平成19年度学校基本調査 調査結果の(初等中等教育機関、専修学校・各種学校) 卒業後の状況調査 2高等学校(全日制課程・定時制課程)卒業者

2 高等学校(全日制課程・定時制課程)卒業者

(1)卒業者数(表24)

 平成19年3月の高等学校(全日制課程・定時制課程)卒業者数は114万7千人(男子58万人,女子56万7千人)で,前年より2万4千人減少している。

(2)卒業者の進路(表24)

 卒業者を進路別にみると,「大学等進学者」58万7千人,「専修学校(専門課程)進学者」19万3千人,「専修学校(一般課程)等入学者」7万1千人,「公共職業能力開発施設等入学者」7千人,「就職者」(大学等進学者,専修学校(専門課程)進学者,専修学校(一般課程)等入学者及び公共職業能力開発施設等入学者に含まれる者を除く。)21万1千人,「一時的な仕事に就いた者」1万6千人,「左記以外の者」6万人,「死亡・不詳の者」4百人となっている。

表24 進路別卒業者数(高等学校[全日制課程・定時制課程])

(3)進路状況(表25,図10)

ア.大学等進学者

 大学等進学者数は58万7千人(男子29万人,女子29万8千人)で,前年より9千人増加している。
 このうち大学・短期大学の通信教育部へ進学した者を除いた進学者数は58万7千人(男子29万人,女子29万7千人)で,前年より9千人増加している。

  • 1大学等進学率(全卒業者数のうち大学等進学者の占める比率)は51.2パーセント(男子50.0パーセント,女子52.5パーセント)で,前年より1.9ポイント上昇している。
  • 2大学・短期大学の通信教育部へ進学した者を除いた大学等進学率は51.2パーセント(男子49.9パーセント,女子52.4パーセント)で,前年より1.9ポイント上昇している。

イ.専修学校(専門課程)進学者

 専修学校(専門課程)進学者数は19万3千人(男子7万9千人,女子11万5千人)で,前年より2万人減少している。
 専修学校(専門課程)進学率(全卒業者数のうち専修学校(専門課程)進学者の占める比率)は16.8パーセント(男子13.5パーセント,女子20.2パーセント)で,前年より1.4ポイント低下している。

(4)就職状況(表25,図10,図11,図12)

 就職者総数(「大学等進学者」,「専修学校(専門課程)進学者」,「専修学校(一般課程)等入学者」,「公共職業能力開発施設等入学者」のうち就職している者を加えた全就職者数。以下同じ。)は21万3千人(男子12万3千人,女子9万人)で,前年より2千人増加している。

  • 1就職率(全卒業者数のうち就職者総数の占める比率)は18.5パーセント(男子21.2パーセント,女子15.8パーセント)で,前年より0.5ポイント上昇している。
  • 2就職者総数を産業別にみると,「製造業」が9万1千人(就職者総数の42.9パーセント)で最も多く,次いで「卸売・小売業」2万9千人(同13.6パーセント),「サービス業(他に分類されないもの)」1万9千人(同8.8パーセント)等となっている。
  • 3就職者総数を職業別にみると,「生産工程・労務作業者」が9万9千人(就職者総数の46.8パーセント)と最も多く,次いで「サービス職業従事者」3万2千人(同15.1パーセント),「事務従事者」2万5千人(同11.9パーセント),「販売従事者」2万5千人(同11.5パーセント)等となっている。
  • 4就職者総数のうち,県外(出身高等学校が所在する県以外の県)へ就職した者は4万3千人(前年4万1千人)で,就職者総数の20.2パーセントを占めており,前年より0.9ポイント上昇している。

表25 高等学校卒業者の都道府県別現役大学等進学率,専修学校(専門課程)進学率及び就職率

図10 高等学校の卒業者数,進学率,就職率の推移

図11 高等学校卒業者の男女別にみた主な産業別就職者数の比率

図12 高等学校卒業者の男女別にみた主な職業別就職者数の比率

-- 登録:平成21年以前 --