資料4‐1 人材委員会における検討状況について

学術分科会
学術研究推進部会(第8回)
平成17年5月19日

科学技術・学術審議会人材委員会について

○ 科学技術・学術審議会の下に、科学技術及び学術の振興を図り、科学技術創造立国を実現していくために必要な人材に関して、幅広い観点からの調査検討を行うため、人材委員会が設置(主査:小林陽太郎 株式会社富士ゼロックス会長)され、議論を重ねてきた。
  平成13年12月より審議を開始し、14年7月に第一次提言「世界トップレベルの研究者の養成を目指して」を、また、15年6月に第二次提言「国際競争力向上のための研究人材の養成・確保を目指して」を取りまとめたのに続き、16年7月に第三次提言「科学技術と社会という視点に立った人材養成を目指して」を取りまとめた。

第3次提言とりまとめの観点

○ 第3次提言は、科学技術と社会の関わりが深化・多様化する中、必要な人材養成についても、社会との関係を意識した方策を展開していく必要があるとの認識の下、第一次、第二次提言の内容も改めて振り返りつつ、科学技術と社会という視点から、科学技術を巡る人材全体を俯瞰して、

  • 新しい「知」の創造による社会貢献
  • 「知」の活用や社会還元
  • 「知」を創造し活用する社会の持続的な発展
     に向けた人材養成方策について提言。

 これを受け、科学技術・学術審議会基本計画特別委員会においてとりまとめた、「第3期科学技術基本計画の重要政策-知の大競争時代を先導する科学技術戦略-」(中間取りまとめ)においても、人材の養成・確保を柱の一つとして位置づけた。(資料4-2)

第3次提言以降の検討状況

○ 現在、人材委員会としては、第三次提言で今後の検討課題とされた、少子高齢化を踏まえた人材需給ポストドクター等の実態調査を踏まえた支援の在り方等について、「研究人材の将来需給に関する調査」(資料4-4)及び「大学・公的研究機関等におけるポストドクター等の雇用状況調査」(資料4-5)の報告及び有識者からのヒアリングをもとに検討を行っているところ。
来年度から具体的に打ち出す施策については、夏頃までを目途に検討を行う予定。

参考 人材委員会の開催状況

開催済み

  • 第31回人材委員会 3月31日 13時~15時 @KKRホテル東京
    ○ 中央教育審議会、科学技術基本計画に関する検討状況について
    ○ 研究人材の需給調査について((株式会社三菱総合研究所 高谷 徹氏)
  • 第32回人材委員会 4月25日 15時~17時 @如水会館
    ○ ポストドクターに関する実態調査について(報告)
    ○ 有識者ヒアリング(科学技術振興機構 小林 信一氏)

開催予定

  • 第33回人材委員会 5月30日 15時~17時 @本省10階会議室
  • 第34回人材委員会 6月27日 10時~12時 @KKRホテル東京

お問合せ先

研究振興局振興企画課学術企画室

(研究振興局振興企画課学術企画室)