課題番号:7003

平成18年度年次報告

(1)実施機関名

気象庁地磁気観測所

(2)研究課題(または観測項目)名

日本域における地磁気基準点での観測

(3)最も関連の深い建議の項目

(4)その他関連する建議の項目

(5)本課題の平成16年度からの5ヵ年の到達目標と、それに対する平成18年度実施計画の位置付け

 地磁気基準点である柿岡、女満別、鹿屋及び父島において、観測精度の向上を図りながら観測を継続する。平成18年度は、日本中央部の地磁気基準点である柿岡の地磁気全磁力基準値の精度向上とデータ取得の安定化を図る。また、柿岡、女満別、鹿屋及び父島のデータ編集・解析の効率化を図る。

(6)平成18年度実施計画の概要

 日本中央部の地磁気基準点である柿岡の地磁気全磁力基準値の精度向上とデータ取得の安定化を図るため、全磁力観測装置の改良更新を行う。また、柿岡に設置している地磁気観測総合処理装置を用いて、各観測点の観測データの編集・解析作業の効率化を図る。

(7)平成18年度成果の概要

 地磁気基準点である柿岡の全磁力観測装置の改良更新を実施し、地磁気全磁力基準値の精度向上を図った。また、柿岡に設置している地磁気観測総合処理装置を用いて、各観測点の観測データの編集・解析作業の効率化を進めている。
 全磁力観測装置の更新では、測定最小分解能を0.1nT(ナノテスラ)から0.01nT(ナノテスラ)にて測定可能にするとともに、基準周波数についてもGPS信号を用いて常時較正を行い精度の向上を図った。さらに、地磁気基準点への車両等による磁気擾乱を観測・監視する人工擾乱計測システムを整備し、異常値の検出・補正処理や擾乱等の解析処理を可能にした。

(8)平成18年度の成果に関連の深いもので、平成18年度に公表された主な成果物(論文・報告書等)

地磁気観測所報告

(9)実施機関の参加者氏名または部署等名

気象庁地磁気観測所

他機関との共同研究の有無

なし

(10)問い合わせ先