初中教育ニュ-ス(初等中等教育局メ-ルマガジン)第402号(令和2年12月11日)

[目次]

【お知らせ】
(1)  「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル ~「学校の新しい生活様式」~」の改訂について
(2) 令和2年度地域とともにある学校づくり推進フォーラム(東京デジタルフォーラム)の開催について
(3)  「高校中退者等を支援する」学びを通じたステップアップ促進事業 中間報告会を開催いたしました
(4) 講義動画「校内研修シリーズ」新着動画について
(5) 令和2年11月の文部科学省選定作品(学校教育教材等)の紹介
(6) 「共に学び、生きる共生社会コンファレンス」東海・北陸ブロックの開催
(7) 令和2年度「全国家庭教育支援研究協議会」オンライン開催について
(8) JICA海外協力隊「第4回全国OV教員・教育研究シンポジウム」の開催
(9) 「日露デジタル教育フォーラム」の開催

【発行】
(1) 総合広報誌『文部科学広報』11月号発行のお知らせ

【地方教育行政研修生リレーエッセイ】
〔初等中等教育局健康教育・食育課 仲西長代(香川県)〕

【お知らせ(1)】「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル ~「学校の新しい生活様式」~」の改訂について

〔初等中等教育局健康教育・食育課〕

 令和2年12月3日付けで「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル ~「学校の新しい生活様式」~」を改訂しました。
 今回の改訂では、以下の5つのポイントを中心に更新しております。

1. データやその分析の更新(p.4~p.7):児童生徒や教職員等の感染状況やその分析について、前回集計時点(6月1日~8月31日報告分)に11月25日までの感染状況を追加。同一校の5人以上及び10人以上の感染事例の分析を追加。

2. 感染拡大地域における学校教育継続の考え方について追記(p.9~p.10):特に小・中学校は、地域一斉の臨時休業は基本的には避けるべきと明記。また、中高生については、感染の状況に応じて、マスクを着用しないで行う感染リスクの高い活動を一時的に制限する対応を検討することなどを追記。

3. 冬季の対策について追記(p.20及びp.34~36):冬季でも可能な限り常時換気に努め、室温低下により健康被害が生じないよう暖かい服装を心がけることや、室温が下がりすぎないよう空き教室を活用して行う「二段階換気」等について追記。また、換気は地域に応じた方法もあることを紹介。

4. マウスシールドについての注意喚起を追記(p.42)

5. 感染者が発生した場合の臨時休業の考え方を再整理(p.61~63):「感染者が発生したらまず臨時休業する」対応を見直し、臨時休業の要否を保健所と相談の上、真に必要な場合に限って行う旨を明記。

「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル ~「学校の新しい生活様式」(2020.12.3 Ver.5)
https://www.mext.go.jp/content/20201203-mxt_kouhou01-000004520_01.pdf

<別添資料>
https://www.mext.go.jp/content/20201203-mxt_kouhou01-000004520_02.pdf

(お問合せ先)
初等中等教育局健康教育・食育課保健指導係
 電話:03-5253-4111(内線2918)
 E-mail : kenshoku@mext.go.jp

【お知らせ(2)】令和2年度地域とともにある学校づくり推進フォーラム(東京デジタルフォーラム)の開催について

〔総合教育政策局地域学習推進課〕

 「社会に開かれた教育課程」の実現に向けて、地域と学校の連携・協働を進めるため、コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的な推進を目指します。12月21日よりオンデマンド配信にて開催します。聴きたいときに何度でもCSマイスターの講話を聴くことができ、地域と学校の連携・協働を進めていく上で、非常に参考となる内容となっていますので、多くの方の御参加をお待ちしています。

・詳しくは、こちらを御覧ください。
https://manabi-mirai.mext.go.jp/2020/11/post-26.html
・その他の「地域とともにある学校づくり推進フォーラム」については、こちらを御覧ください。
https://manabi-mirai.mext.go.jp/2020/11/post-24.html
・令和2年度 CSマイスター 一覧
https://manabi-mirai.mext.go.jp/torikumi/chiiki-gakko/r1cs.html

(お問合せ先)
総合教育政策局地域学習推進課地域学校協働活動推進室地域学校協働推進係 
 電話:03-5253-4111(内線3720)

【お知らせ(3)】「高校中退者等を支援する」学びを通じたステップアップ促進事業 中間報告会を開催いたしました

〔総合教育政策局生涯学習推進課〕

 文部科学省では平成29年度から、高校中退者等を対象に、高等学校卒業程度の学力を身に付けさせるための学習相談・学習支援を行うモデル構築を行うことを目的に「学びを通じたステップアップ支援促進事業」を実施しています。
 本年度(令和2年度)は高知県、札幌市、島根県益田市の3自治体に事業委託し、特に訪問型支援の活用や、ICTを活用した学習支援など、様々な状況に置かれております高校中退者等に対して、より個に応じた丁寧できめ細かな相談・学習支援を進めるためのモデル開発を行っております。今回の中間報告会は今年度、受託頂いている3自治体より、進捗状況の報告を行っていただくとともに、オンラインで開催する利点を活かし、聴講者として33の自治体・団体にもご参加頂き、高校中退者等への支援を行う機運の醸成を図ることを目的に開催しました。
 受託自治体からの発表資料や質疑応答の概要については、文部科学省HP(https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/manabinaoshi/mext_00955.html)にて公開しておりますので、ご関係の方々におかれましては、次年度以降の高校中退者支援の推進施策の検討の御参考にしてください。

(お問合せ先)
総合教育政策局生涯学習推進課職業教育推進係
 電話:03-6734-3253
 E-mail:syokugyou@mext.go.jp

【お知らせ(4)】講義動画「校内研修シリーズ」新着動画について

〔総合教育政策局教育人材政策課〕

 独立行政法人教職員支援機構のウェブサイトでは、20分で学べるオンライン講座「校内研修シリーズ」を提供しています。今年度は、小中教科別の「新学習指導要領に対応した学習評価」の動画をはじめ、「児童生徒の協働的な学びにおけるICT活用」「学校における感染症対策の在り方」など、計37本の動画を制作予定です。
 制作ができ次第、随時アップロードしておりますので、ぜひ積極的にご活用ください。

※教職員支援機構ウェブサイト内「オンライン講座」
https://www.nits.go.jp/materials/

(お問合せ先)
独立行政法人教職員支援機構次世代教育推進センター調査企画課
 電話:03-6811-0756

(本件担当)
総合教育政策局教育人材政策課教職員研修係
 電話:03-5253-4111(内線2986)

【お知らせ(5)】令和2年11月の文部科学省選定作品(学校教育教材等)の紹介

〔初等中等教育局情報教育・外国語教育課〕

 文部科学省では、映画その他の映像作品及び紙芝居について、教育上価値が高く、学校教育又は社会教育に広く利用されることが適当と認められるものを選定し、併せて教育に利用される映像作品等の質的向上に寄与するために、教育映像等審査規程(昭和29年文部省令第22号)に基づいて映像作品等の審査を行っています。
                                                     
(令和2年11月の文部科学省選定作品(学校教育教材等)の紹介)
※以下、文部科学省特別選定を「特別選定」、文部科学省選定を「選定」として、【作品名】/申請者/利用対象の順に記載しています。

<令和2年11月文部科学省選定作品(学校教育教材等)>
○DVD(特別選定)
・【ブータン 山の教室】/株式会社ドマ/家庭向き

○紙芝居(選定)
・【ろくじいさんの ゆずおふろ】/株式会社童心社/幼稚園等幼児向き・小学校低学年児童向き・幼児向き・少年向き

○DVD(選定)
・【弁当の日】/映画「弁当の日」製作委員会 /高等学校生徒向き
・【GIFT】/バイオジェンジャパン株式会社/青年向き・成人向き
・【ブータン 山の教室】/株式会社ドマ/少年向き・青年向き・成人向き

(お問合せ先)
初等中等教育局情報教育・外国語教育課映像等審査担当
 電話:03-5253-4111(内線2417)

【お知らせ(6)】「共に学び、生きる共生社会コンファレンス」東海・北陸ブロックの開催

〔総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課〕

 文部科学省では、障害者の生涯学習の全国展開に向けて、令和元年度より「共に学び、生きる共生社会コンファレンス」を全国各地で開催しています。
 令和2年度は全国7箇所で開催を予定しており、現在、東海・北陸ブロックの開催について参加者を募集しております。
 東海・北陸ブロックでは、障害者の「学校から社会への移行期」に着目し、特別支援学校や社会教育行政による先進事例の取組が報告されます。
 今回は、Zoomを用いたオンライン配信により実施します。各地の取組の推進に向けた学びの機会として、ぜひ幅広い関係者のご参加をお待ちしております(12月25日参加申込〆切)。

■日時 令和3年1月9日(土曜日)10時00分~16時30分

詳しくは、こちらを御覧ください。
→ https://www.kyoseishakai-conference.com/2020

(お問合せ先)
総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課障害者学習支援推進室
 電話:03-5253-4111(内線3460)
 E-mail:sst@mext.go.jp

【お知らせ(7)】令和2年度「全国家庭教育支援研究協議会」オンライン開催について

〔総合教育政策局地域学習推進課〕

 文部科学省では、家庭教育支援の活性化を図るため、毎年、行政や民間団体、地域における家庭教育支援関係者等による研究協議会を実施しており、本年度はオンラインで開催いたします。
 今回は、コロナ禍をはじめとする社会の変化に対応しつつ、地域の実情に応じたアウトリーチ型の家庭教育支援の充実について、全国での取組の推進を目指した研究協議を行います。
 家庭教育支援の関係者はもちろん、子育て支援や各所で教育活動に携わる皆様の取組の一助にもなるような内容を予定していますので、是非ともご参加ください!

■日 程:令和3年2月18日(木曜日) 13時30分~16時30分

○詳細・参加申込はこちら
→ https://stg.mext.go.jp/a_menu/shougai/katei/1422711_00004.htm
 (※申込期間:令和3年1月29日(金曜日)まで)

(お問合せ先)
総合教育政策局地域学習推進課家庭教育支援室家庭教育振興係
 電話:03-5253-4111(内線3467)

【お知らせ(8)】JICA海外協力隊「第4回全国OV教員・教育研究シンポジウム」の開催

〔大臣官房国際課〕

 JICA海外協力隊として途上国での活動を経験した教員(OV教員)により組織された「全国OV教員・教育研究会」が、JICA共催によりシンポジウムを開催します。当日は、教育の質と公正性、グローバルな視野の醸成について、OVの宮沢一朗氏(UNESCOバンコク)・佐藤真久氏(東京都市大)からの講演の後、グループセッションを通じ、教育・ひとづくりの議論を深めます。
 今年はオンライン開催のため、お住まいの地域にかかわらずお気軽に参加できますので、御関心のある方は、直接、下記リンク先よりお申込みください。

「第4回全国OV教員・教育研究シンポジウム」
日時:令和2年12月27日(日曜日)13時00分~16時50分
※詳細はこちら:https://www.facebook.com/zenovkk

(お問合せ先)
大臣官房国際課海外協力政策係
 電話:03-5253-4111(内線2610)

【お知らせ(9)】「日露デジタル教育フォーラム」の開催

〔大臣官房国際課〕

 経済産業省が露・連邦経済発展省と共催で「日露デジタル教育フォーラム」(オンライン/zoom使用予定)を開催します。本フォーラムでは、日露間におけるデジタル・STEM教育分野の協力可能性をテーマに、日露関係行政機関・団体からの取組紹介や、ロシアのデジタル教育・STEM教育関連企業からプレゼンを行います。どうぞご参加ください。

■日時:2020年12月16日(水曜日) 16時00分~18時00分
■言語:日露同時(または逐語)通訳
■参加費:無料
■申込方法:12月14日(月曜日)までに【御所属・御氏名・御連絡先】を明記の上、経済産業省ロシア室(担当:渡名喜、濱崎)(E-mail: japan-russia_digital_education@meti.go.jp、電話:03-3501-2838)まで御連絡ください。

(お問合せ先)
大臣官房国際課海外協力政策係
 電話:03-5253-4111(内線2610)

【発行(1)】総合広報誌『文部科学広報』11月号発行のお知らせ

〔大臣官房総務課広報室〕

 『文部科学広報』は、文部科学省が発行する唯一の総合広報誌(電子book)です。
 本誌は、教育、科学技術・学術、スポーツ、文化・芸術等、文部科学行政全体を網羅し、様々な重要施策や最新情報について、総合的な紹介を行っています。

最新号について
◆特集
・中央教育審議会初等中等教育分科会
 「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(中間まとめ)について

◆Monthly Line Up
・令和元年度「国語に関する世論調査」の結果について
・令和元年度体力・運動能力調査結果について
・令和2年度教育課程研究指定校事業研究協議会オンライン開催

文部科学広報トップページ
http://www.koho2.mext.go.jp/

(お問合せ先)
大臣官房総務課広報室事業第一係
 電話:03-5253-4111(内線3045)

【地方教育行政研修生リレーエッセイ】

〔初等中等教育局健康教育・食育課 仲西長代(香川県)〕

 早いもので、今年も残り1か月を切りました。少し早いように思いますが、密をつくらないために分散初詣が呼びかけられるなど、新しい形での新年を迎える準備が始まっています。今年の新語・流行語の年間大賞は「3密」。オンラインでの会議など、「3密」を避けた行動をすることが、すでに当たり前になりつつあります。今年は遠出を避け、家でお雑煮を食べ、近くの寺社に初詣に行くという人も多いかもしれません。
 さて、お雑煮は餅も具材も出汁も味付けも全国様々で、どの地方でも自慢したいおすすめのお雑煮があることでしょう。私が育った香川のお雑煮は、白味噌の汁の中にあん餅が入っています。ちょっと変わったお雑煮としてメディアなどで取り上げられることが増えましたので、ご存じの人もいるのではないでしょうか。あん餅の他には、大根、人参、豆腐、油揚げなどが入っており、お椀に盛ったら、さっとあぶった青のりをふります。大根も人参もなるべく輪切りにすることで、「今年一年丸く収まりますように」「家庭が円満に」といった願いが込められていると言われています。白味噌、あん餅、青のり…味を想像しづらいかもしれませんが、とっても美味しいですので、ぜひ一度、ご賞味ください。
 今年は、生活様式の変容に加え、個々の価値観にも少なからず影響があった未曽有の一年であったと感じます。文部科学省での研修の年が、そんな一年と重なったことで、今年しかできない、今年だからできる経験をさせていただいています。貴重な経験を通して、新しい形への変容を前向きにとらえ、より豊かな生き方をしていきたいと感じています。来年こそは丸く収まることを期待しながら、残りの研修期間も充実したものにしていきたいと思います。

お問合せ先

初等中等教育局「初中教育ニュース」編集部

03-5253-4111

(初等中等教育局「初中教育ニュース」編集部)