2022年北京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた「北京重点支援競技」の選定について

令和2年7月31日

 スポーツ庁においては、平成28年10月に2020年以降を見通した強力で持続可能な支援体制の構築を目指し、夏季・冬季競技共通の考えのもと「競技力強化のための今後の支援方針(鈴木プラン)」を策定しました。
 この鈴木プランを踏まえ、2020年度から2021年度を2022年北京オリンピック・パラリンピック競技大会(以下「2022年北京大会」という。)に向けた「ラストスパート期」とし、「メダル獲得の最大化」の考えのもと、2022年北京大会においてメダル獲得の可能性の高い競技を「北京重点支援競技」として選定し、重点的な支援を実施することとしましたのでお知らせします。

1.北京重点支援競技の選定方法

  ○ 「北京重点支援競技」は、「競技成績」と「中央競技団体(以下「NF」という。)が策定する強化戦略プランの達成度」を評価し、独立行政法人日本スポーツ振興センター(以下「JSC」という。)、公益財団法人日本オリンピック委員会(以下「JOC」という。)及び公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会(以下「JPC」という。)との合意をもって 「別紙」のとおり決定しました。

  競技成績
  ・ 「2018年平昌オリンピック・パラリンピック競技大会」及び「2020年5月までの世界選手権大会等」における競技成績を評価しました。

  強化戦略プランの達成度
  ・ NFが策定する強化戦略プランに基づき強化活動を行い、2022年北京大会に向けて目標とする競技大会において設定した競技成績を達成しているかについて評価しました。

 

 

2.「北京重点支援競技」に対する支援内容

  ○ 「北京重点支援競技」については、競技力向上事業助成金の加算及びハイパフォーマンス・サポート事業によるアスリート支援を行います。


  競技力向上事業助成金の加算
  ・ 2022年北京大会に向けた国内外の強化合宿やチーム派遣・招待など、NFが日常的・継続的に行う強化活動を支援する競技力向上事業助成金を加算します。
     なお、北京重点支援競技以外の競技についても、従来の評価の観点に基づき助成金額を算定し支援を行います。

  ハイパフォーマンス・サポート事業によるアスリート支援
  ・ 強化合宿や競技大会等におけるケア、トレーニング、動作分析、映像分析、栄養サポート、心理サポートなど、各分野の専門スタッフが連携しつつ、トップアスリートが試合に勝つために必要なサポートを実施します。(北京重点支援競技が従来のハイパフォーマンス・サポート事業におけるターゲットスポーツとなります。)


 

3.その他

   2020年6月1日から2021年5月31日開催される世界選手権大会等で優秀な成績を収めた競技は、北京重点支援競技に追加するなど、時期等を踏まえた上で上記支援内容が実施できるよう柔軟に対応します。


 

お問合せ先

スポーツ庁競技スポーツ課

電話番号:03-5253-4111(代表)

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