令和2年6月15日
スポーツ庁では、一人でも多くの人にスポーツを楽しんでいただき、スポーツを行うことが生活習慣の一部となるような社会を目指し、「Sport in Life プロジェクト」に取り組んでいます。また、国や地方公共団体、スポーツ団体、企業等の連携した取組が促進されることを目的とした「Sport in Lifeコンソーシアム」を設立し、一緒に取り組んでいただける加盟団体を募集しています。
今回、Sport in Lifeプロジェクト運営事務局では、コンソーシアム加盟団体等を対象として、スポーツ参画人口拡大のための取組モデル創出を目的とした標記2つの委託事業の公募を行います。
スポーツ実施率向上により、国民全体で「スポーツ」に親しみ、「スポーツ」に参画することの習慣づくりを広げていくことは、単に個々人がその恩恵に浴するのみならず、国民全体の健康寿命の延伸に寄与するという社会的な便益をもたらすものとして、今日強く期待されている。そのような中、スポーツ庁では「第2期スポーツ基本計画」(平成29年3月、文部科学省策定)において、成人の週1回以上のスポーツ実施率を65%程度まで引き上げるという目標を掲げており、これまでは、子供、成人、女性、高齢者等のターゲット毎に事業を実施してきたところであるが、目標の達成には至っておらず更なる取組が必要である。また、平成30 年9月に策定した「スポーツ実施率向上のための行動計画」では、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会は、国民がスポーツに親しむ機運をより一層高める絶好の機会であるとし、更に、スポーツ実施率向上の打ち手となる施策を実施するためには、政府はもちろんのこと、地方自治体、産業界等を含む様々な主体が分野を超えて連携して、点から面の活動として取り組んで行く必要があるとしている。
本事業ではスポーツ参画人口の拡大に向けて、Sport in Lifeコンソーシアム加盟団体が連携・協働して実施する取組を後押しするとともに、先進事例 を形成することにより、全国各地にスポーツ参画人口の拡大に向けた取組を展開するためのモデルを創出することを目指す。
※Sport in Life とは、一人でも多くの方がスポーツに親しむ社会の実現を目的としてスポーツ庁が目指す、生活の中に自然とスポーツが取り込まれている姿。
①実証実験の実施
新たな週1回以上のスポーツ実施者の獲得を目的として、スポーツの実施を妨げている要因の解決に向けた実証実験を実施する。実証実験のテーマは以下の中から一つ以上を選択して実施する。
・子供(主に未就学児~小学校低学年)のスポーツ実施を妨げている要因の解決に向けた実証実験
・ビジネスパーソンのスポーツ実施を妨げている要因の解決に向けた実証実験
・女性のスポーツ実施を妨げている要因の解決に向けた実証実験
②効果の検証
本事業を通じて構築された取組モデルの横展開に向けて、本事業から得られた取組効果の検証を実施する。
③事業成果の報告
本事業の成果について報告を行う。
①スポーツ実施者の増加方策の実施
新たな週1回以上のスポーツ実施者の獲得を目的として、スポーツ実施者の増加に向けた事業を実施する。
下記に事業例を示すが、スポーツ実施者の増加に向けた取組モデルの創出につながるものであれば、事業のテーマは自由に提案してかまわない。
・先端的なテクノロジーを活用したスポーツ実施者の増加方策
・趣味・こだわりを誘因としたスポーツ実施者の増加方策
・地域におけるスポーツ実施者の増加方策
②効果の検証
本事業を通じて構築された取組モデルの横展開に向けて、本事業から得られた取組効果の検証を実施する。
③事業成果の報告
本事業の成果について報告を行う。
Sport in Lifeコンソーシアムに加盟する都道府県、市町村又は法人格を有する団体が代表団体となり、複数の団体から成るプロジェクトチームを構成すること。なお、プロジェクトチームの構成団体についてもSport in Life コンソーシアムに加盟していることが望ましい。
①公募開始:令和2年6月15日(月)
②公募締切:令和2年7月27日(月)12:00
③選定 :令和2年8月上旬(予定)
④契約締結:令和2年9月上旬(予定)
⑤契約期間:契約を締結した日~令和3年2月19日(月)
Sport in Lifeホームページ(※外部のウェブサイトへリンク)
Sport in Life運営事務局
メールアドレス:200010-sportinlife@ml.jri.co.jp
スポーツ庁健康スポーツ課
電話番号:03-5253-4111
メールアドレス:kensport@mext.go.jp