏まえた整理をさせていただいております。
 続いて 3番、具体的な内容でございます。ここでは部活動と地域クラブ活動それぞれの記載内容についてまとめております。冒頭の3行のところでは、前回のワーキングでも議論いただきましたが、先般策定した新たなガイドラインと整合性を図りながら、指導要領の改訂についての記載を行うことが適当であるという、前提となる問題意識を書かせていただいております。その上で、(1)で部活動、 (2)で地域クラブ活動についてそれぞれ考え方をまとめております。まず、部活動につきましては、その意義や位置づけなど、基本的な事項に関しましては、現行の学習指導要領の中で丁寧に記載がされておりますので、それをベースとするということにしております。その上で、昨今の部活動を巡る課題への対応の観点から、記載の見直しを図る必要があるとしております。見直し事項としては大きく2点でございまして、 1点目が子供たちの安全・安心の確保でございます。具体的には 2つ目の丸に記載しておりますが、部活動において体罰や暴言等の不適切な指導や事故等が少なからず発生していることを踏まえ、それらの防止を徹底しつつ、子供たちの安全・安心な活動環境を確保することが必要であるという形で整理をしております。もう一方の見直し事項は、働き方改革でございます。 3つ目の丸にありますとおり、令和7年の給特法改正等を踏まえ、学校における働き方改革をさらに推進するため、部活動指導員の配置等の運営体制の整備や適切な活動時間の設定等を行うことなども重要であるとしております。このような形で、部活動につきましては、骨格となる基本部分については現行の指導要領の記載をベースにしながら、子供たちの安全・安心確保と学校における働き方改革の推進につきましては、記載を充実していくという方向性でまとめさせていただいております。続いて、 (2)地域クラブ活動についてです。冒頭の記載は基本的な考え方のところで整理したものを改めて記載したものです。その上で、 3行目あたりからですけれども、学校を含めた地域全体で子供たちの成長を保障する観点から、希望する教師の兼職兼業や学校施設の有効活用などを含め、学校との連携が重要となるという問題意識を書かせていただいております。これを踏まえまして、 2つ目の丸にございますとおり、学習指導要領の改訂においては、地域クラブ活動の位置づけ・意義を明らかにした上で、学校と地域クラブ活動を実施する団体等との間での適切な連携について記載することが必要であるとしております。ご案内のとおり、学習指導要領は学校における教育課程の基準でございますので、学校側から見て地域クラブ活動と適切に連携を図っていくということが指導要領の中に書き込まれていくと、こういうことを想定しております。
 最後に3ページ参りまして、4番の留意事項でございます。ここでは、前回のワーキンググループでもご議論いただきましたが、学習指導要領の本体と解説の棲み分けについて整理をしているところでございます。1つ目の丸に記載のとおり、学習指導要領は学校における教育課程の基準でございまして、現行の部活動についての記載も教育課程との関連を中心に行われております。その上で、より具体的な内容や補足的な事項は解説の方に記載すると、このような整理になっておりますので、基本的に今回の改訂にあたっても同じ考え方で整理をするものと思っております。具体的には2つ目の丸に記載しております。学習指導要領の本体では、教育課程との関連を中心に基本的な事項について記載することとし、例えば、ということでいくつか例示をしながら、より具体的な内容等については学習指導要領解説で記載することが考えられるとしております。解説については様々なものを記載することが想定されますけれども、ここでは典型的なものとして3つ例示をさせていただいております。1つ目が部活動の地域展開等に関する理念や取り組み方針。この中には、括弧書きに記載のとおり、地域全体で支えることによる新たな価値の創出や、障害のある生徒等を含めた多様な生徒ニーズへの配慮、さらには地域の実情等に応じた多様な対策の推進等が含まれると思っております。2点目は、体罰や暴言等の防止徹底など、安全・安心な活動環境確保のための具体的な取り組み、3点目が、学校と地域クラブ活動を実施する団体等との間における具体的な連携事項ということで主だったものを3つ例示させていただいております。このような形で解説も組み合わせることで、部活動改革全体の方針を明らかにしつつ学校現場での具体的な実践にもつながるように整理をしていければと考えております。資料1ー1については以上でございます。資料1ー2の方は参考資料ですので説明は割愛いたしますけれども、現行の学習指導要領の本体と解説それぞれにおける部活動関係の記載を抜粋したものを資料としてお付けしておりますので、議論の中で必要に応じてご参照いただければと思います。事務局からの説明は以上です。
 
[友添主査]
 ありがとうございました。学習指導要領における部活動あるいは地域クラブ活動の取扱いのたたき台をお作りいただいて、これについてのご説明をいただきました。次に、これを踏まえまして自由討議に移りたいと思います。ご意見のある方は具体的に、例えばこのページのここのところという形でご意見をいただければと思います。また全体についてのご意見等がありましたら、それについても結構ですので、よろしくお願いいたします。いかがでしょうか。大体方向性そのものは決まってきたと思っております。では、北山主査代理お願いします。
 
[北山主査代理]
 私、今回は本当に踏み込んだところまでいくものだと思っておりましたので、前回少々立ち入ったことを申し上げてしまいましたが、このたたき台読ませていただきまして、この段階ではこれでよろしいというか、これがベストかというふうに思って読ませていただいております。その上で一言感想のようなものを申し上げます。これから地域クラブ活動が本格化しますと、教育関係者でない方たちがこの活動に多く参加することになりますので、そういう方たちの研修の際に学習指導要領、あるいはその解説を資料として使わせていただくことも増えるかと思います。そういうことがありますので、最終的に学習指導要領あるいはその解説をお書きいただくときに、そういった教育関係でない方たちにも読みやすいような形で書いていただけるとよろしいのではないかと思いました。以上です。 
 
[友添主査]
 ありがとうございます。確かに研修の段階では学習指導要領について講義の中で触れていただくことは非常に重要だろう思います。貴重なご意見をいただきました。他にいかがでしょうか。貞広委員お願いいたします。
 
[貞広委員]
 ご指名いただきましてありがとうございます。千葉大学の貞広です。大変バランスよく意見を取り入れていただいて、書いていただいて、現実的なラインと将来的な方向性を見据えて、絶妙なバランスで書いていただいているかなというふうに思います。意見と確認的な質問とないまぜになったことを申し上げますけれども、資料1ー1の3の具体的な内容と4の留意事項の 2つを見ますと、とりわけ3の(1)部活動についてということの3つ目で書かれている、学校における働き方改革をさらに推進するため、部活動指導員の配置等の運営体制の整備や適切な活動時間の設定を行うことなども重要であるという、ここの部分については、全部じゃなくても、おそらく働き方改革とか持続可能性のあたりの文言が本体に入ってくるというふうに理解をしました。これが正しいのか、こういう理解でよろしいのかというご質問と、ぜひそういう形で進めていただければと思います。前回も申し上げましたけれども、この改革実行期間の13年度と給特法に定められた働き方改革の偶然なのか、仕込みなのかわかりませんけれども、一致をしています。しっかりと持続可能性も見据えながら充実させていくということで、しっかりと本体に書いていただけると大変ありがたいと思いますので、ぜひそういう方向で進めていただければと思います。以上でございます。
 
[友添主査]
 ありがとうございます。事務局、いかがでしょうか。
 
[大野補佐]
 ありがとうございます。先ほど説明で明示しませんでしたけれども、 2ページ目の3番の具体的な内容として記載しているところは、基本的に学習指導要領の本体で位置づけるべきことをまとめているというところでございます。具体的なワーディング、言葉遣いなどは中央教育審議会から答申をいただいた後に、文科省の告示として適切かという視点で精査がされますけれども、基本的にここで書いた内容がしっかり伝わるように学習指導要領の本体に書き込んでいきたいと考えておりますので、ご指摘いただいたとおりかなと思っています。よろしくお願いいたします。
 
[貞広委員]
 ありがとうございます。
 
[友添主査]
 他にいかがでしょうか。オンラインでご参加をいただいております市川委員いかがでしょうか。
 
[市川委員]
  ご指名いただきましてありがとうございます。特別支援学校長会の市川でございます。今回の内容を読ませていただきまして、特別支援学校の部活動はいろんな形態が複雑なところもございますが、この内容であれば、ここにおいても問題なく実施できるのではないかなと思っています。また、障害のあるお子さんが一生涯のスポーツ活動を実施するための地域への展開というのも、なかなか障害のある方の地域展開、難しい部分が現実的にはありますが、現段階においてこういう形で将来も見通して書かれていただければ、今の段階では妥当な選択と思っています。以上です。
 
[友添主査]
 ありがとうございます。続きまして、内田委員いかがでしょうか。
 
[内田委員]
 すみません。事前のご連絡がうまくいっていないため、資料を拝見できておりません。また後ほど発言をさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。
 
[友添主査]
 大変失礼しました。また後ほど。それでは続きまして、木村委員いかがでしょうか。
 
[木村委員]
 中学校につきまして、感想も含めて少しお話しさせていただきたいと思います。事務局より示されましたこのたたき台に、基本的には賛同いたします。先ほど貞広委員もおっしゃったように、次期中学校の学習指導要領の全面実施の2031年という、この年は部活動改革の後期の最終年とも合致する年でございます。そう考えますと、この時点におきましても、「学校が主体となる部活動と学校以外の団体などが主体となる地域クラブ活動が併存すること」が予想されることを踏まえますと、このたたき台のように地域クラブ活動は部活動と同様、中学校等の学校教育が目指す資質能力の育成に資することから、学習指導要領の本体において大枠での記載を行い、詳細につきましては解説などで記載することが望ましいと考えている次第でございます。また、部活動につきましては、現行の学習指導要領と同様、教育課程との関連を中心に記載するべきだと考えます。そして、一つ思いがあるのですが、現行の学習指導要領の記載のように、学校教育の一環としての表現の記載にするかどうかは検討の余地があるのではないかというような感じがします。といいますのも、これまでなかなか教育現場、自治体では地域展開が進まなかった一つの背景として、この学習指導要領の学校教育の一環としてというのが非常にブレーキになっていたところがございます。そうしたことを踏まえた時に、この表現がこれでいいのか、検討していただきたいなというような思いがあります。以上です。
 
[友添主査]
 ありがとうございます。学校教育の一環という文言を出さない限りは学習指導要領の中での位置付けが曖昧になるということで、平成20年の学習指導要領において「学校教育の一環」が入ったように思います。学習指導要領は教育課程の基準なので、各教科の内容との関連もやはり考慮しなければいけないということで、実は平成20年と29年には学習指導要領解説において保健体育との関連が書き込まれたと考えます。当時はブラック部活ということでメディアの部活批判があったように思いますし、まだ地域移行や地域展開といった議論が全くない時でしたので、子供たちの文化権、あるいはスポーツ権を保障するということのためには、やはり指導要領の位置づけの中に部活を明確に位置づけていく必要があるということだったかと思います。そういう歴史的な背景を踏まえた上で、今の木村委員のご発言を受け取ると、非常に理にかなっていてよくわかるような気がします。ありがとうございます。一度またオンラインに戻りまして、青海委員いかがですか。
 
[青海委員]
 事務局の皆様、前回のワーキングなども踏まえて、学習指導要領における部活動および地域クラブ活動の取扱いについて、わかりやすく整理していただき、ありがとうございました。私自身の考えもそうですけど、内容、方向性、特に異議はありません。重複する点もありますが、せっかくですので、私の考えを簡潔にお話します。前回私の発言の後にお話しされた主査のお話をお借りすれば、「地域の最適解は地域にしかないわけで、それをもって全てが画一的に同じような金太郎飴型の形が好ましいというわけではなく、あくまでもその地域が地域の方向性について決定するということが前提である」ということには私も同感で、このような地域連携・展開の進捗状況や見通しなどを十分に踏まえながら、今後も部活動が存続する学校もあるため、学校が主体となる部活動と学校以外の団体が主体となる地域クラブ活動が併存することになります。そこで、本ワーキングの検討事項である学習指導要領における部活動および地域クラブ活動の取扱いについて、3点整理すると、 1つ目は、今回の改定にあたっても基本的には現行に倣い、学習指導要領の本体では教育課程との関連を中心に基本的な事項について記載するとともに、進捗状況や見通しなどを十分に踏まえながら現実的な姿を記載し、理想とする方向性やより具体的な内容等については学習指導要領解説で記載する。2つ目は、中学校等については、学習指導要領の改訂において、学校が主体となる部活動に加え、学校以外の団体が主体となる地域クラブ活動に関しても併せて記載を行うこと。高等学校については、実態や方針が異なるため、学校が主体となる部活動のみの記載になること。 3つ目は、具体的な記載の内容については、部活動ではまず生徒たちの安全安心な活動環境を確保すること、次に運営体制の整備や適切な活動時間の設定等を行うこと。また、地域クラブ活動では教師の兼職兼業や学校との連携について明記すること。このような取扱いで良いと思います。以上です。
 
[友添主査]
 ありがとうございます。ご指摘いただいた点、事務局の方でまた共有させていただければと思います。ここに至るまでには、実行会議で取りまとめを作成するために随分時間をかけてご議論をいただきながら方向性を検討し、かつそれに基づいて新たなガイドライン、この作成にも時間をかけ議論を積み重ねてきました。あくまでもその流れの中に今日の提案文書は位置づくと理解しておく必要があるのではないかということと、もう一点、部活の地域展開は地域に最適解があるということ。ここはずっと確認してきたところでありますし、むしろそれをうまく引き取れないような改革ではまずいだろうということで、今後ともそこの点は引き継いでいく必要があるだろうと思っています。ただ、時間のスパンを考えた時に、実際どの辺でどうなのかっていうのは、これは現時点で予測ができない。新たなガイドラインの中でも、平日の地域展開は一層進められるべきと書かれていて、必ずしも平日もすべての地域で完了するということまで書かれてはいません。ただし、はっきりしているのは、地域連携は地域展開のための前段階の形であるということ。この前段階であるということは、今までの議論の中で合意を得ているということだと思いますし、ゆくゆくは地域展開をしていくということで、この点もまた委員の先生方に後ほどご確認いただければと思います。オンラインの金﨑委員いかがでしょうか。
 
[金﨑委員]
 はい、失礼します。ご指名ありがとうございます。まず内容につきましては全く異論がございません。非常にしっかりとまとめられて、今後十数年の学習指導要領として耐えるものであるというふうなことも思いますし、そして地域クラブ活動についてどのような位置づけかということも定義をされておりますので、この点についても教育委員会としても、大変取り組みやすいような内容になっているなというふうに思っております。あと一点感想ですが、地域クラブ活動がこの学習指導要領の中に出てきたということは非常に歴史的なことだなというふうなことで、非常に感慨深く思っております。これまでは学習指導要領の中には学校というものからいろんな資源が出ていなかったと思うのですが、学校外の団体のことについて書かれるというふうなことは、これから学習指導要領といいますか、公教育が目指していくような開かれた教育課程というものに対してまた一歩出たような感じがありますので、この点は非常に感慨深いなという感想でございます。どうもお疲れ様でございました。
 
[友添主査]
 ありがとうございます。この文書の中にも大事な点はいくつか実はあって、地域クラブ活動の責任主体が実は市区町村等にあるということがはっきりと明示されているという、ここのところはやはり非常に大事な文言かということで、これもやはり何らかの形で要領の解説に示さないと、責任の所在がわからなくなるのが問題かなと思います。ありがとうございました。齊藤委員いかがでしょうか。
 
[齊藤委員]
 お願いいたします。今回お示しいただきました案につきまして、丁寧に、そしてバランスよくまとめていただきまして、この方向で進むとありがたいかなと感じております。2、3感想ではありますけれども、資料1ー1の1の3つ目の白丸、部活動改革を巡る状況のところの3つ目の丸のところに示していただいておりますように、3行目、当面、学校が主体となる部活動と学校以外の団体等が主体となる地域クラブ活動が併存することになるというところですけれども、この当面というところが、これから子供たちや現場の先生方、そして地域の方にもお示しいただく方向性として、当面こういう方向でいくのだというところははっきりと示していただくところが大事かなと思っています。最終のゴールというのがこの先どうなっていくのか、なかなか難しいところがあるとお話を今いただきましたが、本当にそれぞれの地域の様々な事情がある中で誰もが見えないところはあるかもしれません。その時々の、その時代時代の子供たちにとって、そしてその時に関わってくださる先生、指導者、そして保護者の皆様や地域の方にとって、できるだけ混乱がないような方向を示していくことが大事だなと思っております。そして次の2ページのところの具体的な内容の(1)部活動についての2つ目の白丸について、ここには大事な点が示されていまして、改めて確認するまでもないのですが、子供たちの安全安心というところがやはり一番大事なところになろうかと思います。この辺りを保障することをいかに検討していくかというところも大事にしていかなければならないなと感じております。良い形で新しいスタートができればいいかなということで、私自身も何かできることはないかなということを考えながら、共に歩んでまいりたいと思います。 
 
[友添主査]
 ありがとうございます。どのような形であれ、地域と地域のスポーツクラブ、実施主体や運営団体と学校とは常に連携を持ち続けるということ、これが大前提であるという、どのような形であれ、併存の期間であれ、併存が終わる段階であっても、地域の中のいわゆる学校として地域クラブを支えるということにおいては同じ位置づけであるということがやはり確認されておく必要があるように思います。また、ハラスメント等についても、実は認定基準の中に明記をしてあります。ただし、それは読み手の側がまた違う人たちになるので、あくまでも学習指導要領、もしくは解説の中で、どのように扱うか今後詰めていかなければならないと思っているところです。事務局ここまでで何かご感想とかご意見ありましたらお願いします。失礼しました、ます内田委員、先にお願いいたします。
 
[内田委員]
 よろしくお願いします。 資料をお送りいただきましてありがとうございました。一部しか拝見できていないところがあるので、的外れな発言でしたらご容赦いただければと思っております。地域展開ということと、それから学校ということが併存する内容について、学習指導要領に盛り込まれるというところは非常に妥当ではないかなというふうに思っております。一方で、今高校無償化ということもございまして、中学校にもこの影響が出ているところがございます。と言いますのは、私立学校で中学校を主体として活動するようなところになりますと、部活動もやはり学校主体、強豪校などもございまして、そういった扱いを学習指導要領の中で他の公立学校と同等に扱っていいのかというような課題が生じるかと思います。地域に展開する以外に、公私立どう考えていくかというところが今後課題になろうかと思いまして、議論の中でそこら辺が今まで検討されていたかということも含めまして、質問をさせていただきたいと思いますし、もし議論の中でそういったところがないようであれば、今後そういったことも含めて検討していく必要があるのではないかなというふうに感じているところです。よろしくお願いいたします。
 
[友添主査]
 ありがとうございます。本来なら事務局にということですが、議論の過程の中では、実は高校の扱いをどうするかっていうのは随分最初の段階から運動部の関係では出てきたところではあります。
 
[内田委員]
 高校の段階ではなくて中学校の段階、義務教育のところでも私立学校の扱いというところが今後課題になっていく部分があるかと思いまして、発言をさせていただいております。
 
[友添主査]
 失礼しました。私立の中学校あるいは国立のいわゆる附属中学校の扱いについても議論した経緯もあるということなのですが、これは公立中学校のように、例えば地域のスポーツクラブあるいは文化クラブに加入することについては全く何ら問題なく受け入れるという前提であると。ただし、私立の場合であれば、私立独自にいわばスポーツクラブを作る場合には、それはそれでその当該の学校の生徒さんの方で入るのであれば構わない。ただし、その場合であっても、今回の認定の基準は適用してもらえればということで議論してきたと思っているところです。事務局の方いかがでしょうか。
 
[大野補佐]
 主査にまとめていただいたものと同様ですけれども、ガイドラインの中では、私立の中学校等につきましては、自主性を尊重する必要があることから、このガイドラインの内容も参考として、学校の実情に応じて必要な取組みを進めることが望ましい、ということで、国として一律の方向を示すというよりはそれぞれの学校の判断で実情に応じた改革を進めていただくという建付けになっているかと思います。一方で、学校部活動自体の在り方、地域展開ではなく学校部活動の中でどういう取組みをしていくかという点については、公立、国立、私立問わず同様の枠組みで考えていく必要があることから、ガイドラインの中でも、第4章の学校部活動の在り方につきましては、国立私立を含めた中学校等、それから高等学校も含めて部活動全体を対象とするという整理されているものと考えております。そのため、今回の学習指導要領につきましても、部活動の記載につきましては、当然、国立、公立、私立を問わず適用がされてくるということかと思いますし、一方で地域クラブ活動については公立中学校等を中心に進めているものですので、そこを軸として適用がされてくるという整理になるものと思っています。
 
[友添主査]
 よろしいでしょうか。
 
[内田委員]
 ありがとうございます。
 
[友添主査]
 他にご意見、ご質問等ございますか。いかがでしょうか。高校についても実は議論当初、俎上に上げた時期があったのですが、いわゆる義務教育の方から先に、まずはしっかりやらなければいけないだろうということと、運動部やスポーツの関係でいうと、スポーツを経営資源にしている高校がありますので、運動部を一律地域にというのは義務教育の範疇を超えているので難しい、やはりまず義務教育の中の中学校からということだったかと思います。失礼しました。太田委員、よろしくお願いします。
 
[太田委員]
 はい、お願いします。お示しいただいたたたき台は全く異論がないのですが、その上で少しお話をさせていただきますと、たたき台1の3番目にあるように、当面部活動と地域クラブ活動が併存するという形になりますので、現行の学習指導要領を見直すような記載でよろしいかと思うのですけれども、この先を考えた時に地域クラブ活動が主体になる、主軸になるということも当然想定されるわけで、その時に今のこの学習指導要領に書き込まれているようなものが引き続き学習指導要領に書くべきものなのか、もしくは例えばスポーツ基本法・基本計画のようなところに書かれるようになるのか、その時に文化部、文化芸術活動をどうするのか、そういったことを少し想定といいますか、整理をしておくことも必要ではないかなというふうに思っていました。ありがとうございます。
 
[友添主査]
 ありがとうございます。ご指摘の点、ごもっともなことだと思っています。ちなみにスポーツ基本法が改正され、昨年9月1日に新しく施行されましたが、その中には、中学校の部活動の地域展開について、これを国は、地方公共団体に対し援助を行うよう努めるということが明記されたということでもありますし、スポーツ基本計画については今第4期の計画の検討段階で、もちろんこの部活の地域展開については一つのところで条文を設けて、あるいは目標をしっかり書いてやるべきではないかというご意見が出ているところと伺っています。そこで、具体的に先ほど来申し上げていますように、実際どの地点でどういうような状況なのかということが、平日について、必ずしも現状では想定の段階で、いわゆる改革実行期間が終わるまでに平日を完了するということを目標に掲げていませんので、併存という形で令和13年度終了の時点では、地域連携と地域スポーツクラブ活動が併存する可能性があり、両論併記の形だろうということを事務局ともお話ししてきたところです。事務局、いかがでしょうか、この点。
 
[大野補佐]
 おっしゃったとおりで、平日についてはまだ地域展開を進める上での課題も大きく、どうすれば上手くいくのかという実証から始めないといけないフェーズかと思っております。今般の令和7年度の補正予算、令和8年度の当初予算案において予算を計上し、平日については様々な課題解決のための実証事業も行うことにしております。それを通じて令和8年度以降、少しずつノウハウの蓄積などを進めた上で、中間評価の段階で改めて方針を考えるという枠組みになっておりますので、そこで改めて検討した上でさらなる改革としてどのような在り方が望ましいかという議論を深めていきたいと思っています。
 
[友添主査]
 ありがとうございます。太田委員よろしいでしょうか。
 
[太田委員]
 はい。
 
[友添主査]
 他にいかがでしょうか。齊藤委員、何か具体的に文化の立場からでも結構ですし、別にご自身のお考えでももちろん結構ですので、何かありましたら。
 
[齊藤委員]
 はい。私は音楽ですので、特に文化系、合唱、吹奏楽など、特に吹奏楽は楽器のことがあったり、練習場所のことがあったり、いろいろな課題を抱えています。今どうしたらこの地域展開ができるかということを、私は長野県におりますので、長野県の先生方と一緒に関わらせていただく中で、真剣に考えている子供さんや先生方を目の当たりにしているところであります。そういう課題がすぐに解決することはなかなか難しい中ではありますが、休日の地域展開をなんとかやりたいという形で進んでおります。平日についても様々な課題がある中で、今後の見通し、様々な可能性について探りながら、子供たちにとって、先ほどの繰り返しになりますが、子供たちにとってあまり困惑することがないような形で部活動または地域展開ができるよう、中学校の三年間を大事にしながら進んでいけたらありがたいかなと思っております。感想です。 
 
[友添主査]
 ありがとうございました。内田委員、すみません遅くなりました。お願いします。
 
[内田委員]
 ありがとうございます。先ほどもちょっと触れましたけれども、私学のところについては別扱いということもありますが、私学に限らず、中高一貫教育校などでは高校と一体になって学校主体で部活動をやっているところもあるというところで、そういったところも新しい枠組みで考えていかなければいけない課題があるかと思います。学習指導要領の中身については、まとめていただいた方向で進んでいくことは了解しましたけれども、今まで学校規模から地域展開をすることによって、地域規模によっての部活動の在り方というところが新しい課題として生まれてくる気がしております。人口の少ないところではなかなか多様な部活動を実施することができない。逆に人口が多い都市部ですと、学校を活動場所とするときに、練習時間であるとか場所が競合するなどの新しい課題が出てくるかというふうに思います。どういった形でやることが、今後部活動振興やあるいは地域展開を円滑に進めるために、というところで課題を明確化し、好事例などを共有していただくことが重要かなというふうに思いましたので、感想も含めて述べさせていただきました。よろしくお願いいたします。
 
[友添主査]
 ありがとうございます。先ほども申し上げたかと思うのですが、地域の最適解は地域にあるということ、具体的な中身でいうと、中学校のいわゆる地域スポーツクラブを母体にしながら、小学生がそこに今参加をし、あるいは高校生もそこに参加をしながら、小中高一体でやっているような実践をやり始めているクラブも生まれてきているということでもあります。あるいは沖縄県の渡嘉敷島の中学校では、実際に季節によっては船が止まった場合に指導者が来られないということで、ハイブリッド型の形で、いわゆるオンラインスポーツのバスケットボールの指導者の指導をいただきながら、実際の練習を重ねたりしているという報告もあり、この他にも多様な実践も生まれてきています。スポーツだけしか私の方には情報がないのですけれども、新しい試みが生まれ出しているし、実際そういった事例がスポーツ庁ホームページで実践事例集という形で公開されています。多分これからますます多様でさまざまなアイデアを活用した形の地域クラブが進行してくるだろうなと予測しています。他にお尋ねも含めて、いかがでしょうか。
 
[北山主査代理]
 はい。先ほども申し上げましたように、今回の学習指導要領の改訂にあたりましては、私どもの方から上申すべきことはこれに全部含まれていると思いますが、今後、学校改革の中でも、それから部活動改革が進むにあたりまして、様々なことが起きてくると思うのですね。これから6年間の改革実行期間を設けましたが、この6年間に先ほどもお話に出ておりましたように、ITの発達ということもこの6年で今から予測できないほど進むと思いますので、今回のガイドラインが必ずしもずっと6年間通じるわけではないと思います。やはりこれも学習指導要領解説の見直しと同様に、ガイドラインで3年目の中間評価ということも用意してありますように、準備していかなければいけないかなと思っております。とりわけ、私も前回つい言いすぎてしまいましたが、私立学校をどうするのかとか、あるいは高等学校についてはもう少し別なガイドラインの補遺版のようなものが必要じゃないかということも申し上げましたが、これも今ここで言うことというよりは、これから文科省の方でお考えになっておられることかと思いますので、ぜひその方向で進めていただきたいと思います。いよいよ4月から改革実行期間が始まるわけですが、私も地域の現場で見ておりまして、やはりこれから少し不安なところは、地域間格差が随分この時点ですでに生じているということです。と申しますのは、責任主体は市区町村ということで、各市区町村が様々な状態で活動しておりますが、そこを取りまとめていく必要のある部分に、都道府県がどう関与するかということになるかと思うのです。ですから、これは恐らく各都道府県で今進んでおられるとは思うのですが、そういう情報をまた整理していただいて、今後実践された事例をもとに全国でうまくこの改革を進めていくといいのではないかと思います。学校に関しては、この学習指導要領の改訂が、先ほど申し上げましたように、一般の方々が読むようになるということは非常に一つの、何と言うのでしょう、副産物とでもいいますか、いいことが起きますので、同時に学校あるいは行政の方でも、この新たなガイドラインの内容をさらに地域ごとに進めていただけるとありがたいと思っております。 
 
[友添主査]
 ありがとうございます。貞広委員いかがでしょうか。
 
[貞広委員]
 ありがとうございます。感想になります。今回のこの記載は結構事件だなと思っていて、先ほど委員からもご意見出ましたが、まず地域クラブ活動という文言が入るということと、個人の業務に寄せて申し訳ないのですけれども、働き方改革というものが本体に入るということ、そして子供たちの安心安全というものをかなり書き込むという、この3つはこれまでを考えるとランドマークになるような学習指導要領になるのかなと思っています。その上で、本体の書き換えということではなくて、これが実装されていくに向けて、しっかりと中間評価も含めてモニタリングの検証をしていっていただきたいと思います。それはどのようにどの地域に広がっているかということだけではなくて、本当に先生方の働き方改革や部活動の安心安全な実施が実現できているのかということも含めて検証していただきたいですし、また、地域の最適化はもちろん地域にあるのですが、諸々の余力がないということで、その最適化を取れない自治体に対して国がどのような支援をしていけるのかということも、そのモニタリングのデータを基にぜひ考えていただきたいということが一点です。そして、これも委員の方々の中にご意見ありましたけれども、諸々の諸環境がもう私たちの想像を超える加速度がついて変化していきます。基本的にリライトを解説の部分で、と議論ではなっているかと思いますけれども、ぜひ必要に応じてためらわず、状況の変化に応じてしっかりとリライトをしていっていただければと思っているところでございます。いずれにしてもとても難しい課題で、いろいろな方が関わるいろいろな難しい課題があるものを、このようなバランスで書いてまとめて取りまとめていただいた事務局に心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。
 
[友添主査]
  ありがとうございます。他にいかがでしょうか。はい、木村委員お願いします。
 
[木村委員]
 私、この実行会議から含めて今日までずっとこの会議の中身についていろいろご審議させていただいたところでございます。今回、最終とりまとめ、そしてガイドラインというところで、非常に大きな成果があったのではなかろうか。これは絵に描いた餅ではなくて、それにしっかりと予算をつけていただきたいということが切実な基礎自治体の要望だったわけですが、今回139億円ですか、補正も含めて非常に大きな予算をつけていただいて、私ども基礎自治体といたしましては大変ありがたい。予算がないととてもじゃないけど実現できない。でもしっかりと力添えいただいて、私どもこの3月はまさに正念場です。今保護者の説明、それから議会の説明、この4月からスタートを切れるかどうかの本当に正念場の月を迎えておるわけですが、今ここまでのこの歩みを振り返りますと本当に私どもはよしやるぞという力をいただいたような気がいたしております。本当にありがとうございます。もう一点は、やはり現場の先生方、本当に生徒のために一生懸命動いていただいているのですが、何しろ先生方の放課後は大変忙しいです。私どもの自治体は、まず働き方改革の観点で進めてまいりました。来年度完全移行で、休日も平日も全て部活動を地域展開にいたします。その背景には、学校教育の質の向上ということをやはり力強く思っておりまして、放課後も子供たちに寄り添って面接とか、それから教材研究とか、本当に本業に専念できるような、そういった学校であってほしいなと思うところでございます。ぜひ学習指導要領におきましても、そういった理念を垣間見られるような内容であればありがたいと思っております。以上です。
 
[友添主査]
 ありがとうございました。オンラインの委員の先生方いかがでしょうか。ご意見等賜れればありがたいのですが。いかがでしょうか。金﨑委員いかがですか。
 
[金﨑委員]
 ありがとうございます。実は先日、私たちの部活動の地域展開の実施主体というか、運営と実施主体は同じですが、そこでの指導者の方々に集まっていただいて、次年度からどのような取組をするかということの会議をいたしました。その中で、私の方から今回のガイドラインと認定クラブ活動ということについて説明をさせていただいたのです。20分ほどのお話だったのですが、なかなか時間が不足したなというふうに思いながら、本日のこの学習指導要領についても、その学習指導要領の理念から含めて指導者の方々にはやはり何らかの機会を得て落とし込まなきゃいけないかなということを今感じたところです。今後学校だけではなく、学校外の方々にも広く知らせていただくようなことが必要なので。もし今後いろんなことを構築されるタイミングがあったら、この部活動の地域展開の指導者に向けた学習指導要領の解説、わかりやすい解説というか、簡単な解説というか、そういったものも何か策定していくと、よりここが実行できるのではないかなということを感想として持ちました。以上でございます。
 
[友添主査]
 ありがとうございます。必ずや解説が行われるだろうと思っています。わかりやすい具体的な情報をみんなで共有していくことがとても大事だと思いますので、今のご提案もそういうような形で進められればと思います。他にご意見ありますでしょうか。市川委員、お願いします。
 
[市川委員]
 すいません。せっかくの機会なので市川でございます。特別支援学校を含む障害のあるお子さんの部活動の地域展開ということはなかなかハードルの高いものだと思っています。とはいえ、特別支援学校も先生方の働き方改革も進めなければいけませんし、また障害のあるお子さんの一生涯のスポーツ活動というものの保障もしていかなければいけないと思っています。この会議とは別の部分、スポーツ庁さんの方で障害者スポーツの取組についてはすごく熱心にやっていただいておりますので、それも含んでですが、取り残されないという言い方だと少し失礼な言い方になってしまうと思いますが、障害のあるお子さんの同じ取組についても、なかなかハードルは高いですが今後ともご支援をいただけるとありがたいなと。今までも十分にやっていただいているのはわかっているのですが、今後もお願いできればありがたいという最後の感想でございます。
 
[友添主査]
 ありがとうございます。事務局いかがですか。実際インクルーシブな形での地域クラブが生まれてきています。健常のお子さんと障害のあるお子さんとを同じ形で、ただ扱う種目とか運動のタイプをいわゆる競技スポーツじゃない形の新しいものも含めてやろう、ということでやっている例が出て、あるいは特別支援学校の中に地域スポーツクラブを核として作っていこう、という試みも生まれていると伺っています今障害のあるお子さんをめぐっても様々に新しい形のムーブメントが起こっていると思いますし、この流れを必ず絶えることなく続けていかなければいけないだろうと思います。よろしいでしょうか。会議は今日で最後になりますが、今日いただいた議論を踏まえてもう一度、必要に応じて文章を一部修正させていただいて、本ワーキンググループとしての取りまとめを行いたいと思います。具体的な修正につきましては、私の方で事務局と相談させていただきながら対応させていただくということでよろしいでしょうか。ありがとうございます。もちろん、それについてまたフィードバックをさせていただきます。それでは事務局においては、本日の議論を踏まえながら修正の方をお願いできればと思います。続いて、事務局から今後のスケジュールの説明をお願いいたします。
 
[大野補佐]
 ありがとうございます。今主査にご発言いただきましたとおり、今日の議論を踏まえまして、このたたき台をワーキンググループとしての取りまとめにするという調整をさせていただければと思います。その上で、中教審に報告をして、さらに専門的な視点での議論に進んでいくという形を想定しております。委員の皆様方には随時情報共有しながら進めていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
 
[友添主査]
 ありがとうございます。本日は最後のワーキングとなりますので、スポーツ庁の浅野次長からご挨拶をお願いできればと思います。よろしくお願いします。
 
[浅野次長]
 スポーツ庁次長の浅野でございます。友添先生はじめ、委員の先生方には大変熱心にご議論をいただきまして、感謝を申し上げたいと思います。隣にいる鈴木課長は去年、私は一昨年まで、初中局で貞広先生のご指導を仰ぎながら、働き方改革を必死になって取り組んでいた立場でございました。私も直近では市川先生の学校の部活動を見学させていただきましたし、太田教育長の長岡市や、それから金﨑教育長の長与町の部活動もそれぞれ見させていただきました。やはり私が部活動をやっていた頃とずいぶん様相が変わってきたなと、強く改めて思った次第でございます。私が中学生の時は卓球部に所属していましたけれども、顧問の顔はほとんど見たことがなかったような状況で、おそらく先生はその間授業準備等で自分の仕事をこなされていたのだろうなというふうに思います。ところが、今申し上げたような視察をさせていただいたら、全ての学校の部活動でしっかりと先生なり外部の指導者が張り付いているということで、これでは先生方も部活動が終わってからしか仕事ができないということですね。子供の数も減ってきていますし、部活動の在り方自体がやっぱり変わってきています。私の入っていた中学校の卓球部も、視察しようと思ったら、卓球部はもうありませんと言われて衝撃を受けたところですが、そういった時代の大きな変化の中で、今回このような学習指導要領の改訂に向けたご議論を本当に熱心にやっていただいて、私どもも子供たちのスポーツや文化に親しむ機会はしっかりと学校教育の延長線上で位置付けた上で、ただ一方でその充実を図りながらも先生方の働き方改革をどうするかということで、私どもも昨年度の補正予算から今年度、今予算委員会にかかっておりますが、予算案でご指摘いただきましたように、139億円の予算を確保させていただいて、これに補助分の地方交付税もつきますので、300億円以上の公費の負担を計画しております。このように、できるだけ十分な予算を確保して進めていきたいと思っておりますが、やはり地域の格差というのはご指摘いただいたようにかなり大きく開いてきております。私も市町村長の方々と直接いろいろ話す中で、進んでいない地域については意見交換をさせていただいております。やはり進んでいる地域、進んでいない地域がありますので、私どもとしては去年出させていただいたガイドラインの中でも、地域の実情に応じた進度で子どもたちに負荷がかからないように、そして先生方にも負荷がかからないような形で、できるだけそれぞれの地域の実情に応じて進めていくというのが大前提であります。そのような中で、先ほど申し上げた予算の中にはもちろん地域クラブ活動に展開するための予算も入っていますし、実は部活動指導員を雇用するためのお金も拡充をさせていただいて、できる限りそれぞれの地域の実情に応じて先生方の負担を軽減しつつ、子どもたちのウェルビーイングが実現できるように、私どもとしては予算編成を進めてきたわけでございます。そういった形で私どもとしてはしっかりと先生方のご議論を踏まえて、さらに部活動の地域展開を日本全国でそれぞれの実情に応じた形でしっかりと進めていきたいというふうに思っております。少し長くなりましたが、私の挨拶は最後に感謝だけ申し上げて終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
 
[友添主査]
 ありがとうございます。部活動について語るとやっぱり熱い思いが誰しも出てくるところも、実はスポーツ関係者は結構あるなというふうに思います。浅野次長、どうもありがとうございました。それでは、本日の議事をこれで終了させていただきます。どうもありがとうございました。