量子ビーム施設利用推進委員会(第9回)議事録

1.日時

令和8年4月28日(火曜日)13時00分~15時00分

2.場所

文部科学省内15階局1会議室及びオンラインのハイブリッド形式

3.議題

  1. 量子ビーム施設の今後の推進方策について(一部非公開)
  2. その他

4.出席者

委員

有馬主査、梅垣委員、大竹委員、川北委員、河野委員、久米委員、高橋委員、高村(山田)委員、唯委員、田中委員、橋田委員、古川委員、矢橋委員

文部科学省

(事務局)科学技術・学術政策局長 西條正明、大臣官房審議官(科学技術・学術政策局担当) 福井俊英、参事官(研究環境担当) 馬場大輔、参事官補佐 伊藤有佳子

オブザーバー

J-PARCセンター  金正副センター長、特定放射光施設ユーザー協同体 田中会長、水牧庶務幹事、SPring-8利用推進協議会 井上運営委員長、株式会社豊田中央研究所 小坂主任研究員、住友電気工業株式会社 宮永執行役員、パナソニックエナジー株式会社 武野プリンシパルエンジニア、三井化学株式会社 菊地チームリーダー、岸本主任研究員、志岐研究員、中外製薬株式会社 鳥澤部長、高輝度光科学研究センター 中川理事長、坂田常務理事、佐藤室長

5.議事録

 
【有馬主査】  それでは、定刻になりましたので、ただいまから第9回量子ビーム施設利用推進委員会を開催いたします。本日は、お忙しい中、御出席いただきありがとうございます。
 まずは事務局から、事務連絡、参加者、定足数の確認等、よろしくお願いします。
【伊藤補佐】  かしこまりました。まず、参加者等の確認をさせていただきます。
 本日は、オンラインとのハイブリッド形式で会議を開催しており、山重委員を除く13名の委員の皆様に御出席をいただいております。内訳は、対面による御参加が5名、オンラインでの御参加が8名となっております。事務局からは、局長の西條、審議官の福井、参事官の馬場、当方が参加をさせていただいております。
 加えて、本日は、議題1に関連いたしまして、オブザーバーとして、J-PARCセンターより、金正副センター長、特定放射光施設ユーザー協同体より、田中会長、水牧庶務幹事、SPring-8利用推進協議会より、運営委員会、井上委員長、サンビーム共同体を代表して、株式会社豊田中央研究所、小坂主任研究員、住友電気工業株式会社、宮永執行役員、パナソニックエナジー株式会社、武野プリンシパルエンジニア、三井化学株式会社、菊地チームリーダー、岸本主任研究員、志岐研究員、中外製薬株式会社、鳥澤部長、高輝度光科学研究センターより、中川理事長、坂田常務理事、佐藤室長の皆様に御参加をいただいております。
 なお、会議公開の原則に基づき、報道関係者や一般傍聴者によるユーチューブでの傍聴を認めておりますので、御了承ください。
 また、議題1「量子ビーム施設の今後の推進方策について」のSPring-8利用推進協議会からの御発表につきましては、量子ビーム施設利用推進委員会運営規則第5条第3項に基づきまして非公開とし、後ほど御案内のタイミングにてユーチューブの配信を終了いたします。
 次に、配付資料の確認をさせていただきます。オンライン参加の方はZoom上に画面共有いたしますので、御覧ください。
 配付資料ですが、議事次第にございますとおり、資料1から資料11、参考資料1から参考資料8を配付しておりますので、御確認ください。なお、資料6から11につきましては、委員の皆様限りとさせていただいておりますので、御了承ください。
 何か御不明点等ございますでしょうか。会議中何かございましたら、事務局まで御連絡ください。
 以上でございます。
【有馬主査】  ありがとうございました。
 それでは、議題1に移らせていただきます。「量子ビーム施設の今後の推進方策について」です。
 まずは冒頭に、J-PARCセンターの金正副センター長から、現在の施設の稼働状況について御説明をお願いいたします。
【金正副センター長】  金正でございます。よろしくお願いします。
 前回のこの会議でも御説明差し上げたとおり、4月7日に我々50GeV変電所というところで火災が発生しました。それによって現在も施設の運転は停止しています。その後、我々J-PARCセンター一丸となりまして、原因の推定、火災原因の特定、推定を行っていて、大体原因が見えてきました。今日資料はないのですが、一言で申し上げますと、ケーブルのシースの収縮、これはシュリンクバック現象といいますが、主に負荷の変動とか季節的な温度サイクルが原因で、特にエコケーブルを使った6.6キロ系が特に多いものだそうですが、そこでシースが収縮することによって、中にあるアースにつながっている銅テープが破断しまして、それによって局所的に発熱したり放電したりして、最終的に焼損に至るということが今回の主な原因であるということが、公設消防とか、あと焼けた後のケーブルをケーブルメーカーに持ち帰って検査もしたんですが、それが主たる原因でしょうということに今なっております。
 ということで、では、J-PARCでその6.6キロのシースのついたケーブル、大体大きさとしては200平方ミリメーターぐらいありますが、そのケーブルでどれぐらいの箇所を点検しないといけないかということで、3GeVシンクロトロンでは約850か所あります。あとメインリングでは、トンネルの中も含めまして約3,000か所点検する必要が出てきました。それで、点検するだけでも、目の前にあるだけではなくて、高いところにあったり低いところにあったりしますので、今大体3GeVシンクロトロンもメインリングも、4班ぐらいの班を組みまして鋭意点検しておりますが、それでもやはり点検に2週間から3週間かかるということになっております。また、そういう損傷した部分が見つかりますと、そこを補修する必要などもあり、センターとしては、5月中のビームの利用運転は非常に難しいのではないかということで、先日、センター長からユーザーの皆様に御説明を申し上げたということでございます。
 今、できるだけ早く利用運転が再開できますように作業を進めておりますので、引き続きどうぞ御支援のほどよろしくお願いしたいと思います。
 以上でございます。
【有馬主査】  ありがとうございます。ただいまの御説明につきまして御質問、御意見等ございましたら、どなたからでも結構ですので、御発言をお願いいたします。よろしいでしょうか。
 それでは、今回の事象の原因、今後の施設の稼働状況について、進捗があり次第、また本委員会に御報告をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
【金正副センター長】  かしこまりました。よろしくお願いします。ありがとうございます。
【有馬主査】  続きまして、資料1について、事務局より御説明をお願いいたします。
【伊藤補佐】  かしこまりました。資料1を用いまして御説明させていただきます。
 2月から量子ビーム施設利用推進委員会で御議論いただいてきた、これまでの主な御意見をこちらにまとめています。国内放射光施設における産学の利用者の受入れ体制の整備というところでは、SPring-8の代替手段となり得るのは主に、NanoTerasu、PF、AichiSR、赤外領域はUVSORであること。それ以外にも、SAGA-LS、NewSUBARU、HiSOR、RitsSRにおきましても、状況に応じた事前検証等が可能であること。また、ユーザーの誘導、運転停止期間におけるSPring-8の機器の貸出し、海外利用支援等が必要といったような御意見をいただいております。
 また、(2)のところでございますけれども、ヒアリングを踏まえまして、各施設の位置づけ、設置目的等の特徴についてお教えいただきました。こういった特徴を踏まえつつ、日本全体を俯瞰した利用者の割り振り、人材育成・交流、成果発信の在り方ですとか、最適な施設の選択へとつながる標準データの有用性について御意見をいただきました。また、放射光施設に加え、中性子施設の果たす役割についても整理が必要といったような御意見もいただいております。
 三つ目といたしましては、各施設の利用制度の一部の共通化、取得から一定期間を経たデータのオープン化、DOIの付与、取得すべきメタデータの整理、また、ボトムアップ型の利用とトップダウン型の利用のバランス、サービスに応じた受益者負担の在り方について御意見をいただきました。また、NanoTerasuの利用に当たっては、成果専有利用と募集回数増加の必要性についても御意見をいただいているところでございます。
 本日は、政府における成長戦略との関係性についても御議論いただきたいと考えております。次のページでございますけれども、本日の議題といたしましては、まず事務局から、政府における成長戦略の検討状況について御説明させていただきます。その後に、量子ビーム施設の今後の推進方策についてというところで、NanoTerasuセンター、特定放射光施設のユーザー協同体であるSpRUC、また、SPring-8利用推進協議会の皆様から、右下にありますヒアリング事項等について御意見をいただくということで進めさせていただければと考えております。
 3ページ目、主な議論の経過といたしまして、2025年12月25日の研究開発基盤部会からキックオフいたしまして、本日はヒアリング3回目といったような状況になってございます。
 4ページ目、政府における成長戦略の検討状況についてです。我が国が圧倒的に足りない国内投資を徹底的にてこ入れし、危機管理投資、成長投資により日本の成長につなげること、これをもって強い経済の好循環を実現するといったようなことを掲げまして、左側にございます17の戦略分野と、それの右側にございます分野横断的課題といったものに分けまして、今後推進が必要な事項について検討が進められています。SPring-8、NanoTerasu、J-PARCといった研究基盤は、17の戦略分野である、マテリアル、創薬、エネルギー・GX・資源、AI・半導体と、かなり幅広いところで貢献が期待されますし、分野横断的課題につきましても、新技術立国・競争力強化、イノベーション力強化、スタートアップ、人材育成といったところにも大きく貢献するものというふうに考えております。
 実際の検討状況が5ページ目以降になります。例えば新技術立国・競争力強化という文脈で、国立研究開発法人等の技術シーズの徹底した社会実装を実現といったところで、セキュアなオフキャンパス機能の提供ですとか、老朽化した研究施設・設備の戦略的整備・更新に向けた制度的対応といったようなところが掲げられています。
 次のページは人材育成の文脈で、先ほどの左側にあった17の戦略分野に対応した大学や国立研究開発法人のプラットフォーム機能の強化、企業や大学等に対する研究施設・設備、専門人材の知見、セキュアな環境を担保したオフキャンパス機能の提供や、研究施設・設備の計画的な整備、AI for Scienceの推進とそれを支える研究インフラの構築についても掲げられています。
 続きまして7ページ目でございますけれども、今度は左側にありました成長戦略の17分野のところの抜粋で、例えばAI・半導体といったところでは、先端大型研究施設等を活用した領域データの創出の推進が期待されており、8ページ目には、JAEAの技術基盤や人的資源の強化、関連研究施設の整備・高度化といったところも含まれています。
 9ページ目、これまで日本成長戦略の文脈について御紹介させていただきましたが、これ以外にも令和8年の3月31日には、「AI for Scienceの推進に向けた基本的な戦略方針」が決定されました。今後5年間の集中改革期間において、AIが研究プロセス全体を変革するといったところに向かい、日本の強みとしては研究基盤が掲げられており、日本の課題を解決するべくAI for Scienceによる科学の再興を目指すとされています。
 AI for Scienceによる科学の再興の右側にございますけれども、この中には三つの歯車があり、研究力向上・人材育成の強化、計算資源・データ基盤の戦略的増強に加えまして、やはり研究基盤からの高品質データの創出と共有があります。10ページ目は、今申し上げました戦略方針をさらに詳細に記載しており、世界最先端の研究装置群への期待なども述べられています。
 11ページ目、基本方針を実行する上で、今、二つの公募事業が省内で検討、もしくは公募が始まっているという状況です。チャレンジ型のSPReADという事業は、4月17日に公募を開始しており、年に2回の公募で1,000件の課題を採択する予定です。また、右側にございますプロジェクト型ARiSEは、5月上旬に公募を開始予定です。
 12ページ目、ARiSEの具体的な方針が、このページにまとまっています。事業内容の戦略ターゲット型のところを御覧いただければと思いますけれども、3年後までに達成すべきターゲットには、丸3として、大型研究施設・研究装置における自動自律化等、大量データの分析能力向上に資するAIエージェント・AI基盤モデルの開発が掲げられています。スケジュールが右下にありますが、募集期間は5月上旬から6月末、研究開始は10月です。
 13ページ目以降は、研究開発基盤部会において今後検討すべき事項をまとめていただいているのを再掲しております。本日は、検討事項丸1から丸3について、ユーザー協同体のSpRUCおよびSPring-8利用推進協議会の皆様からの御意見を賜れればと考えております。
 事務局からは以上でございます。
【有馬主査】  ありがとうございます。ただいまの御説明につきまして御質問、御意見等ございましたら、どなたからでも結構ですので、御発言をお願いいたします。よろしいですかね。
 それでは続きまして、高橋委員より、資料2について御説明をお願いいたします。
【高橋委員】  承知いたしました。量子科学技術研究開発機構の高橋でございます。本日の資料、NanoTerasuでは今、10本のビームラインが運用されているところですけれども、うち7本がコアリションビームライン、3本が共用ビームラインということになってございます。共用ビームラインに関しましては、2年前に量子ビーム利用推進小委員会で、計画的な増設ということについて御審議をいただきまして、現在それに基づきまして共用ビームラインの増設を進めているところでございます。まだそれは途中ですけれども、運用開始から2年が経過いたしました。その計画の制定から2年経過いたしまして、いろいろな放射光をめぐる状況の変化とかも起こってきたと認識しております。それに合わせて増設計画のほうも見直して、より時代に合ったもの、今後より役に立つものにしていきたいために、その見直しをしますと本日表明させていただくということが一つと、その見直しをすることを前提に、直近で増設するビームラインについてどのように考えているかということの御紹介になります。
 表紙をめくっていただきまして1ページ目になりますが、ここでお見せしているのが2年前の2024年5月、NanoTerasuのビームラインの計画的な増設についてということでまとめていただいた内容になります。増設するビームラインを幾つかのグループに分けて、段階を踏んで整備をしていくという内容で、うちフェーズ2というところの増設が今進行中になっております。ただ、フェーズ3、フェーズ4と、これに続くビームラインに関しましては、状況に応じて計画を最適化するということにしておりました。これに沿う形で今般見直しを行いたいということになります。
 めくっていただきまして次のページ、こちらが現状になりますけれども、今申し上げましたように4つの段階に分けて整備を進めているところ、現在、フェーズ2という、重要研究分野におけるニーズに対して世界最高水準の研究機会・測定環境を提供するということを目的とした5本のビームラインの増設を進めているところになります。うち3本が今、建設が既に決定して進んでいるところでございまして、X線回折のビームラインが2024年度から整備が始まって、2027年度からの供用を目指して進んでいるところです。昨年の補正予算で、XAFSビームライン、軟X線ビデオイメージングビームラインの2本が追加でさらに認めていただきまして整備が進んでいて、2028年、順次供用に供されるという予定で今整備が進んでいるところです。
 これらとは別に、新しい放射光利用の地平を開くため先端的放射光利用技術の開発を行うという目的で、QSTの設置者ビームラインとしてR&Dビームラインの整備も昨年認めていただきました。3本の共用ビームラインの増設と並行いたしまして、R&Dビームラインの整備も今進んでいる状況でございます。
 このようにビームライン増設は進んでいるわけですけれども、2年前から幾つか放射光をめぐる状況が変わってきたということを御紹介したいと思います。
 まず1つは国際状況ですけれども、NanoTerasuは世界で4番目の第4世代放射光施設ということで2年前に運用開始したわけですけれども、それ以降、世界的に、現在第3世代のリングの第4世代化、あるいは新規の第4世代の建設といったところが、具体的に予算がついて非常に加速してきている状況にあります。例えばSwiss Light Sourceなどは第3世代から第4世代へ変わって、今年度中に間もなく運用を開始するという状況にありますし、また中国や韓国などといった国々においても新しい第4世代の整備が進んで、実際に韓国などでは予算がついているという状況にあります。
 こういった状況を踏まえますと、段階に応じてNanoTerasuのビームラインを増やしていくといった計画を立てていたところですけれども、第4世代の強みを最大限に生かすビームラインを早急に建設しないと、こういった海外の動きに後れを取ってしまうという危機感を持っており、そういった観点からビームラインの整備を進めていくような計画に変える必要があるのではないかというのが1つの最初の点になります。
 もう一つ、次は共用ビームラインの利用というのが、昨年3月、1年程進んでまいりました。その間、課題募集が3回行われて、非常にたくさんの方に利用いただいている状況ですけれども、このページの右のほうにお示しするように、応募した件数に対して採択した件数の割合が半分をはるかに切って、ビームラインによっては5分の1ぐらいしか採択されないという、非常に厳しい状況になっております。これはつまり高輝度な軟X線に対する非常に高いニーズがある一方で研究基盤施設と考えた場合に、あまりにも利用機会が厳し過ぎるので、非常に使いにくい状況が生まれてしまっているのではないかと考えております。これを踏まえますと、ニーズが非常に高い測定手法については、ある程度役割分担を持たせつつではあるのですが、複数のビームラインを整備して、こういった多くのニーズを吸収することも考えていくべきではないかと。これが2年前、必ずしも考えられていなかった観点でしたので、これを踏まえて計画を見直す必要が出てきているのではないかというのが2つ目の点になります。
 3つ目の点といたしましては、光源戦略の変化になります。御承知のように、NanoTerasuには2つの種類の直線部、挿入光源を設置できる場所がございまして、そのうち長いほう、長直線部と呼ばれるところには、アンジュレーターと呼ばれる高輝度の放射光、準単色光を発生させる光源が設置される場所として使われております。こちらには現在でも4種類の目的に応じた特色ある光源が設置されて、実際に使われている状況にございます。
 一方で、短い短直線部と呼ばれるところに関しましては、ここは白色光を発生させるマルチポールウィグラー、多極ウィグラーを設置する場所というふうに位置づけられておりまして、ここは従来、マルチポールウィグラーを設置した白色光源を置く場所という、その一択でありました。しかしながら、この2年間に我々のほうでNanoTerasuの可能性を広げることができないかというところをいろいろ検討してまいった結果、この短直線部にもいろいろな形の光源を設置できる可能性があるということが見えてまいりました。
 この長直線部と短直線部というのは、NanoTerasuにおいて同じ数ずつ、14か所ずつございますので、短直線部を有効に活用することは非常に重要な観点になります。したがいまして、この短直線部の光源の多様性を考慮しながら、より優れたビームラインの設置も考えていくべきではないかというところが3つ目の点になります。
 4つ目が、先ほど冒頭で話しましたけれども、R&Dビームラインというものを、QSTの設置するビームラインということで整備が進んでおります。こちらでは、現状では非常に難しい放射光の利用の仕方とかを開発していって、やがては共用ビームラインのほうにもその技術を還元していくことを目的としているわけですけれども、これが幸い昨年、整備が認められましたので、ここから出てくる成果をいち早く共用ビームラインにも使っていきたいということで、この可能性ということを考慮した上で、共用ビームラインのラインナップも考えていくべきであると考えてございます。
 こういった4つの点を踏まえまして、7ページ目になりますけれども、増設計画を最適化していきたいと考えております。具体的には、フェーズ3、フェーズ4といったところを従来の中身から少し位置づけを見直したいということで、現在のフェーズ3は応用拡大共用ビームラインというふうに名づけてあったわけですけれども、新しいフェーズ3のほうでは、世界に先駆けて最高水準のビームを使った、それを十二分に活用できるビームラインの整備を進めていくということで、例えば想定されるイメージとしては、もちろんマルチポールウィグラーというのも、SPring-8の偏向磁石光源に比べると10倍強度の白色光源として使えているわけですので、そういった白色光であること、あるいは大きなビームサイズを有効に使うといったことなどのメリットを生かす目的にはどんどん使っていくようなことで考えています。ただ、それだけではなくて、極めて高いニーズへの対応であるとか、あるいは第4世代の光源を現在の技術で生かしていけるような用途、そういったところにはどんどん新しいものを取り入れて、ビームラインの整備を進めていきたいと思っております。
 フェーズ4に関しましても、先端利用共用ビームラインということで従来位置づけてあったわけですけれども、より具体的に、新型光源、あるいはR&Dビームラインで開発された先端的な光学技術などのNanoTerasuの独自技術を投入することによって、本当に今までなかったような利用ができるビームラインといったようなところをちゃんと考えていきたいということで、上に示してあるようなこれから1年間の計画で、まずはQSTの中で立ち上げるビームライン整備検討委員会での議論、それから約1年後のこちらの委員会での議論を経て工程を取りまとめていきたいというふうに考えているところです。
 一方、フェーズ2に関しましては、このように最適化されていく増設計画の方向性を踏まえながら中身をアップデートさせるということで、今検討を進めているところです。具体的に申しますと、8ページですが、昨年度来、フェーズ2のビームラインといたしまして、イメージングを行うビームラインと、TXPES、HAXPESよりはエネルギーが少し低いところ、NanoTerasuの特色を生かしたようなところということで2種類考えていたわけです。けれども、こちらのイメージングのほうに関しましては、高強度のほうの光学系を工夫いたしまして、オペランド等に使えるようなイメージングのビームラインにしていきたいということでございます。それから、HAXPESあるいはTXPESに関しましては、昨年度まではこの光源にマルチポールウィグラーを使うというビームラインで考えていたわけですけれども、ここに新しく開発される小型のAPPLE-IIアンジュレーターを用いることによって、10keVより下の領域のところでは、マルチポールウィグラーに比べると100倍程度の輝度が得られるということがシミュレーションで分かっております。こちらの光源を投入することによって、より性能の高いビームライン、輝度が高いのでハイスループットとかにもつながりますし、あるいは集光等を使うことができるので、微小領域の分析とかもできるようになってくるというふうに考えております。こういった性能を上げた上でビームラインの整備に行きたいということで、この2本について今後、直近の計画として進めていきたいと考えているところでございます。
 今日の御報告は以上になります。ありがとうございます。
【有馬主査】  ありがとうございます。ただいまの御説明につきまして御質問、御意見等ございましたら、どなたからでも結構ですので、御発言をお願いいたします。
 有馬ですけども、フェーズ2のアップデートに関しては、もう予算は措置されており、ここをこういうふうに計画変更してと、そういう意味でおっしゃっているのですよね。
【高橋委員】  いえ、まだこの2本に関して予算は通っておりません。
【有馬主査】  そうか、通っていないから。
【高橋委員】  この内容で要求をさせていただきたいと思っております。
【有馬主査】  それと、フェーズ2とフェーズ3の順序がもともと決まっていたわけですけども、そこに関してどのような考え方でやっていくのかというのはなかなか、つまりフェーズ2の残り2つを認めていただいてからフェーズ3に行くということにするのか、それとも、フェーズ3をこれから1年間で見直されるということで、その間にフェーズ2の部分に関する予算が通ればそれでいいんですけども、そうじゃない場合にそれをどうするのかと、多分その辺の考え方も少し整理というか、いろんな可能性を考えながらやっていただけるといいかなと私は思っていますけど、その辺も1年間考えていただければと思っています。
 ほかに何か御意見等ございませんでしょうか。
 矢橋委員。
【矢橋委員】  理研の矢橋です。どうもありがとうございます。
 まず最初に今後の増設計画の見直しということですけども、これは運用を実際やられて、そのフィードバックということは非常に重要だと思いますので、ぜひやっていただきたいと思います。それで、個別の話もこのNanoTerasu共用ビームライン整備検討委員会で検討されるということですので、これも非常によろしいかなと思います。
 そういう意味で、ここではあまり立ち入ったコメントはしませんが、一点、短直線部の活用で、小型のアンジュレ―タの利用は非常に良いと思う一方で、マルチポール、2極とか3極とか周期数の少ないものは、海外の施設、特にESRFなどでイメージングに使われています。頂いた資料5ページでもビームサイズの絵がありましたが、特に短直線部で――この赤線のほうですね――横、ホリゾンタルのビームサイズというのが、80ミクロンぐらいのシグマになっていると思いますが、これは、現在のSPring-8と比べてもかなり小さい値になっていて、非常に鮮明にコントラストが取れることが期待されますので、そこもぜひ検討されても良いかなと思いました。
 もう1点、8ページの下のTXPESで、これもウィグラーからアンジュレーターに変えられるというのは非常によろしいかと思います。方向性としては結構かと思います。
 最後のコメントとしまして、光源のところ、アンジュレーター、小型APPLE-IIとか極短周期アンジュレーターが開発中ということがありますが、一方で、日本の中でどういうふうに施設の間で役割分担をしていくかというのもあると思いますので、このビームラインの具体的な設置の検討と並行して、こういうコンポーネントについてもどういうふうにやっていくかというところの議論の場があるとよいかなと思いました。
 以上でございます。
【有馬主査】  ありがとうございます。そのほかの委員の方で御発言されたい方、御意見ある方、いらっしゃいませんでしょうか。
 橋田委員ですね。
【橋田委員】  東海大学の橋田です。すみません。今いろいろ世界情勢が結構厳しい状況になっていますけども、多分最初に計画されたときの予算と、これからの予算を要求されますけども、文部科学省的には計画は執行できるのかどうかというところがちょっと私、分からなくて、もう見通しは立っているのでしょうか。何か1.5倍ぐらい多分高くなっていますけども、その辺りというのは十分吸収していただける状況なのかというのが、ちょっと心配になっています。もし何か意見があれば教えていただければと思います。
【有馬主査】  もし何かございましたら。
【伊藤補佐】  ありがとうございます。新しいビームラインは概算要求がこれからなので、価格の高騰等も含め必要な経費について要求できるようにしっかり尽力したいと思っています。今、高橋委員から御紹介いただいている部分については、これからの概算要求になりますので、これから必要な経費について御相談するといったような状況でございます。
【橋田委員】  分かりました。ということは、文部科学省的には全て順調に進められる状況にはあるというか、その予算も大丈夫という感じでよろしいですか。
【伊藤補佐】  それを目指し、尽力したいと思っております。
【橋田委員】  分かりました。すみません、ありがとうございます。
【有馬主査】  そのほかの方、いかがでしょうか。
 それでは、そろそろお時間ですので、議論はこの辺りまでにしたいと思います。御説明いただいた内容のうち、特にフェーズ2に関するビームラインの増設の方向につきまして、参考資料6にあります令和6年度に取りまとめた報告書から、最新の状況に応じた更新の提案が先ほどありましたけども、これに関して皆様に異存なければ、更新された提案のとおりにQSTにおいて今後も速やかな整備を進めていただくというふうにしたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 特に異議がないというふうに思いますので、そのように進めていただければと思います。また、フェーズ3とフェーズ4のビームラインについても、本委員会で引き続き議論していければと思っております。
 続きまして、特定放射光施設ユーザー協同体、いわゆるSpRUCの田中会長より、資料3について御説明をお願いいたします。
【田中会長】  SpRUC会長を務めています田中義人です。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、まず、本日はこのような貴重な機会を頂戴いたしまして誠にありがとうございます。事前にいただきましたこの4つの課題に沿ってお話をさせていただきます。
 では、次のスライドをお願いいたします。まず1つ目の、ユーザー協同体から見た放射光の位置づけ・必要性についてですが、そもそもSpRUCの存在意義は、放射光施設があって存在するものであって、それはなくてはならないものであります。そのため、ここでは最初にSpRUCの簡単な紹介をさせていただけたらと思っております。
 SpRUCは、この下に示しました3つの特定放射光施設、SPring-8、SACLA、NanoTerasu、このユーザーで構成されています。
 次のスライドをお願いいたします。SPring-8、SACLA、NanoTerasuの利用者は自動的にユーザー登録されまして、一定期間ユーザーとして来なければ自動的に退会するというシステムになっております。現在ユーザー数は約1万5,000人登録となっております。組織としては、下に書いてありますように、執行部の下に行事委員会とか利用委員会などがありまして、それぞれ放射光利用に関わるシンポジウムや講習会をやったり、あと30から40の数の研究会における活動を行ったりしております。SpRUCは運営方針に対して、右下に示してありますように、代表機関の代表者や、そこから推薦された評議員で構成される評議員会にて助言をいただきながら進めておるような状態であります。
 では、次、お願いいたします。ここにお示ししましたのは、利用委員会の下で構成されております今年度と来年度、2年間の研究会一覧となっております。2年に一度、時代の流れに沿って研究会が更新されておりまして、今期は34件の研究会で始めることとなっております。なお、各研究会の活動報告は年度初めに、高輝度光科学研究センターさんのほうに動向等調査報告書という形で提出することで行っております。これがいわゆる今回の課題3というものに相当するのではないかと思われます。
 ここで、研究会活動の全体のバランスについてですけれども、ユーザー団体として産業利用はもちろん非常に重要で、右上に企業利用研究会というのがあります。ボリューム的には学術利用が大半を占めていることが特徴であります。純粋な産業利用については、次に多分発表される予定となっておりますでしょうか、SPring-8利用推進協議会さんのほうで主に利用されていると思います。
 次、よろしくお願いします。ここでは行事委員会の下で、主な活動として行っている昨年度の例を挙げております。上の2つはSPring-8夏の学校、秋の学校という、いわゆる放射光について啓蒙、教育を行うためのイベントであります。どちらも4日間で構成されて、前半は座学と見学、そして後半はそれぞれ実習と講習となっております。夏の学校では大学院生を対象として、実際にSPring-8の放射光を使って実習を行う一方で、秋の学校、そちらのほうでは放射光を使わない講習を行う形式を取っておりまして、学生さんに加えて社会人も対象としていることが特徴であります。
 3つ目はシンポジウムですけども、これは昨年、前回はNanoTerasuの発足に合わせて仙台で行いました。シンポジウムでは、施設との情報交換、そして利用研究成果を中心に8セッションぐらいで構成されており、若手研究を奨励するYSA、ヤングサイエンスアワードとか、その時々の話題についてのパネルディスカッションとかポスター発表が行われております。
 4つ目はBLsアップグレード検討ワークショップといいまして、特に今回のようなSPring-8-IIに向けてのビームライン更新の際にはユーザーの関心が高く、研究会と施設側の意見交換の場となっております。
 次、お願いいたします。今回は多分この丸2が特にポイントとなると思われます。すなわち、SPring-8-II運転停止期間に求められる受入体制、利用者支援の在り方についてであります。一言で放射光ユーザーといいましても、測定手法によって要望は大きく異なります。そこで、この表のように3つにカテゴライズしてみました。
 まず、1a、1bというのは、それぞれ他施設で代替可能な汎用的あるいはアドバンスな測定で、計測法としては粉末回折とかXAFS、及び顕微あるいはCTなどが対応します。ここで求められる受入れ体制・支援といたしましては、国内外の他施設での受入れを可能とする施策であり、活用可能な利用制度が求められています。例えばですけど、ユーザーから見た窓口というのは、最適な利用施設に割り振られるなどという制度は、理想的な制度の一つとも考えられています。もちろん他施設に受入れをお願いするためには、稼働時間、マシンタイムと書いてありますが、それを増やしていただきたいところではありまして、ユーザーからは、先ほどもお話ありましたけど、NanoTerasuに対する大きな期待を寄せているところであります。この件に関しましては、ちょっと申し訳ないですけど、ユーザーが当初期待したより規模が大きくなかったなというような話もありまして、でも、さっきもおっしゃっていましたけど、最近では増設いただけるという情報を基に、緊急で、例えば5月にも合同研究会が開かれる予定であります。
 次、2番目です。2番目は、他施設で代替は可能ですが、他施設での準備が必要なアドバンスな測定でありまして、試料回りの環境整備が必要な計測であります。例えばオペランド測定などがその例となります。求められる受入れ体制・支援としましては、国内外の他施設で受入れ可能とする施策で、装置移設や増設が必要となり、ユーザーだけではとてもではないですけどできるものではなくて、施設スタッフの協力が不可欠となります。ただし、米2と書いていますけども、ユーザーの意見としましては、例えばですけど、立ち上げに1年以上かかるような、そういう測定は対象外でありまして、このような測定はむしろSPring-8サイトで、来たるSPring-8-IIに向けてステーションの整備をスタッフと共に行いたいという要望のほうが強くなっている傾向があります。
 3番目です。他施設で代替不可能なアドバンスな測定でありまして、まさにSPring-8の特徴であります高エネルギーX線を利用する分野でありまして、例えば非弾性散乱などがその例となります。この場合は、例えば海外のESRF―EBSとか、あとAPS―Uですか、そういうところでの受入れを可能とする施策、例えば旅費などの予算措置について期待しているところであります。
 全体として、産業利用分野にとっては空白というのは死活問題でありまして、例えば1a、1bが強く求められます。学術利用にとっても1a、1bはとても重要ですが、中でも大学のような教育機関からの要望として、例えば博士後期課程のD3の学生さんとかにとっては特に死活問題になりますので、何か優先権が欲しいといったような意見もあります。また、運転停止期間に測定をしたいという要望ばかりではなく、いわゆるオフライン作業を行う重要な期間と認識しているユーザーもありまして、先ほど申し上げたSPring-8サイトにて、例えばSPring-8-IIに向けてステーションの整備をスタッフと共に行いたいという要望があり、この機にデータ処理方法をアップグレードしたいというような御意見が数多く見られる傾向がありますということです。 次、お願いいたします。次は4番目です。最後の項目4です。将来構想実現に向けた工程とユーザー協同体の役割ということで、これはとてもユーザーにとっても重要視している内容でございます。すなわち、アップグレードのためのブラックアウトといいますか、我々ダークタイムと言っていますけど、ダークタイム期を人材育成及び新規グループ参入の好機とみなして、明るく楽しく活動するという意味で、ちょっとキャッチーですけど、そこに書いてありますけど、明るくダークタイムを過ごす企画などに期待しているということでございます。ちょっと具体的に書いてみたのですけど、例えば建設期にはSPring-8夏の学校・秋の学校で上流を現場で学ぶというようなもので、下にイメージ図を描いてみたのですが、縦軸は下流から上流へ向けて、エンドステーションから光源になっているんですけれども、このアップグレード建設期に、SPring-8発足時より放射光利用が成熟してきて、より専門になっているというイメージを描いてみたのですけど、ユーザーも上流のほうを専門家と一緒に学んで、アップグレードされた放射光源を正しく知ろうと意味するものであります。
 次に、立ち上げ期も大事なのですけど、その立ち上げ期に、ベテランスタッフの作業に学生などの若手も参加するような企画を行って、若手と共にファーストビームを見たいというものであります。これによってアップグレードの最終段階では、例えば施設スタッフとエンドユーザーが一体となってSPring-8-IIのトップスピードでの利用に臨むといったものであります。このダークタイムでの求心力、キュッと縮んでいるところ、スタートするところですけど、とても重要だとSpRUCでは考えておりまして、施設のみならず、省庁の皆さんと一緒に一体となって、何か大きな企画とかイベントとか、潮流を起こさせることができたらなというふうな、そんな希望を持っております。
 最後に、手前みそではありますけど、SPring-8-IIに向けた取組と、兵庫県立大学の特色ある放射光利用研究の推進というものを昨年からやっておりまして、放射光研究拠点をSPring-8キャンパスにつくって、アップグレード前後で計測データの品質を比較評価するような企画を始めたので、それに関係すると思いますので御紹介したいと思います。
 次のページをお願いいたします。これが最後のスライドとなります。上の部分は単にSPring-8のキャンパス内の利用施設のところに構造解析をしたり打合せをしたりするような場所を準備したということだけですけど、間近で見るという意味で、現場を間近で見られるところをつくったということです。
 実は下の部分が面白くて、昨年12月に兵庫県立大学理学部の物性系から化学系、そして構造生物系における研究室合同で一緒に、一気に25名以上登録していただいて、構造計測アンジュレータービームラインのところで、ふだん行っている構造解析を試してもらった企画の様子です。現在のSPring-8のレベルをたたき込んでおくという企画だったのですけれども、同じ構造解析でも異分野間でその手法はかなり特徴があって、お互いとても勉強になって収穫が大きかったとことが特に評判を得ています。あと新規ユーザー研究室も3研究室ありまして、ふだんラボ装置で8時間かけて構造解析してきたものをここで計測すると1分半で終わってしまったとか、呆然と立ち尽くしている学生さんもいらっしゃって、今さらながら、放射光の威力の大きさを再認識したということもあります。あと右下にちょっと書いていますけど、例えば照射サイズも、ふだん使っているラボ装置では数百ミクロンですけど、それが数ミクロンになっているのに戸惑うユーザーもいて、さらに例えばSPring-8-IIになったらどのような反応が見られるかというのは非常に楽しみに思いました。
 最後はちょっと蛇足になりましたけれども、SpRUCからのコメントは以上になります。御清聴どうもありがとうございました。
【有馬主査】  ありがとうございました。ただいまの御説明につきまして御質問、御意見等ございましたら、どなたからでも結構ですので、御発言をお願いいたします。
 高橋委員。
【高橋委員】  QSTの高橋です。非常に楽しみなというか、いろいろな明るいダークタイムの話、ありがとうございました。
 私の質問は6ページに関して質問というかコメントですが、他施設で代替可能な測定ということで1a、1bというところに分類されていて、そこで計測手法として粉末とかCTとか挙げられておりますけれども、御存じだと思いますけれども、ここはもう少しちゃんと考えないといけないと思っていまして、というのは、NanoTerasuとSPring-8を比べると、やはり高いエネルギーのところというのはSPring-8でしかできないということがあって、そのようなところが例えばCTとか粉末回折といったところがかかってくるのではないのかなと思っています。一方で、例えばAichiSRとか、そういうほかの施設でいうと、エネルギーのところではかなりカバーしているけれども、例えば顕微とかそういったところになってくるとやはりちょっと代替はできないというような、そういうところがあるので、このようなくくりにしてしまうと、誤解というか、ミスリーディングなところもあるというふうに思うので、ここはもうちょっときちんとした議論をしないと、本当に代替できる施設がどのぐらいあるのかという議論がなかなかできていかないので、今後これからはもう少しそういうところも踏み込んだ検討をしていく必要があるのではないかなというふうに思っています。
 以上です。
【有馬主査】  ありがとうございました。田中会長はいかがでしょうか。
【田中会長】  まさにおっしゃるとおり、今日この時間を割くのは3分ぐらいだと思っていたので、ざっくりどんな傾向ですかということで、細かな分析の動向調査とか、そういうことをちゃんとJASRIさんのほうにしておりまして、ユーザーさんからも細かいことは聞いておりまして、やっぱりそのために研究会も開きながら、個々の細かい数字を挙げていきたいと思います。こうやって努力しているということをこういうところに、施設と一緒に、間をつないでいる、取り持っている努力をしているという意味でそういうカテゴライズをしながらやっているということなので、またそのうち高橋センター長とお会いすると思うのですけど、ぜひ引き続き、詰めていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
【高橋委員】  こちらこそよろしくお願いします。
【有馬主査】  よろしくお願いいたします。そのほかの皆様いかがでしょうか。
 矢橋委員。
【矢橋委員】  理研の矢橋です。どうもありがとうございます。7ページの明るいダークタイムと、非常に前向きに考えていただいてありがとうございます。これは非常に重要だと思いまして、特に若手を巻き込んで次に行くということですが、田中先生の御提案だと、どちらかというと現場寄りというように読めるのですが、むしろSPring-8-IIになると本当にデータの洪水が出てくるという状況ですので、冒頭にもありましたようにAI for Scienceもありますので、特にデータのところというのは本当に若い方が非常に活躍できるところだと思いますので、そこもしっかりやっていただいて、来るべきDay1に備えるということもぜひお願いしたいと思います。
 以上です。
【有馬主査】  ありがとうございます。そのほかいかがでしょうか。
 手が挙がっていますね。河野委員ですね。
【河野委員】  日本製鉄の河野でございます。今後、例えばSPring-8とNanoTerasuを併用したり、あるいはSPring-8が止まっている間にNanoTerasuを利用させていただくという段階で、やっぱりデータの整合性というのが非常に重要になってくると思うのですけれども、どこかの段階で何か、同じ測定をしてクロスチェックするだとか、そんな取組をしていただいて、素人でもこのデータが共有できるかというのが確信できるような何かしらの仕組みを整えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
【有馬主査】  田中会長。
【田中会長】  すみません、田中です。今のもまさにおっしゃるとおりで、我々も実はSPring-8のアップデートによって何が変わるかというのを現場で今しっかり、標準的なサンプルも含めて、今やっている試料をしっかりSPring-8で測らせていただいて、そして同じものをSPring-8-IIで測って、その差をきちんと見せたいわけです。だからやはりそういう比較したりするというのは非常に大事だと思います。そうすると変化が分かると思いますので、ぜひと思いますので、我々も興味を持っておりますので、よろしくお願いします。
【河野委員】  よろしくお願いいたします。
【有馬主査】  ありがとうございます。そのほかいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 ありがとうございます。そろそろお時間ですので、議論はこの辺りまでにしたいと思います。
 続きまして、SPring-8利用推進協議会の運営委員会、井上委員長より、資料4及び資料5について御説明をお願いいたします。
【井上運営委員長】  井上でございます。それでは、私のほうから、本日このような時間をいただきまして御説明をさせていただきたいと思っております。内容は、SPring-8のアップグレードに伴います運転停止期間が産業界に及ぼす影響とか、停止期間中の研究開発を継続するために、政府にお願いしたい具体的な措置について御説明をいたしたいと考えております。要点としては3点ございまして、停止による経済的リスク、それから2点目は、企業、産業界が求める代替手段とその支援の内容、3点目はそれに伴ってお願いしたい緊急措置というような3点の内容で御報告をさせていただきたいと思っております。今回この資料の冒頭にありますように、まず2050年の国家の科学技術からバックキャストいたしました2030年の位置づけと、そのときのSPring-8-IIの位置づけ、さらには停止期間の位置づけということをまず順に御説明させていただいて、話に入りたいというふうに考えております。
 こちらの資料が2040年から2050年の日本の科学技術・社会像ということで、そこに書かれています内閣府、経産省、文科省様等がまとめられた資料でございます。2050年は地球規模課題の解決と超高度デジタル社会の成熟が求められているということでございまして、それをバックキャストして2040年には、そこに記載の多様化・分散化・人間中心といったものが同時に進行する転換点になるというふうに考えております。その中で、先ほども文科省様から御説明のありました成長17分野につきましては、例えば左上の技術立国基盤ということでは、AI・半導体、量子、合成生物学・バイオといった分野、また、下に行きますと、国際連携と安全保障の両立に関わる分野、超スマート社会に欠かせない分野、また、持続可能社会の実現に向けたマテリアルやフードテック、資源・エネルギー・GXといった分野がございます。こうした17分野のうち約11分野につきましてはSPring-8を利用している企業様がいろんな分野で活躍されておりまして、本日のところはサンビーム共同体様をはじめまして、そこに記載いたしました各社様から後ほど、こうした成長戦略に関するプレゼンと、SPring-8停止期間中における要望事項についての御説明をしていただくということでございます。
 そうした2040年からバックキャストしていきますと、2030年におけるSPring-8-IIの位置づけということでございます。これは、そこに記載の令和6年度の量子ビーム利用推進小委員会において掲げられた内容でございまして、細かくは申し上げませんけれども、SPring-8-IIを早期に第4世代の放射光施設にアップグレードし、真ん中に囲っております、2030年には本格化する次世代半導体の量産であるとかGX社会の実現の未来の産業を先導する役目をするということが位置づけとなっております。また、下段に枠囲みいたしましたけれども、そうしたSPring-8-IIを今後有効に活用していくためには、放射光人材の育成や交流というものが不可欠でございまして、各機関が相互に連携していくということが必要になってまいります。今回運転停止期間中は1年半ほどございますけれども、今回要望させていただきます他施設を利用するということや、海外施設でしかできない放射光測定につきましても積極的にやっていくということが、こうした連携をこうした期間を有効に使えるものだというふうに考えております。
 最後に、これはもう言わずもがなでございますけれども、以前にSPring-8-IIの必要性というものにつきましては、現時点、例えば左下でいいますと、輝度が他の先行する海外の施設に比べて、最高輝度につきましては約100倍になるということでございます。
 以上が、まず冒頭の、私からのバックキャストにおける位置づけの御説明といたしました。
 それでは次に、SPring-8停止期間中の代替施設利用の企業要望について御説明させていただきます。
 今回各企業様から要望を集めさせていただきましたのは、SPring-8利用推進協議会54社及びサンビーム共同体様を含めた全企業様にアンケートと聞き込みをさせていただきまして、回答いただきました企業はそこに記載の企業様でございます。
 まず企業アンケートの総括でございますけれども、左上から順に、JASRI支援のニーズ、それから私どもが記載した以上の追加の御要望、それと設備投資に関するニーズ、それから制度設計に関するニーズというふうに、大くくりにまずまとめました。
 左上はJASRIの支援ニーズでございますけれども、やはり一番多いのは実験実施支援についての支援をお願いしたいということ、また、後に述べますけれども、分析技術としましては、やはり利用時間が非常に多いHAXPES、XAFS、イメージングに要望が集中しているということ。また、国内の代替施設では不可能な放射光分析につきましては海外施設を利用する必要があることから、そうしたもののフルサポートの要望というようなこともございました。
 下に行きます。追加ニーズでございますけれども、タンパクにつきましては当初要望を取りませんでした関係で、運転時間そのものについては延長してほしいという要望がございました。また、技術的なものにつきましては記載のような内容でございます。
 右上に行きます。設備投資のニーズでございますけれども、NanoTerasuにつきましては、HAXPESのそうしたダメージ抑制技術ですとか、今進められておりますようなQXAFS、それからオペランド環境の整備ということがございました。また、フォトンファクトリーにつきましては、ユーザーサポート体制の強化というようなことでございます。
 下に行きます。制度につきまして、申請窓口につきましては、多くの放射光施設にまたがるので、一括窓口としてJASRIに窓口をしていただきたいというような希望がございました。HAXPES、XAFSについては代替確保が最大の課題ということで、非常に利用時間が多いということが背景にございます。また、一部のHAXPESにつきましては成果専有利用を考えていただきたいということでございました。また、SACLAも現在、一部の代替の分析については可能ということで、こうしたことにつきましてはセミナーや研修会で広く発信していきたいというふうに考えております。
 それでは、具体的にアンケートのデータに基づいて御説明いたします。これはビームラインの国内・海外に関する要望でございまして、右側の棒グラフは、停止します2027年下期10月から、2029年度の下期までを半期ごとに、希望するマシンタイムを集計した棒グラフということになっております。もちろん棒グラフの一番長いものが一番希望が多いということでございまして、それを4番目ぐらいまで適当に書き出したものでございますけれども、一番多い利用の希望はNanoTerasuのHAXPESでございまして、年間平均しますと850時間、コアリションメンバーからの利用ということの推定――私の推定でございますけど、それが年間250時間ぐらいでございまして、残り600時間ぐらいが成果専有利用制度の導入によって利用したいというような要望がございました。JASRIの支援につきましても、これまでどおり行ってほしいということでございます。2番目がフォトンファクトリー様のイメージング、3番目が、これは高エネルギー部分につきましては国内ではできないので、ドイツのPETRA IIIのP22のビームラインを使いたいということで、年間約500時間弱ということでございます。それから4番目はフォトンファクトリーのXAFSでございまして、これも年間約500時間未満ということでございますけれども、そうしたものも含め、順に示しましたのがそのグラフになっております。
 それを逆に、分析法別の希望、マシンタイムに集計し直しただけのものでございますけれども、圧倒的に希望されるマシンタイムが多いのがXAFSでございます。2番目がHAXPES、3番目がイメージングということでございまして、ここに記載のような時間ということで、XAFSにつきましては約2年半で4,700時間ぐらいはというのが、先ほど対象とした企業様からの要望の集計値ということになっております。
 次に参ります。ここからはJASRI、個々にユーザー様が希望されるアンケートの内容を表でまとめたものになっております。まずJASRIの支援に対する要望ということでまとめました。上段は、国内のNanoTerasu、フォトンファクトリー、あいち、佐賀のビームライン、それから海外は候補としてESRF、PETRA IIIについてどのような支援が要望されているかということを、企業名は伏せておりますけれども、こうした種類、かなりの数の企業様からの要望があったというものでございます。
 一番多いのは、横に丸印で示しておりますけれども、事前相談、利用に関する申請の支援、それから、右から2番目の実験実施支援、現地で支援してほしいというような内容が要望としては非常に多いということでございました。特に下の海外施設のESRFやPETRA IIIにつきましては、放射光施設で測定したデータを解析するというところまでの支援も要望されている方が、ここに記載したアンケートに回答された全社でございまして、そうした要望もございました。これはESRFとPETRA IIIの海外施設の調査につきましては、SPring-8の利用推進協議会で昨年度、視察団をつくりまして、実際に調査してまいりました。ESRFについては6社、それからPETRA IIIについては1社でございますけれども、現地に行って、どのようなビームラインがあって、本当にそれが代替として使えるかということの調査をされました。結果として、ESRFにつきましては数社の方が、今年度は測定とか試験測定に参るというようなことで話を伺っております。
 JASRIの支援に申請窓口の一本化に対する要望を簡単にまとめたものでございます。いろいろな代替施設を使う上で、やはりJASRIがこれまでどおり利用推進部のほうで、課題の申請窓口を一本化してほしいということの要望が11社ということでございました。赤文字で書いておりますが、JASRIが各施設のSPring-8枠を事前に確保して、それをJASRIが窓口としてSPring-8のユーザーへ割り振るような仕組みを構築してほしいという意見がございました。また一方で、7社につきましては、下段でございますけれども、いろいろやることが、手続が煩雑になるなら、個々の放射光施設とやりますよというようなお話もございましたけれども、下の赤字で示しましたように、各施設の数の分だけ利用制度はありまして、それぞれの施設にそれぞれの成果専有や非成果や随時利用とか、いろんなものの掛け算で出てきます。結果として恐らく予想されるのは、各企業様なり担当の方が、ここの申請ってどうするのというようなお問合せが結果的にJASRIに出てくると、窓口は一本化していないけれどもずっと相談を受けることが常態化するのではないかという懸念もございまして、結果的にそういうことが起こるのであれば窓口一本化のほうがいいのかなというふうには個人的には思っております。
 次に参ります。これからここには、各企業様にアンケートを取りました各施設に対する設備投資や制度に関する要望ということをまとめました。全ては御説明いたしませんけれども、7ページ目に記しておりますのはNanoTerasuのコアリションビームラインに対する要望ということで出てきた内容でございます。既に対応進行中のものもあると聞き及んでおりますけれども、こうした内容のものも整理しております。また、今コアリションメンバーでない方と思われますけれども、成果専有利用制度をこの期間だけでも導入してほしいというような御要望も出たということでございます。
 次のページがフォトンファクトリーの設備投資に対する要望でございます。フォトンファクトリー様のほうは既に成果専有利用制度というものがありますので、アンケートで答えていただきました産業界の方々からは、そうした要望というよりは、実際にはフォトンファクトリー様のビームラインで測定する上での必要ないろんな検出器ですとか測定機器の整備ということと、JASRIの研究員・職員の測定サポートの希望が多いという結果でございました。また先ほど、不足する、希望する運転マシン時間が、XAFSが非常に多いということもございまして、フォトンファクトリー様にはやはりXAFSの5本のビームラインについて御要望があったということで、こうしたビームラインでカバーしたいというような御要望でございました。
 次に参ります。次は海外放射光施設利用に関する要望でございます。先ほど触れましたけれども、上段のフランスのESRFにつきましては、1社様がイメージングについて御要望されておりますけれども、SPring-8推進協議会と6社の方で現地訪問した際には、非常に使いやすいそのほかの分析法もございまして、数社が標準サンプルとか試験測定を開始するということで、個々にESRFと交渉して始まるというように伺っております。また、下段のPETRA IIIでございますけれども、これはESRFでは不十分なHAXPESのP22のビームラインを使いたいということの御希望でございます。これは国内にあるHAXPESではできない高エネルギー範囲のHAXPESの利用を希望されているということで、こうしたものにつきましてもJASRIの支援等が欲しいというようなことの御要望がございました。
 最後にタンパクでございます。タンパクにつきましては、アンケートの段階では、PXの測定は国際的にも標準化されているということと、キャパシティーは相当あるということで特に取りませんでしたけれども、そこに示しております数社の方々から、PFでのPXの測定についてはさらに運転時間の延長を御要望されるとか、そういった内容がいろいろ記されておりまして、やはりPXにつきましてもいろんな支援の要望が出ているという状況でございます。
 重複いたしますけれども、NanoTerasuとフォトンファクトリーにつきましてのビームラインごとの測定技術の要望を簡単に整理したものです。下の文字で記しておりますのは、先ほどの表で示しましたような測定に関する整備、成果専有制度の適用、それから測定の自動化といったような、そうした要望を列挙したものでございますけれども、上段はNanoTerasuの先ほどのHAXPESやXAFS、またイメージングといった希望の高いものについての利用時間の要望を、NanoTerasuについてのみ集計した内容となっております。
 次のページ、フォトンファクトリー様への要望ということで、同じような集計をしたものでございます。一番多いのはBL14Cのイメージング、それ以外は全てXAFSが、非常に今要望が多く出ているということと、実際にはそれだけのビームシフトを割り当てるとなった場合に、測定するための研究員であるとか技術員の不足が考えられますので、JASRIの職員の測定サポートを希望されているということでございました。
 以上の内容を簡単にまとめさせていただきます。国内の施設代替利用の課題ということでは、まず上段に、一言で言いますと、XAFSが最も希望時間が多く、現時点でも非常にXAFSの需要が高いということで、もうマシンタイムそのものが、大型のSPring-8が停止するということで、大幅にマシンタイムが不足するということで、これを他の候補施設の中で利用できるようにしていきたいということが希望でございます。また、粉末回折につきましては、自動化等の設備の改造や測定能率の向上が必要ということで、一部の測定機器に対する設備投資も必要であろうということでございます。
 一方で下の段は、国内ではやはりできないということで、先ほども高橋センター長とかが御報告されていましたけれども、技術的に対応困難な高エネルギー分野というのは依然として残ります。そうしたものにつきましては圧倒的に、イメージングであるとかHAXPESというものについては、イメージングは約80%、HAXPESもマシンタイムが不足ということで、上のイメージングにつきましては、そこに示しましたようなESRFの3本のビームライン、HAXPESにつきましてはPETRA IIIのP22のビームライン、こうしたものが候補になるというわけで、こうしたものを代替利用として考えていきたいということでございます。
 最後にもう一度、企業ニーズに直結した即時対応案としてまとめさせていただいたのがこのページです。JASRIを中心として、ワンストップ窓口の暫定的運用ができるような制度をお願いしたいということでございます。また、主要といいますか、非常に需要の高いビームや分析法、HAXPES、XAFS、イメージングに対しましては、優先的にマシンタイムを国内のほかの施設や海外についても利用できるようなマンパワー、いわゆる人件費であるとか物件費等々の融通を確保していただきたいということでございます。また、特にESRFは、既に第4世代放射光の施設となっております。これを代替利用していくということは、すなわちSPring-8-IIを早期に立ち上げて運用するための技術的検討としては非常に重要なことで、SPring-8-IIもビームが出たからすっと測れるねということでもなく、実際には既に停止期間中でもESRFを使いながら、ビームの扱い方であるとか、今既に測っているSPring-8と第4世代放射光を使った場合の、そういう標準サンプルでの扱い方というものの予行演習といいますか、そういうことも必須だろうというふうに考えております。
 3点目は、同じことの繰り返しになりますけど、いろんなビームライン整備のための投資の補助に早期着手・実行をお願いしたいということを考えております。
 以上が私のほうで、SPring-8利用推進協議会を通じて産業界からいただいた要望をまとめた内容でございまして、この後、先ほど申し上げました戦略17分野のうち11分野に関係しております企業様から順にプレゼンいただくという予定にしております。
 一旦ここで。
【有馬主査】  そうですね。ここからの議事を非公開といたしますので、まずSpRUCの皆様はここで御退出となります。それからユーチューブの設定変更を事務局はお願いいたします。
 
議事概要:
SPring-8利用推進協議会からのご発表および意見交換を行った。

―― 了 ――
 

お問合せ先

科学技術・学術政策局 参事官(研究環境担当)付

(科学技術・学術政策局 参事官(研究環境担当)付)