大学横断的かつ競技横断的統括組織(大学スポーツ協会(UNIVAS))設立準備委員会(第3回) 議事要旨

1.日時

2018年11月19日(月曜日)9時30分~12時30分

2.場所

東京都千代田区霞が関3-2-2

文部科学省3階 第1講堂

3.出席者

委員

伊坂主査、植野主査代理、藤本主査、川原主査、三宅主査、戸田主査、佐藤主査、池田(純)主査、境田主査、小林(至)主査、佐野主査、尾崎主査、池田(敦)主査、木藤主査

スポーツ庁

増井参事官、川合参事官、福本企画官

4.議事要旨

(開会)
〇事務局より、配布資料等の確認があった。
〇続いて事務局より、本日の設立準備委員会の進め方について説明があった。

【各テーマの事業案について】(資料2、3、4、5)
〇学業充実分野のテーマ1からテーマ4の各主査より説明があった。
〇質疑応答後、UNIVAS事業案として全国の大学及び競技団体に情報提供することについて委員に諮り、了承された。

(質疑応答)
〇(設立準備委員会委員)学業充実のところで、Student Athleteという英語があるが、言葉を見て言うと体育会・運動部学生と、学生アスリートという言葉が混在しているように思われる。アメリカの場合、Student Athlete、かなりStudentを強く言うことがあると思うが、ぜひ言葉の統一ということで、学生というのを頭につけるような文言を使っていただければと思う。
⇒(増井参事官)ご指摘の件は事務局で検討する。

〇(設立準備委員会委員)テーマ3に関して、17ページのところに成績管理対策をするということで、学生の本分である学修をおろそかにしないということに関しては合意をされるであろうと思う。他方、こういったアスリート活動をしている者に対して、標準修業年限、つまり4年間の卒業というものが、どこまで意味を持つのか、ということ。4年間卒業を目指す者が多くいるべきであるということはもちろんそうだと思うが、アスリート活動を平行して行う中で、計画的に5年、6年かけて卒業する。そういった中で年間取得単位数20単位、25単位程度にしながら、しっかりした学び、高いレベルのGPAを得られるような学修計画が否定されるような単位基準であってはならないと考えており、本学では既にガイドラインを設けているところ。なので、21ページに5年プランを考えるということが書かれているが、つまり特例として5年プランを考えているということか、4年というものが案として骨子の中にあるかと思うが、そういったところを再検討、つまり既にガイドライン等を置いている大学等の調査を踏まえて、何をもってこういった単位をおくことが、留年及び退学というものを減らすことができるのか。あるいは本当の学修というもの単に卒業するということではなく、本当に学修するということがどうしたら担保できるのか、そういった部分でこの単位数というのを決めるべきだろうと思う。
⇒(増井参事官)冒頭で説明した通り、提案したものは現時点でのたたき台で、UNIVAS設立後はしっかり新しい組織に引き継いでいく中で、新しい組織が会員、大学、学連と細かい肉付け作業をしていくということ。特に成績管理に関しては、3年間の実証ということなので、いただいたご意見を踏まえてこれが本当にworkableなものなのか、今後しっかり検討していきたいと思っている。

〇(設立準備委員会委員)全体に共通するかと思うが、テーマ2の中で学修機会の提供・確保で、大命題のテーマ2の1ページのところで、この事業案の概要、丸1丸2丸3の中で特に丸1丸2までの指導者セミナーまではわかるが、急に指導者のライセンスということが記載されている。今後詰めていくのだと思うが、この文章を見て、これを今日聞いた中でもわからないと思うが、指導者というものがどこまでを指すのか、この資料の中で見てみるとセミナーの対象は大学経営者、理事長、学長、AD局、監督、AD局スタッフ、こういうひとつの概念があって、その後のページをめくるとスポーツリーダーという言葉が出てくる。そういったことを対象として最後に指導者のライセンスのところで、この指導者の範囲を明確に、どこまでが研修を受けるのか、そういうことを明確に今後取り扱う必要があると思う。現場で見た時に混乱を起こさない上でもそういったところも今一度配慮していただく必要があると感じている。
⇒(増井参事官)指導者の範囲をどうするかというのは、作業部会の中でも友添主査を含めて議論になっており、今後しっかり範囲を決めていかなくてはいけない。コーチや監督など色々な呼び方があり、契約して大学に登録されている指導者もいれば、ボランタリーベースでOBOGという話もある為、今後しっかり範囲を決めていきたいと思う。

〇(設立準備委員会委員)テーマ4の成績管理に関して、競技団体として大会等の諸事業を展開している学連としての質問をさせてほしい。まず、このUNIVASに将来的には各大学、各競技団体のほとんど全て加盟してくることが理想であり、そのこと自体に異論はない。ただ、成績管理の統一化に伴って心配がある。例えば、現在でもいくつかの大学では大会等への出場可否について大学側で独自に判断をしており、事務局にもその報告が来ることがある。もしこの制度が走り始めて加盟している大学とそうでない大学が出てきた場合、UNIVASの基準と各大学が独自に判断する基準が並存することになり、学連としてはどのような判断をしていくべきか難しい場合が出てくることが予想される(最終的には、各大学の判断でもってOKという形にせざるを得なくなるだろう)。そういう意味では、この制度UNIVASの最終形・ビジョン等をどのように描かれているかについて聞かせてほしい。
⇒(増井参事官)キャリア支援に限らず加盟している大学・加盟していない大学、学連が加盟しているケース・していないケースで縦横で整理すると、どこを対象にしっかりUNIVASがサービスを提供していけるか。それまで大学は入っているけど競技について学連が入っていない場合、表彰や大会出場の件、成績管理も含めてどうするか、これから事務局で整理をして、重複する部分は当然やっていくが、片方しか入っていないケースは、各サービスでどこまでしっかりできるのか、支障があるのかないのか、この辺りは事務局で整理をしていきたい。

〇(作業部会員)今の質問に関連して、加盟していない大学の選手が学連の試合に出てくる場合について。大学が加入している選手と大学が加入していない選手で、成績が悪いという場合は、前者が競技会に参加できないが、後者は参加できるのか。公平性の視点から難しいところがあると思う。学連としてはどうしたら良いのか。(日本学生陸上競技連合 阿保氏)

〇(設立準備委員会委員)35年程大学スポーツの指導にあたったが、学生をどのように今後教育していくのかというところにいつも疑問を感じている。というのは、各大学のその学連に参加してレベルが高くなるほど試合の数が多い。1年中試合に行っているという現状がある。テーマ2の学修機会確保というのは、GPAのルールを作ったり、そういったことだけでなく、本当に学生が学修する時間を作ってあげないと、学生は練習と試合で疲弊しているという現状がある。国際的なレベルの学生になると、大学にはこない。長期遠征という形になって本当に勉強しない。それでもなんとか支援して、単位を出しているという現状がある。他方、アメリカが全て良いとは思わないが、シーズン制を設けたり、活動する期間を設けたりして何とか学生を色々な社会に出ていけるようにしないと、問題がこれから先送りになってしまうのではと思う。検討してほしい。
⇒(増井参事官)平日開催をなるべく週末に開催するように調整するとか、指導者の研修でアスリートのキャリアの重要性を含めて、色々なテーマと関連するが、伸ばすところは学業とスポーツの両立をミッションで変わらないわけで、ここを目指して色々なツールで少しずつそういう方向にもっていければと思っている。まだまだ課題も多いので、頂いたご意見を受け止めて更に検討、ブラッシュアップしていきたい。


〇安全安心・医科学分野のテーマ5からテーマ8の各主査より説明があった。
〇質疑応答後、UNIVAS事業案として全国の大学及び競技団体に情報提供することについて委員に諮り、了承された。

(質疑応答)
〇(設立準備委員会委員)スポーツは生命に関わる問題として、またこの観点から社会的に注目されている状況にもあると思うが、安全安心のテーマ6で、事故ということは起こるという前提で、このようなことに対応する知識、あるいは事故を起こさないための各種目の特性があるのではないかと思う。そういった意味合いでは、設立時において、是非、種目的な特性に応じた対応策、事故につながらないための施策や方策を社会に対して発信をしてほしい。
⇒(増井参事官)要望の件も含めて引き続き検討する。

〇(設立準備委員会委員)スポーツ全体に関わることで、いわゆる男女共同参画、機会均等のようなことについて、大学スポーツ全体として共有するようなある種の意識ということを議論しなくて良いのか。最後に指導者研修のところでコンプライアンス・ガバナンスというところが議論されているので、そういった指導者の意識というものも検討いただく必要がある。また、ハラスメントや相談窓口も含めて、どこに含まれるかわからないが、どこかで検討しているのか。
⇒(増井参事官)ご指摘の件は中で議論に出ている。指摘のように色々なテーマがかかってくる問題かと思うので、しっかり忘れずに検討していきたい。

〇(設立準備委員会委員)テーマ8の説明を聞き納得した部分がある。「チェックリスト」とあるが、おそらくテーマ1からの議論とある意味共通しているのかもしれないが、UNIVASに加盟した大学あるいは学連の運営が、ある程度の質保証がなされているということを、SA(学内の部活動を取り纏めている担当者)だけではなく、所属大学、所属学連がこのチェックリストに基づいて自己点検をきちんと行う、すなわち現状では満たしていないが、これから改善していくことで達成可能であろう、というような自己点検サイクルを回し、次のステップとしてUNIVASなのか、あるいは加盟大学間でピアレビューをして相互に質を高めていければ、この「チェックリスト」は評価基準としての意味を持ち、大学側にとっても質向上のために当面すべきこと、あるいは今後改善すべきことが明示されるのでは、と期待している。


〇事業マーケティング分野のテーマ9からテーマ13の各主査より説明があった。
〇質疑応答後、UNIVAS事業案として全国の大学及び競技団体に情報提供することについて委員に諮り、了承された。

(質疑応答)
〇(設立準備委員会委員)学内体制の整備に関係して、UNIVASに加盟することの意味というか、加盟した時に、そのことが学内の例えば運動部の全てに今日議論しているようなことが適用されることになるのか。あるいは学内で部ごとに適用される・されないという判断が可能なのか、確認したい。
広報に関連して、シェアードサービスで色々と学生がメディアに露出することになると思うが、その際にいわゆる学生のプライバシーや肖像権の観点で権利の保護のようなこと、特に二次利用以降のことについてどういうふうに考えれば良いのか。
⇒(増井参事官)1点目に関して、加盟いただいた大学に関しては、定款にも記載があるが、大学スポーツの定義、考え方が書かれており、加盟した大学の競技スポーツに関して対象にしていくということで、基本的には大学が公認している体育会系の運動部ということになる。サークル・同好会というものを除いたそういった活動をしている運動会に関しては加盟いただくことになる。(全て一括か?)基本はそういうことだと思う。
2点目に関しては、肖像権や商標など今後UNIVASがシェアードサービスを進めていく上で検討していくべきものということは出てくると思う。課題と認識しているので、今後具体的に運用するにあたって、しっかり問題のないように運営していきたいと思う。
⇒(佐藤主査)増井参事官が運動部一括で加盟するとおっしゃったが、ここはもう少し議論が必要だと思っており、筑波大学はAD局が5部活からモデルを作って徐々に強化を広げていくという方針でやっている。なので、今現在の加盟を聞かれると5部活はマネージメントがしっかり稼働しているが、他に関してはこれからというふうになっていく。その時点で一括で加盟となると、全部の監督会議にかけないと、そもそもUNIVASの加盟自体も協議ができない。そういった大学のほうが圧倒的に多いと思う。なので、一括という議論はものすごく重要なところなので、これからもう少し議論を重ねて回答をしっかり出していくというほうがあるべき姿だと思う。
⇒(増井参事官)これから加盟の手続きや申し込み含めて事務局から具体的に詳細を示していく中で、頂いたご質問もクリアにしていきたい。

〇(設立準備委員会委員)6ページのスケジュールに関して、スキー連盟としては、インカレ等が毎年2月末から3月初旬にある。夏季競技に関しては事務作業等を考えると1月までの集計が妥当かと思うが、冬季競技については3月初旬の結果まで当該年度内に加えていただけると大変ありがたいと思う。検討いただきたい。
⇒(増井参事官)本件担当する主査に頂いたご意見をつないで検討したい。

〇(作業部会員)当初UNIVASがスタートする時に、既存の組織・団体の権利は損なわないということでスタートしたと認識している。どの事業についてもその基本はしっかり各団体と提携しながら進めていただきたい。
具体的に言うと、15ページの指導者ライセンスのところで、日本スポーツ協会、あるいは競技団体の公認資格の方に、UNIVASの指導者のセミナーを3時間くらい受けていただき、これをUNIVASの公認指導者として認定する(4年間)と書いてあるが、老婆心ながら、UNIVASとして公認のライセンス料、登録料をとるということになると、二重登録になると思われ、指導者に過重な負担にならないように気を付けていただきたい。
学生についても、例えば日本水泳連盟の場合、世界選手権1大会で6億5千万の賞金が出ている。大半が大学生の選手であり、多くの賞金を獲得をしている。これも学生の権利のひとつだと思うので、学業の単位を落としたことで公式大会には出さない、との案には、一部やむを得ないと思うが、訴えられても大丈夫なように法的な根拠も明示して欲しいと思う。どちらにしても指導者、学生に過重な負担がかからないよう検討していただきたい。
⇒(増井参事官)1点目に関しては、既存の学連が持っている権利、仕組みを変えるとか、UNIVASができて加入して変えさせられるということはなく、あくまで既存の仕組みなり権利を前提としてアドオン、付加価値としてオンできる部分をUNIVASが作っていくということかと思う。そのようにご理解いただきたい。
2点目に関して、指導者の公認はあくまで将来の構想ということで、具体的な運用は今後新しくUNIVASができて、そこに加盟いただく大学・学連でしっかり仕組みの内容、実施時期含めて検討いただければと思っている。大学によってはこういった公認資格はぜひ設けていただきたいという声を多数聞いているので、加盟していただく大学・学連の中であるべき仕組み、実施時期含めてどういったものが良いか、しっかりルールを作っていっていただければと思う。

〇(作業部会員)先程の質問で佐藤主査と増井参事官の答えに少しずれがあったのではと思うが、一括でという表現と徐々にという表現で、食い違いなのか、全員でその方向を目指す表現なのか、ということが大事じゃないかと思う。前回の会議では、部が所属するのではなく大学で表明をするということが確か会議で発言があったかと思うが、先程の質問の中では参加表明を一括でということでして、佐藤主査からこれは徐々にやっていくということで、少し表現が変わってきたように思うが、その点についてはここまでの内容になってきて少しズレがあるように思うが、整理をお願いしたい。
⇒(増井参事官)クリアにして整理していきたい。

〇(作業部会員)先程からされている質問にも関連するが、加盟ということの意味について、大学単位での加盟というところと、競技団体での加盟というところに2つ軸があるので、例えば大学は加盟しているけれども競技団体は加盟していないという場合と、競技団体は加盟しているが大学としては加盟していないというところが想定されると思うが、私はテーマ9で参加しているので、テーマ9での整理はわかるが、他の例えば先程のシェアードサービスやキャリア支援というサービスにあたって、競技団体では加盟しているけれども、大学としては加盟していないという学生は対象になるのか、大学が加盟していて競技団体が加盟していないという場合に、例えばシェアードサービスで放送を飛ばされるのか、その辺りの整理で確定しているところはあるのか。
先程体育会の部活を対象にということだったが、スポーツチャンバラのような新しいスポーツだと、サークルとしてしか大学に存在しないところもあり、例えば横浜国立大学では部活サークルというところが明確に区別されておらず、公認団体という括りでしか区別していないと聞いているので、部活かサークルかだけで明確に区別できるものではないのではと考えているが、この辺りの区分けはどうなのか。
⇒(増井参事官)1点目に関して、大学が加盟している場合加盟していない場合、学連が加盟している場合加盟していない場合、マトリックス化して色々なテーマで具体的なサービスを運営するにあたって支障が生じるのか等含めて事務局で整理をしており、まだお示しできる段階にない為、追々次の作業部会、設立準備委員会で提案できればと思っている。
加盟はあくまで大学単位で加盟していただくことが基本になるが、大学の中のどの部活を対象にしてということに関しては、先程佐藤主査から補足があったように、事務局でも今一度きちんと整理をしていきたいと思っているが、考え方としては競技スポーツというものが対象になっている。ただし、競技性の高いスポーツに関しても一部認めるべきではないかという意見が過去にあり、定款上含みを持たせて競技スポーツに類似するスポーツで理事会で決定したものも将来含めることができるという形にしている。なので、大学によって同好会やサークルというような色々な名称があると思うが、基本的には名称に関わらず競技スポーツであって、大学が公認をしているところが対象になっていくというふうに思っている。

〇(作業部会員)テーマ部会に参加しているが、今日の資料・内容が各大学・競技団体に流れていくということになるが、やはりどうしても先程から意見が出ているようにあくまで主体は大学・競技団体であろうかと思っている。こうした資料を見て、先程テーマ3で、成績とその対策といったところでかなり踏み込んだ衝撃的なものであり、3年間の実証ということではあるが、そういった点はやはり対象や色々なことに慎重な対応が必要だと思う。あくまで大学は様々な規模、部活動の状況、組織の状況等が全然違うわけで、このUNIVASができて大学スポーツに関する制度設計、モデルを示していただけたことによって、それぞれの大学にとって一歩でもスポーツ環境を良くしていくための参考としたり活用できる、そのように各大学が思えるような情報の提供を慎重にお願いしたい。今95大学が参加を表明していると資料に出ていたが、やはり当初目標とする200までまだまだということもあるが、これらの資料や情報等をこれからUNIVASに参加しようとしている大学が見られて、逆に硬化されてしまう懸念もあるのではないかと思われるので、その辺りの対応を要望したい。
⇒(増井参事官)ご指摘あったように、現時点で切り取った時点での15テーマの検討状況ということで、あくまでたたき台、プロトタイプでしかない。実際の設立までに時間があるので、引き続き主査と事務局とで可能な限りブラッシュアップをしていき、設立後にはしっかりUNIVASが青写真を引き継いでいく。実際に具体的な肉付け作業やルール、細かい運用をどうするか、実施時期をどうするかということは、入っていただいた大学の方々、学連の方々が正に議決権を1票持っているので、皆様方で議論をして、より良いものを一緒に作っていきたいと思っているので、ルールメイキングに加入当時から参画いただければと思う。

〇(作業部会員)2019年3月に設立に向けて、今後の進め方として12月26日に次回設立準備委員会があり、1月に申込開始という説明でした.先日,スポーツ庁から大学向けの説明会があり、それを受けて大阪大学では担当理事と作業部会に関わっているメンバーとで参加できる状況かどうかということを報告し審議した。そこでお聞きしたいのは,3月設立時点では,設立準備委員会で作ってきたことを先程おっしゃっていたように設立した中でさらに実際肉付けしていくということで、設立に加盟するかどうかという判断を今のモデルが出来上がるという想定で参加するかどうかの意思表示をしてほしいということなのか、まだ変わるということで参加する意思を表示してほしいということなのか、その辺りは各大学もおそらく参加の決定に大きく関わるのではないかと思う。12月26日から1月の申し込み開始までほぼ日にちがないので、設立準備委員会の成果としてのモデルの各大学や競技団体への説明は、参加するかどうかの意思決定の大きな判断になると思うので、参加を判断できるような材料、時間がどのようにあるのかと思う.例えばここに参加している各大学の代表の人だけが大学の中で説明しようとしても中々難しいのではないかと思うが、いかがか。スポーツ庁からも説明の機会があれば良いと思っている。
⇒(増井参事官)あくまで現時点でも検討状況でしかないので、中々完璧に作りこむところまでは体制的にも時間的にも中々できないのと、元々これは新しい組織が決めていくものだと思う。決して全てスポーツ庁が作りこんでこれを決定しましたというところまで、後は実施するだけということでは、一般社団法人、民間の法人としての性格では難しく、加盟した大学・学連が入っていただいた後に、我々が検討した試作品のようなものをしっかりブラッシュアップして、決めていく必要があると思う。なので、加盟にあたっては、現時点で切り取って現状はこうだということでお示ししないことには、大学や学連が判断できないので、やむを得ない。そういう意味では、これは決定ベースではなくまだ変更があり得るが、あくまで変更するのは入っていただいた大学・学連というところだと思っている。
中身に関しては、引き続きリクエストがあれば、一通りブロック説明会が終わっており、個別の大学の説明もやっているので、もしもう1回説明してほしいということであれば、事務局に言っていただければ、個別に説明することも可能。
〇(作業部会員)この準備委員会でやってきたことはひとつのたたき台で、それはこれから実現する為に、来年からできるたたき台で、これから変わっていく可能性があるということを含めて加盟意思を問うということでよろしいか。
また、説明会も実施可能であるということでよろしいか。
⇒(増井参事官)その通り。
〇(作業部会員)関連した質問・要望だが、関東ブロック説明会の配布資料にも書かれていたメリット、または権利については理解した。一方、それに対する義務についておしえて欲しい。テーマ1からテーマ14の枠組みごとに、現時点で結構なので、どれがメリットでどれが義務なのか、更に大学・学連と区分けされるとすごくわかりやすい。それがないと組織に戻って説明することがとても難しい。
⇒(増井参事官)加入した場合のメリットということは、今日説明した資料の最初のページ、制度の概要の辺りを事務局でまとめさせていただき、そのメリットを享受するために具体的に大学・学連が何をしなくてはいけないのかということは今日3つのキーワードを示した。事務手続きでお願いしたいこと、加盟後に直ちにあるいは将来に守っていただきたいお願いしたいこと、3点目はまだ決まっていないが将来お願いする可能性があるもの、協力事項ということで、整理させていただいたつもりであるが、もしそれでもわかりにくいということならば、事務局で簡単な一覧表にならないか、検討していきたい。


【企業向け説明会について】(資料6)
〇池田(敦)主査より、先日開催したUNIVASの企業向け説明会で説明した内容について説明があった。

【定款案の変更について】(資料7、8)
〇木藤主査より、テーマ15の定款案の変更について説明があった。

【今後のスケジュールについて】
〇増井参事官より、今後のスケジュールについて説明があった。

お問合せ先

スポーツ庁 参事官(地域振興担当)付

(スポーツ庁 参事官(地域振興担当)付)