初中教育ニュ-ス(初等中等教育局メ-ルマガジン)第434号(令和4年3月11日)

[目次]

【お知らせ】
■児童生徒向け
(1) 日本テレビ 桝アナウンサー × 地学研究部 門馬研究主幹  YouTube ライブ配信『【鉱物編】科博から広がる自然科学の世界』
(2) 学習資料「一家に1枚 ヒトゲノムマップ」第4版を発行!
(3) STOP!海賊版キャンペーン「転載はバカボン」連載開始!!
(4) 3月の留学関連イベント・ぜひご参加ください!!

■教職員向け
(1) 「改訂版 全国の学校における働き方改革事例集」の公開について
(2) 「第5回NITS大賞」審査結果の発表について
(3) 職業情報提供サイト(日本版O-NET)がリニューアル
(4) 第40回全国中学生人権作文コンテスト特設サイトの開設について

■学校・教育行政関係者向け
(1) 「小中一貫した教育課程の編成・実施等に関する事例集-第2版-」を作成しました!

■文部科学省からのご案内
(1) 2022年2月の文部科学省選定作品等の紹介
(2) 「サイエンス・カンファレンス」開催中!3月13日(日)にはオンラインイベントも!

■発行
(1) 『初等教育資料』3月号について
(2) 『中等教育資料』3月号について
(3) 教育委員会月報2月号を文科省HPに掲載しました!
(4) 総合広報誌『文部科学広報』2月号

【連載企画】「令和の日本型学校教育」を考える
〔学習院大学教授 秋田喜代美〕

【児童生徒向け お知らせ】

(1) 日本テレビ 桝アナウンサー × 地学研究部 門馬研究主幹  YouTube ライブ配信『【鉱物編】科博から広がる自然科学の世界』

〔文化庁企画調整課〕

 今回は【鉱物編】、鉱物学を専門とする門馬綱一研究主幹(地学研究部)が常設展示の日本館 3F「日本の鉱物」を中心に様々な標本資料について解説しながら、桝太一アナウンサー(日本テレビ)と共にリアルタイムで視聴者からの疑問や質問に答えます。
 出演者2人と一緒に学びを深めたいと思っている方だけでなく、夢に向かって一歩を踏み出したい、進路に悩んでいる中学生・高校生の皆さんにも是非ご参加いただきたいイベントです。

 ○ライブ配信イベント
  開催日程:2022年3月19日(土曜日)19時00分~20時30分
  対  象:主に中学生・高校生を対象としていますが、どなたでもご覧いただけます。
  配信方法:YouTube【国立科学博物館公式】かはくチャンネル
          https://www.youtube.com/user/NMNSTOKYO/
  備  考:無料、事前申し込み不要

 (お問合わせ先)
 国立科学博物館 広報・運営戦略課 広報戦略担当
 電話:03-5814-9856
 E-mail:shuzai@kahaku.go.jp

 (文部科学省窓口)
 文化庁企画調整課独法2係
 電話:03-5253-4111(内線 4798)

(2) 学習資料「一家に1枚 ヒトゲノムマップ」第4版を発行!

〔科学技術・学術政策局人材政策課〕

 文部科学省では、平成17年より学習資料「一家に1枚」を毎年4月の科学技術週間にあわせて発行しています。平成18年に公表され、改訂を重ねながら長らく皆様に楽しんでいただいております「一家に1枚 ヒトゲノムマップ」(監修:文部科学省、著作:科学技術広報財団)の第4版第1刷が公表されました。下記よりダウンロードが可能です。是非ご活用ください。

 「一家に1枚 ヒトゲノムマップ」第4版第1刷:
      https://www.mext.go.jp/stw/common/pdf/series/genome_map/genomemap_2021_A3.pdf

 「一家に1枚」シリーズ:
      https://www.mext.go.jp/stw/series.html 

 (お問合せ先)
 科学技術・学術政策局 人材政策課 
 科学技術社会連携係
 電話:03-5253-4111(内線 4029) 
 E-mail:an-an-st@mext.go.jp

(3) STOP!海賊版キャンペーン「転載はバカボン」連載開始!!

〔文化庁著作権課〕

 一般社団法人ABJによるSTOP!海賊版キャンペーン「転載はバカボン」の連載が始まりました。
 フジオ・プロダクション全面協力のもと、国民的キャラクターである「天才バカボン」ファミリーが総出演するキャンペーン漫画が制作されました。連載漫画はバカボンパパが泥棒にそそのかされて「海賊版サイト」を作ってしまう場面からスタートします。漫画の無断転載や侵害コンテンツのダウンロード違法化について、分かりやすく発信されていますので、是非、御覧ください。最終回は2022年4月4日(予定)/全50話。

 詳しくは、こちらを御覧ください。
    → https://twitter.com/stopkaizokuban 

 (お問合せ先)
 一般社団法人ABJ
  https://www.abj.or.jp/contact

 (文部科学省窓口)
 文化庁著作権課普及係 
 E-mail: ckyouiku@mext.go.jp

(4) 3月の留学関連イベント・ぜひご参加ください!!

〔高等教育局学生・留学生課〕

 「トビタテ!留学JAPAN」では、3月にも留学を考えるみなさまのお役に立つイベントを開催します。
 以下、オンラインで海外の留学生活を体感できるオープンキャンパスイベントを予定しています。

  ■ 海外大学をのぞいてみよう!ーアメリカ・ユタ州編ー

 詳しくはこちらをご覧ください。
        https://tobitate-gov.note.jp/n/nc8a31fd9069c 

 (お問合せ先)
 高等教育局 学生・留学生課
 官民協働海外留学創出プロジェクト 
 トビタテ!留学JAPAN
 E-mail:ryugakujapan@mext.go.jp

【教職員向け お知らせ】

(1) 「改訂版 全国の学校における働き方改革事例集」の公開について

〔初等中等教育局財務課〕

 既に多くの学校現場で活用いただいている働き方改革の事例集について、改訂版を公開しました。改訂のポイントは以下の2点です。

☆ICTを活用した校務効率化・教員業務支援員の活用について特集し、実際に働き方改革に取り組む学校のドキュメンタリー映像も公開!
☆新たな事例の追加や全体的なデザイン・レイアウト変更も実施!

 改訂版事例集はこちら↓
    https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/hatarakikata/mext_00001.html

 是非ご活用ください。

 (お問合せ先) 
 初等中等教育教育局 
 財務課 校務調整係
 電話:03-5253-4111(内線 3704)

(2) 「第5回NITS大賞」審査結果の発表について

〔総合教育政策局教育人材政策課〕

 独立行政法人教職員支援機構(略称:NITS・ニッツ)では、学校をとりまく課題の解決に向けた取組を広く募集し、表彰・公開することにより、優れた実践例を普及していく「NITS大賞」を実施しています。
 第5回目を迎えた今年は、全国から136件の応募をいただき、一次審査、二次審査を経て、受賞作品を決定いたしました。審査結果は当機構ウェブサイトにて公開しております。受賞作品のプレゼンテーション動画も併せて公開しておりますので、ぜひご覧ください。

 ▼「令和3年度表彰事業(第5回NITS大賞)」審査結果発表
      https://www.nits.go.jp/
     (トップ画面のバナー(メインビジュアル)をクリックしてください)

 (お問合せ先)
 独立行政法人教職員支援機構
 調査企画課
 電話:029-879-6974

 (文部科学省窓口)
 総合教育政策局 教育人材政策課
 教職員研修係
 電話:03-5253-4111(内線2986)

(3) 職業情報提供サイト(日本版O-NET)がリニューアル

〔総合教育政策局生涯学習推進課〕

 キャリア教育・進路指導ご担当のみなさま、「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」に、job tag(じょぶたぐ)という愛称がついてリニューアルオープンしました。
 「簡易版職業適性テスト(Gテスト)」なども追加され、「適職探索」ツールがさらに拡充。IT業界の仕事、金融・保険に関わる仕事などの業界別や、事務、営業などの職種別にいろいろな切り口から関連図で職業の世界を紹介する情報も追加しました。是非ご覧ください。

 https://shigoto.mhlw.go.jp/

 (お問合せ先)
 厚生労働省 職業安定局
 総務課 首席職業指導官室
 電話:03-5253-1111(内線 5692)

 (文部科学省窓口)
 総合教育政策局 生涯学習推進課
 職業教育推進係
 電話:03-5253-4111(内線 3466)

(4) 第40回全国中学生人権作文コンテスト特設サイトの開設について

〔初等中等教育局児童生徒課〕

 法務省人権擁護局では、次代を担う中学生に、人権問題についての作文を書くことを通じて、人権尊重の重要性及び必要性についての理解を深め、豊かな人権感覚を身に付けてもらうことを目的として、昭和56年度から全国中学生人権作文コンテストを実施しています。本年度、本コンテストが40回目を迎えたことを記念して、特設サイトを開設しました。
 第40回大会では、全国の6,388校の学校から、792,451名の応募があり、この中から内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞をはじめとする入賞12作品が決定しました。特設サイトでは、入賞作品、朗読動画や、40回を記念して高円宮妃殿下から賜ったお言葉、過去の受賞者からのメッセージ動画などを掲載しています。
 ぜひご覧ください。

 ■特設サイト掲載内容
  (1) 入賞作品・朗読動画
  (2) 高円宮妃殿下からのお言葉
  (3) 過去の受賞者からのメッセージ
   ・第28回大会受賞者 馬瓜エブリン選手
    (東京2020オリンピック女子バスケットボール日本代表)
   ・第33回大会受賞者 後藤泉稀さん
  (4) 入賞作文集

 詳しくは、特設サイトを御覧ください。
  → https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken40_2021.html

 (お問合せ先)
 法務省 人権擁護局
 人権啓発課
 電話:03-3580-4111

 (文部科学省窓口)
 初等中等教育局
 児童生徒課 指導係
 電話:03-5253-4111(内線 3297)

【学校・教育行政関係者向け お知らせ】

(1) 「小中一貫した教育課程の編成・実施等に関する事例集-第2版-」を作成しました!

〔初等中等教育局初等中等教育企画課〕

 平成28年度に小中一貫教育が制度化されてから、全国において、多様で彩り豊かな取組が蓄積され、各地域の課題や実情を踏まえた独自の工夫が進展してきました。
 この度、平成30年に続き、「小中一貫した教育課程の編成・実施等に関する事例集-第2版-」を作成いたしましたので、各自治体や学校におかれては、本事例集を小中一貫教育をより発展させていくための参考にしていただければ幸いです。

  小中一貫した教育課程の編成・実施等に関する事例集-第2版-
   https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/ikkan/1400462_00001.htm

 (お問合せ先)
 初等中等教育局 初等中等教育企画課
 教育制度改革室
 電話:03-5253-4111(内線 2007)

【文部科学省からのご案内 お知らせ】

(1) 2022年2月の文部科学省選定作品等の紹介

〔初等中等教育局修学支援・教材課〕

 文部科学省では、映画その他の映像作品及び紙芝居について、教育上価値が高く、学校教育又は社会教育に広く利用されることが適当と認められるものを選定し、併せて教育に利用される映像作品等の質的向上に寄与するために、教育映像等審査規程(昭和29年文部省令第22号)に基づいて映像作品等の審査を行っています。
 選定された作品については、文部科学省のホームページ上で毎月掲載しています。

 詳しくは、こちらを御覧ください。
    https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/movie/020301/1420820_00007.htm

 (お問合せ先)
 初等中等教育局 修学支援・教材課
 E-mail: emedia@mext.go.jp

(2) 「サイエンス・カンファレンス」開催中!3月13日(日)にはオンラインイベントも!

〔科学技術・学術政策局人材政策課〕

 大学生・高校生等の研究能力・研究意欲を高め、課題設定・探究能力、プレゼンテーション能力などを備えた創造性豊かな科学技術人材を育成することを目的に「サイエンス・カンファレンス」をオンラインにて開催中です。
 ポータルサイトには研究発表を掲載しており、どなたでもコメントができます。どうぞご覧ください。
 3月13日(日)には講演会、高校生・高専生による研究発表、トークセッション、意見交換会等のオンラインイベントを予定しています。ぜひご参加ください!

 ※詳細はこちら
 ○「サイエンス・カンファレンス」ポータルサイト
      https://science-c.mext.go.jp/

 (お問合せ先)
 科学技術・学術政策局人材政策課 次世代人材育成係
 電話:03-5253-4111(内線 3891)
 E-mail:kiban@mext.go.jp

【発行】

(1) 『初等教育資料』3月号について

〔初等中等教育局教育課程課〕

 学習指導要領においては、「児童が自ら学習課題や学習活動を選択する機会を設けるなど、児童の興味・関心を生かした自主的、自発的な学習が促されるよう工夫すること」と示しています。そこで特集1では、「自主的、自発的な学習の促進」をテーマに掲げ、解説、論説、事例を紹介しています。
 特集2の外国語活動・外国語科では、「外国語教育における成果と課題を基に、次年度に取り組むべきこと」をテーマに掲げ、論説、事例、解説を紹介しています。

 ※詳細は株式会社東洋館出版社HP
     https://www.toyokan.co.jp/pages/shotokyoiku

 (お問合せ先)
 初等中等教育局 教育課程課
 教育課程第一係
 電話:03-5253-4111(内線 2916)

(2) 『中等教育資料』3月号について

〔初等中等教育局教育課程課〕

 令和3年8月,国立教育政策研究所教育課程研究センターは,「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料(高等学校)」を公表しました。
 生徒の学習状況を的確に捉え,教師が指導の改善を図るとともに,生徒が自らの学びを振り返って次の学びに向かうことができるようにするためには,学習評価の在り方が極めて重要となります。
 そこで,前号に引き続き,学習指導と学習評価の工夫改善について考えることとし,本号では,高等学校の情報,総合的な探究の時間,特別活動を取り上げます。

 ※ 詳細はこちら(学事出版ウェブサイト)
 https://www.gakuji.co.jp/script/magTop.php?fieldcd1=880

 (お問合せ先)
 初等中等教育局 教育課程課
 教育課程第三係
 電話:03‐5253‐4111(内線 3706)

(3) 教育委員会月報2月号を文科省HPに掲載しました!

〔初等中等教育局初等中等教育企画課〕

 2月号は、特集(解説)「令和2年度公立学校教職員の人事行政状況調査について」をはじめ、特集連載「教育×デジタル(第3回)」、など、読み応えのある記事を掲載しております。ぜひご一読ください。今年度4・5月号からの各号もお読みいただけます。
 ↓こちら↓からお読みください!
 https://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/geppou/index.htm

 (お問合せ先)
 初等中等教育局 初等中等教育企画課
 地方教育行政係
 電話:03-5253-4111(内線 4676)

(4) 総合広報誌『文部科学広報』2月号

〔大臣官房総務課広報室〕

◆特集
・学校給食週間の新たな取組

◆Monthly Line Up
・全国の大学生のアントレプレナーシップ醸成に向けた、大規模人材育成プログラムの試行について
・「公用文作成の考え方」(文化審議会建議)について
・ナイスステップな研究者2021の選定について~科学技術への顕著な貢献~

 → http://www.koho2.mext.go.jp/

(お問合せ先)
  大臣官房総務課広報室 事業第一係
 電話:03-5253-4111(内線 3603)
 E-mail:mextjnal@mext.go.jp

【連載企画】「令和の日本型学校教育」を考える

〔学習院大学教授 秋田喜代美〕
 
 令和3年1月26日に中央教育審議会において「「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~」(答申)が取りまとめられました。本企画では、この答申等をきっかけに様々な分野で活躍されている方々にこれからの教育についてコラムをご執筆いただいております。
 第5回は中央教育審議会初等中等教育分科会にご参画いただいている、学習院大学教授 秋田喜代美さまからのご寄稿です。
(本連載は毎月第2週に連載します)
 
  「個別最適な学びと協働的な学びの風景」
 
 「個別最適な学びと協働的な学び」は、人が本来的に持っている「主体性」と「その可能性を最大限に生かす」ために不可欠な学びの向かう方向を示していると、私は考えています。
 子どもたちは、自分らしさ、独自性が認められる学びがしたいと願っています。どの子もその子にあった学びのペースやあり方、居場所となる環境があれば、学びをあきらめずに学び続けることができます。しかし人は一人では学べません。つねにそこには、支え、受け入れ、認めてくれる仲間や教師等の存在や、学びたくなる、学ぶ必然性が感じられる教材との出会いが必要です。反対に、その子らしさを認められず匿名の一人として扱わ続ける状況、自ら行動しようと思っている能動性に対し先回り等で意欲が抑えられる状況、相手と理解し合えている革新や信頼が持てない不安な状況、そして自分が願っているなりたい自分が発揮できない状況になると、学びの危機に陥ります。子どもが学びの主人公となる授業風景とはどのような風景か、その共有が問われています。
 ICTのおかげで、クラスを越えた協働も可能となり、自らの表現を自らのペースで行うことも可能となってきています。先日、沖縄の普天間基地の傍の学校に通う小学生と福島県郡山市の小学性が、互いに地域の社会課題に対して、子どもの目から見た本音を対話するオンラインの社会科授業を参観しました。規範的な大人の考えではなく、子ども一人一人が問い、自らの意見を自分の言葉で書き、共有し、語り合う中で、学びを深める風景がみられました。
 主体性が活かされる協働的な学びとは、個別最適な学びとは、この探究はネバーエンデイングの問いですが、この問いが実践を豊かにし学びを深めていく契機になっていくのではないでしょうか。

お問合せ先

初等中等教育局「初中教育ニュース」編集部

03-5253-4111

(初等中等教育局「初中教育ニュース」編集部)