情報委員会(第7回) 議事録

1.日時

令和2年5月20日(水曜日)16時00分~18時00分

2.場所

オンライン会議

3.議題

  1. 第5回及び第6回会合(書面調査)の結果の報告
  2. AIP:人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト 理化学研究所 革新知能統合研究センター 中間評価【非公開】
  3. その他

4.出席者

委員

西尾主査、乾委員、井上委員、上田委員、奥野委員、梶田委員、来住委員、喜連川委員、鬼頭委員、栗原委員、佐古委員、田浦委員、瀧委員、辻委員、津田委員、新居委員、長谷山委員、引原委員、福田委員、八木委員、安浦委員、若目田委員

文部科学省

増子大臣官房審議官(研究振興局担当)、橋爪参事官(情報担当)、宅間計算科学技術推進室長、三宅学術基盤整備室長、黒橋科学官、竹房学術調査官、池内学術調査官

オブザーバー

美濃 理化学研究所理事、岡谷 理化学研究所副理事、杉山 理化学研究所AIPセンター長、中川 理化学研究所AIPセンターチームリーダー

5.議事録

今回の議事は、審議の円滑な実施に影響の生じるものであるため、情報委員会運営規則第5条第三号に基づき、議題2については非公開とされた。

【西尾主査】 定刻になりましたので、科学技術・学術審議会情報委員会第7回会合を開催いたします。
本日は、コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインで開催することにいたしました。通信状態などに不具合が生じるなど、続行できなくなった場合、委員会を中断する可能性もありますので、あらかじめ御了承いただければと思います。
科学官、学術調査官が交代しましたので、事務局より紹介をお願いいたします。
【齊藤情報科学技術推進官】
科学官、学術調査官を紹介させていただきます。科学官の黒橋禎夫京都大学・大学院情報学研究科教授でございます。
【黒橋科学官】 この4月から科学官を務めさせていただきます京都大学の黒橋です。どうぞよろしくお願いいたします。
【齊藤情報科学技術推進官】 学術調査官の竹房あつ子国立情報学研究所・アーキテクチャ科学研究系・准教授でございます。
【竹房学術調査官】 竹房です。どうぞよろしくお願いいたします。
【齊藤情報科学技術推進官】 学術調査官の池内有為文教大学・文学部・専任講師でございますが、本日は遅れての参加と伺っております。
以上の3名が4月より就任しております。
事務局ですが、三宅隆悟学術基盤整備室長。
【三宅学術基盤整備室長】 三宅でございます。よろしくお願いいたします。
【齊藤情報科学技術推進官】 宅間裕子計算科学技術推進室長。
【宅間裕子計算科学技術推進室長】 宅間でございます。よろしくお願いいたします。
【齊藤情報科学技術推進官】 事務局の両名につきましても、4月より着任してございます。
また、本日は議題2の説明者として、理化学研究所から美濃理事、岡谷副理事、杉山AIPセンター長、上田AIPセンター副センター長、中川AIPセンターチームリーダー、また事務担当の皆様に出席いただいております。
以上でございます。
【西尾主査】 新しく就任された方々の紹介、また、本日説明のために理化学研究所から参加頂いている方々の紹介をありがとうございます。
次に配付資料の確認とオンライン会議の注意事項の説明を事務局よりお願いいたします。

(事務局より、配布資料の紹介)

【西尾主査】 ありがとうございました。以上の点につきまして、御質問はございませんでしょうか。
議事の1番目でございますが、1月8日から17日まで第5回委員会として行った書面調査の結果及び5月8日から18日まで第6回委員会として行った書面調査の結果について、事務局から報告をお願いいたします。
【齊藤情報科学技術推進官】 それでは、資料1を御覧下さい。第5回委員会では、理研AIPセンターの中間評価の実施方法や評価基準について御審議いただき、1月30日付で決定させていただいております。
【出口参事官補佐】 本件につきましては、1月30日に決定いただいた後、今般の新型コロナウイルス感染症への対応もあり、状況が変わってございます。スケジュールや、会議の運営の仕方も含めて、主査、主査代理に御相談させていただきながら、今回の委員会開催の運びとなりましたことを報告させていただきます。
中間評価の評価項目、評価基準につきまして、ダイヤ印の部分は、より詳細な評価項目となってございます。本日は、これらの評価基準に基づいて、皆様からコメント、御意見等を頂いて進めさせていただければと思っております。
資料1については以上になります。
【齊藤情報科学技術推進官】 続いて資料2を御覧下さい。第6回委員会では、ウェブ会議の開催を可能とする旨の規約の改定を行わせていただきました。
第3条に第2項と第3項を追加する改定でございます。事務局の案に対しまして、全ての委員から賛同の御意見を頂きまして、5月19日付で改定しております。
書面調査の結果についての報告は以上でございます。
【西尾主査】 ありがとうございました。何かお気付きの点はございませんでしょうか。

(議題(2)は非公開)

【西尾主査】 それでは、本日の会議は終了いたしますが、皆様、改めまして貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。また、事務局には、オンライン会議の準備を入念にしていただき、途中で中断することなく最後まで円滑に会議を行うことができましたことに対して、お礼を申し上げます。
【安浦主査代理】 西尾先生、1つよろしいでしょうか。この新型コロナウイルス感染症への対応で、日本国中が、在宅勤務や遠隔講義等、様々な形で情報技術に依存するようになってきていますが、この状況を踏まえて、今すぐでなくてもいいと思いますが、情報委員会として、何か検証するとか、議論をするという機会を作る必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
【西尾主査】 全く同感です。これまでの感染症の場合には、医療分野に対する社会からの期待や要請が大きかったわけですが、今回の新型コロナウイルス感染症への対応に関しては、単に医療分野のみならず、情報通信基盤に対しても大学が非常に貢献しなければならないと考えております。実際、社会からそのことに対する期待が非常に大きいということをつくづくと感じております。教育を考えてみても、我々、情報分野のコミュニティが、大学のみに対してではなく、小学校、中学校、高等学校も含めて、どれだけ貢献していけるのかということが今問われていると思っております。
そのような観点からは、学術分科会においても、今後、日本の科学技術・学術のありようについて、今回の新型コロナウイルス感染症の流行の下でどういうことが現実に起こっていて、それを今後解決していく基盤をどのように構築していくのかということを検討していくこととしております。今後数年間、我々はウィズ・コロナ、ポスト・コロナというキーワードの下で、学術基盤、教育基盤、全てに関して情報分野がどう貢献していくのかということを考えなければならないと思っています。
安浦先生の御提案を受けて、情報委員会としても、今後議論をしてまいりたいと思っています。情報基盤技術を通じて、従来の単にデータの交換を行うだけではなく、それを通じて、どのように審議や会議、更には相互に協力して働いていくのかということに関して、フェアネスを保った情報のやりとりができるプラットフォームを築ける国が今後生き延びていける、発展できると私は確信しております。情報委員会では、今後そのような議論を是非していきたいと思っております。安浦先生、御提案ありがとうございました。

―― 了 ――

お問合せ先

研究振興局参事官(情報担当)付

(研究振興局参事官(情報担当)付)