スポーツ庁長官による記者との懇談(第68回)

令和5年1月

室伏スポーツ庁長官 記者懇談会冒頭発言 映像版

令和5年1月27日(金曜日)に行われた、室伏長官の記者懇談会冒頭発言の映像です。


 

令和5年1月27日室伏スポーツ庁長官記者懇談会 冒頭発言(※「YouTube」スポーツ庁動画チャンネルへリンク) 別ウィンドウで開きます

室伏スポーツ庁長官 記者懇談会冒頭発言 テキスト版

皆さん、お集まりいただきましてありがとうございます。年が明けて初めての記者懇談会ということで本年もお願いいたします。

では早速冒頭から3件ございまして、こちらの投影しているほうもご覧いただきながらお願いしたいと思います。まず本日、私は青森のほうに向かいますが、冬季国体関連の出張についてですが、1月28日から2月5日にかけて青森県で国民体育大会冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会「未来へつなぐ八戸国体」が開催されます。この度、開始式のほうに出席させていただきまして競技視察を行うことになっております。式典出席・競技視察等を通じて大会に参加する選手の皆さんを激励するとともに、開催準備に取組んでいただいた青森県民の皆さんに感謝を申し上げて参りたいというふうに思っております。また2月17日から20日にかけましては岩手県で特別国民体育大会冬季大会スキー競技会「いわて八幡平白銀国体」も開催されます。こちらも同様に伺うことになっております。冬季国体を通じましてウィンタースポーツの魅力を全国に発信できるよう期待をしているところです。

続きまして先日視察をさせていただきました部活動の地域移行に関係するクラブを視察させていただきましたのでご報告させていただきます。先日13・14日に長崎県長与町に、また20日に静岡県静岡市を訪問させていただきまして運動部活動の地域連携や地域クラブ活動への移行に向けた取組を実際に現地で見させていただきました。長与町では学校や地域スポーツクラブの関係者の方々との意見交換を行いまして、来年度から町立の三つの中学校全ての休日部活動を地域移行する取組について伺いました。また長与中学校・長与第二中学校の地域スポーツクラブ活動の様子も実際に拝見いたしました。静岡のほうでは静岡市の市長や教育委員会の方々と意見交換を行いまして、静岡市の部活動改革、「シズカツ」と呼んでるようですけどもこの取組について伺いました。また長田南中学校で実際に顧問の先生と外部指導者が一緒に連携しながら指導を行っている様子も見させていただきましたけども、生徒の皆さんが大変充実して活動している様子を拝見しました。それぞれの地域の実情に応じ子供たちにとってより適切なスポーツ環境の構築を目指して率先して取組まれているというふうに思いました。スポーツ庁としましては引き続き全国の自治体や学校関係者・スポーツ団体・PTA関係者など幅広い方々との連携協力をしながら各自治体の実情に応じた取組を支援するとともに、令和5年度から地域連携・地域移行の取組を推進してまいりたいと思います。これは長与町の例ですけども、地域移行するということをいっぺんに地域移行できない話も聞きますが、地域によって実情が違うということと、またスポーツによっても実情が違いますので、まずは合同練習から始めて、例えばチーム競技の場合は人数が少ないので2校・3校一緒に取組んでいくとまたやりたかった部活ができると、こういうことがありますので、そこから次にまた指導者も外部の方に来ていただいて地域移行していくということで、段階を経てやっている例が大変素晴らしいと思いましたし、こういう形がより多くの子供たちに色んなスポーツをやっていただける機会にもなっていくし、色んな指導者からも、専門的な方も含めて指導していただける形になるのではないかと思いますので、地域別、競技別にもちゃんと考えて取組まれているのは素晴らしいと思いました。一方指導者不足のところに懸念がありますが、陸上の指導者はどこから来てもらおうかとかバレーやサッカーなど資料には仮で書いていますけども、こういった専門的な方以外でも、体力調査の結果も子供の体力が落ちてしまっていることを考えるとそもそも体作りを見てもらったりとか、色んなスポーツの人が一緒にそういった体作りをするような機会があったりとか、こういう指導者もアスレティックトレーナーも含めてこういうこともやっていくといいのではないかということも私も提言をさせていただいて、どうしても専門の指導者を見つけなければ運動ができないということではなくて、こういう考えもありますよということで今後も直接、部活動の場に行って色んな諸事情が地域によってあると思いますので丁寧に聞きながら解決策を見出していく必要があるかというふうに思います。(投影資料を指しながら)これはそうした様子になります。これは静岡です。意見交換をさせていただいたり、これと合わせてスタジアム・アリーナ改革ということで意見交換をさせていただきました。

続きましてセルフチェック動画のeラーニングについてですが、以前もご紹介させていただいて、スポーツ庁のホームページに掲載されておりますが、私が考案しました誰でも気楽に自分の身体の機能の状態を知ることができるセルフチェック動画を今、公開しておりますけれども、本日10時にこの動画にあるカリキュラムをeラーニング形式で学べるコンテンツをスポーツ庁ホームページに公開しました。具体的にはセルフチェック動画を見て自分自身のチェックもそうですけれども、やり方を学んで他の方の機能の状態を確認できる方法を学んでいただくようなコンテンツになっております。学習を終えると修了書も発行されますので、こういった形で、しかも研究では専門家と同等のスクリーニングができることがわかっていますので、そうすると先ほどの部活動の話で言うと一方ではトレーナーがいて見てもらう人がいるけど、一方は全くいないとか、色んな差がある中でこういった身体の機能をチェックして、また改善して怪我を防止するとか、こういうことにもどんどん役立てていって皆さんに使っていただきたいというふうに思います。本日公開しましたeラーニングのコースはセルフチェックの方法を手軽に学ぶことができるビギナーコース(初級編)で、セルフチェックの正しい方法を学ぶことができます。来月はエキスパートコース(応用編)を公開する予定で、セルフチェックの正しい方法だけではなく体の各部位の改善方法についても学ぶことができ、指導者はもとよりセルフチェックの方法をより深く学びたい問題のある部位に関しての改善、どうやって体を改善するかということを学びご活用いただきたいというふうに思います。こういう形で合計点がありまして50点満点で色分けしていて、これはシートで君はここが何点ぐらいでここが悪いんだということ、これを送信してもらったり紙で渡したりとか、指導者や友達とか、あと赤くなってくると痛みや怪我の可能性が出てきますので、こういうものを見ながら運動指導にも役立てていくとわかりやすいかなというふうになっています。

以上

お問合せ先

スポーツ庁政策課

(スポーツ庁政策課)