2024年3月27日(水曜日)14時00分~16時00分
文部科学省15F1会議室 及び WEB会議(Zoomを使用)
スポーツ審議会 健康スポーツ部会(第26回)
2024年3月27日
【渡邉部会長】 皆さん、こんにちは。定刻となりました。ただいまから第26回スポーツ審議会健康スポーツ部会を開催いたします。
皆様、お忙しいところ、御出席いただきましてありがとうございます。ハイブリッドでありながらも、久しぶりに対面の方がこんなにたくさんいらっしゃって、今日はちょっとうれしい思いで進めてまいりたいと思います。
本日は全ての委員の方々が御出席の予定でございます。スポーツ審議会令第6条第1項及び第3項におきまして、本部会の開催及び議決に当たりましては、委員の過半数の出席が求められておりますが、本日は定足数を満たしており、開催とさせていただきます。
続きまして、昨年12月に新たに本部会の委員となりました公益社団法人スポーツ健康産業団体連合会会長、佐々木剛委員が、本日御出席されております。一言、佐々木委員、御挨拶いただければと思います。よろしくお願いします。
【佐々木委員】 光栄に存じます。先ほど渡邉部会長から御紹介いただきました、こちらスポ団連の新たに斎藤会長より引き継ぎまして会長を仰せつかっております、私、佐々木と申します。
皆様には、毎年開催していますSPORTECのほうで大変お世話になっておりまして、SPORTECの責任者も務めさせていただいております。皆さん御存じのとおり、スポ団連は1988年に発足いたしまして、スポーツジャパンというスポーツに関する見本市、こちらをスタートにスポ団連が発足いたしまして、今現在に至っております。今現在、スポ団連といたしましては、スポーツの調査事業並びにSPORTECの開催事業、これら軸に活動を進めさせていただいております。
まだ若輩者でございますが、今日、委員の末席に加わらせていただきまして、皆様とともに議論を進めていければと考えております。
皆様、今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。失礼いたします。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。どうぞ今後もよろしくお願いします。
また、本日は、スポーツ庁から室伏長官、橋場審議官、和田健康スポーツ課長、佐々木障害者スポーツ振興室長に御出席いただいております。茂里次長におかれましては、用務のため遅れて御出席と伺っております。さらに、オブザーバーといたしまして、厚生労働省健康・生活衛生局健康課からもウェブで御出席をいただいております。
傍聴に関しましては、一般の方についてはYouTubeでのライブ配信での傍聴とさせていただいております。御承知おきください。
まず、開催に当たりまして、事務局より諸連絡及び配付資料について確認をお願いいたします。
【和田健康スポーツ課長】 事務局でございます。開催に当たりまして諸連絡となります。
本部会は、前回と同様、対面とZoomによるハイブリッドの形式での会議とさせていただいております。本日、オンラインで、勝目委員、小松原委員、近藤委員、佐々木委員、藤田委員、松永委員、山口委員、北出委員の8名に御出席いただいております。その他の8名の委員の方々におかれましては、対面での御出席となっております。なお、勝目委員におかれましては、途中で御退席との連絡をいただいております。
もしオンライン参加の委員より資料共有等の御希望がございましたら、Zoomの共有機能にてお願いいたします。御不明な場合には、事務局に御連絡願います。また、もし途中で退席される場合には、Zoomのチャットにその旨をお知らせいただき、適宜、御退席いただきますようお願いいたします。
それでは、議事に入ります前に、本日の配付資料の確認をさせていただきます。お手元の議事次第を御覧ください。本日の配付資料につきましては事前にメールで送付させていただいておりますので、もし何か不備等がございましたら、事務局まで御連絡をお願いいたします。
議事次第により資料を確認させていただきます。
資料1が、令和5年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」の結果について(概要)。
資料2が、令和5年度障害児・者のスポーツライフの結果について(概要)。
資料3が、Sport in Lifeガイドブック(案)。
資料4が、ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツを推進するための取組状況について。
資料5が、健康スポーツ部会の今後の進め方について(案)。
資料6が、令和6年能登半島地震の被災者の健康保持に係る運動・スポーツの観点からの支援について、となっております。
参考資料として、参考資料1から参考資料5までをお付けしております。資料の不足等がございましたら、事務局までお申出くださいますようお願いいたします。
以上でございます。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
それでは、議事に移りたいと思います。議題1、令和5年度スポーツ実施率調査の結果について、事務局より御説明をお願いいたします。
【和田健康スポーツ課長】 事務局でございます。それでは、資料1及び資料2に沿って御説明させていただきます。
まず、「スポーツの実施状況等に関する世論調査」の結果について御説明いたします。この調査は昭和54年度から実施しておりまして、令和5年度の調査結果を3月19日(火)に公表いたしました。なお、詳細については、本日の参考資料1にお付けしておりますので、適宜御参照いただければと思います。
令和4年度からサンプル数を2万件から4万件に拡大しておりまして、調査対象は全国18歳から79歳までの男女、調査方法は、ウェブアンケート調査、時期は令和5年11月となっております。この調査による20歳以上の運動・スポーツの実施率は、第3期スポーツ基本計画の数値目標のフォローアップにも使用させていただいております。
資料1を御覧ください。こちらが令和5年度の調査結果の概要になります。1.の運動・スポーツの実施率については、20歳以上の週1日以上の運動・スポーツの実施率は52.0%で、前年度から0.3ポイント減となっており、ほぼ横ばいの状況です。また、男女別では、男性が54.7%、女性が49.4%であり、引き続き、男性より女性の実施率が低くなっております。年代別では、20代から50代の働く世代で引き続き低い傾向になっております。さらに、20代から50代で男女の差が広がっておりまして、男性では前年度を上回ったのに対して、女性では前年度を下回っております。
年1日以上のスポーツ実施率は、20歳以上で76.2%、また、1日30分以上の軽く汗をかく運動を週2日以上実施し、1年以上継続している運動実施者の割合は、20歳以上で27.3%となっております。
過去1度でも障害者スポーツを経験したことのある割合は7.1%と、前年度から1.2ポイント増となっております。
2.の実施状況に関する要因につきましては、運動・スポーツを週1日以上行った理由としては、「健康のため」が78.7%と最も多くなっております。
運動・スポーツの実施頻度が増えた理由としては、「仕事が忙しくなくなったから」が19.7%と最も多くなっております。また、「新型コロナ感染症防止によるスポーツの価値(必要性)への気づきがあったから」は14.3%で、これについては、前年度から2.6ポイント減となっております。「テレワーク等により時間に余裕ができた」は5.9%で、前年度と比べて1.3ポイント減となっております。
運動・スポーツの実施頻度が減った、あるいは増やせない理由としては、「仕事や家事が忙しいから」が37.2%と最も多くなっておりますが、前年度と比べると、これは3.8ポイント減となっております。
「現在運動・スポーツをしておらず、今後もするつもりがない」と答えた無関心層の割合は17.6%となっております。
3.の「する」「みる」「ささえる」スポーツについては、この1年間でスポーツに「する」「みる」「ささえる」のいずれかに参画した者の割合は87.8%になっております。「する・みる・ささえる」全て参加した者は、日常生活の充実感を感じている割合が86.3%と高く、幸福感も10点満点中7.7点と比較的高くなっております。
4.の今後の対応については、記載のとおりでございます。
次に、令和5年度障害児・者のスポーツライフ調査結果について御説明いたします。スポーツ庁では、障害者のスポーツ実施率、障害者のスポーツ実施状況、スポーツの実施における阻害要因や促進要因等を把握・分析することを目的に、平成25年度からこの調査を実施しております。令和5年度の調査結果を同じく3月19日(火)に公表いたしました。
なお、この結果の詳細につきましては、同じく参考資料2としてお付けしておりますが、調査対象・方法は、全国7歳以上の障害児・者を対象に、本人又は家族がウェブで回答するものとなっております。本年度の調査では、6,510人の障害児・者についての回答を集計しております。
本調査による障害者の運動・スポーツの実施率は、これも先ほどと同様に、第3期スポーツ基本計画の数値目標のフォローアップにも、使用させていただいております。
資料2を御覧ください。こちらが令和5年度の結果の概要となっております。1.の障害者の運動・スポーツの実施率につきましては、20歳以上の運動・スポーツの実施率、これは学校の授業等を除いたものでございますけれども、週1回以上では32.5%、前年度から1.6ポイント増、年1回以上では57.1%、前年度から3.0ポイント増、週3回以上では18.1%、前年度から1.2ポイント増となっております。
7歳から19歳の運動・スポーツの実施率は、週1以上では34.4%、前年度から0.9ポイント減、年1回以上では64.0%、前年度と同数で横ばい、週3回以上では19.1%、前年度から3.0ポイント増となっております。
障害のない人と運動・スポーツを経験したことがある割合は全体で17.1%であり、一緒に運動・スポーツを行った障害のない人については、「家族」が45.8%、「友人」が44.2%と、その割合が高くなっております。
2.の運動・スポーツに対する関心、スポーツ等を行うに当たっての障壁については、運動・スポーツを実施する上での障壁について、「障壁はなく、十分活動できている」と回答した者の割合が17.4%で、前年度から8.4ポイント増加しております。
また、運動・スポーツを実施する上での障壁は、「体力がない」が31.9%、「体調に不安がある」が23.8%、「金銭的に余裕がない」が16.5%の順になっております。
現在の運動・スポーツの取組については、非実施者は、「特に運動・スポーツに関心がない」の割合が72.0%と最も高く、次いで「運動・スポーツを行いたいと思うができない」が26.0%になっております。経年で比較すると、非実施者の「特に運動・スポーツに関心がない」の割合が令和4年度の78.1%から72.0%と6.1ポイント減少しており、無関心層の減少が見られました。
3.の運動・スポーツを行うきっかけ、やってよかったこと、やらない理由、スポーツがもたらすものにつきましては、運動・スポーツを行うきっかけは、「特に理由がない・なんとなく」を除くと、「医師に奨められた」、「家族に奨められた」の順になっております。
運動・スポーツ実施者が運動・スポーツをやってよかったことの上位につきましては、前年度から大きな変動はみられなかったです。
運動・スポーツ非実施者が運動・スポーツをしない理由は、「特に理由はない」を除くと、「運動・スポーツが嫌いである」、「運動・スポーツに興味がない」の順でありました。
運動・スポーツが何をもたらすかと考えるかについては、「健康・体力の保持増進」が最も割合が高く、次いで、「精神的な充実感」「人と人との交流」「リラックス、癒やし、爽快感」と、生活の豊かにつながる回答が上位を占めておりました。
4.の今後の対応については、記載のとおりでございます。
事務局からの報告は以上でございます。
【渡邉部会長】 ありがとうございました。
ただいまの説明に関しまして御意見、御質問等ございましたら、オンラインの方は画面上のリアクションボタンから手を挙げるボタンを押していただきますようにお願い申し上げます。また、発言が終わりましたら、同じくリアクションボタンから手を下ろすボタンを押していただきますようにお願い申し上げます。
それでは、ただいまの説明に御意見、御質問等いかがでしょうか。今回は、スポーツ参画人口の拡大といった観点から、「する」「みる」「ささえる」といった割合も示されているようでございます。また、そこと充実感あるいは幸福度、こういったところもクロスさせて御説明をいただきました。皆様、いかがでしょうか。
津下委員、お願いします。
【津下委員】 ありがとうございます。
ただいまの御説明の中で、参考資料にありますように、「する」「みる」「ささえる」の割合を図示していただいたというのは非常に分かりやすいかなと思いました。また、それとウェルビーイングの関係がありそうだということですけれども。これは満足度が高いから運動する場合もあれば、運動しているから満足度が高いという双方向の因果がありそうなので、ぜひ経年で追っていただければと思います。スポーツを始めたことによって幸福感とか充実感が高まっていくのかどうなのかという追跡をしていただくと、因果の方向が分かるのかなという気がしました。
それから、2点目ですけれども、スポーツ実施率については、伸びているとは一般的には言いづらいところなんですが、この原因として、例えば、この高まったときは、オリパラの影響とかそういうところで高まっていたのが少し今落ちているのか、スポーツ庁としてどのように解釈しているのかということを、考察等がございましたら、お知らせいただければと思います。
それに対して、障害者スポーツはパラをきっかけにして環境が進んで、する人が増えたとか医師も勧めるようなったというようなことで、ポジティブな結果ではないかなと思います。これについても考察等がございましたら、お知らせいただければありがたいなと思います。
以上です。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。すいません。オンラインの不具合があるので、ちょっとだけお待ちいただけますか。入り直していただくようです。
委員の皆様、大変失礼しました。津下委員の先ほどの発言を受けまして、和田課長のほうからもう一度返答いただきたいと思います。
【和田健康スポーツ課長】 通信障害で大変失礼いたしました。
津下委員からの御質問でございますが、様々な要因が考えられまして、オリパラで機運が盛り上がった、高まったとも考えられると思いますし、コロナ禍で運動・スポーツへの関心が高まったということと、あとは、コロナ禍でいろいろ行動が制限された中で、選択肢が狭まる中、狭まった選択肢の中で運動・スポーツを選んでいただいたという、そういった方々もいるでしょうし、いろいろな要因が考えられまして、引き続き、どういった要因が考えられるかというのは分析させていただきたいと思います。
【佐々木障害者スポーツ振興室長】 ありがとうございます。
障害者の運動・スポーツの実施率ですけれども、これもまさにオリパラ後、障害者のスポーツに対する関心が高まりつつある中で、こういう状況になっていると思いますが、地域のスポーツ環境がよくなったり、あるいはユニバーサルな環境が整備されたり、いろいろあると思いますので、そういう意味では複合的な状況が想定されると考えております。
ただ、調査の中で幾つか興味深い指摘もありまして、例えば、スポーツ庁では、ユニバーサルなスポーツ環境、特に障害のある人とない人が共にするということを大きな柱にしておりますけれども、障害のある人がない人とともにスポーツをすると、一緒にしてくれる人がいるほうがスポーツをするのに非常に前向きになるというデータも出ておりますので、この点は今掲げている政策を裏づけるデータが少し出ていると考えております。
【渡邉部会長】 津下委員、一旦、よろしいでしょうか。
【津下委員】 ありがとうございました。
【渡邉部会長】 ちょっとトラブルもございましたけれども、もしこの件に関しまして質疑応答等ございましたら、後でまとめて伺いたいと思います。
それでは、次の議題に移らせていただきたいと思います。議題2、Sport in Lifeガイドブック(案)についてでございます。本部会において約1年半の時間をかけまして御審議いただきましたガイドブックにつきましては、本日の部会での御意見を踏まえて、速やかにスポーツ庁より年度内の公表を目指し、周知・啓発につなげていきたいというふうに考えております。
それでは、事務局より、この点に関しまして御説明をお願いいたします。
【小番健康スポーツ課長補佐】 事務局から御説明させていただきます。
本部会による現場視察・ヒアリングにつきましては、全26件となりました。御協力いただきました委員の皆様、また、視察に御協力いただきました方々に改めて御礼を申し上げす。
本部会で議論いただきましたガイドブックにつきまして、公表に向けた案を事務局のほうで取りまとめさせていただいております。委員の皆様には執筆を含めて案全体を事前に照会させていただいておりますので、ポイントを絞って御説明させていただきたいと思います。
資料3を御覧ください。まず、タイトルでございますけれども、「Sport in Lifeガイドブック」、サブタイトルが「スポーツによる健康増進とライフパフォーマンスの向上を目指して」という形にさせていただいております。
1枚めくっていただきまして、目次は2枚にわたっております。これまで御説明のとおり、「はじめに」「ガイドブックの見方」「具体的なアクションガイド」「終わりに」「参考資料」の項目で作成させていただいております。後ほど、中身については少し補足をさせていただきます。
まず、4ページ目、「はじめに」のところですけれども、こちらも部会の中で御議論いただいておりますとおり、第3期スポーツ基本計画において、スポーツを通じた健康増進、スポーツを通じた共生社会の実現を目指した目標を掲げております。また御議論いただきましたライフパフォーマンスの向上も目指していると書かせていただいております。
こうした目標の達成、施策の着実な実施を図るため、本部会において様々な現場視察・ヒアリングをさせていただきまして、議論・報告いただいております。この資料につきましては、そうしたヒアリングの結果を踏まえた具体的な取組事例としてまとめさせていただいております。
最後のところで、地方公共団体、民間事業者、スポーツ関係団体の皆様に、スポーツ施策の推進に当たってぜひ活用いただきたいとのメッセージにさせていただいております。
5ページ目でございます。ガイドブックの見方とさせていただきまして、ガイドと取組事例という形で2ページ構成のガイドブックになっております。下の図のとおり、ガイドには、具体的な取組、継続できたポイント、第3期基本計画の該当箇所も掲載しまして、その具体的な取組事例を次のページで御紹介させていただくというような構成になっております。
ページの右上に、地方公共団体、民間事業者など、誰に読んでいただきたいのかという対象をアイコンで表示させていただいております。右下のとおり、関連のコラムを掲載しているという御案内をさせていただいております。
次が、6ページ目からですけれども、子供、女性、働く世代・子育て世代、高齢者、障害者、多様な主体という6つの項目につきまして、ガイドの形でまとめさせていただいております。
7ページ目でございますけれども、子供につきましては記載のとおりでございますが、静岡県三島市、徳島県美馬市、スポネット弘前、ボートキッズパークMoooviの4事例を基に、ガイドを作成させていただいております。
以降は部会の中で報告させていただいた内容と重複しますので、少し割愛しながら進めさせていただきますが、16ページ目では子供のコラムにつきましては、岩田委員に御執筆いただきましたJSPOのアクティブ・チャイルド・プログラムについて、御紹介のページを作成させていただいております。
続きまして、17ページ、女性につきましては、先ほどもありましたけれども、スポーツ実施率は女性の方が低いという課題がございますので、それに対する取組の事例としまして、東京都足立区、コナミスポーツ、カーブスジャパンの事例につきまして掲載をさせていただいている形でございます。
以降も部会の中で御報告させていただいた資料になりますので、後ほど御覧いただければと思います。
24ページのところで、女性のコラムについては、久野委員に御紹介いただきましたSIPプロジェクトの「ママもまんなかプロジェクト」による妊婦、子育ての女性向けの支援プログラムを御紹介させていただいております。
続きまして、P25ページですけれども、働く・子育て世代のところでございますが、こちらも同じく、スポーツ実施率につきましては20代から50代で落ち込む傾向がありますので、それに向けた取組を推進する必要があるという形にしております。こちら5事例になり、横浜市スポーツ医科学センター、神戸商工会議所、アシックス、NISHI SATO、電設工業健康保険組合を掲載させていただいております。
36ページ目です。働く世代・子育て世代のコラムにつきましては、厚労省で今年改訂しました「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」の紹介をさせていただいている形になっております。
続きまして、37ページ目、高齢者でございますけれども、こちらにつきましては、スポーツ部局の福祉部局との関係の連携、医療と介護の連携という形の中での取組事例として、鳥取県湯梨浜町、東京都狛江市、石川県白山市、千葉県柏市、ルネサンス蒔田、日本ゴルフ協会の6事例を掲載させていただいております。
コラムにつきましては50ページ、こちらは津下委員の御協力をいただいております「運動・スポーツ関連資源マップ」について御紹介させていただいております。日本医師会とスポーツ庁が連携しておりまして、人や場の見える化を図る運動・資源マップにつきましても御紹介をさせていただいております。
51ページ目、障害者でございますけれども、先ほどありましたとおり、スポーツ実施率につきましては、本年度32.5%となっており、より気軽に楽しめる環境の整備ということが必要になっております。掲載内容としましては5事例ございまして、障害者スポーツ文化センター横浜ラポール、福島県福島市、アイエイアイ、長瀬産業、ルネサンス蒔田の5事例を掲載させていただいております。
コラムにつきましては62ページ、63ページ、2枚になりますけれども、62ページは、4月1日から施行になります改正障害者差別解消法についての紹介と、63ページでは、スポーツ庁で策定しておりますスポーツ施設のユニバーサルデザイン化のガイドブックの御紹介をさせていただいております。
64ページは多様な主体でございますけれども、年齢・性別・障害の有無に関係なく誰もがスポーツを楽しめるという形で、幅広い世代向けの取組を紹介させていただいております。6事例になっておりまして、大阪市吹田市、島根県雲南市、parkrun Japan、日本サッカー協会、静岡県三島市、徳島県美馬市の取組を御紹介させていただいております。
コラムにつきましては、77ページのとおり、本部会でも御議論いただきましたライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの推進について、コラムとして掲載させていただいております。
78ページとしまして、「終わりに」でございますけれども、この現場視察・ヒアリングを踏まえた成果・課題、共通する考察になりますが、事務局案として作成させていただいております。
読み上げさせていただきますと、26事例の現場視察をさせていただきましたけれども、成果の要因、工夫のポイント、今後の課題につきましては、各取組ヒアリングの中で明らかにできたというのは1つの成果ではないかと考えております。
また、共通の課題としましては、持続的にこの取組をどうやっていくかということはあるのですが、それを評価するエビデンスであったり内外の取組体制の整備を必要としながらも、抱える課題が多様であったり、人材や地域資源など特有の事情もあるということもあって、なかなか横串しでの成果・課題というところはこのガイドブックの中でまとめるのは難しかったと思っております。
その下段としまして、抱える解決方法として見えてきたものとして、下の方に掲げている内部の連携、外部との連携、内部人材、外部人材、財源確保、制度設計・改正、社会的受容性、情報発信、こういったものに取り組まれた事例がうまく進められているんじゃないかといった形で分析をさせていただいたところでございます。ここにつきましては、ぜひ本日御意見をいただきまして、より良いものにさせていただきたいと思っております。
79ページにつきましては、公表の際には、部会長及び長官からメッセージを掲載させていただく予定になっております。
80ページ以降は参考資料になりますので、少し補足させていただきますと、81ページのところ、今回視察させていただきました事例の紹介URLの形で一覧を作成させていただいております。
83ページでは、各主体の子供、女性、働く世代、などそれぞれの中で出てきたキーワードを1枚の形でまとめさせていただきまして、より読者がこういったキーワードを探しやすいような索引ページを作成しております。
84ページからが、このガイドブックの目的である第3期基本計画の実現という形で、基本計画の目標と取組事例がどう対応しているか対応図を整理させていただいておりました。
(1)多様な主体におけるスポーツの機会創出に続き、86ページからが(5)スポーツを通じた健康増進、88ページで(8)スポーツを通じた共生社会の実現という形で、基本計画の中のそれぞれの対応を整理させていただいております。
89ページが、北出委員から、関連の情報を載せてもらいたいとの御意見もいただいておりましたが、ページ数として100ページ近くなってまいりましたので、ここにつきましては、読者が関心のあるところに飛んでいただけるようなリンク集という形で表記させていただいております。
最後、90ページでございますけれども、この部会で御協力いただきました委員の名簿という形で掲載をさせていただきたいと思っております。
駆け足になりましたが、説明は以上でございます。
【渡邉部会長】 ありがとうございました。
先ほど申し上げましたけれども、約1年半かけまして、各委員の皆様に26の現場視察・ヒアリングを行っていただきましたし、また、ここにコラムという形で執筆もいただいております。なかなか予算が限られる中で、このガイドブックについても、スポーツ庁健康スポーツ課で内製化して、数名の職員の方々が日夜、時間を惜しまず、これを作り上げていただきましたこと、まず、心より感謝申し上げたいと思います。
皆様からいろいろな御意見いただきまして、全てそこが反映されているとは言い切れない部分もございますが、とにかくできることを今の時点でやってきたといったことなんだろうと思います。
それでは、ただいまの御説明に対しまして御意見あるいは御質問等ございましたら、挙手の上、お願いできますでしょうか。オンラインの委員の皆様もどうぞよろしくお願いします。
遠藤委員、お願いします。
【遠藤委員】 遠藤です。このガイドブックを拝見しまして、すごくいろいろな取組がされていて、これは障害者のスポーツにも使えるなとか、非常に参考になることがたくさん入っておりました。本当ありがとうございました。
その中で、さっき横断的な横のつながりというのもあったんですけれども、こうしたそれぞれの取組が点であちらこちらで開催されていることが、いずれ線になっていくと思いましたので、「連携」という言葉がすごくスポーツのほうで取り沙汰されるんですけれども、まずは点の活動を増やしていって、横連携を線で結ぶような形になればいいなというのをこのガイドブックを見ながら思いました。
実際、障害者スポーツだけでなくいろいろな取組をされていること、逆に、障害者スポーツで行っていることも、一般のスポーツの中にも取り込めることが中にはあるんじゃないかなというふうに思ったので、そうした意味では、このガイドブックが起点となって、第1弾、第2弾というふうに増えていろいろなモデル事業が入っていくことで、全国的に広がりを見せていくのではないかなというふうに思いました。
感想じみた話になりましたけれども、以上です。ありがとうございました。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
皆さんに携わっていただきましたので、各委員に一言ずつ、感想も含めて御発言いただきたいと思います。まず、私から一番遠いところにいらっしゃいますが、塩野委員。一緒に神戸にも行きました。よろしくお願いします。
【塩野委員】 どうもありがとうございます。実際に私が行けた数は非常に少なく残念なんですが、いろいろと読ませていただくと、本当に工夫されていることが非常によく分かる機会だったなと思っております。
これの展開の仕方が重要だと思います。先ほど障害者の調査報告がありました。このガイドブックではスポーツ実施率が、「32.5%と一般に比べて大きな隔たりがあるが」と表現されていますがが、これはどちらかというと伸びているという評価をしたほうが良いのではないかと思いました。ただ、その先は、一般のスポーツ実施率が52%くらいで前後しているように臨界点があって、障害者の臨界点は少し低いのかもしれませんけれども、あるところまではきっと伸びるんだろうと思いますので、伸びていると評価をしても良いのではないかと思っています。
この視察の話と少しずれるところもありますが、先ほどの一般の52%が低いという話について、先生方と話していたのですが、健康経営が伸びる割にはなかなか伸びないと。確かにそうなんですが。健康経営のチェック項目に運動機会の増加という項目がありますが、あれだけではきっと伸びないんだなと改めて考えました。このガイドブックの事例から、どうしたら無関心層に働きかけられるかというのがうまく抽出できるといいなと、改めてそういう目でもう一回見直そうと思った次第です。
すいません。感想になりましたが、以上です。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
続いて、津下委員、お願いします。
【津下委員】 ありがとうございます。私は三島市に視察に行かせていただきました。また、東京都の狛江市については、事前に御紹介させていただきました。
やはり行ってみて初めて実感できることがいろいろありました。例えば、庁内の連携が取れていますという話でも、連携の深さというのが、どうしてこんなにうまく連携できているのか、そこには構造をきちんと担保していたり、また、新しいアイデアを生かしていく、そういう組織の風土があるのかなと感じました。
普通の事例集だと、事実が書いてあって、どうしてこうこうなっているんですかとか、これができるために何を乗り越えたんですかということまでお話が、そこまで掘り下げてというのは難しいと思うんですけれども、実際に現地に行ってお話を伺う中で、様々な工夫をされていることがわりました。
それから、こういう取組というのは、かなり熱心な人が引っ張っていって、その人がいなくなるともう駄目になってしまうという、いわゆる属人的という話もあるんですけれども、それを次に広げていく、次の広げるような仕組みというのを工夫していく、そういうことが重要なんだなということを今回の視察で私も実感したところでございます。本当に貴重な機会ありがとうございました。
そして、ガイドブックについては、非常に分かりやすくまとめていただいて、事例だけじゃなくてコラムで知識、押さえる部分を示している。一方、コラムだけだとなかなか読まないかもしれないですけれども、事例とリンクして情報提供する形になっているとか、自分はまずどこから見ていけばいいのかということを分かりやすく示していただいたのはいいのかなと思っています。
一方、ライフパフォーマンスの話が今盛り上がっているので、これはどういうライフパフォーマンスのどういう局面に機能するのかを印をつけられると良いかもしれませんが、現在ではまだマークをつけるところまではいかないという段階でもありましたので、今後、様々なスポーツの取組が進展する中で、これもアップデートしていくというのが必要なのかなと感じました。ありがとうございました。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
岩田委員、お願いします。
【岩田委員】 JSPOの岩田です。ありがとうございます。
ガイドブックはとても見やすくまとまっており、こういった仕事は素晴らしいなと思いながら、JSPOも参考にしなければいけないと思っておりました。参照いただいた対象の区分けから色分け、それから第3期スポーツ基本計画との対応図についても見やすくなっています。
私はスポネット弘前と徳島県美馬市の視察に行きました。JSPOが力を入れている総合型地域スポーツクラブ、それからアクティブ・チャイルド・プログラム(ACP)の活用の観点から推薦させていただきました。私も実際に現地視察をさせていただきながら、私自身が今まで話で聞いた内容でしか分かっていなかった部分を、現場を見て現地の方にしっかりとお話を伺い、施設を見て、参加されている方のお話を伺えたことで、大変勉強になりました。
そのほか、私が視察していない取組もそれぞれ2ページに集約されているので、それぞれの取組が想像しやすく、大変よく分かる内容でまとまっておりました。
それから、78ページには、取組事例に共通する課題解決方法に向けた考察という形で、8つの区分でまとめられておりますので、さきほど各委員がおっしゃったように、取組が属人的になってしまい、その方がいなくなってしまうとその後、取組が続かないというようなことがないよう、解決方法に向けた課題を今後も部会でさらに深掘りしていけると良いなと思っています。
以上です。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。たくさん行っていただきました湯梨浜町長、宮脇委員、お願いします。
【宮脇委員】 この部会に参加させていただいて、私個人としてもとても良い勉強をさせていただいたと思っておりまして、感謝申し上げます。
例えて言いますと、当町でも健康づくりをそれなりにやっているんですけれども、当町で欠けている部分とかあるいは難儀している部分とか、そういうところに対する回答というかメソッドがちゃんと示されておりまして、先ほど遠藤委員もおっしゃいましたように、これがあれば我々のような小さな基礎自治体でもきちんと体系立った整理ができるのではないかというふうなことを強く感じております。心からお礼を申し上げたいと思います。
それから、先ほど冒頭のほうで申し上げようと思ったのですが、健康づくりや体力づくり、メンタルの面も含めて、スポーツの重要性というのはこれだけ日本国中が取り組んでいるのですが、まだそれは実際の行動につながっていない。スポーツに取り組むための時間が足りないとかということもあるようですけれども。今年はちょうどオリンピックイヤーでもあります。1つは、「みる」「する」「ささえる」ということで、コロナも過ぎていますし、これからスポーツやいろいろなイベントも行われてくると思います。
そういった中にあって、1つは、「みる」「する」に加えて「ささえる」という立場の方たちもより多く関わっていただいて、インフルエンサー的な役割を果たしていただいたり、あるいは、自らが関心を持って取り組んでいただいたりということも見られるんじゃないかなということを最初の話のときには感じていたところでございます。ありがとうございました。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
それでは、オンラインの委員の皆さん。勝目委員はまだいらっしゃいますでしょうか。
【勝目委員】 はい。
【渡邉部会長】 一言お願いできますか。
【勝目委員】 非常に見やすいまとまったガイドブックだなと思いました。事務局の皆さんすばらしいお仕事だなと思って拝見しました。本当にお疲れさまでした。
改めてガイドブックを読むと、本当に様々な取組があると実感しました。私も幾つか視察には行かせていただいたんですが、転勤したこともあって行く場所が限られてしまったのはとても残念だなと思っております。
ガイドブックを見て、持続性が課題のところも少なくなかったと思いましたけれども、それを乗り越えようとされている団体もあって、非常に可能性を感じる内容になっているなと思いました。完成した暁には、どう届けるかが課題になってくると思います。幅広く届けるというよりは、何かスポーツ関連の取組をしたいと考えている主体に届けるのが一番良いのかなというふうに思っています。
今すぐに思いつくのは、例えば、今回のガイドブックで出ていた図書館ですとか地域の医師会ですとか、スポーツともともと関係が深いところ以外にも、何らかの形で届けられたら良いなというふうに思いました。
もう一つは、実施主体だけじゃなくて、こういった行政に関心のある教育機関あるいは大学とかに提供して、教材に使っていただくのも一つのやり方かなというふうに思いました。この普及についてもまだまだ知恵を絞って考えたいなというふうに思いました。
以上です。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
引き続き、小松原委員いらっしゃいますでしょうか。
【小松原委員】 小松原でございます。事務局の皆さま、大変見やすいガイドブックをまとめていただきまして、ありがとうございます。特にアイコン化をしていただいて、非常に視覚的にも分かりやすくなっていると思いました。
先ほど勝目委員もおっしゃっていましたが、今後、ガイドブックを現場にどう届けるかが非常に大事になってくると思っています。
また、厚労省の例えば健康日本21との関係やすみ分けを明確に示していただけると混乱しないのではないでしょうか。
私が個人的に思っているのは、78ページの「終わりに」でまとめていただいておりますが、かなり課題があると思っていて、このガイドブックを活用されてこれらの課題を解決された優良事例が今後出てくるのであれば、それをぜひスポーツ庁の方でも吸い上げて、次に展開に発展させていただけると、現場は助かると思います。
私からは以上です。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
藤田委員、お願いします。
【藤田委員】 藤田です。非常に分かりやすいガイドブックで、これだけ多様な団体が多様な取組をしているんだなというのがすごくよく分かりました。ありがとうございました。
今、小松原委員、それから先ほど岩田委員もおっしゃったんですけれども、78ページの最後のところですね。こうやって多様な取組、多様な団体が、共通する項目として内部の連携があるとか外部の連携があるというふうなことをまとめていただいているんですが、例えば、これをもう少し展開して、企業であるとか民間団体はどういったところと連携したのかとか、どういう内部人材がいたのか、どういうふうに財源確保していたのか、あるいは、自治体はどうだ、競技団体はどうだという、あるいは、先ほどの項目別の障害者に関する部分ではどういうところと連携していたのか、女性のスポーツの取組に関して言えばこういうところと連携しているところがあった、あるいは、こういうふうな財源確保をしていたというのがもう一歩進んで分かりやすくなると、これを見て取組をするときに、こんなところを見ていけばというのが分かりやすくなるのかなというふうに思いました。
ここに「さらに検討を重ねていくことが必要です」とまで書かれてありますので、ぜひ、次、一歩進めて、さらに取り組みやすいものにしていただければなというふうに思いました。
以上でございます。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
松永委員、お願いします。
【松永委員】 松永です。すみません。遅れての入室となり失礼いたしました。
皆さんからもおっしゃっていただいたとおり、事務局の皆様には多大なる御尽力をいただきまして、本当にありがとうございました。
全体的なところは皆さんがおっしゃったとおりです。少し細かい点で恐縮ですけれども、改めて1ページ目から見直しをさせていただいて、気づいたところがございます。まず、タイトルについて、皆さんで議論をして「Sport in Lifeガイドブック」という名称にしたと思うのですけれども、「はじめに」のところで、「Sport in Life」に関する文言が一度も出てこない点が少し気になりました。
私たちは部会でずっと「Sport in Life」の話をしているので、どちらかというとライフパフォーマンスをPRするというところに向かってしまっているのですが、タイトルに出しているので、「はじめに」のところで「Sport in Life」のことは少し触れた方が良いと思いました。
リンク集のところでリンクを貼っていただいていて、そこに飛ぶと室伏長官も出てこられるのですが、そこの一文をまとめた形で「はじめに」に、「Sport in Life」という言葉とその取組も併せて発信していく必要があると思いますので、追記をお願いしたいと思いました。
そのときに、私たちも「Sport in Life」を「SIL」と明記したりします。それも浸透させていくのであれば、初めて出てくるところには「SIL」と明記し、リンクのところにも「SIL」と明記していただくと、ライフパフォーマンスとセットで普及していけるのではないかなと思いました。以上、「はじめに」のところに「Sport in Life(SIL)」として、短い文章で御紹介の一文を入れていただければと思いました。
次に、御確認をお願いしたい点です。事例なので、実際に活動されている名称というのもあると思いますので、一概には言えませんが、「運動」という表記と「スポーツ」という表記と「運動・スポーツ」という表記があります。
ライフパフォーマンスのところは「運動・スポーツ」という表記にしているのですけれども、そのほかのところで意図的に「スポーツ」だけにしているのか、意図的に「運動」だけにしているのか、「運動・スポーツ」にしているのかというところについては、きちんと精査をされているとは思いますが、いま一度、最初から最後まで見て、改めて御確認をお願いしたいと思いました。
最後ですが、そこまで気にしなくても良いかもしれませんが、アイコンのマークのスポーツ関係団体のところで、サッカーボールが使われていますが、特定の競技団体のイメージになってしまって良いのかなというちょっと悩ましい質問です。では、野球ボールも駄目なのか、走っているマークだとか陸上なのかなど、これは相当悩ましいので何とも難しいと思いますし心配し過ぎかもしれませんが、念のための確認です。
全体的なところでは、皆さんからも言っていただいたとおり、今後これをどう活用していただくかというところですね。この委員であられた萩先生が特に何度も御発言をされていましたので、萩先生に代わって、発言させていただきました。先ほど勝目委員の御発言にあった大学関係などの教育機関というのもとても良い視点だなというふうに思いますし、どこにというマークや表記がない機関や組織・団体などが関係ないと思われないような仕掛けも必要かなと思っておりました。
長くなって申し訳ありません。本当に事務局の皆様、委員の皆様、ありがとうございました。以上です。
【渡邉部会長】 ありがとうございました。続いて、山口委員、お願いします。
【山口委員】 事務局の皆様、本当に大変だったと思いますし、見やすく、皆さん言っておられるように良いものが出来上がったんじゃないかなというふうに思っております。
その事務局の大変さを重々理解した上で、でも、この短期間でこんなふうにできるんだというのはちょっと思いました。これだけの事例を視察もし、そして、このようにまとめられるということは、恐らく、日本の中に、今回はこれだけの期間でしたけれども、探していけばいくほど、まだまだ眠っているよき事例がたくさんあるんだろうなというのをすごく感じさせる経験を私はさせていただきました。私自身も幾つか回らせていただきましたけれども、外から聞いていたのと実際見て回るのとでは全然温度感も違いましたし、すごく良かったなと思います。
今後についての希望と期待は、その眠っているところを恐らくスポーツ庁が責任を持ってまとめるとなると非常に大変だなと思うんですけれども、けれども、どこかに自分たちでも紹介したいようなところを置いておいて、それをどんどん積み上げていけるような掲示板ではないですが、そういうものを、スポーツ庁がその情報について全部責任を持たなきゃいけないとなると大変なんですけれども、そうじゃない形で紹介できるように何かしていければ、もっともっと全国には私たちが学ぶべき、見るべきいろいろな事例が眠っているんじゃないかなと思いますので、そういうものをいかに発掘していくか、そして、多くの人たちに目に留めていただけるように、そして参考にしていただけるようにしていけるかというのは、少し知恵を絞ってやっていく必要があるのかなというのを感じました。
本当に事務局の皆様の御努力には敬意を表したいと思います。ありがとうございました。
【渡邉部会長】 ありがとうございました。
近藤委員、いらっしゃいますでしょうか。
【近藤委員】 はい。大変良いものができたなと私も思いました。いろいろ工夫がしてあって、目次のところ、アイコンがちゃんとあって、自分が関心あるところにアクセスしやすくなっていたり、コラムがあったり取組事例があったりというので、結構いろいろな人が、この存在を知った人は見ていただけるものになったんじゃないかなというふうに思いました。
これは今年度の成果としてというよりは来年度なのかなと思いながら見ているんですけれども、78ページに8個ですかね、課題解決方法に関する考察というのがあって、内部の連携とか、外部人材とか、財源確保とか、情報発信とか、これらがまあまあ共通している大事と思われたものとして考察されているので、これをスポーツ庁が全国の自治体が利用できるように政策に落とすというか、例えば、人材育成が大事だとなったら、人材育成のための何かコースみたいなものを用意して利用を促すとか、情報発信であれば、各自治体とか主体が情報発信するだけではなくて、今回のこのガイドブックがまさにそうだと思いますけれども、スポーツ庁が情報発信をする場をつくってあげて情報発信をしやすいように支援してあげるとか、この8個のそれぞれについてスポーツ庁が何をなし得るか、それを具体化して、ぜひ利用してくださいという形で呼びかけることで、今後、こんな事例が日本中に広がっていく環境づくりにつながるのではないかなというふうに感じました。
以上です。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
途中からの参加になりましたけれども、佐々木委員、一言お願いします。
【佐々木委員】 途中からの参加で全て把握しているわけではございませんけれども、内容を全て見させていただきまして、本当にすごい事務局の方々、時間をかけて、また、短期間でお作りなって、本当にすばらしいことだと思います。
私も委員の中からお話がございました作った後にどのように皆さんに知っていただくのか、これは非常に大事かなというふうに常々感じております。事業者、自治体の方々が事例として見ていただいて、自分たちの事業、実際に取り組んでいただく、このためには広報・宣伝活動は非常に重要かというふうに思います。
ぜひ御検討いただきたいのが、私たちはSPORTECで約4万人ほど毎年スポーツ事業者にお越しいただいております。一般の方というよりは、スポーツの例えばフィットネスクラブを運営される方々、また、スポーツの指導者、自治体、そしてスポーツ用品店、様々なスポーツ事業者が集まる展示会でございますので、こういったところで1つコミュニケーションを取る場所をつくっていただく、また、こういった場所でセミナーを通じて多くの事業者の方々に知っていただく、こういった活動もまたこういう皆様とのつながりでできればなというふうに考えておりますので、ぜひぜひスポーツ庁の方でも、また事務局の方でも御検討いただければ幸いでございます。
ぜひ広報・宣伝活動、そういったところにも我々は御協力していきたいと思いますので、ぜひ御検討くださいませ。
本当にお疲れさまございました。ありがとうございます。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
北出委員いらっしゃいますか。お願いします。
【北出委員】 すいません。再入場が遅くなってしまいました。申し訳ありませんでした。
私も拝見しまして、先生方がおっしゃるように本当にすばらしくて、対象ごとに分かれていることや、色分けとかアイコンとか様々なものを使ってビジュアルに表されているのは本当にすばらしいと思いました。
また、83ページの索引キーワードも見やすかったですし、84ページ以降にスポーツ基本計画との対応表があって、これがまたすごく分かりやすいというか、これを見ることでスポーツ基本計画の復習というか、知らない人にも周知にもなると思いますし、とてもよく考えられているなというふうに思った次第でございます。
私はさっきのこれをどう活用するかというところで、山口委員がおっしゃった意見、私もすごく賛成しておりまして、全国のすばらしい施策を御提案いただいて、御紹介いただいていますけれども、なかなか全てというわけではないでしょうし、もっとすごいのがあるよというような情報もあるかと思うので、私としましては、せっかくフォーマットが決まっていますので、ガイドブックの前段階のホームページか何かで募集をかけたりして、もし可能だったら、この部会とか関連部会で評価をして、良いものをガイドブックに入れ込んでいくようなそういうふうにすると、施策もブラッシュアップされると思いますし、様々なものがホームページでは見られるというような気もいたしました。
本当にここまで作られたというのは、事務局もはじめ皆様の苦労の結晶かと思います。本当にありがとうございました。
以上です。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
続いて、豊岡委員、お願いします。
【豊岡委員】 まずもって、すばらしいガイドブックにまとめてくださいました皆さん方に心から敬意を申し上げたいと思います。
静岡県の三島市長でございますけれども、私どものところには、津下委員がこの9ページにありますような大学との連携・協働によるスポーツ教育について詳細にお聞きいただいて、また、現場をしっかりと見ていただいてまとめていただいたわけでございまして、その節は大変ありがとうございました。
それで、その内容はともかくといたしまして、三島市は、74ページを御覧いただきたいなと思うんですけれども、74ページの右側の下のほうに卵の絵がございます。実は私、市長になる前から、健康づくりというのが、どちらかというと、妊婦さんから幼児の健康づくりと高齢者の健康づくりに保健師さんたちの活動がちょっと偏っているのではないかなというように感じていまして、生涯を通じてスポーツや運動をして健康づくりをしていく方策はないかなというふうにずっと考えておりまして、それで行き着いたところがスマートウェルネスシティにしようということでございます。
ここに卵がありますけれども、黄身の部分が人の健康づくり、白身の部分が町の健康とか生きがいづくりといったような部分で、殻の部分が産業の健康という部分でございます。
そういうことで、この段落の74ページの4つ目のところで「市長指導の下に組織改編を行い」ということがございますけれども、スポーツの推進はそれまでは教育委員会でやっていたわけです。社会体育ということでやっていましたので、これを教育委員会から行政部局、市長部局に持ってきたわけでございます。
それから、チーム三島ということで、部局を横断した取組にしようということで、スマートウェルネスのアクションプランというものを関係する課みんなでもって職員が知恵を出してつくっていってもらったわけでございます。
そこで、乳幼児から、妊産婦と言っても良いかも分かりませんけれども、亡くなるまでの間の生涯の健康づくりをしていきましょうということで、例えば、1歳半の健診のときには、お母さんにボールを渡してやって、スポーツ推進員が子供との遊び方を教えてもらうといったようなところから始めて、津下委員に見ていただいたことであるとか、あるいは、ジュニアスポーツアカデミーというのをつくりまして、特に小学生の高学年から中学生にかけての特別に能力の高い子たちをピックアップして、そして将来のエリートをつくっていこうといった取組だとか、それから、スポーツに全く縁のない方たちを対象として、朝早くゴルフ場を歩いてみようという取組であるとか。
それとか、いわば肥満の方、この人たちを対象として、3人1組で3か月間、脂肪を減らすと。3か月、チームで減らす活動をしてもらいまして、一番脂肪が減ったチームに、景品といたしましては減った分の脂肪に相当する牛肉をプレゼントするといったような、そういう取組をしたんです。これは、どうしても健康づくりとかというとストイックになってしまうんです。楽しく健康づくりをしてもらおうといったようなことで、そんなこともやってきたところでございます。
それから、またもう一方で、障害者スポーツですけれども、これもいろいろ健常者と一緒になっての取組を幾つかやっているんですが、特にボッチャに特化して、毎月、健常者と障害者でもってボッチャの大会をやっております。
実は私は市長になる前に県議会議員をやっていたんですが、二十二、三年前に静岡県の障害者フライングディスク協会というのを立ち上げたことがございまして、その協会の会長もさせてもらってきたんですけれども、そういうこともありまして、障害者も作業所でもって一生懸命働いて月に工賃が3万円にも満たないようなそういう厳しい状況にあるわけでございますから、せめてスポーツを通して、1つは健康になってもらう、それから、もう一つは楽しく暮らしてもらおうということで、障害者スポーツにも大変熱を入れているところでございます。
それから、この卵のところ、殻の部分ですけれども、企業の健康づくりということで、今はかなり健康経営に取り組んでいる企業が幾つか出てまいりました。ここにも、その企業の中で、例えば、スポーツのクラブをつくるときに補助金を出したり、それから、保健師が出かけていって、そういう企業の皆様方の血圧なんかを見てやりながら、スポーツに取り組んでほしいということを働きかけたり、それから、企業同士でウォーキングの競争をしてもらって、優勝したところに景品を出すとか、そんな取組だとかも致しているところでございます。
いろいろな切り口でもってスポーツに親しんでもらって、生涯を健康で暮らしていっていただこうということをしてまいりました。おかげさまで、後期高齢者の医療費が私が市長になったときには県内でワーストワンだったのですけれども、今は中盤ぐらいに下がってきておりますし、そのほか介護保険料も県内でも一番安いといったような状況にもなってきているところでございます。
そのように、スポーツに取り組んでいく、健康づくりをしていくということは大変意義のあることだと思っておりますので、また、このガイドブックを参考にさせていただきながら、三島市といたしましてはなお一層努力していきたいなと思ったところでございます。
いずれにいたしましても、このガイドブックを取りまとめいただきましたことに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
【渡邉部会長】 ありがとうございました。
最後に、久野委員、お願いします。
【久野部会長代理】 筑波大の久野でございます。一番最後と始まるときに渡邉部会長から言われて、ほとんど言うことがないんじゃないかなと、困ったなと思いながらお聞きしていました。
それで、皆様の発言は基本的には同じですので、その部分は省かせていただいて、周知のところの具体策をどうするのかという点で、多分スポーツ庁がやりやすいのが、1つは県に投げる。県から基礎自治体なんですが、多分、このルートで行くとスポーツ部局にしか行かなくて、健康部局に流れるところもあるけれども、流れないところの方が圧倒的なのでどういう形で健康部局にも下ろすかという具体化を早めに決めていただいた方が良いなというふうに思いました。
あるいは多分、県から行って流れても首長には届かない。次は首長に届ける、今、問題意識が多い首長は多いと思いますので、そういう面で、全国市長会とか町村会とかそういうルートで何らかアクセスできないのかなと思いながら聞いていました。
それから、山口委員と北出委員がおっしゃっていたことが非常に重要なんですが、ユーザー側に健保とかそういうところも含めて考えるという前提なんですが、半年後なり1年後なりにもしこれを改訂したりしていくのであれば、どれぐらい使われているのか、少しどこかで調査を、どこかの県とか何か入れて、そこのユーザー側のニーズを取った方が役に立つものにさらに発展していくかな思いました。
最後に、先ほどのスポーツ実施率との関係についてです。厚労省のプロジェクトの関係で、先週シンガポールに視察に行って参りました。同じ調査方法かどうかちょっと確認できてないので、単純に比較できるかどうか分かりませんが、シンガポールは世界長寿国第2位ながら政府から発表されているスポーツ実施率が74%なんですよね。
なので、世界で進んでいるところを少し調査をかけるというのも、次のステップとしてはありかなと実際に見てきて強く感じています。ですので、そんなようなことを今後御検討いただくのもありかなと思って発言をさせていただきました。
本当に大変な労作に関しては、本当に感謝申し上げます。以上でございます。
【渡邉部会長】 ありがとうございました。
【豊岡委員】 ちょっと1点付け足したいんですが。
【渡邉部会長】 どうぞ。
【豊岡委員】 スポーツのいろいろな取組をしている情報発信なんですけれども、また74ページの右側の下を見ていただきたいんですが、市内10か所にデジタルサイネージをつけてありまして、こちらで毎日何時間か、室伏長官の御指導を見ながら体を動かしてもらっているところでございます。その1点をちょっと付け加えさせていただきます。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
非常に御示唆に富んだ御意見ありがとうございました。どれも今後生かすべき御発言だったかなというふうに思います。
【室伏スポーツ庁長官】 私も1点だけ。
【渡邉部会長】 長官、どうぞ。
【室伏スポーツ庁長官】 改めまして、ここまで取りまとめられたのも、先生方の御指導の下だと思います。本当に多くの事例がこれだけ並べられたものはないと思いますし、これをしっかりと展開していきたいというふうに思います。
今後これをどうするかというところ、周知もあるんですけれども、今いろいろお話を聞いていて、これはあくまでも事例ではあると思うんです。これらの事例は、三島市さんもそうだと思いますけれども、何かきっかけがあって開始や継続に至ったわけですよね。何かを参考にしたケースもある。ですので、これをまねしてやるというところで終わるのではなく、これを参考に自分たちのまちにアレンジするやり方を考えて、時代とともに柔軟に変えていけるようにしていけば持続可能になると思います。このまままねてやっても当てはまらないということも、それぞれがアレンジしてさらにいいものを目指すために活用すれば、継続できるような感じもいたしました。
ありがとうございます。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
皆様からいただきました意見、Sport in Lifeの説明のところも含めまして、私のほうでお預かりして、事務局の皆さんとまた相談して、最終版を年度内ですかね。課長。目標は。
【和田健康スポーツ課長】 はい。できましたら年度内に。
【渡邉部会長】 年度内に発表したいと思いますので、あとは私の方にお任せいただきたいと思いますが、皆さん、よろしゅうございますでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
【豊岡委員】 もう一点付け加えさせていただいて。
【渡邉部会長】 どうぞ。
【豊岡委員】 やっぱりちゃんとエビデンスで示さなきゃならないと思うんです。静岡県はお達者度というのを継続して発表しているんです。65歳から健康で自立して生活できる期間のことですが、100歳を今は目指している時代ですので、健康寿命が延びないと医療費も下がりませんし、健康寿命を延ばすには運動やスポーツが大変大切だということを市民に呼びかけているわけです。
例えば、そうした健康寿命とか、あるいは医療費とかがこれだけ下がっているよというのをどこかで出していく必要があるんじゃないかなというふうに感じているんですけれども、いかがでしょうか。
【渡邉部会長】 全くそのとおりだと思いますので、今後のまた取組の中では、皆さんの意見を反映できるように、政策の中に取り入れていただけますようにお願い申し上げたいと思います。
改めまして、ガイドブックの策定の目的でありました、第3期スポーツ基本計画の目標の実現に向けて現場での取組の推進が図れるよう、地方公共団体、民間事業者、スポーツ関係団体、保険者・医療機関等による効果的・効率的な取組を一層促し、スポーツ庁とともに、部会委員の皆様あるいは皆様の組織、そこでの周知・啓発もぜひ図っていただきますようにお願い申し上げたいと思います。
私の組織でも、このガイドブックの周知であるとか、また、山口委員、北出委員の御発言がありましたけれども、それに類するようなこともまた展開できればなと思いますので、スポーツ庁の皆さんとも協力してスポーツ推進に努力してまいりたいと思います。ありがとうございます。
それでは、議題の3に移りたいと思います。ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの推進について、事務局より御説明をお願いいたします。
【和田健康スポーツ課長】 事務局でございます。ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの推進について、取組状況を御報告させていただきます。
今回は、資料4を用いまして、ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの推進のための調査研究等事業の進捗状況と、本年2月以降のスポーツ庁における周知・啓発の主な取組実績を中心に御報告させていただきたいと思います。
まず、調査研究等事業の進捗状況でございますが、4ページを御覧ください。コンディショニングに関する調査研究につきましては、ここに掲げる3つの研究課題で令和4年度から2か年で実施しておりまして、本年度で終了いたします。これらの研究の成果につきましては、3月6日と本日午前に開催いたしましたマスコミ向けの報告会で、長官と研究受託者のほうから御説明をさせていただきまして、その様子についてはYouTubeでも配信させていただいております。
このうち2.の「運動機能の低下に対する地域における効果的な運動療法の在り方に関する研究」の成果について簡単に御紹介させていただければと思います。
5ページを御覧ください。この研究は、これまで御案内のとおり、北海道東川町で腰痛予防のための運動介入のプログラムを実施したもので、参加者76名に対して、姿勢・運動を制御する機能を高めるモーターコントロールエクササイズを3か月間継続したものでございまして、介入の前後で、身体機能として「セルフチェック」スコアの向上、腰痛、ロコモ度、プレゼンティーイズムの改善等の効果がみられております。また、参加者の声といたしまして、プログラムができるようになったなどの身体の変化だけでなく、車のバック駐車のときに、すごく後ろが見えるようになったといった声など、日常生活等への好影響を実感できるといったものもみられました。
続きまして、6ページを御覧ください。本年度「スポーツに関する効果的な指導を推進するためのツール等の作成・提供」事業を実施いたしました。この事業の趣旨でございますが、日頃企業で行われております保健指導や運動の定着に向けた支援や取組の機会をきっかけに、働く世代に対して、ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの実施、そのためのスポーツ庁の身体診断「セルフチェック」の実施を促すことに着目いたしまして、企業において健康・運動や産業保健に携わる方が活用できるツールを作成することを目的としております。
ツールの作成に当たりましては、スポーツ医科学や運動指導等の専門家、スポーツ関係団体、健診機関、職域等の関係団体等の有識者から構成される有識者会議を設置いたしまして議論いただきました。なお、この会議には津下先生にも委員として参加いただきまして、座長を務めていただきました。
看護職や人事労務担当者など、働く人の健康管理に携わる方々に活用いただけるツールとして、ここにイメージとして載せておりますけれども、おかげさまで「職場におけるライフパフォーマンスの向上を目指す目的を持った運動・スポーツに関する指導のすすめ」を作成することができまして、これも年度内を目途にスポーツ庁から公表する予定になっております。
続きまして、7ページを御覧ください。「ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの推進に係る調査研究」を本年度から開始しており、全部で3つの研究課題がございます。本年度から2か年で実施中です。
8ページを御覧ください。目的を持った運動・スポーツに関する実態・ニーズ調査を実施しておりまして、事業を進めるに当たりまして、スポーツや健康科学はもとより、リハビリテーション、心理学、薬学、経済学、地球惑星科学など、様々な分野の学識経験者・専門家から構成される検討委員会を設けまして、そこで様々な分野から見たライフパフォーマンスに関連する観点と要素について御議論をいただきまして、ライフパフォーマンスについてこの検討委員会で検討・整理を行うということにしております。なお、この検討委員会には久野先生、津下先生にも委員として参画をいただいております。
この検討委員会では、様々な意見をいただいており、いただいたコメントの共通項により、「ライフパフォーマンス」とはどういうものかを整理いたしまして、3月22日に開催された第2回のこの検討委員会で提示し、議論していただいております。今後、ライフパフォーマンスについて、この検討委員会で中間取りまとめを行う予定になっております。
続いて、9ページを御覧ください。これは、長官が作成された資料で、22日のこの検討委員会で長官の方から御説明いただきまして、環境の要因や環境から多くの情報を感じ取れる能力、その情報から最適な意思決定や判断をして運動を実行する能力、それらを高めることによる適応能力の向上は、ライフパフォーマンスに関連する重要な要素であることを御議論いただいております。
10ページを御覧ください。指導者養成のための手引き、ツール、カリキュラムの作成は、スポーツ庁のセルフチェックと改善エクササイズについて、指導のための手引きやツール、カリキュラムを作成するものです。この事業を進めるに当たりましては、運動の指導等に関わる資格を有する方々に参集いただき、ワークショップを数回開催して、そこで出た意見等を踏まえまして手引きやツールを作成していくことにしております。
こちらが3月7日に開催された第1回指導者養成ワークショップの様子になります。長官が、セルフチェック等について御説明するとともに、セルフチェックと改善エクササイズについて実技を行いました。
11ページを御覧ください。来年度、令和6年度に予定しております、ライフパフォーマンス分野における先端技術を活用したコンディショニング基盤実証研究事業の概要になります。
次に13ページでございますが、本年2月以降にスポーツ庁において実施した周知啓発の主な取組実績等になります。
次のページ、14ページを御覧ください。まず、関係学会の大会・学術会議、関係機関と連携した周知啓発といたしまして、スポーツ国際協力プロジェクト「Sport for Tomorrow」によるシンガポールへのコンディショニングの国際展開といたしまして、2月27日にSport SG Auditorium、スポーツ・シンガポール講堂で長官が「ライフパフォーマンスの向上のための身体機能向上プログラム」をテーマに、シンガポールのスポーツ指導者に対して講演と、スポーツ庁の身体診断セルフチェックと改善エクササイズについて実技を行いました。
次に、15ページを御覧ください。こちらは2月9日に愛媛県で開催された「生涯スポーツ・体力つくり全国会議2024」の全体会の様子になります。ここでも長官に講演とトークセッションに御対応いただいております。
次のページを御覧ください。こちらは2月16日に北海道東川町で開催された「運動器機能低下に対する地域における効果的な運動療法の在り方に関する研究」の成果報告会の様子になります。
次に、17ページを御覧ください。Sport in Life推進プロジェクトの一環として行っておりますSport in Lifeアワードの表彰式でも、長官に御講演とトークセッションに御対応いただいております。
次、18ページを御覧ください。これは、先ほども簡単に御説明いたしましたが、メディアに対する発信といたしまして、コンディショニングに関する研究の成果報告会を、3月6日と本日27日午前に開催させていただき、長官と研究受託者の方々に御対応いただきました。
次のページを御覧ください。「DEPORTARE」に掲載された関連記事になります。
説明は以上でございます。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
それでは、たくさん写真が出てきました長官のほうから、補足的な説明いかがでしょうか。
【室伏スポーツ庁長官】 ありがとうございます。和田課長が全て申し上げたとおりで、私もできるだけプロモートしていきたいと思いますし、久野委員もシンガポールに行かれたということで、私もちょっと前に行かせていただきました。日本の国民皆保険制度はやはりすごく充実していて、何かあったときにはもちろんすばらしいことですが、医療に頼ってしまう。ですけれども、シンガポールでは、それぞれが自分で健康を維持しようという意識が高いなという国民性も感じますし、何かあれば本当に医療費もかかるわけですから、そういう意識も高いというところで、指導者の方々に講演や実演をさせていただきました。
また、コンディショニング研究も、スポーツ庁らしい研究テーマで、例えば、今どうしてスランプが起こるのか、芸術でもピアニストがジストニアとかそういうので伸び悩みがあって、どういう要因で起こり、それを解決する方法はないのかなど。
また、運動器に注目していますけれども、内臓器と運動器がどう関係あるかということで、これは金岡教授を中心にやっていただいたんですが、実は大きく関係があって、内臓の動きのコントロールができる。内臓は、肝臓、胃なんですけれども、横隔膜とついていますので、呼吸、横隔膜とのコントロールがうまい人は外の運動器もいいということも分かった研究で、こういった新しい知見というものも出てきています。
あとは、運動するだけではなくて、スポーツ観戦をすることで幸福度が高まったり、好きなチームを応援すると、勝負もあまり関係なかったり、スポーツの大会のレベルも、オリンピックレベルやトップレベルであろうと運動会レベルであろうとあまり関係ないということも分かってきていますので、健康増進については、する方もですけれども、見て幸福度が上がるというところも、ぜひ知見があるので、展開していくと良いんじゃないかなというふうに思います。
今映っている環境とアスリートのところで、これはライフパフォーマンス関係で、津下委員もお越しいただいていますけれども、宇宙の研究をされている方から、コロナとか感染症の専門家であったり、様々な先生から御意見をいただいています。また、働き方の改革が進む中で、ライフパフォーマンスという定義をどうするのかという話の中でもまとめたものになっています。
環境と人、スポーツですとアスリートと環境で、条件が変われば、その情報を基にアスリートが動くようになっていまして、世の中というのは人も環境も体も常に移り変わって変化もあり、そういう変化に適応できるような、パーセプションと言っていますけれども、感じ取る頭や身体も含めて、多くの情報を感じ取る能力があり、それをアスリートをはじめ人が高めている能力を生かし、どう最適な判断をして運動を実行するのかというような、環境と人との関係を簡単に表したものです。
理系の方がいると、こういう数式が1個あると、fという条件が変わることで、このムーブメントとインフォメーションの関係性が変わるということで、理系の先生にはすぐピンと来て、何かこういう簡単なもので指し示すようなこともあればいいなと思います。
こういう取組、できればこういったライフパフォーマンスの定義も、先生方の御知見をいただきまして、しっかり進めていきたいというふうに思います。
以上になります。
【渡邉部会長】 ありがとうございました。
ただいまの長官並びに事務局からの説明に関しまして御意見等ございましたら、挙手の上御発言いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
【豊岡委員】 ちょっと質問させていただいていいでしょうか。
【渡邉部会長】 お願いします。
【豊岡委員】 先ほど、説明ありがとうございました。11ページでございますけれども、少し教えていただきたいなと思うんですが、11ページの右側、下のほうの④の先端技術を活用したコンディショニング基盤実証研究事業、これはどんなことをやられるお考えなのかということと、今、最近、多くの皆さんがスマホでもって1日の活動量を見たりグラフにしたり、あるいは、時計みたいなやつでもっていろいろと自分のコンディションを見ている人たちが多いわけですので、そういうものを使って何かの国民レベルでもっていろいろな健康づくりをやった成果が見られるようなことは掲げられないだろうかなというふうに思っているんですけれども、いかがなものでしょうか。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。お願いします。
【和田健康スポーツ課長】 事務局でございます。先ほど説明を簡単にし過ぎてしまい、失礼いたしました。
11ページの真ん中の赤で囲んだところを御覧になっていただきたいと思います。先端技術を活用したコンディショニング基盤実証研究事業ということで、センシングデバイス等をコンディショニングに活用する場合のデータ測定やフィードバックの手法等、そういった基盤に関する研究を行うということを想定しております。
最終的には、多様なコンディショニングを現場に行くことなく、例えば、デバイスを身に着けて得られた情報を提供しつつ、フィードバックを受けながらコンディショニングを行えるような、そういった環境を整備することを目指していきたいと考えております。そういったことを目指す上で基盤となる部分を来年度の研究事業で様々な実証をしていきたいと考えているものでございます。
【渡邉部会長】 よろしいですか。
津下委員、お願いします。
【津下委員】 ありがとうございます。ライフパフォーマンスに関しては2点関わらせていただいています。1つは、産業保健の場、職場で活用できる「目的を持った運動」についてです。個人又は職場での目的としては、様々な労働災害の防止もあれば健康経営ということもあると思うし、メタボ改善ということもあると思うんですけれども、ただ運動しましょうではなくて、具体的にどういうことを改善したいからどういう運動した方がいいのか、それをどういうふうにスケジュールリングしていくと良いのか、などを提示し、その人の生活背景や職場の状況に応じた実施しやすいことを計画していこうというような流れとなっています。先ほどの室伏長官の4つの機能、「筋・骨格筋」「神経系」「呼吸・循環、内分泌・代謝系」「メンタル系」と、この4つの機能に着目した目的を持った運動というような出し方になっています。
ライフパフォーマンスという言葉を職域、働き盛りの方にしっかり意識していただく。ただ歩きましょうじゃない指導というか支援ができるようにする、また、それができる環境づくりなどに取り組む、その端緒になればいいかなということで議論していました。今回はこのような趣旨で公表し、それがどのように受けられるかということも見ながら、また今後もアップデートしていただくということが必要かなというふうに感じています。
もう一つのこのライフパフォーマンスの再構築を考えている検討委員会は非常に奥深くて、ある意味哲学的でもあり、本当に脳のいろいろなところが刺激されるような非常にエキサイティングな議論がなされています。ライブパフォーマンスって何だろうと、それをきちっと定義していくことが重要ですし、いろいろな人がいろいろな見方をしている。それぞれの見方がすごく重要だということで、丁寧に聞き取りもしていただいて概念形成をしているところで、現在の状況や、それから将来のことも予見行動力とかそういうことも踏まえて、一人一人の能力を高めるんだという話で議論が進んでいます。
そして、また、9ページのパーセプションという概念が長官から示されて、そこでちょっと盛り上がったということでありました。パフォーマンスを高めるためには、どういう状況なのかを情報整理して目的を考えていくということが必要になります。その際は、多くの情報、これは外部的な情報もありますし、例えば、今、ウエアラブルとかでモニターして、自分の状態とかそれを感知して、何が足りないからどういうことが必要なんだとか、そういう関知する能力とアクションをきちんと結びつけるというような考え方で、非常に多くの概念を含みながらも、何を知覚して、情報を感じ取って、そしてアクションにつないでいくか、それがライフステージとか様々な健康状態とかいろいろなことによって応用可能というような概念になりそうかなということで期待しているところであります。
単に運動するというレベルから、それぞれのニーズに合った運動を、そして、やり過ぎでもなく足りな過ぎてもなく、その人に合った目的ができるようにという、そういう意味が込められた数式ではないかなということを思いながら、まだまだ勉強中なんですけれども、世の中に発信していける形になればいいのかなと考えております。
また、この発展形を示しつつ、ぜひこの委員会でもディスカッションしていただければと思いました。ありがとうございました。
【渡邉部会長】 すごくライフパフォーマンスというところの議論が進歩しているなというのが今の説明でよく分かりました。ありがとうございました。
オンラインの皆様、いかがでしょうか。どなたか手が挙がっていますでしょうか。特にないようでしたら次の議題に移りたいと思いますが、皆様、よろしいでしょうか。ありがとうございます。
そうしましたら、最後、議題の4でございます。その他について事務局より御説明をお願いいたします。
【和田健康スポーツ課長】 事務局でございます。その他として2点、事務局からございます。
1点目といたしまして、今後の健康スポーツ部会の進め方についてになります。資料5を御覧ください。事務局といたしましては、令和6年4月以降の健康スポーツ部会については、この資料5のように進めてはどうかと考えております。
具体的には、1.といたしまして、健康スポーツ部会ガイドブックについてということで、現場視察・ヒアリングが終了し、「Sport in Lifeガイドブック」の策定に至ったことから、今後は対外発信の方法等について部会で検討を行うとともに、周知・広報を図るものでございます。
2.といたしまして、ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの推進についてということで、引き続き、推進に向けた周知・広報を進め、部会において報告するとともに、スポーツ庁が取り組んでいる調査研究事業についても、進捗に応じて御報告させていただくものです。
3.といたしまして、スポーツ実施率の向上に向けた総合研究事業についてということで、この総合研究事業では、コンディショニングに関する研究以外に、令和4~5年度にスポーツによる社会課題解決推進のための政策に資する研究(社会保障費、健康スポーツ事業等)を行っておりまして、これらの研究の検討委員会には、久野先生にも御参加いただき、御協力いただいておりますが、研究成果が出てきておりますので、報告させていただくものでございます。
4.といたしまして、障害者スポーツ振興ワーキンググループについてでございますけれども、引き続き、障害者スポーツを支える人材の在り方や、障害者スポーツ団体の組織基盤強化に向けた民間企業との連携・協働の在り方等について議論を実施し、検討結果を同ワーキンググループで取りまとめた際は、健康スポーツ部会において報告するものでございます。
5.といたしまして、健康スポーツ部会委員からのヒアリングについてということで、第3期スポーツ基本計画策定前までの健康スポーツ部会においては、部会委員から資料を提出いただき、健康スポーツに係る専門分野の動向等について御発表いただいておりました。ガイドブックが取りまとめられ、議論も一段落したことから、再度、計画策定前と同様に、部会委員に有識者として御発表いただいて御議論いただくものでございます。
引き続きまして、2点目といたしまして、令和6年能登半島地震の被災者の健康保持に係る運動・スポーツの観点からの支援についてになります。資料6を御覧ください。委員の皆様にはメール等で御連絡・報告しておりますが、スポーツ庁では、令和6年能登半島地震で被災された方の健康保持に係る運動・スポーツの観点からの支援として、被災者の皆様の生活の中で少しでもお役に立てるよう、運動・スポーツを通じて心身の健康の保持増進につながるようなコンテンツを、先月ホームページで掲載させていただいておりますので、改めて御報告させていただきます。
部会委員の皆様におかれましては、ホームページに追加で掲載可能なコンテンツなどがありましたら、ぜひ事務局まで御連絡いただければありがたいと存じます。
事務局からは以上でございます。
【渡邉部会長】 ありがとうございました。
ただいまの説明は、1つは、今後の健康スポーツ部会の進め方について、もう一つは、能登半島地震の被災者への支援策についてということでございました。
皆様のほうから御意見等ございましたら、ここで伺いたいと思います。いかがでしょうか。特によろしいでしょうか。
そうしましたら、今後の進め方については、ここに1番から5番までございますけれども、こういったところを中心に部会を進めていきたいと。特に5番のところにつきましては、各分野の研究者の方もいらっしゃいますし、また保健関係の方もいらっしゃいますし、そういった方の知見をいただきながら、勉強会的なものも進めていきたいといったのが5番の趣旨でございます。
そうしましたら、本日予定していた議題は以上で終了となります。
最後に、長官のほうから御挨拶いただければと思います。
【室伏スポーツ庁長官】 ありがとうございます。
第26回健康スポーツ部会に御出席いただき、活発な御議論をいただきまして、ありがとうございます。
健康スポーツ部会のガイドブックにつきましては、これまで、現場視察から御執筆作業に至るまで多大なる御協力を賜りまして、誠にありがとうございました。おかげさまをもちまして、本日、無事ガイドブック案をお示しすることができました。ありがとうございます。
委員の皆様には、令和4年11月に視察を開始してから約1年半にわたって、合計26件の現場視察・ヒアリングに御対応いただきました。時には遠方まで足を運んでいただきました。視察を通じて積み上げた取組事例が、このようにガイドブックという形になって、今後の取組を進めていく上で非常に貴重なものになったと思います。
ガイドブックは、本日いただいた御意見を踏まえまして修正の上、今月中に、スポーツ庁のホームページにおいて公表をする予定にしております。
今後は、本ガイドブックを現場で活用していただくために、委員の皆様には引き続き、周知・啓発のほうも御協力賜れればというふうに思います。
ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの推進については、引き続き、周知・啓発、進捗状況を中心に御報告させていただきました。スポーツ庁としましては、引き続き、推進に向けた情報発信等に取り組んでまいりたいと思います。
また、能登半島地震への支援に関する内容がありましたけれども、私もタイミングを見て現地に赴きたいなということは思っており、現在調整中ですが、子供をはじめ皆さん運動不足になってしまっているという話も聞きますので、できるだけならないように取り組んでいくことが必要かと思います。
本日は今年度最後の健康スポーツ部会となりました。改めまして、今年度の健康スポーツ部会への御協力を賜りまして、心より御礼申し上げます。ありがとうございます。
来年度以降も、スポーツを通じた国民の健康増進やライフパフォーマンスの向上を目指し、委員の皆様に貴重な御意見を賜れればと思っております。御協力のほどよろしくお願いいたします。
本日はありがとうございました。オンラインの先生方もありがとうございました。
【渡邉部会長】 長官、ありがとうございました。
課長のほうから補足がございますれば、お願いします。
【和田健康スポーツ課長】 事務局から御連絡させていただきます。
ガイドブックの公表の時期につきましては、事務局から改めて委員の皆様に御連絡させていただきたいと思います。また、公表後はしっかりと周知・啓発に取り組んでいきたいと考えております。
また、能登半島地震の被災者の支援につきましても、御知見や御協力いただけることがありましたら、引き続き、事務局のほうに御連絡いただけるとありがたく存じます。
次回の部会につきましては、本日いただきました今後の進め方への御意見等を踏まえまして、事務局より改めて御連絡させていただきます。
以上でございます。
【渡邉部会長】 ありがとうございます。
それでは、本日の部会は以上にて終了させていただきます。御出席いただきました皆様、ありがとうございました。
―― 了 ――
スポーツ庁健康スポーツ課