初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)第293号

[目次]

□【お知らせ】文部科学省Facebook(FB)、HP「今日の出来事」/「今週のトピックス」の配信について
□【お知らせ】「平成28年度キャリア教育推進連携シンポジウム」開催について
□【お知らせ】平成28年度指定事業研究協議会の開催について
□【連載】地方教育行政実務研修生によるリレートーク92

□【お知らせ】文部科学省Facebook(FB)、HP「今日の出来事」/「今週のトピックス」の配信について

〔大臣官房総務課広報室〕

  文部科学省では、キャスター出身の櫻木大臣報道官が取材を行い、動画や写真で省内の動きを中心に毎日発信中です。文部科学省の毎日が分かります。
当省フェイスブック(※文部科学省のフェイスブックへリンク)を是非御覧ください。
※いいね!をして頂くと直接情報を御覧いただけます。
当省ホームページ(※文部科学省のウェブサイトへリンク)
最近の投稿:
(FB)OECD生徒の学習到達度調査(PISA2015)の結果公表など
(HP)平成29年度予算案について松野大臣が麻生財務大臣と大臣折衝など

(お問合せ先)
  総務課 広報室 事業第一係
  電話:03-5253-4111(内線2171)


□【お知らせ】「平成28年度キャリア教育推進連携シンポジウム」開催について

〔初等中等教育局児童生徒課〕

  このたび、文部科学省は、経済産業省、厚生労働省と合同で、以下のとおり、「平成28年度キャリア教育推進連携シンポジウム」を開催します。
1.開催日時等
日時:平成29年1月17日(火曜日)13時~17時30分
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟 大ホール
(東京都渋谷区代々木神園町3番1号)
費用:無料
定員:750名(教育・企業関係者等を対象)
2.プログラム内容
(1)表彰式
「文部科学大臣表彰」「キャリア教育アワード」「キャリア教育推進連携表彰」
(2)講評、講演
キャリア教育推進連携表彰・キャリア教育アワード審査委員長
国立大学法人東京工業大学 学長 三島 良直 氏
(3)基調講演
「未来に必要なエンジニア教育から考える、連携から生まれるキャリア教育」
ダイソン株式会社
※第6回キャリア教育アワード中小企業の部最優秀賞(経済産業大臣賞)受賞
(4)事例発表(各受賞団体)
(5)パネルディスカッション
「変わる社会の羅針盤-これからの時代を生き抜く力を育むキャリア教育-」
急速なグローバル化や情報化、技術革新など変化の激しい社会において、学習指導要領改訂の動向も踏まえながら、今後のキャリア教育の在り方について議論する。
(パネリスト)関西大学 教授 川崎 友嗣 氏
一般社団法人みんなのコード 代表理事 利根川 裕太 氏
和歌山県教育委員会 教育長 宮下 和己 氏
横浜市立中川西中学校 校長 平川 理恵 氏
文部科学省児童生徒課 課長 坪田 知広
(モデレーター)文部科学省児童生徒課生徒指導調査官 長田 徹
※詳細・申込み方法については、当省ホームページ(※文部科学省のウェブサイトへリンク)(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きますを御覧ください。

(お問合せ先)
  児童生徒課 キャリア教育・進路指導担当
  電話:03-5253-4111(内線4729)


□【お知らせ】平成28年度指定事業研究協議会の開催について

〔国立教育政策研究所教育課程研究センター〕

  国立教育政策研究所教育課程研究センターでは、各学校において学習指導要領に基づく教育課程が円滑に実施されるために、特に重要な課題について、指定校で実践的な研究を進めています。今回,各学校における指導方法等の工夫改善に活用していただくことを目的とし、教育課程研究指定校事業の研究成果を公開します。
  参加される皆様には、研究協議会を通して、それぞれの立場で抱えている課題等を解決するヒントを見付けていただければ幸いです。多数の御参加を期待しています。
(1)開催日時
   ○平成29年2月7日(火曜日)、8日(水曜日)、9日(木曜日)、10日(金曜日)
   ○午前:受付9時30分 開会10時00分 閉会12時30分
      午後:受付13時45分 開会14時 閉会16時30分
(2)開催場所
   ○文部科学省(東京都千代田区霞が関3-2-2)
   ○ビジョンセンター東京(東京都中央区八重洲2-3-14)
(3)開催分科会
【2月7日(火曜日)】
  午前:◆幼稚園◆小学校(外国語活動、ESD、論理的思考1)
          ◆中学校(数学、伝統文化)◆高等学校(外国語、ESD)
  午後:◆幼稚園・小学校(幼小接続)
          ◆小学校(算数、伝統文化、論理的思考2)
          ◆中学校(外国語、ESD)◆高等学校(国語、看護)
          ◆高等学校・特別支援学校(伝統文化)
【2月8日(水曜日)】
  午前:◆小学校(社会、家庭)
          ◆中学校(理科、美術、技術・家庭(技術)、道徳)
          ◆高等学校(論理的思考1)
  午後:◆小学校(生活、理科、図画工作、道徳)
          ◆中学校(社会、技術・家庭(家庭))
          ◆高等学校(理科、芸術(美術・工芸)、論理的思考2)
【2月9日(木曜日)】
  午前:◆小学校(体育)◆中学校(国語、論理的思考1)
          ◆中学校・高等学校(音楽・芸術(音楽)、特別活動)
          ◆高等学校(地理歴史、数学、家庭【共通教科】)
  午後:◆小学校(国語、音楽、特別活動)
          ◆中学校(保健体育、論理的思考2)
          ◆高等学校(公民、工業、家庭【専門教科】)
【2月10日(金曜日)】
  終日:◆小学校・中学校・高等学校(総合的な学習の時間)
  午前:◆小学校・中学校(へき地教育1、校種間連携)
          ◆高等学校(保健体育、農業、情報【共通教科】、福祉)
  午後:◆小学校・中学校(へき地教育2)
          ◆中学校・高等学校(校種間連携)
          ◆高等学校(芸術(書道)、商業、水産、情報【専門教科】)
(4)主な内容
   ○研究指定校の実践研究発表、協議
   ○国立教育政策研究所の教育課程調査官等による講評
(5)参加対象(事前申込制)※学校関係者を対象とさせていただきます。
   ○都道府県、市区町村教育委員会、教育センター等の指導主事等
   ○幼稚園・小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校等の教員、教員養成系大学の関係者等
(6)申込方法
   国立教育政策研究所ウェブサイト(※国立教育政策研究所のウェブサイトへリンク)に申込方法等を案内しています。
(7)申込締切
   平成29年1月13日(金曜日)

(お問合せ先)
  国立教育政策研究所
  教育課程研究センター
  電話:03-6733-6824


□【連載】地方教育行政実務研修生によるリレートーク92

「異動は最大の研修」

初等中等教育局 教育課程課 教育課程総括係
橋本 大輔(さいたま市教育委員会)

  「教員にとって異動は最大の研修といいます。新天地でも頑張ってください。」私が初任者として着任し大変お世話になった小学校から異動する際に、先輩の先生からいただいた言葉。今、改めてこの言葉の意味をかみしめている。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

  右も左も分からない異動初日から2週間ほどは、アンテナを張り巡らし、周りの状況を敏感に察知しようとした。目に飛び込んでくる色、物の形や配置、表情やしぐさ。飛び交う言葉、繰り返される単語、声の質、調子、速さ、強さ。ピリピリした緊張感やふとしたときにふれる温かさ。リズムやテンポ、時間の過ぎ方など。それらが組み合わさることで、どのように職場が構成され、どんなルールや文化が創り出されているのか感じ取ろうと全力を尽くした。(この感覚は、毎朝、教室に一歩入った瞬間や、児童が活動している様子を観察するときに磨かれたんだなぁ。)
  と同時に、全く新しい業務に取り組んでいく。攻略の糸口を見つけるため、できるだけ早く業務の全容をつかもうと努めた。遠くから概観したり、近くから詳察をしたり。少し作業を進めては止め、また違うところから手を付け。そのうち、これまでに経験した、似たような作業が思い起こされた。そして、それらの記憶から共通のパターンが見つかると、断片的だった情報と情報が組み合わさって、一つのノウハウになった。(この試行錯誤する時間を、児童に対して十分確保していただろうか。)
  それでも分からないときは質問し、一から教わった。このときだけは、張り巡らしたアンテナを少し閉じなければ、心がつらくなる。忙しい職場内では、質問を切り出すタイミングに、一番気を使う。長縄に入るときのように、相手のリズムに合わせるのがポイントだ。(勉強ができないまま抱え込む児童の気持ちが手に取るように分かるよ。)
  何とか業務が終わった後、改めて引継ぎ書やマニュアルに目を通すことで、一気に理解が進んだ。頭の中に新しい引き出しができ、その中に業務に必要な道具や材料を少しずつそろえていく感じが心地よかった。(私のように、まず活動してから教科書を読む方が分かりやすい児童もいるのだろうなぁ。学びのスタイルは様々だ。)
  そうやって慣れてくると、少しずつ自分の色を出すことを心掛けた。指示されたことだけするのではなく、相手の笑顔を思い浮かべてひと工夫を加えた。失敗したときはもちろん叱られた。だが、叱られることで加減がつかめたし、何より周囲に自分のことを理解してもらえた。そして、およそ2か月かけて、職場内に自分の居場所ができてきた。(すっかり忘れていたが、席替えやクラス替え、転校後の児童は、こんな気持ちだったのだろう。)

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

  以上のようなことに気付いたのは、研修生仲間とリラックスした雰囲気の中で語り合っている時だった。仲間がいるのは心強い。また、このコラムを書く機会をいただいたことで、ものの見方や考え方が整理できた。一つ一つの巡り合いに感謝し、これからも資質・能力を磨いていきたい。

  さて、次回のリレートークは、滋賀県から派遣された文部科学省研修生、斉藤圭祐さんです。


お問合せ先

初等中等教育局

「初中教育ニュース」編集部
電話番号:03-5253-4111

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-- 登録:平成29年02月 --