初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)第334号(平成30年6月8日)

[目次]

【お知らせ】
□「第2回 NITS(ニッツ)大賞」の実施について 
□「全国学力・学習状況調査」の個票データ等の貸与について
□平成30年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテストの開催について
□知的障がいのある方のための学習ワークショップ「みんぱくSama-Sama塾」塾生募集に ついて
□産・官・学で若者の留学を応援する「トビタテ!留学JAPAN」のプライベート・サポータ ーの募集について
□マレーシア政府派遣留学生予備教育派遣教員の募集について
□「諸外国の教育統計」平成30(2018)年版の公表について        
□夏季の省エネルギーの取組について
【コラム】
□「幼小接続」
〔初等中等教育局幼児教育課長 先﨑 卓歩〕

□【お知らせ】「第2回 NITS(ニッツ)大賞」の実施について 

〔初等中等教育局教職員課〕

 独立行政法人教職員支援機構(略称:NITS・ニッツ)では、学校をとりまく課題の解決に向けて実践した活動を広く募集し、表彰・公開することにより、優れた実践例を普及していく「NITS大賞」を今年度も実施します。
応募期間:9月1日(土曜日)~11月10日(土曜日)
※募集要項など詳細はこちら(独立行政法人教職員支援機構HP)
第2回NITS大賞(平成30年度)

(お問合せ先)
独立行政法人教職員支援機構次世代教育推進センター調査企画課
電話:03-6811-0755/0756

(本件担当)
初等中等教育局教職員課研修支援係
電話:03-5253-4111(内線2986)

□【お知らせ】「全国学力・学習状況調査」の個票データ等の貸与について

〔初等中等教育局参事官付〕

 文部科学省では、広く学術研究や教育施策の推進等に活用いただくため、昨年3月に「『全国学力・学習状況調査』の個票データ等の貸与に係るガイドライン」を策定し、「全国学力・学習状況調査」の集計結果データ(個票データ及び匿名データ)を大学等の研究者や公的機関等に一定期間貸与する仕組みを設けています。
 個票データの利用申出受付及び貸与は年2回、匿名データの貸与は2か月に1回程度(利用申出受付は随時)を予定しています。
 個票データ等の利用を御検討の方は、本件お問合せ先までお気軽にご相談ください。
※個票データ等の貸与について詳細はこちら
全国的な学力調査(全国学力・学習状況調査等)

(お問合せ先)
初等中等教育局参事官付学力調査室
電話:03-5253-4111(内線3732)

□【お知らせ】平成30年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテストの開催について

〔科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課大学技術移転推進室〕

 パテントコンテスト/デザインパテントコンテストとは、日本の次世代を担う若い高校生、高等専門学校生、大学生、専修学校生等が、自ら考え出した発明又はデザイン(意匠)を本コンテストに応募し、優秀なものについては優秀賞(出願支援対象)として表彰されるとともに、実際に特許庁への出願を支援することで、特許権又は意匠権の取得までの手続を実体験できるものです。
主催:文部科学省、特許庁、日本弁理士会、独立行政法人工業所有権情報・研修館目的:若い知的財産マインドを育てるとともに、知的財産権制度の理解を促進するため
応募期間:平成30年6月25日(月曜日)~9月28日(金曜日)(必着)
※応募方法等の詳細はこちら(独立行政法人工業所有権情報・研修館 特設サイト)
パテントコンテスト/デザインパテントコンテストについて

 また、本コンテストに応募し出願支援対象者となった生徒・学生が所属し、生徒・学生の知財マインドの向上を図る積極的な取組を行っている学校に対して、文部科学省科学技術・学術政策局長賞を授与します。
応募期間:平成30年6月25日(月曜日)~10月12日(金曜日)(必着)
※応募方法等の詳細はこちら(文部科学省HP)
平成30年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテスト 文部科学省科学技術・学術政策局長賞候補の募集について(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます

(お問合せ先)
独立行政法人工業所有権情報・研修館知財 人材部 
電話:03-3581-1101(内線3907)

(本件担当)
科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課大学技術移転推進室イノベーション経営推進係
電話:03-6734-4075(直通)

□【お知らせ】知的障害のある方のための学習ワークショップ「みんぱくSama-Sama塾」塾生募集について

〔研究振興局学術機関課〕

 国立民族学博物館(みんぱく)では、今年度から中学生以上の知的障害のある方(療育手帳を持っている方)のための学習ワークショップを始めます。Sama-Samaとはマレー語で「あなたと私は同じですよ、一緒ですよ」という意味です。
 世界の民族や文化についての講義や展示場の観覧など、今年度は土日祝日に6回ほど開催予定です。
※参加希望の方は、こちらから塾生として申し込みください。 (後日、開催情報をお知らせいたします。)
みんぱくSama-Sama(サマサマ)塾 塾生募集

(お問合せ先)
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立民族学博物館 総務課広報係
電話:06-6878-8560(直通)

(本件担当)
研究振興局学術機関課
電話:03-6734-4085

□【お知らせ】産・官・学で若者の留学を応援する「トビタテ!留学JAPAN」のプライベート・サポーターの募集について

〔官民協働海外留学推進戦略本部〕

 「トビタテ!留学JAPAN 」とは、2020年までに約1万人の高校生、大学生等を派遣留学生として海外へ送り出す官民協働プロジェクトです。
 日本が世界の未来を担うために、当プロジェクトでは情熱・好奇心・独自性・リーダーシップを持った若者約1万人を留学へと送り出し、様々な分野の専門家・将来のリーダー候補を育成しています。
 若者が、経済的な理由により留学の道が閉ざされることないように、あなたも社会総がかりで留学機運を高めるプライベート・サポーターの一員になりませんか。
※詳細はこちら
トビタテ!留学JAPANへの寄附・ご支援

(お問合せ先)
官民協働海外留学推進戦略本部プライベート・サポーター担当
電話:03-6734-4923
E-mail:tobitate-private@mext.go.jp

□【お知らせ】マレーシア政府派遣留学生予備教育派遣教員の募集について

〔高等教育局学生・留学生課〕

 文部科学省では、マレーシアにおける人材養成の一環として、日本の大学への留学を目指すマレーシア人学生に対する予備教育に協力するため、同国政府からの要請に基づき昭和58年度から日本人教員を現地に派遣しています。
 このたび、公立高校教員等を対象に平成31年度マレーシア政府派遣留学生予備教育派遣教員を募集します。
派遣期間:2年間(平成31年4月から平成33年3月まで)
募集教科及び人数(予定):数学(5名)、物理(3名)、化学(2名)
対象:高等学校の教員として希望する教科・科目を原則5年以上の指導実績のある者
※6月末から7月初めに、各都道府県教育委員会に対して派遣教員の推薦依頼を行う予定です。詳細については各都道府県教育委員会にお問い合わせください。

(本件担当)
高等教育局学生・留学生課留学生交流室外国留学係・私費留学生係
電話:03-5253-4111(内線3359)

□【お知らせ】「諸外国の教育統計」平成30(2018)年版の公表について

〔生涯学習政策局参事官(連携推進・地域政策担当)付〕

 文部科学省では、我が国の教育を考える際の基礎データとして活用いただくため、平成30年5月24日に「諸外国の教育統計」平成30(2018)年版をウェブサイトに公表しました。これは、日本、アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、中国、韓国の教育状況を統計データにより示したものです。
※詳細はこちら
「諸外国の教育統計」平成30(2018)年版

(お問合せ先)
生涯学習政策局参事官(連携推進・地域政策担当)付外国調査係
電話:03-5253-4111(内線2267)

□【お知らせ】夏季の省エネルギーの取組について

〔大臣官房文教施設企画部参事官(技術担当)付〕

 このたび、省エネルギー・省資源対策推進会議省庁連絡会議において「夏季の省エネルギーの取組について」が決定されました。
 昨今のエネルギー事情や地球温暖化対策を踏まえ、学校施設における省エネルギーの取組を行うとともに、教職員等が省エネルギーの重要性について理解を深めるなど、より一層の省エネルギー対策に御協力お願いします。
※詳細はこちら
夏季の省エネルギーの取組について

(お問合せ先)
大臣官房文教施設企画部参事官(技術担当)付エネルギー対策企画係
電話:03-5253-4111(内線2324)

□【コラム】「幼小接続」

〔初等中等教育局幼児教育課長 先﨑 卓歩〕

 

 幼児教育課の先﨑と申します。

「とにかく椅子に座って授業が受けられるようにしてもらえれば。それだけです。」
「これまで遊びをさせてきたのでしょう?教育は我々小学校からやりますから。」

  幼稚園や保育所、認定こども園の先生方が一番悲しむ言葉です。小学校の先生が何気なく、何の悪意もなく話す言葉、だからこそ。
 私も、この耳で何度も聞いたことがあります。

 「幼稚園や保育所って、拝見してもどこ見ていいか分からないんですよ。いつも園舎、園庭に散らばって遊んでいるでしょう?小学校とはあまりに違いすぎていて…」 という困惑の言葉。これもよく耳にします。

 発達段階。先生方がとてもよく使う言葉です。児童や生徒がそうであるように、幼児にも発達段階があります。黒板を前に椅子に座って静かに授業を受ける、というスタイルは幼児期の教育においては一般的ではありません、それはなぜでしょうか、どのような発達段階の違いから要請されるものなのか、イメージできますか、と小学校の先生方には申し上げています。

  園舎・園庭で元気いっぱいに遊ぶ姿。幼児教育における遊びとはどのような意味を持つのでしょうか。また幼児教育が大切にする、環境を通した教育とは何でしょうか。これらは小学校以降の学校教育と異質の、断絶したものなのでしょうか。そうではなかろうとは思うものの、幼児教育が小学校入学時・低学年の学習・指導とどのような関係にあるのかイメージできないままになっていないでしょうか。幼児教育は教科の形態は採らないものの、幼児はその中で相当高い資質・能力を育んでいます。むろん小学校以降の教科活動等につながるものです。もし断絶によって、低学年児童に苦痛を与え、学習パフォーマンスを下げているとしたら。この視点は小学校の先生にとってとても重要です。低学年指導の難しさはよくご存じでしょう。幼児教育への理解研究を深め、生活科が設けられた経緯を改めてとらえなおすとともに、低学年と中学年以降の教育活動とのつながりを改めてとらえなおす。それは小学校教育全体の質の向上に大きく貢献するはずです。なにしろ、みな義務教育に進んでくるのですから。

 小学校以降の先生方が担当する学校種の教育の質の向上のために幼児教育を理解し研究する。そういうことが求められる段階を迎えています。
 一方、幼児教育の先生方には、「悲しんでいる場合ではありませんよ」と申し上げています。さらに、「幼児教育とはいかなるものか、小学校の先生や保護者、地域などに分かっていただくことは、みなさんの重要な使命の一つです。小学校以降の教育形態との違いが明確に存在しているからこそ、専門家であるみなさんにその説明責任がある。しっかりしなきゃ」とも。そのためにも、三歳児から五歳児にかけてどのように変わっていくのか、熱情や印象深さの度合いで語るのではなく、その素晴らしさと険しさと激しさを、少なくとも健康・人間関係・環境・言葉・表現(幼児教育の五領域)の観点から分かりやすく、あますところなく正しく伝えるにはどうしたらいいか。与えられた言葉ではなくご自身の言葉で伝えなければ説得力はなく、そのためには日ごろから自問自答、周到な準備をしておく必要があります。

 また、「幼児教育だけでなく、小学校以降の教育、児童・生徒の姿にも関心を持ってください」、とも申し上げています。小学校以降に起こるあれこれは、もしかしたら幼児の頃から始まっていたのかもしれません。発達などの関係から小学校以降まで顕在化しにくい、あるいは見落とされがちな事々を察知し、もし未然に関われたなら。あるいは小学校や中学校の先生などが困ってみなさんを訪ねて来たとき、必要なアドバイスをすることができたなら、どれだけ助かることか。救われることか。幼児が児童・生徒と成長していく変化を理解しつつ、今目の前にいる可愛らしい幼児と向き合う。かかる意味での幼児教育の質の向上が求められています。重要な責務です。

 幼児教育と小学校以降の先生方が相互に理解を深め、家庭や地域と一体となって教育を担う。幼児と児童・生徒という言葉の変わり目が縁の切れ目となるのはあまりにも寂しい。手元から巣立っても、法律上の呼称は変わっても、家庭にとって地域にとってかけがえのない存在であり、何より先生方の教え子であることに変わりはないはずです。

 文部科学省初等中等教育局は、約10年の歳月かけて関係者と膨大な議論を重ねつつ、本年4月、いくつかの仕組みをスタートさせました。

 内閣府・厚生労働省と連携し、満三歳から小学校就学までの幼稚園・保育所・認定こども園のナショナルカリキュラム(五領域など)を統一しました。〇歳から二歳までの保育についても、これに基づき設計変更されています。
 また、これまで「心情・意欲・態度等」と整理されてきた幼児教育の資質・能力観を、小学校以降の考え方と同じ観点から整理し、整合性を図りました。
 さらに、幼児期から児童期への姿をとらえやすくするため、「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を示し、幼児教育施設共通のものとするとともに、小学校学習指導要領に位置づけました。

 これらを一言で表すならば、「言語の共通化」ということになるでしょう。
幼児教育の先生方と小学校以降の先生方が話すとき、保護者と話すとき、地域などの様々な関係者と話すとき、いつも共通した論理と言葉で話すことができるように、そして、信頼と相互理解をより一層深められるようにとの願いを込めたものです。社会に開かれた教育課程を実践して行く上 でも、これはとても重要です。

  幼小接続。全ての子供にとって、義務教育及びその後の教育の基礎を培う時期に位置する重要なもの。これらの仕組みを存分にご活用頂き、都道府県段階も含めた幼児教育の豊かな経験を持つ指導主事の計画的に養成・配置とともに、ご尽力頂ければと存じます。
 学校種を超えて。全ては子供の将来のために。

お問合せ先

初等中等教育局「初中教育ニュース」編集部

電話番号:03-5253-4111(内線3923)

(初等中等教育局「初中教育ニュース」編集部)

-- 登録:平成30年06月 --