令和元年度「障害者のスポーツ参加促進に関する調査研究」の調査結果について(速報値)

令和2年2月27日

~障害者(成人)の週1日以上のスポーツ実施率は25.3%~(前回調査から4.5ポイント上昇)
このたび、令和元年度「障害者のスポーツ参加促進に関する調査研究」の調査結果のうち、スポーツ実施率に関する概要は別紙のとおりでしたので、速報値としてお知らせします。
スポーツ庁においては、この調査結果も踏まえて、引き続き、多くの障害者がスポーツを楽しめる環境整備に取り組み、障害者の成人のスポーツ実施率を週1日以上が40%程度となることを目指してまいります。

1.障害者のスポーツ実施率について
○ 成人の障害者の週1日以上のスポーツ実施率は25.3%(前回調査時20.8%)。
〇 成人の障害者の週3日以上のスポーツ実施率は12.5%(前回調査時9.8%)。
〇 成人の障害者のうち、「この1年間にスポーツ・レクリエーションを行っていない」と回答した者は成人が54.4%(前回調査時58.9%)。

2.男女別のスポーツ実施率について
○ 成人の障害者の週1日以上のスポーツ実施率は、男性27.7%、女性22.6%。
〇 若年層(7~19歳)の障害者の週1日以上のスポーツ実施率は、男性34.4%、女性23.8%。

3.障害種別のスポーツ実施率について
○ 成人の障害者の週1日以上のスポーツ実施率を障害種別に見ると、聴覚障害が最も高く(32.1%)、肢体不自由(車椅子必要)が最も低くなっている(17.9%)。
〇 成人の障害者のうち、「この1年間にスポーツ・レクリエーションを行っていない」と回答した者は、肢体不自由(車いす必要)が最も高く(67.5%)、聴覚障害が最も低い(44.7%)(その他を除く)。

4.今後の対応について
スポーツ庁では、本調査結果をさらに分析し、引き続き障害者スポーツ推進プロジェクトやスペシャルプロジェクト2020のほか、日本障がい者スポーツ協会、その他のスポーツ団体や福祉事業者等の関係者との連携を行うことにより、障害者スポーツの推進に取り組んでまいります。
なお、本調査研究は、本年度末を目途に調査結果を取りまとめる予定であり、確定値及び詳細については、後日下記のURLに追加掲載する予定です。

令和元年度「障害者のスポーツ参加促進に関する調査研究」の調査結果について」
障害児・者のスポーツライフに関する調査について(速報値)
(PDF.236KB)

なお、本調査研究は、本年度末を目途に調査結果を取りまとめる予定であり、確定値及び詳細については、後日下記のホームページ上に追加掲載する予定です。
障害者スポーツ推進プロジェクト事業報告書(平成30年度~)

 

調査方法について
本調査は、平成25年度より2年に1回の頻度で実施している。本年度の調査の概要については以下のとおり。
◯調査方法
無記名式のインターネット調査
◯主な調査内容
・障害児・者の基本情報(障害の種類、スポーツクラブ等への加入状況など)
・スポーツ・レクリエーションの実施状況(実施種目、頻度、施設、目的など)
・スポーツ・レクリエーションの実施における障害
・今後行いたいと思うスポーツ・レクリエーション
・スポーツ観戦の実施状況
◯調査対象及び回収結果       
・インターネット調査会社が保有するリサーチモニターのうち、障害児・者本人あるいは同居する家族で障害児(7歳以上)・者がいる者を対象とした。
・該当する回答者は5,569人であった。兄弟、姉妹、第4子以降の子で障害児・者が複数いる場合は、それぞれ年齢が一番上の者についてのみ、回答を依頼した。その結果、回答者本人及び同居する家族内の障害児・者を含めた障害児・者の総数は7,768人であった。 

お問合せ先

スポーツ庁健康スポーツ課 障害者スポーツ振興室

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(スポーツ庁健康スポーツ課 障害者スポーツ振興室)