課題番号:7003
気象庁地磁気観測所
日本域における地磁気基準点での観測
地磁気基準点である柿岡、女満別、鹿屋及び父島において、観測精度の向上を図りながら観測を継続する。平成18年度は、日本中央部の地磁気基準点である柿岡の地磁気全磁力基準値の精度向上とデータ取得の安定化を図る。また、柿岡、女満別、鹿屋及び父島のデータ編集・解析の効率化を図る。
日本中央部の地磁気基準点である柿岡の地磁気全磁力基準値の精度向上とデータ取得の安定化を図るため、全磁力観測装置の改良更新を行う。また、柿岡に設置している地磁気観測総合処理装置を用いて、各観測点の観測データの編集・解析作業の効率化を図る。
地磁気基準点である柿岡の全磁力観測装置の改良更新を実施し、地磁気全磁力基準値の精度向上を図った。また、柿岡に設置している地磁気観測総合処理装置を用いて、各観測点の観測データの編集・解析作業の効率化を進めている。
全磁力観測装置の更新では、測定最小分解能を0.1nT(ナノテスラ)から0.01nT(ナノテスラ)にて測定可能にするとともに、基準周波数についてもGPS信号を用いて常時較正を行い精度の向上を図った。さらに、地磁気基準点への車両等による磁気擾乱を観測・監視する人工擾乱計測システムを整備し、異常値の検出・補正処理や擾乱等の解析処理を可能にした。
地磁気観測所報告
気象庁地磁気観測所
なし