スポーツ庁長官による記者との懇談(第77回)

令和7年1月

室伏スポーツ庁長官 記者懇談会冒頭発言 映像版

令和7年1月22日(水曜日)に行われた、室伏長官の記者懇談会冒頭発言の映像です。

室伏スポーツ庁長官 記者懇談会冒頭発言 映像版
 

令和7年1月22日室伏スポーツ庁長官記者懇談会 冒頭発言(※「YouTube」スポーツ庁動画チャンネルへリンク) 別ウィンドウで開きます

室伏スポーツ庁長官 記者懇談会冒頭発言 テキスト版

お世話になります。では、記者懇談会を始めさせていただきます。冒頭、7件ございます。

岡山県で行われます冬季国スポ開催についてですけれども、岡山県、そして群馬県にて開催されます「第79回国民スポーツ大会冬季大会スケート・アイスホッケー競技会」の開始式に出席するために1月26日(日)、岡山県に訪問いたします。岡山県においては、西日本で初めてとなる冬季大会の開催であり、冬季スポーツの振興、とりわけ競技力向上にとって記念すべき大会となります。式典出席を通じまして、大会に参加する選手の皆さんを激励させていただくとともに、開催準備に取り組んでいただいた岡山県民の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。冬季国スポについては、2月13日から16日にかけて秋田県でスキー競技会、あきた鹿角国スポ2025も開催されます。こちらも同様に出席することとなっております。引き続き、冬季国スポを通じてウィンタースポーツの魅力を全国に発信できることを期待しております。

続きまして、「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰」に関することですけれども、明日になりますが1月23日午後、「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰」、通称「スポまち!表彰」と言っておりますけれども、表彰式典を三田共用会議所で開催いたします。「スポまち!表彰」は、2021年度から実施させていただいておりますけれども、スポーツを活用した地方創生、まちづくりに積極的に取り組もうとしている自治体を表彰させていただくイベントとなっております。今年度も、全国の自治体から様々なスポーツによるまちづくりの熱意あふれるアイデアが集まる中、20の受賞自治体を決定させていただきました。4回目となる今回は、受賞自治体の中から特色ある取組計画の自治体に対し特別賞を授与させていただくとともに、長官特別賞は高知県、ゲストである増田明美様からの特別賞は沖縄県石垣市が選定されました。当日、長官特別賞は私から、そしてゲスト特別賞は増田様から賞状と記念品を授与させていただくことになっております。また、当日は沖縄バスケットボール株式会社兼ゼネラルマネージャーの安永淳一様から琉球ゴールデンキングスの取組について基調講演をいただくことになっております。スポーツ庁では、自治体の取組を今後も強力に後押ししてまいります。詳細は事務方にお問い合わせいただければというふうに思います。

続きまして、1月16日に愛知県安城市に出張させていただきましたので、この件についてご報告させていただきます。先ほどの「スポまち!表彰」の話と関連しますが、昨年度表彰させていただきました安城市に訪問させていただきまして、意見交換をしてまいりました。たくさんある中で安城市を(抽選で)引かせていただきましたけれども、訪問するタイミングが今回少しずれまして、この間、つい先週になったのですけれども、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。訪問当日までの様々な準備、意見交換で丁寧なご説明をいただき、安城市の皆様には大変温かく迎えていただきました。改めまして深く感謝申し上げます。意見交換の中では、安城市が取り組んでいる「スポーツをフックにするまちづくり」について伺いました。また、地元のプロスポーツチームと連携したこども園、小中学校に向けた体験授業や2026年に開催されるアジア競技大会で会場候補地となっています近代五種とソフトボールの開催に向けた地域住民に対する機運醸成の取組などをお話しいただきました。さらに、2028年には三河安城駅の近隣にスタジアムアリーナも竣工予定でありまして、スポーツをフックにしたまちづくりについて、安城市長がリーダーシップを発揮されて、地元一丸となって取り組まれていることから、熱意や創意工夫に大変感銘を受けました。今後も安城市の取組をさらに発展していただけますように、引き続き最大限サポートさせていただくとともに、こういった事例が他の自治体にも波及していきますように紹介させていただきたいと思います。(資料を示しながら)こちらはアジア大会のまさに受け入れ予定の自治体になりますけれども、ソフトボールと近代五種です。ソフトボールは予選から決勝までこちらで行われることになっていまして、近代五種はご存じのとおり、馬術がなくなって障害物を使った競争になるのですけれども、そういう中でこうして授業とか、ここは2,600名ぐらい集まってオブスタクル(障害物)をチャレンジしたりとか、学校の教育の中でもこういったソフトボールだったりとか、アジア大会の競技を親しんでいただくようなプログラムをやっているということで、来年、アジア大会、パラ大会がありますので、こういった機運醸成が図られていることは素晴らしいことだなというふうに思いました。引き続き我々もサポートしてまいりたいと思っております。

続きまして、「地域スポーツコミッションシンポジウム」について、来週1月28日に地域スポーツコミッション支援施策の一つとして「地域スポーツコミッションシンポジウム2025」を開催いたします。本シンポジウムは、全国各地でご活躍されている地域スポーツコミッションの皆様及びその関係者にご参加いただきまして、知見やノウハウの共有を図るとともに、参加者同士のネットワーク構築を目的としております。このため、スポーツ施策の最前線で活躍されている地域スポーツコミッションの皆様から先進事例の紹介や参加者同士の交流を実施しますけれども、当日は、私も一緒に参加させていただきましたけれども、オリンピックや世界陸上でもご活躍された為末大さんから「スポーツで地域の可能性を引き出す」の演目で基調講演を実施していただきます。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。イベントの詳細については、事務局にお問い合わせいただければというふうに思います。

「第8回スポーツ文化ツーリズムシンポジウム」の開催についてですけれども、2月5日、スポーツ庁、文化庁及び観光庁の3庁による「第8回スポーツ文化ツーリズムシンポジウム」を文部科学省3階の第1講堂にて開催いたします。3庁は、スポーツや文化芸術資源の融合により、新たに生まれる地域の魅力を国内外に発信し、訪日外国人旅行者の増加や国内観光の活性化を図るため、連携して「スポーツ文化ツーリズム」を推進しており、スポーツ文化ツーリズムの優れた取組を評価し、普及を図るべく「スポーツ文化ツーリズムアワード」を実施しております。今年度は25件の応募の中から、7件の受賞団体を決定し、先日発表させていただいたところでありますが、当シンポジウム内において「スポーツ文化ツーリズムアワード2024」の受賞団体に対し各長官より表彰をさせていただきます。また、3庁連携の一層強化をしていくということで、スポーツ、文化芸術及び観光の相乗効果を発揮することで、世界に対して我が国の魅力をさらに発信していくことを目指し、3庁による「包括的連携協定」を改めて締結することになっております。連携協定の調印式をシンポジウム内で行い、3庁の長官によるトークセッションも行うことになっております。スポーツ庁、文化庁、観光庁では、今後も連携を密にし、スポーツや文化をはじめとした地域資源を活用したツーリズムについて力強く推進してまいります。

「地域スポーツ・文化芸術創造と部活動改革に関する実行会議」における中間とりまとめについてです。文部科学省では、急激な少子化の中でも、将来にわたって子供たちがスポーツ・文化芸術活動に親しむ機会を確保することを目的とし、部活動改革を進めております。昨年12月に有識者会議においてとりまとめられました「中間とりまとめ」においては、令和8年度から10年度を前期、令和11年度から13年度を後期とした6年間を次期改革期間とし、休日は次期改革期間内に原則全ての部活動で地域展開の実現を目指す、平日は前期で課題への対応策等の検証を行い、さらなる改革を推進していくなどが示されました。これらの内容も含め、今回、中間とりまとめで示された内容は学校内で運営してきた活動を地域全体で支えるということで新たな価値を創出し、子供たちにとって豊かで幅広い活動につながるものと考えております。有識者会議では、今年の春頃の「最終とりまとめ」に向け、さらに議論を深めていく予定になっております。文部科学省としましては、今後の議論も踏まえ新たな地域スポーツ・文化芸術創造と部活動改革の取組を推進してまいります。なお、中間とりまとめの概要を私から紹介するための、紙ベースだと分からないことも多いかと思いますので、そういった動画を今作っておりますので、近々公表する予定になっております。ぜひご確認いただければというふうに思います。

続きまして、「マルチスポーツ体験会」について。スポーツ庁では、特にジュニア期の子供たちを対象に、ニーズに応じながら多様なスポーツに親しむ環境、いわゆる「マルチスポーツ環境」の構築のため、筑波大学に委託し事業を実施しております。その事業の一環として、2月2日(日)に筑波大学の筑波キャンパス第1グラウンドにおいて「マルチスポーツ体験会」が開催されます。今回は昨年11月に続く2回目の開催であり、500名程度の園児、小中学生とその保護者の方々に参加していただきまして、サッカー・ハンドボール・野球・ラグビーの4種目を体験することとなっています。こうした体験会の開催等を通じ、マルチスポーツの考え方を広く普及させていくとともに、我が国の子供たちのスポーツ活動の一層の充実を図るべく、引き続き地域型・日本型マルチスポーツ環境を構築していくための取組を推進してまいりたいというふうに思っております。

以上

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