資料5 高輝度放射光源に係る地域からのヒアリングについて

資料5
科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会
量子科学技術委員会
量子ビーム利用推進小委員会(第6回)
平成29年4月11日


高輝度放射光源に係る地域からのヒアリングについて


  次世代放射光施設については、2月に量子ビーム利用推進小委員会で中間的整理。「今後、更に調査検討を進める際、具体的な施設計画や地域構想がある地域からいずれかの段階でヒアリングを行うことがあり得る。」とされていることを踏まえ、ヒアリング項目としてどのようなものが考えられるか。

○中間的整理における関係記述

<施設計画関係>

4.求められる性能等の技術的事項
 ● 世界レベルの先端性(エミッタンス1 nm・rad前後)と安定性(実効性能での定常的運転)を両立し、かつ、コンパクトな3GeV級放射光源(周長325~425m程度)の実現が可能である。

5.考慮すべき事項
(産業利用促進の観点)
 ● 本格的な産学連携を促すための柔軟な利用体系及び体制の構築が重要である
(官民地域連携の観点)
 ● 産・学・施設が協同して新光源を活用した解析手法を開発・整備し、常時更新していくことが、持続的なイノベーション創出のために重要である。


<地域構想関係>

5.考慮すべき事項
(官民地域連携の観点)
 ● 軟X線向け高輝度放射光源は広範な分野の研究機関及び産業の利用が見込まれ、来訪者数の増、産業の発展や雇用の創出等により、地域の産業及び経済活性化にも貢献するものと考えられる。
 ● Aichi-SRでも地域の産学行政が一体となって計画を推進したことにより、高い産業利用割合で施設運営することに成功しており、官民地域が連携して取り組むという観点が重要である。
 ● 産・学・施設が協同して新光源を活用した解析手法を開発・整備し、常時更新していくことが、持続的なイノベーション創出のために重要である。(再掲)

6.終わりに
 ● 財源負担を含め、言わば官民地域パートナーシップにより推進することが、プロジェクトの実現や成功にとって重要である。

お問合せ先

文部科学省 科学技術・学術政策局 研究開発基盤課 量子研究推進室

(文部科学省 科学技術・学術政策局 研究開発基盤課 量子研究推進室)