課題番号:1409
東京大学地震研究所
摩擦・破壊現象の素過程に関する実験的・理論的研究
吉田真吾,中谷正生
吉岡直人(横浜市立大学・国際総合科学研究科)
阪口秀,堀高峰(独立行政法人海洋研究開発機構・地球内部変動研究センター)
Potsdam GFZ
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図1.slide-hold-slide試験におけるガウジ層を透過したP波振幅と剪断応力.剪断応力を1MPa(メガパスカル)下げてholdしてからslideさせたとき,剪断応力の観察からはlog t healingが見えないが,透過振幅からはhold中にlog tに比例して強度が回復しているのがわかる. |
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図2.真の3軸圧縮応力実験で得られた,定常クリープ時における歪速度に対する最大主応力-最小主応力.中間主応力が増すと,同じ歪速度で変形させるのに要する最大主応力が増加する. |
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図3.図の上下中央が光弾性材料による模擬ガウジ層.矢印は剪断力の方向.剪断力を増加させたときに撮った二枚の写真の比較(差)図.図の黒い部分は歪が増えた部分で,白い部分は歪が減少した部分.水平方向から45度の方向に,柱構造が形成されつつあるのが分る. |