令和7年10月15日(水曜日)10時00分~12時00分
文部科学省内16階1会議室及びオンラインのハイブリッド形式
有馬主査、梅垣委員、川北委員、久米委員、高橋委員、高村委員、田中委員、橋田委員、古川委員、矢橋委員、山重委員
(事務局)科学技術・学術政策局 参事官(研究環境担当) 馬場大輔、 参事官補佐 伊藤有佳子
高輝度光科学研究センター 理事長 中川敦史、J-PARCセンター センター長 小林隆
今回の議事については、科学技術・学術審議会研究開発基盤部会量子ビーム施設利用推進委員会運営規則第5条に基づき、議題2であるNanoTerasuの中間評価は非公開とした。
【有馬主査】 それでは、定刻になりましたので、ただいまから第5回量子ビーム施設利用推進委員会を開催いたします。本日は、お忙しい中、御出席いただきありがとうございます。
まずは事務局から、事務連絡、参加者、定足数の確認等、よろしくお願いします。
【伊藤補佐】 承知いたしました。まず、参加者の皆様の確認をさせていただきます。本日はオンラインとのハイブリッド形式で会議を開催しており、全14名中11名の委員の皆様に御出席をいただいております。対面による御参加が7名、オンラインでの御参加が4名となっております。事務局からは馬場と伊藤が参加させていただいております。
本日の委員会の議題のうち、議題1「量子ビーム施設の最近の取組について」は、会議公開の原則に基づき、報道関係者、一般傍聴者によるユーチューブでの傍聴を認めておりますので、御了承ください。議題2「NanoTerasuの中間評価について」は、量子ビーム施設利用推進委員会運営規則第5条第3項に基づきまして、非公開とし、出席の委員のみで議事を進めていただきたく、議題1が終わりましたらユーチューブの配信を終了いたします。
また、本日の議題1に関連いたしまして、高輝度光科学研究センターの中川理事長と、J-PARCセンターの小林センター長に御参加をいただいております。
続きまして、配付資料の確認をさせていただきます。
議事次第にございますとおり、配付資料は資料1-1から資料2-2、参考資料は2-1から2-11を配付しておりますので、御確認ください。御不明点や不備などございましたら、いつでも事務局まで御連絡いただければと思います。
以上でございます。
【有馬主査】 ありがとうございました。議事に移ります。
議題1「量子ビーム施設の最近の取組について」です。本議題では、まず事務局から趣旨説明をいただいた後、SPring-8及びSACLA、さらにJ-PARCから最近の取組を御紹介いただき、最後に質疑応答の時間を設けたいと思っております。
それでは、事務局より説明をよろしくお願いします。
【伊藤補佐】 承知いたしました。まずは資料1-1を御覧ください。
こちらにつきましては、初回の量子ビーム施設利用推進委員会において御議論いただいたものでございますけれども、今期の主な検討事項といたしまして、NanoTerasuの中間評価に加えて、量子ビーム施設の推進方策及び第12期に実施しましたSPring-8/SACLA、J-PARCの中間評価のフォローアップといったものが入っています。スケジュールのところにもありますが、今回は第5回ということで、量子ビーム施設の推進方策ですとか中間評価のフォローアップといった部分について、最新の進捗状況を皆様から御発表いただき、御質問等いただくという回にしたいと思っております。
資料1-2を御覧ください。最近の政府側の動向でございますけれども、10月8日に「『科学の再興』に関する有識者会議」というものがございました。こちらの会議につきましては、来年度から始まる第7期科学技術・イノベーション基本計画の検討に向けまして、科学の再興を行っていくためにということで、有識者会議で議論をいただいているものになってございます。
おめくりいただきまして、ページ1でございますけれども、こちらの赤枠で囲ってあるとおり、時代に即した研究環境の構築という流れの中で、科学研究のための基盤の刷新、研究施設・設備、研究資金の改革といったことで、参事官(研究環境担当)付から説明いたしまして、有識者の先生から御意見等を頂戴しているという状況になってございます。
説明資料を簡単に、かいつまんで御紹介させていただきますけれども、こちらが今の「科学の再興」に向けた主な検討事項の一覧という形になっておりまして、2ページ目以降には研究基盤に関する現状について御説明をしております。3ページ目には研究開発費で施設や設備をどのくらい買っているのか、それがどれくらい老朽化しているのかということですとか、次のページには技術職員が減ってきている現状でといったようなことについて触れております。また、その次のページには、研究設備・機器というのが多くを海外に依存しているという状況に加えまして、その次のページでございますけれども、特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律におきまして、特に重要な施設というのは特定先端大型研究施設と位置づけて、施設の整備・高度化や、産学官の研究者等による共用を促進している中で、例えばNanoTerasuにつきましても、我が国初の第4世代放射光施設ですが、いまだ10本しかビームラインを整備できていないなど、こういった施設につきましても諸外国において高度化が進められていて、国際的にも競争が激化しているという状況も御紹介しているところになってございます。
7ページ目になりますけれども、科学研究のための基盤の刷新という中で、我が国の研究力の強化のためにはといったことで、研究者が研究に専念できる時間の確保、研究パフォーマンスを最大限にする研究費の在り方、研究環境の改善のための総合的な政策の強化が求められるという文脈の中で、例えばコアファシリティといったところが不十分なのではないかといったところですとか、近年、AI for Scienceが急速に進展することに対して、高品質な研究データを創出・活用するために、全国の研究者の皆様の研究設備等へのアクセスの確保、計測・分析等の基盤技術の維持といったことが重要ということを課題として述べさせていただいております。
次のページには同様のことが学術会議からも提言されているという状況を御紹介した上で、9ページ目になりますけれども、科学研究のための基盤の刷新において、第7期科学技術・イノベーション基本計画期間中に、我が国の研究基盤を刷新して、魅力的な研究環境を実現するためには、技術職員やURA等の人材を含めたコアファシリティを戦略的に整備すること。あわせて、研究活動を支える研究設備等の海外依存ですとか開発・導入の遅れといったことが指摘される中、先端的な研究設備・機器の整備・利活用・高度化・開発を推進するということ。また、特定先端大型研究施設ですとか大学共同利用機関における取組など、大型研究施設も継続的に高度化し、日本全体の研究力について底上げを図るといったような中で、下に述べている1から5までの取組を進める必要があるのではないかといったことを発表させていただきました。
特に11ページ目でございますけれども、第6期科学技術・イノベーション基本計画でも、人材、資金、環境の三位一体改革が必要とされているところです。世界水準の魅力的な研究環境を実現するためには、人材ですとか資金といったような取組と連携しつつ、研究環境というところも刷新をしていく必要があると。一番上が組織改革ということで、今もガイドライン等に基づいて大学等が研究環境を整備しているところですし、様々な関連施策と連携しながら、オレンジのところですけれども、研究の創造性・効率性の最大化のための先端研究基盤の刷新が必要なのではないかということで発表させていただきました。
次のページでございますけれども、やはり研究基盤を刷新するためには、研究大学等におけるコアファシリティの戦略的な整備と、また、下の2番にございますけれども、先行する分野ごとの取組のさらなる強化といったところで、ARIMやBINDSなどのネットワークに加えまして、共用が進んでいる大学共同利用機関ですとか、また、一番右側ですけれども、特定先端大型研究施設といったようなものも、これが網目のように日本全体をカバーして研究基盤を刷新していく必要があるのではないかといった形でまとめさせていただいていたところでございます。
最後、14ページ目でございますけれども、もちろん今までも共用法施設といったものは幅広い研究者の皆様に使っていただくことで、研究力を強化してきたというところでもありますが、国全体として様々な取組を網目のように張り巡らせることで、日本全体として底上げしていく必要があるのではないかといったようなことで、今、有識者の皆様から意見交換等をさせていただいているという状況にございます。
まだこの会議は続いておりまして、今、提言についてさらに議論を深めているという状況になっておりますので、また随時御報告等させていただければと思います。
事務局からは以上でございます。
【有馬主査】 ありがとうございます。それでは、早速ですが、各施設からの報告に移ります。
先日、ノーベル化学賞を受賞された京都大学の北川進先生は、SPring-8及びJ-PARC MLFを活用されていましたので、矢橋委員及び川北委員より、御受賞理由の研究と施設との関わりについて御説明をお願いいたします。
【矢橋委員】 それでは、理化学研究所、矢橋から、まず御報告いたします。
まず初めに、このたびの北川進先生のノーベル化学賞の受賞に当たりまして、SPring-8から改めてお慶び申し上げます。
次のページをお願いします。受賞の対象となりましたMOF、いわゆるメタルオーガニックフレームワークですが、この開発につきましては報道等もございましたので、皆様よく御存じだと思いますので、ここではごく簡単に、北川先生とSPring-8との関わりについて御紹介したいと思います。
北川先生は、理研の放射光科学研究センターに、長年にわたって、チームリーダー及び客員主管研究員として在籍されました。そして、SPring-8の高輝度X線、高輝度放射光を存分に御利用されてきました。その中で、多様なMOFに対しまして吸着・脱離のメカニズムを分子レベルで次々と解明され、それを基にさらに新たなデザインを生み出されてこられました。次のページに代表的な例を掲載してありますので、また御覧ください。
最後になりますが、改めまして、SPring-8施設の一員としまして、先生の一連の研究にお役に立てたということを非常にうれしく思いますし、さらに今後の様々なアップグレードによりまして、量産の実装の方面を含めて一段と貢献できるということを楽しみにしております。改めまして、お慶び申し上げます。
【有馬主査】 ありがとうございます。
続けて川北委員より、お願いいたします。
【川北委員】 J-PARCセンターからも、北川進京都大学特別教授のノーベル化学賞受賞に関してお慶び申し上げたいと思います。
北川先生とのMLFにおける研究というのは、理研、SPring-8ほどたくさんはないですが、1件、こういうMOFを利用したプロトン伝導パス、燃料電池材料に使えるようなプロトン伝導パスの形成に関する論文というのが出ております。J-PARCは2008年からスタートしているので、ちょうど北川先生がMOFを発見された時期とは少し重ならないようなところがありまして、下に示しました中性子を用いた研究、これは東大物性研の中性子施設の益田先生が北川先生と研究された成果ですが、これはJRR-3のほうで実施されております。その後、益田先生は、その研究をMLF、J-PARCのほうに持ち込んできておられますが、こういう形で、北川先生発でいろんなものの研究が発展していっているという姿になると思います。
このたびは本当におめでとうございます。
【有馬主査】 ありがとうございます。御質問等は後ほど時間を設けますので、そのときにお願いいたします。
続きまして、SPring-8/SACLA中間評価フォローアップに移ります。矢橋委員より御説明をお願いいたします。
【矢橋委員】 それでは、資料に基づきまして、昨年度に実施されましたSPring-8/SACLA中間評価のフォローアップといたしまして、特に本日はSPring-8-IIの整備に向けたプロジェクトの進捗状況並びにビームラインの再編を中心に御報告したいと思います。
次のページをお願いします。このページでは、SPring-8-II整備に向けた、一昨年度から昨年度にかけた取組の概要を示してあります。文部科学省をはじめとする関係各位の御尽力を得まして、昨年12月には、2028年度までの総額499億円のプロジェクトとして整備の開始が決定されております。
次、お願いします。それで、このページが現在の進捗状況をまとめたものですが、まず一番上のところですが、加速器コンポーネント、特に大物の磁石であったり真空といったコンポーネントがございますが、それに関する大量生産に関する大型の契約が順調に進んでおりまして、製作も開始されているという状況でございます。一方で、今のSPring-8の加速器の運転は2027年の夏まで、今から約2年弱となりますが、その裏でこの量産を進めておいた上で、2027年夏から運転を停止し、いわゆるダークタイムという期間に入ります。ここのダークタイムの期間の当初では、まず、既存の加速器をほぼ全て撤去した上で、つくりためておいた新たな加速器をインストールし、2029年の初め、2028年度末をめどに、いわゆるビームコミッショニングという、これは加速器とビームラインとございますが、ここで調整運転を始めまして、2029年度中には共用運転を開始する予定となっております。それで、NanoTerasuのときもそうでしたが、運転当初は、いわゆる蓄積電流定格値、今度は200mAということになりますが、ここに満たない可能性がありますが、なるべく早期の運用開始を優先させるという方針で進めてございます。
次のページをお願いします。これはダークタイムのトンネル内の作業の工程表のドラフト、これは映しているものだけでございますが、かなりビジー、雰囲気だけを見ていただくということで、トンネル内の工程表はこんな感じで、非常に詰まった形で、まだ粗いものですが、これが精緻化されていくということでございます。
次のページをお願いします。ダークタイムの期間を可能な限り短縮するために、先ほどのページもございましたが、トンネル内の作業というのを最小限にとどめる、すなわち、できる限り事前の段取りをしっかりしておくということが非常に重要になります。その一番重要なこととしまして、加速器コンポーネントは、更地であればトンネルの中で組み立てたりするわけですが、今回の場合は、共通の架台上の精密な組み上げは、あらかじめ、磁場調整等も含めて済ませておきまして、トンネル内の作業としましては、架台と架台の相互の精密アライメントのみを基本的には行うと。このために、スペースも要るわけですが、SPring-8構内の様々な既存建屋を活用するとともに、新たな建屋、これは今、中尺実験棟の脇に中尺実験棟2という建屋を造っておりますが、これが今年度中に竣工予定となりまして、ここも活用するということになります。ちなみに、この建屋は、加速器整備が終わった後は、新たな中尺ビームラインの実験ホールとして活用を計画しております。
次、お願いします。このように、SPring-8-IIに向けた加速器整備、着々と進んでおりますが、ビームラインについても再編を進めているところでございます。それで、これは昨年度までの中間評価でも御紹介いたしましたように、このためにはSPring-8ローカルのみならず、日本全体のポートフォリオ、特にNanoTerasuが利用を開始しましたので、SPring-8としては特に高エネルギー領域、硬X線領域の強化が求められているという状況でございます。これを念頭に置きまして、2018年より再編の議論を開始しておりました。ここでは全体を三つのカテゴリー、一番上から、自動計測や解析をする、いわゆるプロダクションビームラインと呼んでおりますが、これが一つ。それから、さらに複雑なオペランド計測等を実施するエクスペリメンタルビームライン、さらに、最先端の技術を開発するR&Dビームラインと、この三つに分けまして議論を行ってきたところでございます。
一方で、SPring-8は、ある意味でマチュアな施設になっておりまして、新設の施設と異なりほぼビームラインのポートが埋まっておりますので、そういう中でいかに再編を進めていくかというのがいろいろ工夫が必要でして、その一つのやり方としまして、例えば大規模な改修というところに当たりましては、理研ビームラインで整備を進めておいて、そこが完了したら共用ビームラインとして運用すると。その整備の手前としてR&Dも、このカテゴリー三つ目にありました別のビームラインで進めておくということでうまく好循環を図っていくというところを目指して、改修期間によらず共用ユーザーのアクティビティーを維持するということを計画しておりました。
次のページをお願いします。こういう方針に基づきまして、直近、来年度に計画している整理・統合・強化の例を御紹介いたしますと、まず上側、丸1としまして、特に先ほど申し上げた高エネルギー領域のX線の利用に関しまして、これは非常に重要でございますが、まずBL05XUという、理研のR&Dのビームラインですが、ここで様々なR&Dを実施しました。内容としては二つございまして、一つ目は、光学系のR&Dと書いておりますが、従来より100倍明るい100keVのX線、これはブロードバンドにすることでこういうことが得られるわけですが、これを供給する技術、主に光学系の技術になりますが、そのR&Dをやり、技術を確立したというのがございます。もう一方で、ここのビームラインのオープンスペースを使いまして、幾つかの重要な利用手法、例えば高速CTであったり、結晶方位顕微鏡、それから高圧下の極限環境下のPDF計測装置といった様々なアプリケーションのテストを行ってきまして、これらが非常に有用であるということを実証してきました。この知見や成果を基に、数年前よりBL15XUという別の実験ビームライン、これはもともとNIMSの専用施設だったのが理研ビームラインに転用されたといういきさつがございますが、ここで高エネルギーのビームラインの整備を開始いたしまして、現在立ち上げを行ってございまして、来年度中に共用ビームラインとして運用を開始する予定としております。
一方で、丸2のほうですが、赤外のBL43IRというビームラインがございますが、これがSPring-8-IIのアップグレードに伴いまして、加速器の真空パイプのアパーチャーが小さくなって赤外光が取り出せなくなるという根本的な問題がございまして、これが運用できなくなるということを見越して、来年度に運用を停止する予定としております。さらにこの先のビームラインの再編がいろいろございますが、ここについてもユーザーコミュニティーとも密に連携を取りながらプランニングを進めているところでございますが、また時期が来次第、この場でも改めて御報告したいと思います。
最後、お願いします。最後のスライドですが、加速器ビームラインのアップグレードは、今御報告したように順調に進んでございますが、今後の検討事項としまして、ダークタイム中におけるSPring-8のユーザーの研究の継続性ができるだけ損なわれないよう、国内外の放射光施設との連携を現在図っているところでございます。また、当該期間、SACLAは運転してございますので、ここの利用機会も可能な限り拡大したいと考えております。
以上でございます。
【有馬主査】 ありがとうございます。
続けて、JASRIの中川理事長より、SPring-8/SACLAの利用促進業務について御説明をお願いいたします。
【中川理事長】 よろしくお願いいたします。SPring-8/SACLAの利用促進業務に関する報告ということで、次のスライドをお願いいたします。
幾つかイベントがあるんですけど、まず一番大きなものとしましては、特定放射光施設シンポジウムというのを行っております。これはこれまでSPring-8シンポジウムという名前で行われていたものの継続で、今回、SPring-8のユーザー協同体であるSPRUCと、それからNanoTerasuユーザー共同体が合流してできた特定放射光施設ユーザー協同体、略称はSpRUCになっております。
今回は東北大学で行いました。特にこの中でいろんな議論、発表及びパネルディスカッション等が行われたんですけれども、やはりSPring-8のいわゆるダークタイムの不安とか不便とかいうところの期待、どう代替していくかということの期待といったものが示されております。また、ユーザーのSPring-8-IIへの移行に向けた活動の必要性等を、こちらJASRIとしては認識した機会になっております。参加者としましては428名ですけれども、これはオンラインと現地開催という両方のいいところ、対面でのディスカッションと、多くの方に聞いていただくという、そういう形のハイブリッドとなっております。
次のスライドをお願いいたします。この直前になるんですけれども、SPring-8産業利用報告会というのも行っております。こちらは主に産業利用を推進するということで行っている報告会になりますけれども、こちらは対面のみの参加形態になっております。これに関しましては特に現地での緊密なディスカッションが重要だろうということで、このような形にしております。また、今回から、若手研究者の参加促進あるいは活性化ということで、若手の方のポスター発表を対象にしたヤングアワードというのを設定しております。また、馬場参事官にも御参加いただきまして、「SPring-8の成果最大化に向けて」というタイトルで、国の施策方針、あるいはSPring-8の意義、あるいはSPring-8-IIへの高度化計画と、それから研究基盤の刷新についての御講演をいただいております。
次のスライドをお願いいたします。SPring-8では、特に若手の人材育成を目的としたSPring-8夏の学校及び秋の学校というのを行っております。名前のとおり、夏の学校というのは7月の初め、これはリングがまだ動いている期間に行って、光を使った実験を行って、若い方、特に大学院の修士課程、博士前期課程の方を中心とした若い方に経験していただいて、ドクターに進んでいただくとか、あるいは研究者として育っていただくということを目的として開いております。また、秋の学校に関しましては、こちらはもう少し若い方、あるいは企業の方を対象として、これはなぜかといいますと、9月の頭に行っているんですけれども、こちらは放射光が動いていないときで、逆に動いていないというところを生かして、ビームラインで実際に作業しながら、光だけは出てないんですけれども実習を行いながらということで、いずれも4日間、2日間の講義と、それから2日間の実習という形で行っておりまして、夏の学校が大体80から90名ぐらい、秋の学校が5、60名といった形で開催しております。
次のスライドをお願いいたします。その他ですけれども、昨年度になりますけれども、先ほど矢橋さんのほうからも話がありましたような、ユーザーからの意見を集めるような特定放射光施設BLsアップグレード検討ワークショップというのがここ何年か繰り返されておりますけれども、こちらが行われております。また、今週の金曜日になりますけれども、大型実験施設、J-PARC、SPring-8、SACLA、あとNanoTerasu、それからスーパーコンピューターの連携利用のシンポジウムというのが行われる予定になっております。
以上です。
【有馬主査】 ありがとうございます。
続けて、J-PARCが、国際研究インフラに関する高級実務者会議、GSOといいますが、これに参加されたということですので、J-PARCの小林センター長より御説明をお願いいたします。
【小林センター長】 それでは、資料1-7です。1ページめくっていただいて2ページ目ですけれども、まず、GSOというのは、今御紹介ありましたけども、Group of Senior Officials on global Research Infrastructuresということで、国際研究インフラに関する担当省庁の高級実務者会議ということになっておりまして、2008年にG7の科学技術担当大臣で設置が決定され、参加国は現在、韓国が認められて16か国ということになっていまして、第1回が2011年で、目的としては、研究機関の情報交換、国際協力促進の必要性について認識されたということで、国際共同利用の促進や重複投資の回避などについて情報交換を行うオープンな場ということで、法的な拘束力はない場であります。各国の研究インフラに関する実務者の会合ということをやって、以下のような項目について議論されたと。
次の3ページ目ですけども、今回第17回目になるんですけども、カナダのトライアンフで9月の18、19日と2日間で開かれまして、参加国・機関が、右にありますように12か国というか、OECD入れて12ですけれども、全体30で、3分の1ぐらいが各施設国の施設紹介のための研究者として参加しております。
次のページをお願いします。これが今回のアジェンダですけれども、3ポツ目にケーススタディーで、世界のネクストジェネレーションリサーチのインフラストラクチャーの紹介ということで、カナダ、ジャーマニー、サウスコリア、中国、日本のJ-PARCということで紹介されました。そのほかアジェンダが、Day 1の4、5、それから右のDay 2で、いろんなことが議論されました。
その各国の施設の紹介のところを少し抜粋して、5ページ、6ページ目にまとめてあります。TRIUMFに関しては、サイクロトロンが年間3,000時間運転されていて、希少同位体実験施設の整備が進んでいるということです。中国に関しては放射光、それから核破砕中性子源が設置・運用中であると。それから、安定高磁場実験施設の紹介もありました。
次のページをお願いします。韓国に関しては、陽子加速器施設KOMAC、それから原子炉HANAROの紹介がありました。詳細は割愛します。それから、韓国の新しい放射光施設の紹介、建設が2024年に始まったという紹介で、2030年運転開始予定ということです。
次のページをお願いします。次以降、私のJ-PARCに関する紹介というスライドなので、これは詳しく説明しませんが、飛んでいただいて、9ページ目、これが1枚だけ今回作ったというか、高級実務者会議ということで、J-PARCに関する運営に関する紹介を1枚だけ入れております。特徴、J-PARCのユニークな点として、科学技術の予算と学術の予算で運営されているということを紹介しました。それ以降はJ-PARCの紹介なので、ざっくり飛ばさせていただいて、主に将来に関するどういう計画があるかというところを紹介したということで、15ページ目はMLFの将来ということで、MLF doubleと称して、現在の施設をしゃぶり尽くして、それから将来、セカンドターゲットステーションの実現に向けていきたいと。それから、16ページ、17ページは素粒子、原子核について、それから18ページがニュートリノの現状と将来、ハイパーカミオカンデとのT2K実験についての紹介です。それからハドロン実験施設の拡張計画について1枚入れました。
ということで、21ページ、これが私のプレゼンのサマリーで、最後のページ、まとめのページが会議自体のまとめですけども、会議のミニッツは次回までにということで、会議の最後にチェアが口頭で幾つかポイントを述べられたので、それを聞き取ってここに書いていますけども、今後は研究インフラエコシステムに関して議論をしていきたいということでした。次回は2026年、来年の11月30日、ローマということは決まっています。
以上になります。
【有馬主査】 ありがとうございます。ただいままでいろいろ御説明いただきましたが、これらにつきまして御質問、御意見ございましたら、どなたからでも結構ですので、御発言をお願いいたします。
いろんな話がありましたけれども、まずちょっと、つまらないというか、事実関係です。小林センター長の話で、韓国の4GeVが2030となっていて、資料1-2の文科省の説明のときと1年ずれていますが、これは。
【小林センター長】 2030というふうに書いてあった。
【有馬主査】 なるほど。だから少し遅れたということですね。
【小林センター長】 はい。
【有馬主査】 分かりました。
【矢橋委員】 補足させていただきます。
【有馬主査】 はい。矢橋委員。
【矢橋委員】 韓国の計画はいろいろ、特に建設工事のところで、手続のところがいろいろ変わったということで少し遅れたということを聞いております。現在のスケジュールもあくまでも暫定ということを伺っています。
【有馬主査】 ありがとうございます。それでは、何かございませんでしょうか。
私ばかりですみませんが、有馬より、SPring-8-IIに向けて、赤外のことはお伺いしましたが、SPring-8-IIの課題、現在の課題の中で蛍光ホログラフィーというのが持込み課題でかなり多いわけですけども、これはSPring-8-IIに行っても持込みでやるという感じなのか、それともある程度そこを固定させるのか、その辺のお考えはいかがですか。
【矢橋委員】 今のところ持込みということで検討しております。蛍光X線ホログラフィーに限らず、様々な新規装置、これはユーザー側で主に開拓されているということですが、もちろん状況を見まして、ある程度定置の装置にするということは随時検討していきたいと思います。
【有馬主査】 なるほど。
それからあとSACLAの利用促進業務で、SPring-8は非常に活発にやられていて、一方、SACLAって、もちろんすごく専門性が高くなっちゃうので、難しいと思うんですけど、SACLAの利用促進業務はどんな感じで今やられているんですか。
【矢橋委員】 じゃあ私から。
【有馬主査】 矢橋委員。
【矢橋委員】 先に前振りさせていただきますと、SACLAのほうも、この間の9月のシンポジウムでも一緒に紹介させていただきましたし、確かに有馬先生言われるように、少し取っつきにくい、これは我が国に限らずというか、世界的に若干難しいようなイメージがあるわけですが、実際きちんと装置等整備しまして使えるようにするということが非常に重要で、そこに向けた取組はずっと行ってきております。ただ一方で、やはり特に産業界の方々、まだハードルが高いという声もございますので、特にSPring-8のダークタイムの期間に御利用いただけたらということがありますので、今そこに向けた幾つか取組を計画しておりますので、また御報告したいと思います。
【有馬主査】 ありがとうございます。
【中川理事長】 いわゆるユーザーズミーティングというのは毎年やっておりまして、そこを中心に、やっぱりハードルが高い点はなかなか難しいかなと思っています。今、矢橋さんおっしゃったように、ダークタイムに向けての、特にこちらがSPring-8の代わりにはならないというか、それを使っていただくことで、また次の展開につながっていくのかなと。やっぱり最初の取っかかりというのが、どうしても数がビームラインも少ないですし、ちょっと障壁が高いんですけれども、1回クリアすると、使えるんじゃないかというほうに行けるのではないかというふうに考えております。積極的やっていきたいと思います。
【有馬主査】 突然すみませんでした。ほかに何か。高橋委員。
【高橋委員】 QSTの高橋です。同じSPring-8のところなんですけれども、3ページ目のプロジェクトの進捗状況と今後の予定ということに関しまして、SPring-8のシャットダウン期間が、私の情報が古いのかも分かりませんけれども、1年間、ダークタイム1年間というふうに伺っていたと記憶しています。この資料だと2027年夏期、夏に止めてから、28年度末までコミッショニングを行い、共用開始が29年度中というような書き方になっているので、少し後ろに開始がずれているように見えるんですけれども、これはこちらのスケジュールで決まりというふうに考えてよろしいんでしょうか。
【矢橋委員】 まず27年、近いところのほうがより精度が当然高くなっておりますので、今量産を始めたところですが、このペースでいきまして、27年の、恐らく7月末もしくは8月の頭まで運転をして、そこから停止に入るというところは確度が高いと考えております。それで、基本的には28年の年末ぐらいまでオフラインの立ち上げというのをやりまして、29年の年初、ここもなるべく早くやりたいと思っているんですけども、ここからコミッショニングを、ビームを使った立ち上げを始めると。それで、29年度中の共用運転開始という、これも少し先になりますので、まだいつからというのは確たることは申し上げられませんが、気持ちとしてはなるべく早く、年度の早めにということを考えています。そういう意味で、1年のシャットダウンというのが、完全に止まっている時期というのが、コミッショニングを除くと1年とちょっとということなので、特に当初から遅れているということはございません。
【高橋委員】 ありがとうございます。
【有馬主査】 ありがとうございます。ほかに何かございませんでしょうか。田中委員。
【田中委員】 九州大学、田中でございます。SPring-8-IIについて教えていただきたいんですが、SPring-8からSPring-8-IIに変わると、いろんなスペックが変わってくるかと思うんですけれども、コアなユーザーは全く問題ないと思うんですけども、先ほどお話に出た、例えば企業のユーザーさんですとか、ちょっと使っているだけの方々というのは非常に迷うんじゃないかなというところと、今まで使えていた方々が使えなくなるというケースもあろうかと思うんですが、その方々の橋渡しというのは、ソフトなお助けというか、必要になってくるかと思うんですが、そこら辺というのはどのように整備されるんですか。
【矢橋委員】 ありがとうございます。まず基本的には、今使えているファンクションは維持されて、さらに外側が膨らむというイメージでいますが、ただ例外はございまして、先ほど申し上げた赤外であったり、あと軟X線の幾つかについては、やはりNanoTerasuのほうが最適化されておりますので、一部そちらに移っていただくというところがございます。したがって、そこは他施設との連携も含めてしっかりやっていくと。一方で、SPring-8-IIになったときの本当の能力を使い尽くすところというのは、当初、実は全て100%そこに置き換わるわけではなくて、一定の割合でそこはやるわけですが、むしろ既存のものについては、単に効率がよくなるとか使い勝手がよくなるとか、そういうところで進めますので、基本的には産業の方も全く問題なくお使いいただけると。さらに、新しくなるケイパビリティのところについても、例えば先ほども申し上げた高エネルギーのCTであったりラミノグラフィーであったり、そういったところについては非常に産業向けにも相性がよろしいので、今まで使ってきた、ある意味でプラットフォームなんだけども、光がすごくてデータがすごいみたいな、そういったところをなるべく早く体験いただけるようにいろいろな整備を進めたいと思っております。
【田中委員】 ありがとうございます。
【有馬主査】 よろしいですかね。古川委員。
【古川委員】 今、関連しているんですけれども、そのダークタイムのあたりは、課題採択自体は続けていくような感じですか。ユーザー視点で質問です。
【有馬主査】 中川理事長から。
【中川理事長】 そこは今検討して、もちろんSPring-8は使えなくはなるんですけど、そこを今どうにか、ほかの施設も含めてどうするかという議論をしているところで、ちょっと今の段階で何か明確なお答えはできないんですけれども、とにかく今いるユーザーの方に、できるだけスムーズにダークタイムを乗り切って次に進めるというのは我々の一番の課題だと考えております。
特に今、問題に上がってきているのが企業ユーザーの方で、アカデミックの方はある意味、外国へ行ったりとか、もちろんいろいろなところへ行けるんですけども、やはり企業の方というのは、セキュリティの問題とかいろんなこともあって、外国ともいろいろ今やり取りはしているんですけれども、いろんなオプションを用意しながら、できるだけ迷惑をかけないような形態を取りたいということで進めさせていただいているところになります。すみません、ちょっと奥歯に物の挟まったような言い方になりますけれども、そのように考えております。
【古川委員】 ありがとうございます。
【有馬主査】 いろいろと検討していただいているということなので、これからも情報が新しくなったら、またお伝えいただければと思います。
【中川理事長】 逐次またユーザーの方に伝えていくような形でいきたいと思います。
【有馬主査】 川北委員。
【川北委員】 1点、全然違うジェネラルな話をさせていただいていいですか。科学の再興の話で、割と技術者が足りていないというような話がすごいフォーカスされていて、何となく読み方によると外部資金を使って人を雇いなさいと書いてあるようにも見える中で、科学の再興の有識者会議、私、傍聴もさせていただいた中で、大型施設は比較的技術者が多いみたいな議論があったというところなんですが、実際J-PARCなんかは、実はほぼ受託の人材派遣に頼っているというところがあって、パーマネントの技術者がどんどん、なかなかやっぱり雇えていないというようなところで、実際、継続、サステーナブルにやっていく、あるいはどんどん開発していくというような段階にあって技術者をどうやって雇っていくかというのは非常に重要、大型施設でも非常に重要になっているということをちょっと指摘しておきたいと思います。
【有馬主査】 ありがとうございます。実は先ほどの特定放射光施設のシンポジウムでもそれに関連した議題がちょっとあったんですけども、必ずしも全体を派遣にするとか、全体を内部で抱える、そういう選択ではなくて、やっぱり時限的な仕事がある場合もあるし、長期にわたる仕事もあるので、それぞれができるようにということと、やっぱり各施設の御判断にもよるんでしょうけども、ある程度うまく資金をやりくりして、今まで受託で行っている分の資金がある程度続くことを見越すというか計画して、施設側で長期の技術者の雇用側に充てるということも必要だと思いますので、その辺は今日、センター長もいらしているので、いろいろと御相談されながら。
【川北委員】 そうですね、技術屋にいろいろランクがあるということも考えてということは重要だと。
【有馬主査】 そうですね。多分なかなか難しい御判断だと思いますけど、こちらとしては期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
そのほか何かございませんでしょうか。よろしいですかね。
【馬場参事官】 コメントよろしいでしょうか。
【有馬主査】 はい。馬場参事官。
【馬場参事官】 今の技術者の話は、ノーベル賞の北川先生も同じようなことをおっしゃってはいて、研究支援者、技術支援者、そういったところについてしっかり整えていくことが研究者、若手のためにも大事だというようなお話もありました。持続的な仕組みというのを国としても、しっかり機関と連携しながら取り組んでいくことが重要かなと思いました。
あと、前の話になるんですけど、先ほどのSPring-8-IIに向けた停止期間の話については、先ほどユーザー目線でも産業界目線でも、懸念というか不安というか、疑問が多々この前のイベントでもあったところだと思いますので、ぜひこの委員会のほうでもまた議論した上で、しっかりとコミュニティー含めて発信していくことが重要かなと思いましたので、引き続き議論させていただければと思います。私自身も、量子ビームの関係であれば、ほかの機関、例えばあしたもKEKのPFなどもちょっと見に行こうかなと思っております。いずれにせよ、先ほどお話あったとおり、日本全体のポートフォリオをどう考えるか、こういった機会にしっかりと検討していくのは大事かなと思いますので、引き続き、恐らく量子ビーム、いわゆる放射光に限らず、ほかのビーム含めて、またほかの検討含めてどうしていくかということを考えるきっかけにしていきたいというふうに思いますまので、どうぞよろしくお願いいたします。
二つ目のコメントというか、これは御質問になるかもしれないですが、先ほどJASRIさんからも説明あって、私もいろんなイベントに出させていただいて、コミュニティーの方々と議論する機会になったと思うんですけど、御紹介なかった中で、先週行われたNanoTerasuのコアリションビームラインの共用利用説明会、ちょうど専用ビームラインの共用供出なども始まって、公募も始まっているタイミングでもありますので、もしよろしければ中川理事長か、どちらか分からないですけど、補足いただければと思います。よろしくお願いいたします。
【中川理事長】 申し訳ありません。10月8日に東京で、コアリションビームラインの共用利用という形での開始が来年の4月から始まるため、今、11月の十何日が締切りとして公募を行っているところになっております。大体全体の30%ぐらいが共用に出されるということで、QST、それからPhoSICと協力しながら進めているところになります。
【馬場参事官】 ありがとうございます。多分ホームページにも載っているし、公表、公開されているとは思うんですけど、どのぐらいのニーズがあるのか、実際どの程度の申請があるのか、これからだと思いますけど、周知というのが多分重要かなと思いましたので御質問させていただきました。ありがとうございます。
【中川理事長】 参考までに、参加者というか、参加していただいた方ですけれども、これはハイブリッドで行ったんですけれども、現地が30名ぐらいだったと思います。それからオンラインを含めると300人が聞いていただいたということで、かなりいろいろなところから。また、その場でも質問がありましたし、別途質問いただいていますので、それに対してまた回答をこちらで準備して公開する予定になっております。
【馬場参事官】 ありがとうございました。
【有馬主査】 ありがとうございます。その他何かございませんでしょうか。よろしいでしょうか。
ありがとうございました。それでは、議論はこの辺りまでにしたいと思います。
それでは、ここからの議事は非公開といたします。中川理事長と小林センター長におかれましては、こちらで御退出ということになります。どうもありがとうございました。
議題2. NanoTerasuの中間評価について(非公開)
「NanoTerasuの中間評価」について、今までの量子ビーム施設利用推進委員会での報告及び議論を取りまとめた資料2-1、資料2-2を確認した。今後の修正については主査一任とすることで承認された。
―― 了 ―
科学技術・学術政策局 参事官(研究環境担当)付