平成10年度学校教員統計調査 調査結果の概要 3(1)年齢構成(5歳階級区分)


1  大学(学部)(表22,表25,図13)
   大学の本務教員数(学部,大学院,附属病院,附置研究所等の合計。)は,14万6千人で前回(平成7年度)に比べ,7千人増加しており,このうち学部の本務教員数は,12万2千人で前回に比べ,1千人増加している。
 年齢構成をみると,最も割合の高い年齢区分は,前回の「45歳以上50歳未満」(15.1パーセント)から「35歳以上40歳未満」(14.6パーセント)へ移行している。
 なお,30歳以上60歳未満の各年齢区分とも10パーセント台となっている。前回と比べると,最も割合が上昇したのは,「55歳以上60歳未満」で2.3ポイント上昇しており,最も低下したのは「45歳以上50歳未満」で1.4ポイント低下している。設置者別にみると,私立の「65歳以上」の割合が,国公立に比べて高くなっている。
 また,男女別にみると,25歳以上の各年齢区分で男子教員の占める割合が高くなっており,女子教員の占める割合の最も高い年齢区分は「30歳以上35歳未満」及び「35歳以上40歳未満」(2.1パーセント)となっている。
 平均年齢は48歳(前回47.4歳)で,昭和43年度に国公私立のすべての設置者の調査を開始して以来最高である。男女別にみると,男性が48.6歳(同47.9歳),女性が44歳(同43.6歳)となっている。

 
表22 大学(学部)の年齢構成

図13 男女別年齢構成

2  短期大学(表23,表25,図14)
   本務教員数は1万9千人で前回に比べ,2千人減少している。
 年齢構成をみると,最も割合の高い年齢区分は,前回と変わらず「45歳以上50歳未満」(15.2パーセント)で,次いで「50歳以上55歳未満」(14.7パーセント)の順となっている。
 なお,35歳以上の各年齢区分とも10パーセント台となっている。前回と比べると,最も割合が上昇したのは「50歳以上55歳未満」で2ポイント上昇しており,最も低下したのは,「40歳以上45歳未満」で1ポイント低下している。設置者別にみると,私立の「65歳以上」の割合で,国公立に比べ高くなっている。」
 また,男女別にみると,35歳以上の各年齢区分で男子教員の占める割合が高くなっており,女子教員の占める割合の最も高い年齢区分は「45歳以上50歳未満」(6.5パーセント)となっている。
 平均年齢は50.3歳(前回49.8歳)で,昭和43年度に国公私立のすべての設置者の調査を開始して以来最高である。男女別にみると,男性が52.3歳(同51.8歳),女性が47.5歳(同46.7歳)となっている。

 
表23 短期大学の年齢構成

図14 男女別年齢構成

3  高等専門学校(表24,表25,図15)
   本務教員数は4千人で前回に比べ,1百人増加している。
 年齢構成をみると,最も割合の高い年齢区分は,前回の「50歳以上55歳未満」(18.8パーセント)から「55歳以上60歳未満」(18.2パーセント)へ移行している。
 なお,30歳以上60歳未満の各年齢区分とも10パーセント台となっている。前回と比べると,最も割合が上昇したのは,「55歳以上60歳未満」で4.8ポイント上昇しており,最も低下したのは「50歳以上55歳未満」で3ポイント低下している。
 また,男女別にみると,全ての年齢区分で男子教員の占める割合が高くなっており,女子教員の占める割合の最も高い年齢区分は「30歳以上35歳未満」(1.1パーセント)となっている。
 平均年齢は46.5歳(前回46歳)で,昭和43年度に国公私立のすべての設置者の調査を開始して以来最高である。

 
表24 高等専門学校の年齢構成

図15 男女別年齢構成

表25 設置者別にみた本務教員の年齢構成

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