令和7年8月4日(月曜日)13時00分~15時00分
文部科学省会議室(※Web開催)
【菅野主査】 定刻になりましたので、ただいまより第13期ナノテクノロジー・材料科学技術委員会の第2回を開催いたします。委員の皆様におかれましては、御多忙のところ御出席いただき誠にありがとうございます。
本日は、文部科学省会議室及びオンラインでのハイブリッド開催となります。
それでは、事務局より、委員の出欠及び本日の会議の流れを説明をお願いいたします。
【伊藤補佐】 ありがとうございます。文部科学省研究振興局ナノテクノロジー・物質材料担当参事官付の伊藤と申します。本日はどうぞよろしくお願いします。
それでは、出欠確認を行わせていただきます。本日は、関谷委員、南谷委員が御欠席と伺っております。
また、7月15日に局長の淵上と参事官の服部が新たに着任いたしましたので、御挨拶申し上げます。それでは、淵上局長からよろしくお願いいたします。
【淵上局長】 失礼いたします。本日はお忙しい中、御出席をいただきまして、誠にありがとうございます。文部科学省研究振興局長の淵上と申します。前任の塩見局長の後任として7月に着任をいたしました。開催に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
本委員会が担当いたしますナノテクノロジー・材料科学技術は、広範な社会課題の解決に資する基盤技術であり、我が国が強みを有する分野でございます。前回の委員会以降、政府では、本分野の国家戦略であるマテリアル革新力強化戦略を6月に改定をしたところであり、今後、産学の皆様とともに、関係部署が一丸となって本分野の発展に努めてまいります。
本日は令和8年度の概算要求の方向性につきまして、御説明を差し上げる予定でございますが、文科省としましては、マテリアル戦略の改定を踏まえまして、我が国の主要なマテリアルデータ基盤であるマテリアルDXプラットフォームをさらに発展させるとともに、複合化する社会経済課題の解決に資する革新的なマテリアルの創出に向けた基礎・基盤研究を強力に進めてまいります。
委員の先生方には、引き続き本分野の研究開発の進め方などにつきまして、様々な御意見、御助言をいただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
【服部参事官】 引き続きまして、私、7月15日付で宅間の後任で参事官に拝命いたしました服部と申します。よろしくお願いいたします。
直前は内閣府でムーンショットの担当をしておりました。私はずっと科学技術イノベーション政策を担当し続けておりまして、特に昨今、日本もいよいよ人口減少社会が本格化しているようなところでございますので、そういった中でマテリアルという基盤の産業をどのように支えていくのかといったことの逆スケールといいますか、そのようなことを考えていきたいと考えています。その中で皆さんの知恵をいただきながら、打てる手をしっかり考えてまいりたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
【伊藤補佐】 淵上局長、服部参事官、ありがとうございました。
続きまして、配付資料の確認でございます。本日の配付資料は議事次第に記載のとおりでございますけれども、不足等ございましたら事務局までお申しつけください。
次に、会議の進め方です。本日、オンラインの参加者におかれましては、雑音防止の観点から、御自身の御発言時以外はマイクをミュートにしていただき、ビデオはオンにしていただくよう、お願いいたします。また、御発言を希望される場合には挙手ボタンにて御発言の意思を御表明ください。
次に、会議の流れです。本日は議題1としまして、「ナノテクノロジー・材料科学技術委員会令和7年度研究評価計画の改訂について」、議題2といたしまして、「ナノテクノロジー・材料科学技術分野研究開発プランの改訂について」、議題3といたしまして、「令和8年度概算要求の方向性について」、事務局より御説明いたします。
なお、議題3につきましては、概算要求に関わる内容となりますので、本委員会運営規則第5条第3号の定めにより、非公開とさせていただきたく御提案申し上げます。
【菅野主査】 事務局の提案のとおり、議題3は非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。御異議ないようですので、そのようにさせていただきます。
それでは、議題1、ナノテクノロジー・材料科学技術委員会令和7年度研究評価計画の改訂についてに入ります。まず、事務局より資料1の説明をお願いいたします。
【伊藤補佐】 ありがとうございます。資料1を御覧ください。
ナノテクノロジー・材料科学技術委員会令和7年度研究評価計画でございますが、こちらは前回5月28日の委員会で作成したところですが、その後6月13日に、このナノ材委員会の親会である研究計画・評価分科会において、この評価計画の基となる評価の基準が改訂されましたので、それを受けての改訂ということになります。
変更点としましては、かなり細かいところとしましては、この12期というところが13期というようにタイトルが変更になりましたというところと、今お示ししている改訂案というよりは、その基となる評価基準の中ですが、事前評価の対象となる新規課題のうち、翌年度の要求額が10億円以上となるものについては、ロジックモデルを含めることとこれまでされておりました。このたびの改訂では、このロジックモデルが作成公表を求められている場合はという条件付きのものになったということでございます。
今回、我々のこの研究評価計画の改訂としましては、中身としては改訂はございません。説明は以上になります。
【菅野主査】 ありがとうございました。それでは、ただいまの御説明について御意見、御質問ありましたら、お願いいたします。よろしいでしょうか。
それでは、令和7年度研究評価計画は、資料のとおり改訂したいと思います。
続きまして、議題2です。ナノテクノロジー・材料科学技術分野研究開発プランの改訂についてに移ります。まず、事務局より資料2の説明をお願いいたします。
【伊藤補佐】 ありがとうございます。資料2を御覧ください。
研究開発プランの改訂についてです。まず、1ポツがこのプランを推進するに当たっての大目標でして、こちらは文科省のほうで作成している政策目標に基づいて内容を設定しております。
それから、2ポツ目です。基本的には、こちらの特に概要につきましても、文科省の政策評価に基づいて内容を設定しているものです。その下にある上位施策、こちらについて、科学技術・イノベーション基本計画ですとか、マテリアル革新力強化戦略など、関係する政府文書を記載している箇所です。今回は、マテリアル革新力強化戦略が今年の6月4日に改定されましたので、そちらに沿って更新をさせていただきました。
それから、その次のページに行ってください。2ページ目です。このページに実際我々の施策を線表で整理してございます。変更点としましては、丸で囲っている2027年度のところです。このARIMの中間評価のタイミングというのを、もともと2026年度に予定していたのですが、それを1年、2027年度へ後ろ倒しにしましたす。
こちらはARIMの機能強化として、半導体基盤プラットフォームというものを2025年度、本年度から構築しておりまして、ARIMと一体的に評価を行うことを考えますと、プラットフォームの開始2年目に当たる2026年度よりは、3年目に当たる2027年度に評価を実施したほうが効果的だろうということを考えまして、2027年度に中間評価のタイミングを設定させていただきました。
研究開発プラン変更につきまして、事務局の説明は以上になります。
【菅野主査】 ありがとうございました。それでは、ただいまの説明内容について、御意見、御質問がありましたら挙手をお願いいたします。いかがでしょうか。ウェブで参加されている委員の先生方いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
では、本プラン案については、8月18日に開催予定の研究計画・評価分科会において、ナノテクノロジー・材料科学技術委員会として報告させていただきます。どうもありがとうございました。
それでは、議題3です。令和8年度概算要求の方向性についてに移ります。本議題以降は非公開の議題となりますので、傍聴者の皆様におかれましては、御退席をよろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。
(傍聴者退室)
非公開議題
(傍聴者入室)
【伊藤補佐】 皆様方、本日、御議論ありがとうございました。
事務局より御連絡いたします。次回のナノテクノロジー・材料科学技術委員会について、こちらの日程等につきましては追って御連絡させていただければと思います。
また、本日の議事録につきましては、事務局にて案を作成いたしまして、その後、委員の皆様にお諮りします。最後、主査に御確認いただいた後に、非公開部分を除いてホームページで公開することとしております。また、資料につきましても、議題1、2のみホームページで公開させていただく予定です。
【菅野主査】 ありがとうございました。
それでは、本日のナノテクノロジー・材料科学技術委員会はこれで閉会させていただきます。どうもありがとうございました。