紛争・災害下の海外選手の国際大会出場に向けたトレーニング支援 - Sport for Tomorrow 令和7年度活動・取材案内 -

令和7年9月19日

 スポーツ庁は、あらゆる国々や世代にスポーツの価値を広めることを目的とするスポーツ国際交流・協力事業Sport for Tomorrow(スポーツ・フォー・トゥモロー)の一環(※)として、紛争や災害など国内の情勢により自国内で十分な練習環境が確保できない海外アスリート等を日本に招へいし、練習環境の提供や国際大会への出場等を支援します。
(※)予算事業名:令和7年度ポストスポーツ・フォー・トゥモロー推進事業(国際情勢に応じた海外アスリート等支援事業)

事業概要 ※9月19日時点の予定であり今後変更・追加となる可能性があります。

1.【事業タイプA】オリンピック競技 <委託先:日本オリンピック委員会>

・サッカー・パレスチナ選手団 約10名(合宿) 2025年10月下旬 
・柔道・ウクライナ柔道選手団  約20名(合宿) 2025年9月22日~10月12日
・フェンシング・ウクライナ選手団  8名(合宿・大会参加) 2025年11月29日~12月8日
・新体操・ウクライナ選手団 約30名(合宿・大会参加)2026年1月中旬~2月中旬

2.【事業タイプB】パラリンピック競技 <委託先:近畿日本ツーリスト株式会社>

・招へい国・人数:
  ウクライナ   選手3名、コーチ1名
  バングラデシュ 選手2名、コーチ1名
  ナイジェリア  選手2名、コーチ1名
・競技種目:パラバドミントン
・滞在日程:
 ウクライナ   2025年10月7日~11月9日
 バングラデシュ 2025年10月24日~11月9日
 ナイジェリア  2025年10月24日~11月9日
・支援内容:
 事前合宿(10月7日~11月4日)
 学生との交流練習及び技術支援等(場所:東京都内の体育館、学校施設等)
 ※上記期間中、練習を行わない日(休息日・移動日等)も設ける予定
 大会出場(11月5日~11月9日)
 JAPAN Para Badminton Internationalへの出場支援(場所:静岡県 このはなアリーナ)
 学校訪問・交流(10月17日(静岡県)・10月29日(東京都))
 小学校に訪問し、スポーツ・文化交流機会の創出

3.【事業タイプC】パラリンピック競技(大学スポーツ資源活用)<委託先:日本体育大学>

・招へい国・人数:
 パレスチナ 選手1名、コーチ1名、NPC職員1名
 イエメン 選手1名、コーチ1名
 マラウイ 選手2名、コーチ1名
 ザンビア 選手2名、コーチ1名
・競技種目:パラ陸上競技
・滞在日程・場所:
 2025年10月17日~10月24日
 東京都(日本体育大学東京・世田谷キャンパス及びその周辺)
・支援内容(予定):
 10月18日(土曜日)小中学生との交流(ドワーフサッカー、地元小中学生)
 10月19日(日曜日)メンタルリハーサル、トレーニング、レース準備
 10月20日(月曜日)レース準備、国際大会を想定した模擬レースの実施
 10月21日(火曜日)マッサージケア、レース振り返り、トレーニング
 10月22日(水曜日)ジムセッション、トレーニング
 10月23日(木曜日)トレーニング
 10月24日(金曜日)振り返り、アクションプランニング
 ※予定は変更になる可能性があります。

Sport for Tomorrow とは

 スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)は、スポーツを通じた国際交流・協力を通じて、開発途上国をはじめとする世界のあらゆる世代の人々にスポーツの価値やオリンピック・パラリンピック・ムーブメントを広げることをめざした取組です。SFTは、東京2020大会のスポーツ・レガシーを継承・発展させながら、これまでの取組を通じて認識された国内外のスポーツや社会におけるニーズや課題に向き合い、官民連携によるスポーツを通じた国際交流・協力をさらに推進していきます。

報道発表資料

報道発表資料(PDF:1086KB)」 


 

お問合せ先

報道発表資料にてご確認ください。

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(スポーツ庁参事官(国際担当)付)