次世代計算基盤検討部会(第1回)議事要旨

1.日時

令和2年5月1日(金曜日)

2.場所

電子メールによる持ち回り開催

3.出席者

委員

(書面による意見聴取を行った委員)
安浦主査、相澤委員、合田委員、荒瀬委員、伊藤委員、井上委員、上田委員、海野委員、喜連川委員、後藤委員、田浦委員、高橋委員、常行委員、中野委員、藤井委員、山本委員

4.議事要旨

1. 審議事項:科学技術・学術審議会情報委員会次世代計算基盤検討部会運営規則(資料3-1)
書面審議に出席の全委員の賛成により承認された。

2. 審議事項:科学技術・学術審議会情報委員会次世代計算基盤検討部会の公開の手続について(資料3-2)
書面審議に出席の全委員の賛成により承認された。

3. 審議事項:科学技術・学術審議会情報委員会次世代計算基盤検討部会における下部組織の設置について(資料4)
書面審議に出席の全委員の賛成により承認された。

4. 懇談事項:我が国の情報科学を支える基盤のあるべき全体像について検討を行うにあたり、検討すべき事項やヒアリングすべき分野等について(資料5)
各委員より寄せられた意見、提案は以下の通り。

【伊藤委員】記載された内容で結構だと思いますが、しいて追加することとすれば、AI人材育成方法でしょうか?
【井上委員】今後の普及が予想される重要アプリケーションや応用の観点から、将来の計算基盤に対する要求をヒアリングすることも重要だと考えます。例えば、ロボット研究開発基盤などが考えられます。
【上田委員】計算基盤、ネットワーク、データ処理環境といった、情報インフラについてまず検討を進めるという方針で良いと思います。
【海野委員】全体像としてはもれなく検討事項に入っているように感じます。
【喜連川委員】covid-19下において、堅牢な遠隔授業IT基盤(初中教育、高等教育)が強く求められるに至っている。検討の対象とすることが望ましい。
【高橋委員】計算基盤、ネットワーク、データ処理環境は、それぞれを強化することはとても重要であることはもちろんですが、喫緊に強化をすべき分野が存在すると考えます。それらの分野では、上記の3つの基盤全体をまとめて強化すべき必要があると考えます。
喫緊に強化をすべき分野として、例えば、ゲノム医療・精密医療分野、安全保障にかかわる情報・データ分野、バイオ分野をはじめとする統合イメージング分野などが挙げられます。
また、ご検討の際には、日本学術会議における第24期学術の大型研究計画に関するマスタープラン(マスタープラン2020)等もご参照いただければと思いました。
【常行委員】HPCIやSINETに関しては、ハードウェア整備との印象が強いように思いますが、もう少しソフトウェア整備について検討が必要ではないかと思います。
具体的には、量子コンピュータや産業界のニーズを意識したアプリケーションソフトウェアの開発計画、国プロ等で開発したアプリケーションソフトウェアの利用を推進する仕組み、そういった中でのソフトウェア開発人材の育成、HPCIを構成する全国の情報基盤センター群の連携の仕組みなどが考えられるかと思います。