資料2 計画案の検討に当たっての留意点について

資料2
科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会
量子科学技術委員会
量子ビーム利用推進小委員会(第8回)
平成29年5月29日


 中間的整理やこれまでの小委員会での議論を踏まえ、国の主体候補が高輝度放射光源に係る計画案の検討を行うに当たっての留意点について、以下のような観点があるのではないか。

○中間的整理における関係記述
・世界レベルの先端性(エミッタンス1 nm・rad前後)と安定性(実効性能での定常的運転)を両立し、かつ、コンパクトな3GeV級放射光源(周長325~425m程度)の利用環境の早期整備が求められる。
・本格的な産学連携を促すための柔軟な利用体系及び体制の構築が重要である。
・産・学・施設が協同して新光源を活用した解析手法を開発・整備し、常時更新していくことが、持続的なイノベーション創出のために重要である。
・財源負担を含め、言わば官民地域パートナーシップにより推進することが、プロジェクトの実現や成功にとって重要である。

○これまでの小委員会での議論を踏まえた観点
・安定的な運転時間の確保
・整備段階において、加速器技術者等の人材がオールジャパンで結集すること
・放射光施設を通じたオープンイノベーションや産業利用等が推進されること
・運用段階において、分散型の施設間アライアンス形成やユーザーフレンドリーな利用環境構築への貢献


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