平成10年度学校教員統計調査 調査結果の概要 1(5)教員免許状の所有状況


1  学校種類別の所有状況(表13)
   小学校,中学校,高等学校及び幼稚園の教員について,当該学校種類に相当する教員免許状の所有状況をみると,各学校種で普通免許状所有者の割合が90パーセントを越えている。この普通免許状所有者の免許状を種類別にみると,幼稚園を除き1種免許状所有者の割合が最も多く,小学校78.4パーセント,中学校91.3パーセント,高等学校71.6パーセントとなっている。

 
表13 当該学校種類に相当する教員免許状の所有状況

 
(注) 1  「特例」とは,教育職員免許法施行規則第61条の4の規定に基づく,柔道,剣道,情報技術,建築,インテリア,デザイン,情報処理及び計算実務の事項について高等学校教諭の普通免許状を有する者をいう。
  2  「当該学校種類に相当する免許状を所有せずとは,学校教育法施行規則第8条(校長の資格),同第9条(私立学校長の資格の特例),教育職員免許法附則第3項(音楽,美術,保健体育又は家庭の教科について中学校の教諭の免許状を有する者は,小学校の教諭又は講師となれる特例),同第4項(農業,工業,商業若しくは水産又は農業実習,工業実習,商業実習若しくは水産実習の教科について高等学校の教諭の免許状を有する者は,中学校の教諭又は講師となれる特例),同第14項(柔道,剣道,情報技術,建築,インテリア,デザイン,情報処理及び計算実務の事項について高等学校の教諭の免許状を有する者は,中学校の教諭又は講師となれる特例)に該当する者をいう。
  3  養護教諭,養護助教諭の免許状は,当該学校の普通免許状,臨時免許状として計上した。

2  免許教科別免許状の所有状況(表14)
   公立の中学校及び高等学校について,免許教科別に免許状の所有状況をみると,公立中学校では,「社会」の普通免許状を所有している者の割合が最も高く,次いで「国語」,「数学」,「保健体育」,「理科」の順となっている。また,免許状を1種・2種別にみると,「保健」及び「職業指導」を除く各免許教科で1種免許状所有者の割合が高くなっている。
 高等学校では,「地理歴史」の免許状を所有している者の割合が最も高く,次いで「公民」及び「英語」,以降「国語」,「数学」,「理科」の順となっている。

 
表14 免許教科別 普通免許状の所有状況

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